小学生の子どもを持つ親御さんのなかには、子どもをプログラミングスクールに通わせたいと考える親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
2017年にソニー生命保険が発表した「中高生男子の将来の夢ランキング」では「ITエンジニア・プログラマ」が第1位となりました。
また、文部科学省が発表した「学習指導要領」で、2020年から小学校の授業でプログラミングが必修化されることが決まり、早い時期からのプログラミング学習に意欲的な親御さんも増えています。
「でもプログラミングスクールって本当に必要?」
「小学生からプログラミングスクールに通わせるのは早すぎでは?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そこでこの記事では、小学生からプログラミングスクールに通わせることのメリットをご紹介します。
プログラミングスクールには独学では味わえないメリットがあります
1. 早いうちからプログラミングの基礎を体系的に学習することができる
「プログラミングスクールに通わなくても、今はプログラミング学習のテキストもたくさんあるし、インターネットで調べることもできる」そうお考えの親御さんもいらっしゃることでしょう。
しかし、プログラミングを独学で学ぶというのは難しいものです。書店に行けば、初心者向けのプログラミングのテキストはありますが、たくさんのテキストからどれを選べばいいのかわからないことがあります。
また、初心者向けといっても、まったく知識や経験がない状態だとテキストで学んでもわからないことは出てきます。
「わからないことはインターネットで検索すればいい」と思われるかもしれませんが、インターネット上の膨大な情報の中から正しいものを選び取るというのもなかなか難しいものです。
ときにはあやふやな情報に振り回されたり、間違った情報を鵜呑みにしてしまったりすることもあるかもしれません。何が正しくて、何が間違っているのか、小学生のお子さんが判断するのは困難でしょう。
プログラミングスクールであれば、大多数の場合、講師が教えてくれるので、まったくの初心者であってもプログラミングの基礎から順序立てて学習を進めることができます。途中でわからないことがあれば、その場で講師に質問できるというメリットもあります。
2. プログラミングに必要な機材が用意されていることが多い
プログラミングを始めるには、PCが必要です。PCに、プログラミングのためのソフトをインストールすることではじめてプログラミングができるようになります。
しかし、最近ではスマホやタブレットは持っているけれどPCは持っていないというご家庭が増えています。「子どものプログラミング学習のためだけにPCを買うのはちょっと、、、」とお考えの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
また、PCは持っているけれどソフトのインストールをうまくできる自信がないという親御さんもいるかもしれません。
プログラミングスクールであれば、プログラミングに必要なPCやソフトをすべてそろえてくれているので、一から自前でそろえるという手間が省けます。ただし、PCを各自で用意しなくてはいけないスクールもあるので、そこはよく確認しましょう。
スクールによっては、プログラミングでLEDを点滅させたり、小さなロボットを動かしたりという授業を行っているところもあります。LEDやロボットなど、ご家庭で調達するのが難しい機材を使うことができるのもプログラミングスクールの面白いところです。
3. 同じスクールに通う友だちと切磋琢磨できる
プログラミングスクールでは、自分でプログラムを作るだけでなく、同じスクールの友だち同士でお互いのプログラミングの成果を発表する場を持つこともできます。
その中で、友だちが工夫したところ、苦労したところを知ることで、自分だけでは得られなかった気づきや発想を得ることがあります。
また、自分が難しい、うまくできなかったと思うところを発表することで、同じ悩みを持つ友だちと一緒に考えたり、うまく解決した友だちから教えてもらったりすることもできます。
同じスクールの友だち同士、教え合ったり競い合ったりすることで成長できるのがプログラミングスクールのよいところです。
おわりに
お子さんをプログラミングスクールに通わせるとなると、月謝や送り迎えの手間などを考え、ためらってしまう親御さんもいらっしゃると思います。また、わざわざスクールに通わなくても、独学でも充分じゃないかとお考えの親御さんもいるかもしれません。
でも、プログラミングスクールにはひとりで学習するだけでは得られないメリットがたくさんあります。子どものプログラミング学習の需要が上がってきている昨今、子ども向けのプログラミングスクールも多種多様になりました。お子さんにぴったりのプログラミングスクールを選んで楽しくプログラミングを学びましょう。