駐車場完備で送迎ラクラク!ヤマダ電機のプログラミング教室
将棋教室や囲碁教室など、さまざまなカルチャースクールを運営しているヤマダ電機。家電量販店ならではの便利な立地や駐車場設備は、保護者目線から見ても嬉しいポイントですよね。
今回は、そんなヤマダ電機のロボットプログラミング体験授業をレポートします。


(右)株式会社ヤマダ電機 柴田恵理子(しばた・えりこ)さん
(左)株式会社ヤマダ電機 LABI 1 高崎 インストラクター 小島美由貴(こじま・みゆき)さん
「なんか、カメラが気になるわ〜!」
和気あいあいとした取材でした
無料体験授業の様子をレポート!
5組の親子がロボットプログラミングに挑戦
今回、取材に伺ったのはロボットプログラミング教室の無料体験授業。5人のお子さんと保護者が教室スペースに集まりました。
取材に伺ったのは群馬のLABI1 LIFE SELECT 高崎。広々とした店内の一角が教室スペースとなっている。隣は将棋教室。

ご自身も3人のママだという、講師の小島さん。今回の参加者は男の子オンリーだったが、女の子の参加もあるそう

使用するのはロボットの組み立てから制御までをトータルに学べる人気教材、mBot(エムボット)。STEM教材のパイオニアとして140カ国以上の国と地域で使われています。

ヤマダ電機の柴田さん曰く、
「mBot(エムボット)はアルミボディの非常に頑丈なロボットです。お子さん向けの教室なので、ちょっと乱暴に扱ってしまっても壊れないようにと考えて選びました」
とのこと。
付き添いのお父さん・お母さんも興味しんしんです。

付き添いは圧倒的にお父さんが多数。親子でコミュニケーションを取りながら進めていく
体験授業は……圧倒的に「パパ」多し!
90分の体験授業がスタートしました。まずは専用のテキストを使い、鉛筆で書き込みながらプログラムの基礎を学びます。
2枚のモニターを使いながらプログラミングを学ぶ。


まずはテキストに書き込みながら、プログラムの内容を考える
そのあとは、実際にパソコンを使ってプログラミングです。中には、隣に座ったお父さんが熱心にアドバイスする一面も。
「習い事というとお母様が付き添うイメージがありますが、ロボットプログラミングに関して言えば、お父様が圧倒的に多いですね。」
2017年にスタートして以来「少しずつプログラミングの認知度が上がってきた」と感じるそう。

「スタート当初は、小学校での必修化に関しても『えっ、そうなの?』という方が多かったです。でも今は、必修化のことは当然ご存知の上で、かなり熱心に質問してくださる親御さんが多くなりました」
中にはおじいちゃん・おばあちゃん世代の方が「孫と話したいから、私にも教えて!」とリクエストされることもあるそうです。

講師の操作するパソコンに興味しんしん

簡単なゲームでも見えてくる戦略の差
ロボットの動かし方を覚えたら、最後はちょっとしたゲームをして終了です。スタート位置からロボットを動かし、一番ゴールに近い位置で止められた子が優勝!
どのくらいの速さで何秒間進めばゴールに近づくのか、実際のロボットの動きを見ながら考えます。

mBotは黒いラインをなぞるように動くことができる。自分のプログラムが目の前で動くので、子どものテンションもアップ!
とりあえず動かしてみて調整する子もいれば、お父さんのスマホを使って正確な時間をはかる子も。

お父さんのスマホを借りて時間を計測!
比較的単純なゲームでしたが、すでに戦略の差がみられました。もっと難しい課題であれば、どんどん個性が見えてきそうですね。

それぞれの旗の位置が子ども達の記録。みんないい線行ってる!
最後は皆さんで記念撮影をして終了!

クリスマス前だったため、参加者の皆さんにはお菓子のノベルティが配られました。
担当者にインタビュー

ヤマダ電機・柴田さん。ご自身でも現場のお写真を撮り、研究されているそう。
きっかけは震災と将棋
—本日はありがとうございました。さっそくですが、ヤマダ電機さんがプログラミング教室をスタートされたきっかけとはなんでしょうか。プログラミング教室をスタートしたのは、2011年から行っている将棋教室がきっかけでした。
2011年といえば、東日本大震災があった年です。避難所などで、電気がなくても子どもが遊べるゲームの需要が高まっていました。
あわせて将棋連盟さんから「お子さん世代への将棋普及」という課題も伺っていたので、将棋教室をスタートしたんです。
—そうだったんですね。電気を使わない遊び……言われてみると、確かにあまり思いつかないかも知れません。そこから「プログラミング教室」につながったというのは?
将棋教室をスタートしてみると、保護者の方が求めるものが見えてきました。
たとえば、論理的な考え方や、問題が起きたときに解決していく姿勢。将棋のルールそのものというよりも、将棋を通してそういった能力をつけてほしい、と考えていらっしゃるんです。

プログラミング教育の必修化は、論理的思考力の育成が目的
そうしたニーズには、当時「必修化するかも」と言われはじめていたプログラミングにも通じるところがあると感じました。そこで、2017年にプログラミング教室をスタートさせたんです。
大型店舗だから「駐車場完備」が◎
—今、プログラミング教室といえば、さまざまな業界が運営していますよね。IT企業だったり、学習塾だったり……。そんな中で、家電量販店ならではのポイントはありますか?そうですね、やはり大型の店舗が多いことで、送り迎えのしやすさが大きなポイントかなと思います。
多くの場合、店舗には屋根付きの駐車場を備えておりますし、もちろんお子さんが学んでいる間にお買い物をしていただくこともできます。

—ついでに家のことを済ませられるのは嬉しいポイントですね。開講している曜日や時間帯はどうでしょう?
店舗によっても違うのですが、オンデマンド(動画)教材で自学自習するスタイルなので、教室がオープンしている時間であればお好きな曜日・時間帯に来ていただくことができます。
それぞれのスキル・進度に合わせて学べるので「年度の途中から入ってしまい、ついていけない」といったトラブルもなく、安心ですよ。

ヤマダ電機のプログラミング教室は、動画で説明を聞きながら学ぶスタイル。他の生徒との進度差を気にすることなく進められる
授業担当・小島さん「うちの子もハマってます」
—本日はありがとうございました。まずは、今日の感触についてお伺いできますか。今日のお子さんは、この前に行なった「マインクラフト(マイクラ)」体験をきっかけに来てくださった方が多くなっていました。すでにロボットに興味があって、スキルも高めのお子さんでしたね。

インストラクターの小島さん。ご自身も三人のお子さんのママ
—今日はお父様がかなり熱心に参加されていましたが、プログラミング教室に通われている保護者の反応はどうでしょう。
「これまでは何を習わせてもあんまり興味を示さなかったけど、プログラミングは熱中しています!」という声が多いですね。
あとは、おうちの方自身もプログラミングに興味を持たれて、「親子の話題がひとつ増えました」と言っていただくこともあり、嬉しく感じています。
私自身にも三人の子どもがいるのですが、他のどんな勉強よりも真剣に取り組んでいますね(笑)。

今回、取材に応じてくださった柴田さんと小島さんはとても仲良し。気さくな雰囲気で「今日はどうだった?」とご相談されていた
そっと見守り、柔軟な思考を育てたい
—では最後に、プログラミング教室を検討されている読者の方へメッセージをお願いいたします。本日、体験していただいたロボットプログラミングではものづくりと制御を学びます。
お子さんが自由に思考して問題を解決していくのが学びの中心になりますので、柔軟な考え方を伸ばしていただくためにも、そっと見守るスタンスで関わってあげるのがいいのかな、と思います。
大人はどうしても、子どものやることに口を出したくなってしまうんですけれども、こらえて見ていると、親にも思いつかないような発想が出てくるんですね。
お子さんの発想力を信じていただいて、伸ばしていただけたら幸いです。
—ありがとうございました!
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