公立中学校のメリット「中学受験を選ばなかった理由」とは

公立中学校のメリット「中学受験を選ばなかった理由」とは
小学校高学年になると、「中学受験」という言葉が気になり始める保護者も多いのではないでしょうか。同時に地元の中学に通うのもいいのではないか、それが自然なのでは?とも思いますよね。
 
東京都では約8割の子どもたちが公立中学校に通っています。今回は、公立中学校を選んだご家庭の体験談とともに、その選択肢とメリットについて考えていきます。

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都心部で中学受験をする子は5人に1人!8割近くは公立中学校へ

公立中学校 進学率
* 令和6年度公立学校統計調査報告書/東京都教育委員会の資料を元に概算で作成

東京都教育委員会によると、2024年3月の小学校卒業生のうち、77.0%のお子さんが都内の公立中学校に進学しています。国立中学校は0.4%、私立中学校は20.1%、都外の中学校などが2.3%となっています。
 
平成30年からの調査から比較していくと、私立中学校に進む割合は少しずつ増えていて、その分、公立中学校に進む割合は少しずつ減っているようです。とはいえ、東京都全体で見ると、8割近いお子さんは公立中学校を選んでいます。
 
ただし、これは東京都の平均的な数字です。たとえば23区の中でも、文京区では半数以上のお子さんが私立中学校に進学するなど、地域によって大きな違いがあります。

「中学受験熱の高まり」という言葉をよく耳にしますが、実際には多くのご家庭が公立中学校を選択しているのですよ。それが実は大多数で、一般的なのです。
 
そこで、今回は公立中学校のメリットと、実際に中学受験を選ばなかったご家庭の理由について、詳しく見ていきたいと思います。
 
参考:
東京都教育委員会公式サイト
令和6年度公立学校統計調査報告書/東京都教育委員会

 公立中学校「6つのメリット」地域の学校に通う良さ

公立中学校で よかった

公立中学校に通うメリット 
  • 小学校の友だちと一緒に通えて地元の新しい仲間とも出会える
  • 高校受験を通じて自然な成長が期待できる
  • 地域とのつながりを大切にできる
  • いろいろな友だちと出会い、視野が広がる
  • 家計の負担が少ない
  • 受験勉強の負担がないため小学生らしい生活を楽しめる
 
公立中学校は、小学校からの友だちと一緒に通える安心感があり、地域における新しい友だちとの出会いもあります。部活や習い事、地域の活動も無理なく続けられるので、子どもの興味や関心を大切にした生活が送れます。
 
また、高校受験というゴールに向かって、みんなで学習意欲を高めていく雰囲気があります。中3にもなると、それまであまり勉強に積極的でなかった子も、「あれ、ヤバいな、高校受験、どうしようかな」とリアルに考え始めます。

公立中学校で よかった

学習意欲がなかった子も、それこそ「職人になる!」といった明確な目的がない限りは、「高校は行かないとな」と思い、周りの子を見ながら自然と進路に対する関心を高めていくようになります。
 
もうひとつ、公立中学の大きなメリットとしては、私立中学校と比べて学費の負担も少ない点が挙げられます。教育費は長く続きます。高校・大学が私立だと仮定すると、高校3年間で約300万円弱、大学では自宅から通うとしても少なくとも400万円程度はかかるでしょうから、あわせて700万円以上の出費です。

高校も公立、大学は国立ともなれば負担は減りますが、実際にはどうでしょうか。いずれにしても、教育費がもっともかかってくるのは大学であり、給付型奨学金がそこまで普及しなかった場合を考え、家計を考えていかなければなりません。
 
中学校は義務教育ですから、公立であれば入試は当然ながらありません。つまり、中学受験・入試という重圧もなく、小学校時代を過ごせます。小学生の間、好きなことに夢中になったり、友だちと遊んだりする時間を十分に持てることが、大きな特徴といえるでしょう。

最初から「公立中学校」一択!先輩ママ・パパの体験談 

いろいろな子たちの中で自分を確立してほしいから

息子が小学校の高学年になると、『公立中学は荒れている』とか『いじめが多い』といった話が、保護者の間で時々聞こえてくるようになりました。

「子育てに無関心の親がいる」「乱暴な子たちが入ってくるらしい」と、そんな噂もありましたよ。でも私は、社会にはいろいろな考え方や環境の人がいるものだと思っています。
 
似たような家庭環境の子ばかりが集まる学校で育つより、いろいろな価値観に触れる中で自分の考えを確立してほしい。そう考えて、最初から公立中学への進学を決めていました。(都内在住・小6男子の母)

家計を逼迫してまで私立に行く必要はないと思った

共働きで世帯年収が800万円ほど。姉妹ふたりを私立中学に通わせるとなると、かなり家計を切り詰めなければならないのが現実です。現在の暮らしが厳しいとまでは思っていませんが、私立に通わせるって、やっぱり年収1,000万円以上が当たり前の世界だと思います。
 
公立中学校で よかった

娘たちも友だちと一緒に地元の公立中学に行くことが自然だと思っていたようで、中学受験をしたいとは言ってきませんでした。

私立中高一貫校は、高校については無償化の対象とはいえ、結局は公立中、都立高に通うよりもお金がかかります。将来、大学も私立になる可能性が高いので、その分の教育費も考えると、わが家としては背伸びをしてまで私立中学という選択はありません。(都内在住・中1、小5女子の母)

だって中学って義務教育でしょ!地元の公立中学行くのが普通でしょ!

小学校では3割ほどのお子さんが中学受験をしましたが、息子の仲良しの子たちも含めて多くが地元の中学へ進学したので、進路で悩むことはありませんでした。
 
そもそも義務教育ですし、住み慣れた地域の学校に通うのが自然だと思っていました。それに、宿題でも苦労している息子を見ていたので、中学受験はまったく視野になかったですね。
 
『公立中学は荒れている』なんて噂もありましたが、実際に入学してみると、先生方の面倒見も良く、息子も部活動に夢中で中学生活を楽しんでいます。私たちの世代が抱くような『ヤンキーだらけ』というイメージとは、まったく違います。

たまたま今の中学校が良い環境だったのかもしれませんが、地元の友だちとは幼馴染みたいに仲良くしているし、部活で新しい友人もできたようだし、公立中学も悪くないです。(都内在住・中2男子の母)

迷ったけど「公立中学校」を選んだ!先輩ママ・パパの体験談

公立中学校で よかった

学歴も大事だけど中学受験でなくてもいい

夫婦ともに地方の進学校から東京の難関大学に進んだ経験があります。23区近くに住んでいるため、通える範囲に私立中高一貫校や附属も多く、それなりの収入はあるので、一時期は中学受験も考えました。
 
開成や灘、下から慶応や青山学院といった学校なら、独自の人脈も将来の財産になるかもしれません。でも自分たちの経験を振り返ると、最終的に大切なのは、やりたいことを見つけ、それを学べる環境が整った大学に進むこと。

ただ、確かに学歴も大事だとは思っています。学歴社会は崩壊したとか言いますが、実際に「学歴フィルター」って今も残っていると思いますし。学歴がなくても成功する世界はあるでしょうが、親としては、やはり「それなりの大学を出て就職してほしい」という気持ちはあります。
 
まずは公立中学でしっかり勉強をして、都立の進学校に進んでほしい。そこから先は、子ども自身が自分の進路を決めていってくれればと思っています。

公立中学校で よかった

世の中、賢い子とか頭の良い子なんて、いっぱいいるわけですよ。親が幼児期からしっかり進路を考えて、そして、親が敷いたレールをしっかり行く子っていうのも、わたしはすごいとは思っています。でも、そんな教育をわが家はできなかった。

私立も附属も最終的には本人次第でしょうが、公立はさらに本人の意欲が大事。そこってけっこう大きなポイントだとは思うから、基本的に公立ルートです。本人が何か目的や理由があって、絶対に私立と言うのであれば、それはそれで考えるとは思いますが。(都内在住・小6男子の母)

周りの影響を受けて中受も考えたけど「それってダメっぽい」です!

お友だちがほとんど中学受験だったので、うちの娘も『塾に行きたい!』って言い出して。でも正直、勉強はそんなにできないタイプなんですよね(笑)まぁ、それはそうでしょう、わたしもまったく勉強が苦手だったし、夫もそうだし。

一人っ子で、祖父母がなんか「私立行きたいなら、少し助けてあげるから」と言うので、わたしもなんだろう、それならそれもありか!なんて、ちょっとは思いましたよ。

それで『制服がかわいい』とか『校舎がきれい』とか、そんなノリで受験するからって塾に通い始めたんですけど、やっぱり中学受験は無理でした。第一、そんな軽い気持ちで中学受験ってやってはいけないんだな、って、思いました。

塾の先生には『ここから伸びますよ!』と営業トーク言われましたが、娘の方から『○○ちゃんと同じ学校は無理そうだし、Aちゃんも地元の中学に行くって言ってるし、もういいや』って。

結果的に地元の中学に進みましたが、部活で新しい友だちもできて楽しそうです。

都心部にいると、周囲の雰囲気から『中学受験しなきゃ』って思いがちですけど、子どもの本心を大切にして、無理のない選択をするのが一番だなって思います(都内在住・中1女子の母)

公立中学校を選択の価値とは

子どもたちの多様な成長を支える公立中学校。地域とのつながりを保ちながら、さまざまな背景を持つ友だちと出会い、社会性を育んでいきます。中学受験の重圧から解放され、小学生らしい生活を楽しめることも大きな魅力です。
 
公立中学校で よかった

現在の公立中学校は、かつての「荒れている」というイメージとは異なり、生徒一人ひとりの成長をしっかりと見守る環境が整っている学校が多くあります。もちろん、学校や学年によって多少の違いはあるかもしれませんが、多様な価値観に触れ合える環境は、子どもの社会性を育む大きな機会となるでしょう。
 
また、地域によっては定められた中学以外に近隣の公立中学を選べる制度がある場合も。

小学校での友達関係に悩み、別の環境を求めるのであれば、こうした「公立中学の中から、自分に合った学校を選ぶ」ことも可能なケースもあるので、一度、自治体の窓口や、あるいは小学校の先生に相談してみましょう。
 
実際には、小学校入学当初から「中学受験」や「超難関校」を目指すご家庭は(一部の地域ではありますが)それほど多くありません。

多くの保護者は、わが子が小学3年生くらいになって、周りの塾通いを見たり、私立中学の良さを耳にしたりして迷い始めます。収入的に「無理すれば行かせられる」という微妙なラインで、選択を悩むこともあるでしょう。
 
子どもの「幸せ」を考えたとき、私立か公立かという選択以上に、もっと先の将来を見据えることが大切なのかもしれません。公立中学も、中学受験と同じように、ひとつの大切な選択肢なのです。

公立中学校か?中学受験か?家庭それぞれの最適な選択

中学受験を選ぶか、公立中学に進むか。その選択に、絶対的な正解はありません。子どもの性格や学力、友だち関係、家庭の経済状況など、それぞれの事情に応じて、最適な道は異なってきます。
 
「周りが中学受験だから」という理由だけで焦る必要はありません。むしろ大切なのは、子どもの気持ちに寄り添い、無理のない選択をすること。将来の選択肢は、公立中学からでも十分に広がっています。まずは、わが家にとってどんな選択が自然なのかを、じっくりと考えてみませんか?

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