私立小学校の学費は?受験で悩む親が知っておきたい「私立小」のメリット

「私立校か公立校か?」「受験する人の割合は?」「学費はどのくらい?」「受験をするならどんな準備をすべき?」。子どもの小学校進学に際し、たくさん疑問を抱える保護者 も少なくないでしょう。私立小学校の学費やメリット、授業内容などとともに、ここ数年における小学校受験のトレンドや準備の仕方を見ていきます。

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小学校受験の割合は?

文部科学省の調査によれば、小学校受験をする家庭の割合は全体の2%未満であり、「受験をして小学校に進学しなければ、子どもの学習に遅れが生じてしまう」といった過度の心配は不要でしょう。

就学前に幼児教室や習い事に通い、学びや進学に関する情報を見聞きしながら、各家庭における教育方針や受験の必要性を検討するとよいでしょう。

小学校受験する家庭の割合のトレンド

文科省の「令和2年度学校基本調査」によると、全国の小学生は630万693人。このうち、全体の約1.8%が受験を通じて入学しており、国立小学校に3万6622人私立小学校に7万8926人が通っていました。

昨今、小学校受験への注目度は高まっているようです。私立小学校の受験者数を取り扱った、アエラドットの記事「私立小受験者は前年比約1割増 コロナで変わった『お受験』の中身とは?」では、令和3年度の首都圏(1都3県)における志願者数が、前年度の2万753人から約10%増え、2万2689人に及んだことが注目されました。

続けて、全国の学校が休校となった2020年4月、5月の緊急事態宣言下を振り返り、コロナ対応に苦戦した公立校と、オンライン授業を素早く導入した私立校を対比しています。

小学校受験専門サイト「お受験じょうほう」の野倉学氏は、「公教育への不安を背景に、これまでお受験を考えていなかった保護者も、私立小に注目するようになったのでは」と分析しています。

幼児教室で「子どもの教育方針」について意見を聞いてみよう

小学校就学前までの子どもを対象とした幼児教室では、読み書きの学習をはじめ、遊びを通じて一人ひとりの社会性や思考力の向上を目指します。

各教室が様々な特色を持つなか、小学校受験に向けたアプローチを得意とするスクールも少なくありません。

「大学進学」や「外国語の習得」、さらには「ICT(情報通信技術)教育」「プログラミング」といった時代を彩るキーワードをもとに、子どもの未来像を想像する際には、幼児教室への相談も有効な手段の一つといえるでしょう。

教育に対する知見を深め、家庭内における子育ての方針を定めることで、小学校受験の必要性、子どもの興味や特性に合わせた環境の選定など、将来に向けてより現実的な選択肢を選ぶことができます。

私立小学校の学費は?

では私立小学校に進学するとなった場合、学費はどのくらいかかるのでしょうか?

文部科学省の令和3年度子供の学費調査によると、私立小学校の6年間の学費は166万6,949円という結果となりました。公立小学校は6年間で35万2,566円のため、私立小学校は公立小学校の約4.7倍もの費用がかかると言えます。

私立小学校の学費の内訳は、「学校教育費」が961,013円(うち授業料が536,232円)、「学校給食費」が45,139円、「学校外活動費」が660,797円です。授業料が無償の公立小学校に対し、私立小学校では学費の32%を占めています。

私立小学校・公立小学校のメリット

小学校生活6年間を通じたカリキュラムの構成をはじめ、教材や教室、教師の現状、さらには学費や日々の生活環境など、私立校と公立校にはどのような違いがあるのでしょうか?メリットや特色に目を向けながら、それぞれの特徴を紹介します。

私立小学校のメリット

私立小学校は、それぞれが特徴的な教育方針や校風を備えています。

たとえば、中学受験を前提にカリキュラムを組む学校では、5年生までに6年間の学習内容を網羅。6年生進級時から本格的な中学受験対策に移ることができます。

アエラドットの記事で教育コンサルタントの森上展安氏は、私立校の特長として英語教育や国際理解教育の水準の高さを挙げています。また、「パソコンやタブレットを活用したICT教育も充実しており、時代の変化に即した学びができる面も利点」とも指摘。

森上氏によると、教科担任制による授業もメリットの一つと考えており「その道のスペシャリストが“学びの楽しさ”を伝えるのですから、好奇心や探究心が刺激されるのは間違いありません」と語っています。

こうした学習環境が、「学びに向かう力、人間性」や「思考力、判断力、表現力」の育成につながり、文科省の学習指導要領にも適応しているといわれてます。

公立小学校のメリット

公立小学校における特徴の一つは、学費が無償であること。授業料が高額な私立と比較すると、その差は歴然といえるでしょう。

教育評論家の石田勝紀氏は、私立校と公立校の選択について述べた「東洋経済オンライン」の記事のなかで、「勉強面では明らかに私立小学校のほうが高度で内容も充実しているでしょうが、公立小学校に通いながら、塾や習い事で学力を補強し、子どもを中学から私学へ進学させる家庭もたくさんあります」と現状を説明しています。

石田氏は同記事で、公立校を「社会の縮図」と表現しており、小学生時代から「多様な子どもたちとの間でもまれることで社会の縮図を経験していく」と語っています。

学習面や運動面に、それぞれ得意不得意があり、様々な性格を持つ子どもが集まる環境で学校生活を送ることにはメリットがあると考えられています

私立小学校ならではの授業・カリキュラムの例


文科省によって教育課程の方向性がある程度定められている公立校と比べ、私立校はそれぞれの特色を生かした学習カリキュラムを組んでいます。

近年、各校が特に力を入れているのが英語教育で、授業以外での取り組みは実に多彩です。朝礼など、特定の時間帯のコミュニケーションを英語のみで行う学校や、休み時間や給食の時間も外国人講師が子どもたちと触れ合う学校もあります。

また、タブレットや電子黒板を用いた授業はもはや珍しいものではなくなりました。学校によっては、インターネットを通じて生徒一人ひとりが主体的に考え、学び、行動するアクティブラーニング専用の教室を設置しています。

ほかにも、周囲の人の力を引き出しながら前進していける人物像を目指したリーダーシップ教育、考える力やコミュニケーション能力を育むために将棋、トランプといったゲーム要素を授業に取り入れているケースもあります。

プログラミングやSTEM関連の授業を実施する私立小も増えている

私立小学校では、プログラミングやSTEAM(Science=科学、Technology=技術、Engineering=工学、Arts=芸術/教養、Mathematics=数学)教育への工夫が目立ちます。

動きの組み合わせ方や改善を論理的に考えていく「プログラミング的思考」の育成に際しては、レゴ WeDoを用いたロボットの制作や、理科の4分野に加えてプロジェクトマネージメントの演習を組み合わせた授業も行われています。

私立小学校を受験する前に準備すべきこと

私立小学校の受験に向けた準備は、いつから始めるべきなのでしょうか?

どんちゃか幼児教室のなかざとじゅん氏は、幼小受験理英会のサイトのなかで、「小学校受験に臨む6割の家庭が年中までに始めており、9割以上の家庭が年中の秋までにスタートしている」とデータを通して分析しています

続けて、ペーパーテストを例に挙げ、「小学校受験対策をしていない限りこの年齢では出会わないものがあります」と語り、運動面においても、「トレーニングした子としていない子では大きな差が出てしまう」と実情に触れています。

行動観察で重視される集団での立ち居振る舞いや指示を聞く力などの体得も含め、年中の秋から幼児教室や習い事などに通い、約1年間をかけて受験に向けた準備を行っていく方が多いといいます。

私立小学校の受験を検討している親子におすすめの習い事

私立小学校の受験を検討している親子におすすめの幼児教室や習い事を紹介します。それぞれに特色がありますので、子どもの性格や特徴、同時に目指す学校の校風などと照らし合わせながら、家族がイメージする未来によりマッチするものを選びましょう。

①キッズアカデミー

3歳から7歳までの子どもを対象とする「キッズアカデミー」では、IQとして知られる「知能指数」に着目。一人ひとりが持つ知能の特徴を生かしながら、IQの数値としてきわめて優秀と位置づけられる140への到達を目標としています。知能を幼少期から育むことで、思考力や記憶力、さらには処理能力などを手にし、勉強やスポーツをはじめ、あらゆる分野で充実した成果を収められるという考え方がベースになっています。

数多くの教材が利用できますが、一度のレッスンでは基本的に一つの教材を取り上げ、個々の成長や能力に応じて難易度を的確に変えながら子どもたちにアプローチしていきます。多角的な学びを実現することで、子どもたちの学習に対する意欲ややる気をかき立てます。

・キッズアカデミー
対象:1.5歳~小学6年生
コース&料金:Dクラス、Tクラス、Qクラス、Cクラス、Sクラス|1万5950円 など
※Dクラスは2歳~3歳、Tクラスは3歳~4歳、Qクラスは4歳~5歳、Cクラスは5歳~6歳、Sクラスは6歳~7歳
※詳しくは教室にお問い合わせください

②チャイルド・アイズ


2001年に株式会社やる気スイッチグループが開校した「チャイルド・アイズ」は、知能育成と受験対策を専門とする幼児教室です。個別指導塾や英語託児サービスをはじめ、国内外で約1800教室を運営する同グループは、一人ひとりが楽しみながら考える力を育むことができる多様なレッスンを提供しています。

1歳半から小学校6年生までを対象とし、幼稚園や保育園に通う前の子どもたちも安心してレッスンを受けられるよう工夫された、居心地のいい空間が準備されています。

知能研究所と共同開発した教材は、おもちゃ感覚で手に取ることができ、およそ100種類の中から年齢や成長にマッチしたものを使用。

図形・記号・概念に分かれる知能領域と、記憶や思考に分かれる知能活動を組み合わせて「24の知能因子」を定義し、教材で遊びながら、それぞれの領域をバランスよく刺激していきます。

・チャイルド・アイズ
対象:1.5歳~小学6年生
コース&料金:知能育成コース、幼稚園受験コース、小学校受験コース、中学校受験準備コース|レッスン料は学齢と目的により決定
※知能育成コースは1.5歳~6歳、幼稚園受験コースは1.5歳~3歳、小学校受験コースは年中・年長児、中学校受験準備コースは小学1年生~6年生
※詳しくは教室にお問い合わせください

③私立・国立小学校受験指導 「えきっぷ世田谷教室」


私立・国立小学校受験指導 「えきっぷ世田谷教室」は、民間学童保育の「ウィズダムアカデミー」が運営する教室です。東京都世田谷区に駒沢桜新町校と二子玉川校を構えており、送迎がある点は、共働きの家庭をはじめ、保護者にとっては大きな魅力でしょう。

これまで数多くの有名小学校に子どもたちを送り込んできた、えきっぷ幼児教室による指導カリキュラムを用い、小学校受験で最も大切な要素の一つである聞く・話すという言語能力に加え、アート作品作りを通して制作面や生活面における緻密性(手先の器用さ)も養います。

年中クラス、年長クラスともに、1クラスあたり4~6人の少人数制をベースとしており、一人ひとりに合った丁寧な指導を実現。各家庭とは面談、電話、オンラインでコミュニケーションをとり、志望校選定、願書や面接の対策方法もサポートしています。

・えきっぷ世田谷教室
対象:年中、年長
コース&料金:年長クラス|2万8600円、年長クラス|4万1800円 など
※詳しくは教室にお問い合わせください

まとめ

小学校受験に向けては、家庭内における教育方針の検討を皮切りに、しかるべきタイミングで学習面、生活面ともに入試対策の導入が必要となってきます。子どもの成長を促すことはもちろん、適切な情報を収集するためにも、幼児教室や様々な習い事をうまく活用し、親子の総合力をバランスよく育んでいきましょう。

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