4歳(年中)の男の子・女の子に習い事は早すぎる?おすすめ?
小学校入学前から習い事をしているお子さんは少なくありません。その割合も増えつつあります。学研教育総合研究所(以下、学研教育総研)の調査によると、2017年8月時点では4歳のお子さんの39.5%が習い事をしていましたが、2019年8月には41.7%に増えました。保護者世代が子どものころに比べて、習い事の種類は増え、指導するノウハウの蓄積や施設の整備によって、低年齢層の子どもに教えられる環境が整ってきた点も影響しているのではないでしょうか。
また、保護者の心情としては、外で遊ばせるより習い事に通わせたほうが安全安心で、特定の能力を伸ばせる期待もあるかもしれません。何よりお子さん自身が楽しみながら習い事に取り組めるのであれば、有意義な時間が過ごせると言え、決して早すぎることはなく、メリットがあると考えることもできるでしょう。
4歳(年中)の男の子・女の子におすすめの習い事の選定基準
ママ向け情報サイト「ママスタ」が行ったアンケート調査によると、東京大学の学生(以下、東大生)は、幼少期に複数の習い事をしており、水泳やピアノ、英語や英会話が人気のようです。4歳児を対象にしたアンケートでも、水泳や英語や英会話は上位にランクインしており、人気のある習い事の傾向が見えてきます。参考:子ども向けオンライン英会話おすすめ
また、学習目的であれば幼児向けのタブレット学習教材がおすすめです。
各種統計データは?
現役東大生300人以上を対象に2021年に「ママスタ」が実施したアンケートによると、幼少期にやっていた習い事の1位は水泳で59%、2位がピアノで45%、3位が英語・英会話で39%でした。同アンケートによると、東大生が幼少期から小学生までの間にやっていた習い事は平均で3.7個です。多くの東大生が、子どものころに複数の習い事をしていたことがわかります。また、2019年に学研教育総研が実施した幼児、小学生1200名を対象にしたアンケートでは、4歳児(対象400名)の17.5%が水泳、9.5%が体操、8.3%が英語・英会話の習い事をしていると回答しています。水泳や英語は総じて人気の高い習い事と言えるでしょう。
参考:4歳の勉強
小学校に進んでから学ぶ教科やスポーツの先取りや準備
香川県健康福祉部子ども政策推進局が公開している4歳児・5歳児の発達の目安によれば、4歳児は衣服の着脱や食事、排せつなどが自力でできるようになり、運動能力も確立されていく時期と言われています。言葉も覚え、友だち関係も育んで、体とともに心も大きく成長する時期と言え、集団のなかで生活する力も身につくため、その時期に習い事を始めれば新しい世界が広がり、多くの刺激を受けることができるでしょう。冒頭で触れた2つのアンケートで回答上位に入っていた水泳や体操、英語・英会話は、小学校入学後に授業で習うものでもあります。早くから習い事で経験していれば、授業で触れた時は心に余裕を持ち、より楽しく取り組むことができるでしょう。「できる」という経験によって自信が生まれ、成績の向上にもつながるはずです。
参考:習い事ランキング
4歳(年中)の男の子・女の子におすすめの習い事16選
4歳は心も体も大きく成長する時期。知育系や体操、サッカー、ダンスなどのスポーツ系、小学校の授業で必修化された英語やプログラミングなど、4歳から始められる習い事はたくさんあります。ここでは、各ジャンルごとにおすすめの習い事を紹介します。お子さんの興味、関心に応じて、楽しく学べる習い事を探してみましょう。参考」:幼児教育おすすめ
こどもちゃれんじ
こどもちゃれんじは、ベネッセグループが提供する幼児教育サービスです。
対象年齢は0歳から6歳(年長)までと幅広く、年齢ごとの発育や発達に応じた教材で学ぶことができます。
なお、教材は、やる気を失わずに挑戦を積み重ねられるように細かなステップに分けられており、多くの子どもが自ら積極的に学ぶ様子が見られます。0歳~3歳になるまでは、子どもの感性が広がる教材が盛り込まれており、様々なジャンル・分野への興味喚起を促します。3歳~6歳にかけては小学校入学に備えて、学習姿勢の基礎を構築できるコンテンツになっています。
4歳児を対象にした教材は、紙ワーク約50ページに相当する148もの課題が毎月届きます。さらに年間で11ものテーマに触れるため、1年間を通して多様な知識を得ることができるでしょう。なお、料金は月々3,990円と非常にリーズナブル。12ヶ月一括払いの場合は、さらに月単価を抑えられます。
自宅で幼児教育に取り組める習い事を探しているご家庭は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。
スマイルゼミ幼児コース
スマイルゼミ幼児コースなら、すべての学びがタブレット1台で完結します。学べる内容は、ひらがなやカタカナ、ことばやえいごはもちろん、かずやかたちなど、幅広いのが特徴です。とけいやせいかつ、しぜんなどの勉強以外の知識も学ぶことができ、幼児期に身につけたい知識を総合的に身につけられるでしょう。タブレットで学びが完結するため、他の教材がいらないのも嬉しいポイント。教材を置く場所や処分方法に悩む必要がありません。タブレットには学習コンテンツしか入っておらず、動画やゲームなどをして学びが疎かになる心配もないでしょう。家だけでなく、外出先でも使用可能です。
年中のお子さまの学びをサポートする機能が充実しているのも、魅力の一つと言えます。タブレットを起動するとその日取り組むべき学習が表示されるため、お子さま1人でも迷わず学習を進められるでしょう。自動読み上げ機能が搭載されており、文字が読めないお子さまでも問題なく学習できます。自動丸付け機能もついているため、保護者の方の丸つけも不要です。
費用は、12ヶ月一括払いの場合、月々3,278円(税込)がかかります。別で専用タブレット代の10,780円(税込)も必要です。プラスで1ヶ月に748円(税込)を払えば、オプション講座の英語プレミアムも受講できます。
参考:スマイルゼミの評判
学研教室
学研教室は、年齢にとらわれることなく、一人一人にぴったりの学習を提案し、子どもたちの学力を伸ばしてくれる幼児教育です。
4歳児の指導においては、豊富なラインアップの教材と、ほめて伸ばす指導で、小学校入学に向けた土台を作ります。無理なく楽しく学習習慣を身に付けることができるため、小学校入学までには、机に向かう姿勢がしっかり身に付くでしょう。
また、学研では「もじ・かず・ちえ」の3領域をバランスよく学習できるよう構成された独自教材が提供されています。
系統立てられた教材のため、バランス良く各能力や技能を高めていけるでしょう。
なお、学習ペースは週1回(6,600円/月)もしくは週2回(8,800円/月)から選択できます。
他の習い事や子どもの興味・関心に合わせて学習ペースを選択できるのも嬉しいポイントです。
幼児ポピー
知育とはイギリスの学者ハーバード・スペンサーが提唱した教育の基本「三育(知育・徳育・体育)」の一つで、子どもの知能を高めることが目的と言われています。知育教育のスクールや通信教材では、ブロックやパズル、カードなどを使い、遊び感覚で思考力や発想力、想像力などを養い、自分の頭で考える力を育てます。4歳児が通える主な知育教育のスクールには、多彩な教材を使って思考力と記憶力を高め、IQ140の実現を目指す「キッズアカデミー」や、楽しみながら考える力を育み、“脳の土台”を作り上げることを目指す「チャイルド・アイズ」などがあります。通信教材としては低価格でありながら「ことば・もじ・かず」に親しみを持って楽しく学べる「幼児ポピー」があります。
幼児ポピーでは「ことば・もじ・かず」 に慣れながら脳を総合的に鍛え、「考える力」や「生きる力」を育てられます。
知育スクールの月謝はレッスン内容によって様々で、8000円程度のところや1万5000円前後のところが多く、通信教材では1000円~3000円程度のところが多いようです。
関連記事:幼児教育おすすめ
biimaスポーツ
運動能力に関わる神経の発達は3歳~4歳にかけての時期が最も伸びるとされているため、体操教室で日常的に体を動かすことによって運動神経が養われていきます。運動能力の向上が期待できる習い事には、走る、跳ぶ、ボールを投げるといった基礎的な運動能力を養う体操教室のほか、鉄棒やマット、跳び箱、トランポリンといった器具を使って全身運動を行うこともあります。
天神
天神は、0歳から使える本格タブレット教材。参考:幼児向けタブレット学習
人見知りや場所見知りが激しく、せっかく習い事に連れて行っても泣いてばかり…。そんなお子さまも多いかと思いますが、天神はタブレット教材のため好きな場所で幼児教育に取り組めます。
そんな天神は、小学校入学までに必要な、知識・数量・言葉・記憶・思考の5系統62ジャンル10,000問以上が集約されており、受験対策や発達の遅れのリカバーなど、目的に応じて多様な使い方ができます。
また親子で一緒にゲーム感覚でできる仕様になっているため、幼少期から勉強への姿勢を身に付けていくこともできるでしょう。
費用はパソコン版327,800円、タブレット版371,580円とやや高額ですが、兄弟での利用もできる上に0歳から6歳までの知育に必要なカリキュラムが集約されているため、しっかり使い込めばコスパの良い教材であると言えるでしょう。
ATAM ACADEMY
絵を描いたり、工作をしたりといった作業で自己表現力や想像力、発想力を養う習い事教室は、お絵かきや、クラフト、デザイン系など様々なものがあります。4歳は指先を思い通りに動かせるようになり、興味や関心が広がる年齢なので、想像力を働かせながらつくり出す楽しさを存分に体感することができるでしょう。
また、作品展やコンクールに出展することで、作品の完成に向けて努力することや完成させる喜びも味わうことができます。
アート教室は全国各地にあります。習い事付きの民間学童保育「K-ART SCHOOL ウィズダムアカデミー」やお絵描きを「好き」から「得意」にする「ATAM ACADEMY」です。
Novakid
4歳前後向けの英語の習い事では、ネイティブ講師やバイリンガル講師とともにグループレッスンやマンツーマンのレッスンを行い、「話す」「聞く」という英語の2技能を中心に養うレッスンが主流です。
2020年4月から小学3、4年生で英語が必修化、5、6年生で教科化となったため、幼児期から英語を学んでおけば学校の授業の先取りになり、4歳のころまでに英語をたくさん聞くことで、英語耳を養うこともできるでしょう。
バーチャル教室でネイティブの発音・イントネーション・リズムを集中して楽しく学べる「Novakid」など、特徴的な子ども向けの英会話スクールは全国にあります。
「Novakid」は12週間24回コースで一括払い3万4080円となっています。
サッカー
世界中で親しまれ、海外で活躍する日本人も多いサッカー。グラウンドを走り、足でボールを扱うスポーツなので、運動神経の成長が著しい4歳頃から取り組むことで運動能力を高めることができます。チームスポーツのため、協調性や相手を思いやる気持ちも育むことができます。また、ルールを学び、守ることで、社会性を身につけることもできるでしょう。
全国に大小さまざまなサッカースクールがありますが、「リベルタサッカースクール」のように複数の教室を展開しているスクールもあり、さまざまなレベルの子が楽しみながらサッカーをし、礼儀や協調性、社会性なども養えるのでおすすめです。月謝は地域に密着した少年団であれば3000円程度のところもありますし、有名なチームやスクールは設備が整っていたり、元プロ選手のコーチから指導を受けられたりするケースもあり、もう少し高額になるケースもあります。
ダンス
ダンスは、小学校の指導要領に「表現運動」として組み込まれ、2012年には中学校の体育で必修化されました。4歳頃からダンスを始めるのは、小中学校の授業を先取りするという点でも有意義です。表現力やリズム感、柔軟性、全身を使って動くことによる運動神経の向上など、さまざまな能力を身につけることができます。ダンスにはさまざまなダンスがあり、最近はヒップホップなどのストリート系ダンスやK-pop系のダンスが人気です。ヒップホップを中心としたレッスンを行い、初心者でも安心してダンスを楽しむことができる教室としては「ETC DANCE SCHOOL」がおすすめです。
月謝は週1回のレッスンで5000~1万円程度が相場で、1回2000~3000円ほどのチケット制を併用するスクールもあります。「ETC DANCE SCHOOL」の月謝は週1回で7200円、週2回で1万2100円、週3回で1万4600円となっており、1レッスン2750円、10レッスンで2万5000円のチケット制も採用。専属のダンサーが講師を務め、きめ細かい指導をしてくれます。
チアダンス
チアダンスは、チアリーディングから派生したダンスで、チームの一体感や表現力を大会で競う「競技チア」と、野球やバスケットボールなどのプロスポーツを応援するために踊る「応援チア」に分かれています。音に合わせて動くことを通じてリズム感や体幹を鍛えることができますし、4歳ごろからスタートさせれば、体の柔軟性も高まりやすくなります。また、チームで動きを合わせなければならないため、協調性や思いやりの気持ちを育むこともできます。
チアダンスのコースを開講しているダンススクールや、「LOICX(ロイックス)☆チアダンススクール」のように幼児や初心者でもレッスンを受けられるスクールが各地にあります。レッスンの回数や時間に応じ、月謝の相場は概ね4000円台~1万円台程度となっているようです。
「LOICX☆チアダンススクール」のエンジョイクラスの月謝は、ライトプランで6000円。スタジオレッスンとオンラインENJOYレッスンをそれぞれ週1回ずつ受けられるほか、2カ月に1回、有名ブランドとのコラボTシャツが届きます。
参考:ダンス習い事
空手
空手は日本古来の武道で、突きや蹴りの動きを覚える「形」と、相手と戦う「組み手」があります。組み手は寸止めで行うノンコンタクトが基本ですが、なかには相手への打突が認められているフルコンタクトの流派もあります。体とともに心を鍛えることが求められ、4歳頃から習うことで集中力や忍耐力、礼儀作法などが身につきます。また、昇級制度があり、級によって帯の色が変わっていくため目標を立てやすく、向上心を養うこともできるでしょう。
昔からある道場に加え、近年は子どもたちの間で流行している音楽を流しながら空手の動きを練習する「リズミックカラテ クオレ」や、空手の練習の合間に脳トレの要素も取り入れて体と頭の両方を鍛えられる「空手教室 ウィズダムアカデミー」の空手教室のように、各地に教室がある空手スクールもあります。
4歳児の場合、月謝は「リズミックカラテ クオレ」が7580円、「空手教室 ウィズダムアカデミー」は校舎によって異なり6600円~8800円ほどとなっています。
剣道
日本古来の武道であり、江戸時代の武士の生き方をもとに心と体を鍛えます。「鬼滅の刃」に憧れて剣道を始める子どもが増えており、注目の習い事の一つです。竹刀を使いますが全身を動かすため、体力の向上が見込めるほか、剣道を通じて学んだ礼儀は日常生活でも役に立ちます。武器を使って打ち合うからこそ、相手を傷つけるリスクを避けなければならず、相手を思いやる行動の基礎を育むこともできます。忍耐力や集中力といったメンタル面への影響も小さくないでしょう。
町の道場や警察署が運営する道場に加え、ゲーム仕立ての練習を織り交ぜて楽しく練習をし、年長者が年少者をサポートすることで心の成長も見込める「こころ 剣道スクール」のように複数の教室を展開する剣道スクールもあります。
剣道の月謝は、公共施設を利用する道場や警察署が運営する道場では3000円~5000円程度のところが多く、私設のスクールの場合は5000円~1万円程度かかるケースもあります。「こころ 剣道スクール」の月謝は7580円で、研修を受けたプロの指導員が一人ひとりに寄り添いながら指導してくれます。
プログラミング
「プログラミング」とは本来、コンピュータが行う処理の手順(プログラム)を考えて作成し、命令させることを意味します。子ども向けのプログラミング教室では、ロボットやパズル、デジタル教材などを使って楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。小学校では2020年度にプログラミング学習が必修化となりました。幼児のころからプログラミング教室教室に通っていれば不安や戸惑いを感じることなく授業を受けられるでしょう。プログラミング学習によって養われる論理的思考力や問題解決能力、IT知識を身につけることができます。
富士通が長年にわたって蓄積したIT研修ノウハウを応用し、楽しく学べる「富士通オープンカレッジ F@IT Kids Club」や、STEAM教育スクールが監修し、学童保育の間にロボットプログラミングを学べる「ステモン! ウィズダムアカデミー」、ロボットプログラミングを中心に据えたSTEAM教育で自然に技術が身に着く「プログラボ」といったプログラミング教室が全国展開しています。
月謝は「富士通オープンカレッジF@IT Kids Club」のスクラッチビギナーコースが9900円〜、「ステモン! ウィズダムアカデミー」のベーシッククラスが1万780円〜、「プログラボ」はビギナーコースが1万780円となっています。対象年齢や月謝は各教室により異なりますので、教室に問い合わせをして確認することをおすすめします。
参考:幼児プログラミング
ゴルフ
ゴルフは大人になってからはもちろん、シニア年代でも楽しめる生涯スポーツで、幼児期から競技を始める人も増えています。ゴルフスクールのレッスンは打ちっぱなし練習場やインドアのゴルフスクールなどで開催されていることが多く、幼児期から学ぶことで技術の向上はもちろん、基礎体力や運動能力を高めることができます。「紳士のスポーツ」と呼ばれるだけに、礼節も身につき、ルールやマナーを守る大切さも学ぶことができるでしょう。初心者向けに開発された身体に負担が少ない「スナッグゴルフ」を取り入れたスクールもあります。
ゴルフの正しいスイングフォームを習得できるだけでなく、礼節やマナーも身につくとしておすすめなのは、「ヨネックスジュニアゴルフアカデミー」です。全国各地に教室があり、月4回の開催で、月謝は約1万円となっています。詳しくは教室にお問い合わせを。
テニス
日本人選手の世界トップレベルでの活躍により、テニスの人気も高まっています。スクールでは、幼児期ではラケットでボールを打つ動作を楽しみながら覚え、徐々にルールや技術を学んでいきます。ラケットとボールを使う競技なので、さまざまな道具を扱えるようになる4歳の頃から始めるのに適しており、走る、跳ぶ、打つといった動作をすることで運動能力を高めることができます。また、どのように打てばいいのか、どこに打てばいいのかを瞬時に決めて実行するための思考力や判断力も身につきます。
キッズ向けのテニススクールは各地にありますが、サイズの異なるラケットと材質の異なるボールを使い分け、レベルや年齢に応じた指導をしてくれる点でおすすめなのは、「テニススクール プリマステラ」です。東京、埼玉、神奈川、広島でスクールを展開しており、月謝は約9000円となっています。
4歳(年中)の男の子・女の子に習い事をさせる際の心がけ
4歳のころに習い事を始める場合は、楽しく取り組めるかどうかが何よりも大切です。そのためには子どもに向いているもの、やりたいものを選ぶ必要がありますし、教えてくれる先生との相性も大切です。また、子どもがモチベーションを維持できるよう、親御さんが支えることも大きな要素となります。お友だちのママ・パパとの「お付き合い」で習い事を選ばない
習い事を始めて実際に通い、取り組むのはお子さんです。であればこそ、自分の子どもは何が好きで、どんな習い事が向いているのか、何をやりたがっているのかを尊重して習い事を選ぶようにしましょう。「ママ友が子どもに〇〇を習わせているから、うちも…」、「一緒に〇〇に通わせようと誘われたから」といった発想で決めてしまうと、お子さんに合わない習い事を強いてしまうことにもなりかねません。親御さん同士の人間関係が影響しない領域でお子さんの習い事を決めるようにするのが賢明です。
先生との相性も重視する
同一ジャンルの中でも、スクールによって指導方針は異なります。どのようなスタンスで学ばせたいか、どのような指導方法がお子さんに合っているのかを判断したうえでスクールを決めなければならないでしょう。また、同一ブランドのスクールであっても、先生との相性が合う、合わないもあります。楽しく学べるかどうかに寄与する部分は非常に大きいので、先生との相性もしっかり見極めたいものです。多くのスクールは無料体験会を実施していますので、うまく活用し、スクールの雰囲気や先生との相性を肌で感じたうえで決めるようにしましょう。
子どものやる気アップを大事にする
習い事をするのはお子さん自身ですが、親御さんがすべて子ども任せにし、無関心のままでいていいわけではありません。お子さんのモチベーションを持続させ、やる気を高めるためにも、日頃からお子さんが学んでいる内容に関心を持ち、会話の中で情報を共有してあげましょう。スポーツ系であれば練習や試合を見に行って応援してあげること、学習系であれば成果物や作品を見て褒めてあげることが大切です。お子さんの努力に対して褒めてあげることや、ご褒美を用意してあげることもモチベーションアップにつながるでしょう。
4歳(年中)から習い事を始めさせても続かない!失敗の理由は?
幼児期に習い事を始め、小学生、中学生まで続ければスキルや経験値アップが見込めますが、長続きしないこともあります。習い事と子どもの性格が合っているかどうか、金銭面や送迎などの面で親が十分にサポートできるかどうかも、長続きできるかどうかの要素となります。子どもの性格と習い事がマッチしていなかった
親の意向で子どもに習い事をさせると、その習い事の性質とお子さんの性格が合わず、楽しく通うことができなくなる場合があります。体を動かすことが好きなお子さんにピアノや絵画、そろばんをやらせたり、その逆に、想像力を働かせたり、何かを作ったりして遊ぶのが好きなお子さんにスポーツ系の習い事を強いると、そうなる可能性が高くなるでしょう。こうしたケースを避けるためにも無料体験を活用したほうが無難。もちろん新しいことに興味、関心がわいてのめり込む可能性もあります。一方で、お子さんが習い事に通うことを負担に感じている様子が見えた場合は、全く別ジャンルの習い事を始めてみるなど、再考する必要があるでしょう。
参考:4歳は言うことを聞かない?
想像以上に出費が大きかった
習い事をする際にかかる費用としては、毎月支払う月謝があります。始める際に入会金や用具の費用がかかる場合もありますが、それだけではありません。用具等は消耗品であることが多いので定期的な買換えが必要です。スポーツ系の習い事で使うウェアなどは、お子さんが成長するたびにサイズアップさせる必要があります。また、課外活動や大会、コンクールへの参加などで、予想外の出費がかかることもあります。
お子さんが習い事を楽しんでいる場合や予想以上の成長を見せている場合は、期待とともにお金をかけてしまいがち。その際は家計の見直しも必要になるでしょう。逆にお子さんのモチベーションが下がっているなら、出費がかさまないうちにやめてしまうのも一つの方法です。
送迎や付き添いの負担が大きかった
4歳児が習い事をする場合は、保護者の送迎は必須となるでしょう。親御さん、またはおじいちゃんおばあちゃんがスクールまで連れて行き、レッスン中は待機するか、いったん帰宅ないし外出をして、終わる時間に戻ってピックアップしなければなりません。保護者にとって負担は小さくありません。両親ともにフルタイムの仕事をしている場合、送迎や付き添いへのハードルはかなり高くなります。
スクールによっては有償の送迎サービスを実施しているところもあります。運よく信頼できるママ友などが近所にいて、お子さん同士が同じ習い事をしているようであれば、お互いに相談して負担を補完し合えるような形を構築するのもいいでしょう。
タブレット学習であれば、送迎の必要はなく対面式のスクールよりも比較的安価に始められることが多くなっています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
参考:幼児向けタブレット学習おすすめ一覧
参考:おすすめの幼児教室
4歳におすすめの習い事まとめ
4歳の男の子・女の子におすすめの習い事を紹介しました。生活するうえで必要な行動ができるようになり、運動能力が確立され、社会性も身につけ始める4歳という年齢は、習い事を始めるのに適した時期と言えます。知育教育をはじめ、ピアノなどの音楽系、体操やサッカー、空手などのスポーツ系は以前から変わらず人気の習い事です。学校の授業で取り入れられるようになったダンスや英語、プログラミングなどの教室も増えています。
習い事を始める際はお子さんの意思を尊重し、また性格的にどんな習い事が向いているのかを判断したうえで、無料体験レッスンなども活用しつつ、楽しく取り組めるものを選ぶようにしましょう。