「コエテコ」ママランチ会 Vol.4 〜わが子をエンジニアにさせたいですか?〜

「コエテコ」ママランチ会 Vol.4 〜わが子をエンジニアにさせたいですか?〜
2020年に小学校で必修化するプログラミング。論理的思考力や創造性、コミュニケーション能力の育成を目的とするものですが、まだまだ「よく分からない」「どうすればよいのか不安」という声が多いのが現状です。

そこで「コエテコ」編集部はママさん達とのランチ会を開催!

前回は中学受験との関わりを語っていただき「ママ達はずっと先の進路まで考えた上で習い事を決定している!」という事実が明らかに。

オンライン受講は自由に学べる一方、管理をするため、ママ達の時間がかえって取られてしまう……という心配の声もありました。

最終回は「プログラミング」「エンジニア」に対するイメージを赤裸々トーク。教室運営者や講師からは「もくもくとやるイメージが強くて……」「オタク、という偏見もあります」と聞きますが、実際のママ達はどう感じているのか?

今回のランチ会では、わずかなイメージの変化がみられました。

ママ達のプロフィール


空田さん:
11歳(小5)の女の子。習い事は週3+土曜の塾。なかなか時間が取れないため他の習い事は小4でストップ。


陸川さん:
8歳(小2)の女の子。習い事は、ピアノ、バレエ、絵画教室。


海野さん:
陸川さんと同じく8歳(小2)の女の子。習い事は英会話、チア、そろばん。
下にきょうだい(幼稚園・女の子)がいる。


「学校教育でどこまでやるの?」誰もわかってないのかも……


編集部:そもそも、皆さんのイメージをお聞きしてみたいのですが、プログラミングってどう思います?ラフな質問で申し訳ないんですが。

空田:実際、学校ではどれくらいまでやるんですか?

陸川:専門じゃない先生でも教えられるのかな。
   
空田:学校でどの程度までやるのかによって、習い事をするまでかどうか判断するっていうのはありますよね。「習ってないとついていけない」とかだと対策しなきゃいけないし。それって(学校教育として)よくないですけど。

陸川:うちの小学校は、体育は体育で専門の先生が来るし、図工は図工の先生が来るんです。プログラミングもそうなるのかなあとは思います。先生の負担も軽くなっていいですよね。

編集部:担任の先生が教えるわけじゃないんですね。教科の専門の先生が来てくれるんだ。

陸川:うちの小学校は研究授業の対象になるくらいの学校なんです。でも、そんな学校にいてもプログラミングで何をやるのか全然わかんないですね。

「女の子が行きづらい」イメージは今はない


編集部:今回来ていただいた皆さんは全員、女の子ママですが、プログラミング教室に女の子が行きづらい、というイメージはありますか?

陸川:ないですね。体験授業も、行ってみたら半分くらいは女の子だったし。
ただ、指導者に女性がいるといいかも知れないですね。体験で行ったところはいかにもエンジニア、という男性だったんです。アルバイトの方も理系の学生さんが多かったので。


編集部:いかにもエンジニア(笑)。ぶっちゃけ、教室取材に行くと「エンジニアに対してマイナスイメージがある人もいて……」という話を聞きますが、皆さんはどうですか?

海野:昔はそういうイメージがあったかもしれないですね。「何をやってるのか分からない」とか。でも今はパソコンの時代だから。

陸川:賢そうでいいよね。なんでも知ってそう。まあ、自分が比較的その業界を知ってるから(プラスのイメージなの)かもしれないけど。

海野:いろんな業界があるけど、どこでも必要な存在っていう認識かな。

ただ、子どもに習わせるなら、プログラミングだけじゃなくてコミュニケーション力も育てて欲しい。お客さんが何を求めているのか、間にクッション役を置かなくても自分でコミュニケーションが取れるような。


陸川:そこまでできたら素敵ですよね。

やっぱり「一人でもくもくとやる」イメージ


海野:この間、はとこの子がプログラミングの大会に出たんですよ。ちょっとだけ動画を見せてもらったんですけど、チームのみんなでワーッと喜んでいるのを見ると「仲間っていいな」と思いました。

たとえばチアなんかでも、ただ体を動かすんじゃなくて「あいさつができる」「周りの子とチームワークをとる」みたいな能力を培うところに目的があるんです。

プログラミングってどうしても一人でやるイメージがあるんですけど、ただスキルを得るだけじゃなくて、その裏にある能力を身につけてほしいっていうか。


空田:一人でもくもくとやって、周りとは一切会話しない、みたいな子になるのはちょっとね。コミュニケーションは大事だと思うので。

海野:仲間と一緒に作り上げる楽しみは知って欲しいですよね。

陸川:私の場合、会社にそういう(もくもくとしている)人がいっぱいいるので、それでも大丈夫なんだって思いますけどね(笑)。まあ、ちっちゃいときからもくもくとしすぎるのは良くないのかもしれないけど。

編集部:最近のプログラミング教室はプレゼンを授業に取り入れるところも多いですよ。作ったものを発表したりとか。プレゼンはやっぱり魅力的ですか?

陸川:プレゼンをやってくれるのはいいですね。

空田:いいですよね。これからはプレゼン力が大事になってくるから、慣れるためにもやってもらいたい。

わが子をエンジニアにさせたい?


編集部:では最後に質問なのですが、わが子をエンジニアにさせたい、というイメージはありますか?

陸川:うちは是非、なってほしいですね。一人っ子なせいもあるのかもしれないんですけど、じっと考えることが好きなので。

朝礼ではローテーションで短いトークをするんですけど、開発部の人が一番面白い話をしてくれるんです。社内で一番本を読んでいるのはエンジニアなのかなーって。

プログラミングで、段階立てて考える力をつけてほしいと思うし、仕事がずっとありそう、食いっぱぐれなさそうというイメージもあります。


海野:パソコンで自分の思ったことを表現しやすいんじゃないかなと思いますよね。人と違うことができるんじゃないか、とか。

空田:うちの子はほんと文系って感じなので、あんまり想像つかないかな……。どうしても理系っていうイメージしかないので、うちの子には合わないんじゃないかな。

海野:うちの子は工作が好きだから、いったんやったらはまりそう。

空田:でも、私たちから見たプログラミングと、子ども達から見るプログラミングではきっとイメージが違うんでしょうね。私たちはゼロからって感じだけど、いまどきの子は周りに環境があるわけだから。

陸川:「未来の子どもを見てる」って感じがします。自分の子なんですけどね。

まとめ


教室取材に伺ってみると「まだまだエンジニアに対するマイナスイメージはあって……」と悩んでおられる教室運営者・講師の方もいらっしゃいます。ところが今回のランチ会では、「賢そう」「どんな業界でも必要」と肯定的なイメージが。

時代が進むにつれ、ITスキルが「特殊な人のもの」ではなく「必須」に変わってきたのかもしれません。

とはいえ、やはり子どものうちから「もくもくと作業をしすぎるのも心配」というのがママの本音。プレゼンやコミュニケーションを取れるカリキュラムは魅力的なようです。

わが子ながら、未来の子どもを見ているような感覚。それが今のママ達なのかもしれません。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
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