Qiitaでは社会貢献活動の一環として、小中学校を対象にプログラミングをテーマに特別授業を行っています。
普段の生活において身近にあるプログラミングを知り、実際に経験することで、子どもたちがプログラミングに興味を持ち、学びのきっかけとなる場を提供します。
出張授業の様子
今回のプログラミング授業では「Scratch」(プログラミング言語)を使用。
プログラミングの基礎理解から、バーが自由に動き回るボールに触れると得点が加算されていくピンポンゲームを作るまでの過程を、実際にパソコンを使って子供たちが楽しみながら学べます。
当日は、指示を与えるブロックを組み合わせることで、ボールが画面内を自由に跳ね返るようにプログラミングを行い、マウスポインターの動きに合わせてバーが動き、ボールとバーが触れたら自動で得点がカウントされていくゲーム作りに挑戦しました。
今回の授業で使用する「Scratch」は、画面上のブロックをつなぎ合わせてプログラムを作ることができるプログラミング言語です。
最後は作ったゲームに対してどんな要素を加えると面白くなるか各自で考えてアレンジを加えました。
Scratchを用いることで、初学者の子でも視覚的に理解しやすい授業となりました。
プログラミング授業に参加した生徒の反応
生徒のコメント
・最初、自分は文系だからプログラミングなど難しくてできないと思ってしまっていたけれど、とても楽しく行うことができて、うれしかったと同時に自分が無意識に決めつけてしまっていたことに気づくことができました。本日は本当にありがとうございました。
・今までは、少しだけプログラム言語に触れたことがあって、正直なところ、scratchを使ってプログラムをするのは簡単だと思っていましたが、自分が作ろうとしているゲームを再現するのは、思っていたより難しかったです。どの言語でプログラムしても、優劣があるわけではないと学ぶことができました。プログラミングはやはり考え方が大事なんですね!今日は自分が作りたかったことを一緒に考えてくださり、ありがとうございました。
授業の様子、作成した画面
実施後のアンケート結果
開催概要
日時 | 2022年7月26日(火)10:30〜12:30 |
場所 | 都立両国高等学校附属中学校内 〒130-0022東京都墨田区江東橋1丁目7−14 |
ホームページURL | https://www.metro.ed.jp/ryogoku-h/ |
講師 | ・Qiita株式会社 プロダクト開発グループ プラットフォーム開発チーム 谷川寛明 ・Qiita株式会社 プロダクト開発グループ 清野隼史 ・Qiita株式会社 プロダクト開発グループ プラットフォーム開発チーム 山田航 |
内容 | ・プログラミングとは ・プログラミング言語「Scratch」の使い方 ・ピンポンゲームを作ってみよう ・ボールが跳ね返るようにする ・バーを動かせるようにする ・バーでボールを跳ね返るようにする ・ボールを跳ね返らせたら得点が増えるようにする ・ゲームをアレンジしよう |
参加者 | 中学3年生の生徒 合計37名 |
ライターコメント
「Qiita(キータ)」のプロが教えてくれるプログラミングの授業の様子をご紹介しました。大人でも受講してみたいですね!
今回の授業ではプログラミングに触れるのが完全に初めての子が19.4%いる状況でした。
授業後に「ちょうどいい」難易度と答えた生徒は91.7%となりました。
中学3年生での初学者向けプログラミング授業でも、Scratchは良い教材になりそうですね!
約2時間の授業で、Scratchの使い方を知り、ゲームの完成、そしてアレンジまで到達できる内容となっています。
とても濃い授業となったのではないでしょうか。