この記事では「30代未経験でもフリーランスになれるの?」といった疑問に答えつつ、フリーランスを目指しやすい職種の例や具体的な行動フローまで徹底解説していきます。
未経験の30代でもフリーランスになれる?
結論として、30代未経験からでもフリーランスを目指すことは十分可能です。フリーランスには会社員のような「新卒の方が採用されやすい」「定年は60歳まで」といった種々の年齢制限はなく、重要なのは実績。企業から必要とされるだけの能力を持ち合わせてさえいれば、極端な話何歳からフリーランスを志しても遅いということはないのです。総務省統計局の調査によれば、30代はおろか40〜60代、さらには75歳以上でもフリーランスとして活動している人は多数存在していることが分かっています。
年齢 | 有業者[人] | フリーランスの数[人] |
---|---|---|
20~24歳 | 4,288,700 | 46,400 |
25~29歳 | 5,565,700 | 112,000 |
30~34歳 | 5,547,400 | 164,500 |
35~39歳 | 6,186,500 | 234,500 |
40~44歳 | 6,888,700 | 254,500 |
45~49歳 | 8,263,600 | 305,100 |
50~54歳 | 8,090,700 | 293,300 |
55~59歳 | 6,670,600 | 264,900 |
60~64歳 | 5,393,300 | 237,700 |
65~69歳 | 3,837,400 | 243,900 |
70~74歳 | 3,110,200 | 224,700 |
75歳以上 | 2,219,600 | 189,600 |
もちろんスキルなしのままでは業務にあたることができないため、学習に取り組んで必要なレベルまで自分を引き上げる必要があることは確か。しっかりと学習する意欲欲があるのなら、30代という年齢は大きな枷とはならないでしょう。
30代未経験からでもフリーランスを目指せる職種の例
ここでは、30代未経験からでも比較的フリーランスを目指しやすい職種をご紹介していきます。自分の興味のある分野で始めるのがベターですが、まだ具体的に決まっていないという人はここで紹介するような職種を検討してみてもいいでしょう。- エンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
エンジニア
フリーランスとして独立するのに特におすすめの職種が「エンジニア」です。現代はIT技術が急速に普及している一方で、ITを扱える人材の数は圧倒的に不足している状態。それに伴ってエンジニアの需要が大幅に高まっているため、未経験者でもフリーランスになれるチャンスがあるのです。プログラミング言語の扱いや論理的思考など、高度なスキルが求められる職種であることは間違いありません。それでも「ITに興味がある」「開発に携わってみたい」といった考えを持っているのであれば、エンジニアを目指す価値はあるでしょう。
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Webデザイナー
Web上で用いるデザイン全般の業務を手掛ける「Webデザイナー」も、フリーランスにおすすめの職種の一つ。Photoshop・Illustratorといったグラフィックソフトや、HTML/CSS等のマークアップ言語を用いて、Webサイトや広告バナーの制作を行うのが主な業務内容です。習得すべきスキルがある程度体系化されているため、未経験者も比較的挑戦しやすくなっています。各種ソフトを用いた定型的な作業はもちろん、理論をもとにしたデザインセンスが必要とされる場面も多々。この点はWebデザイナーの難しいところであり、醍醐味でもあります。
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Webライター
「Webライター」は、その名の通りWebメディア等に掲載する記事を執筆する仕事です。最低限パソコンとネットワーク環境さえあれば取り組み始めることができるため、Web系職種の中ではとりわけハードルの低いものとして知られています。ただし参入しやすいからと言って、稼ぎやすいかと言われれば必ずしもそういうわけではありません。読者にストレスなく読んでもらえるような文章執筆スキルや、広大なWeb上で自分の書いた記事を見つけてもらうための「SEO」と呼ばれる知識が必要になる等、勉強しなければいけない点も多く存在します。
関連記事:Webライティングスクールおすすめ講座!必要なスキルも解説
30代未経験からフリーランスになるための3ステップ
30代からのフリーランスが無理ではないと分かっても「具体的に何をすればいいのか分からない!」という人も多いかと思います。ここからは、スキルなし・未経験の30代が効率よくフリーランスになるための行動フローを3STEPでご紹介します。- フリーランスとしてやりたいことを決める
- 必要な知識・スキルを身につける
- ポートフォリオを作って営業活動を行う
フリーランスとしてやりたいことを決める
まずは自分が「フリーランスになりたい!」と思い立った理由を考えることから始めてみましょう。信念が明確になっていると、フリーランスとしてどんな仕事をしていくか、どんな案件を取っていくかが自ずと定まるため「何をしたらいいかわからない…」と悩むことがなくなります。例えば「時間や場所にとらわれず、自分の思うままに仕事をしたい!」という自由さを求めているのであれば、パソコン一つでどこでも作業できるWebライター等が当てはまりますね。
このように「フリーランスを決意した理由を考える」→「自分の気持ちに合った職種・案件を定める」といった手順で、フリーランスとしてやりたいことを決めていってください。
必要な知識・スキルを身につける
やりたいことが明確になったら、その職種で仕事を獲得していくために必要な各種スキルを身につけていきます。未経験からフリーランスになることは可能ですが、スキルなしの人に仕事を依頼してくれる企業というのはまず存在しないからです。スキル習得の際には、書籍やインターネットを活用して独学をするのももちろんOK。ただし30代だと少し遅めのスタートとなっているため、少しでも早く現場で活躍できるようになるために各種スクールを活用してもいいでしょう。体系的なカリキュラムがあるので、迷うことなく最短で目指すキャリアにたどり着くことができるはず。
学習にどのくらいの時間・費用をかけられるかをよく考えて、最適な学習方法を選択していきましょう。
ポートフォリオを作って営業活動を行う
スキルが身についたら後は案件探しへと動き出すのみなのですが、自分を売り出していくうえで「ポートフォリオ」があると非常に便利。これまでの経験や実績はもちろん、自分がどの程度のスキルを備えているかが一目でわかるため、営業活動がスムーズに進みやすいです。応募先の企業から好印象を獲得することもできるでしょう。スキルを習得する過程で作成した作品群は大切に取っておき、専用のポートフォリオサービスを使ったり自分でWebサイトを立ち上げたりして、一つにまとめておくことをおすすめします。
30代未経験からフリーランスを目指す方におすすめスクール
COACHTECH
フリーランスの中でもエンジニアを目指す人におすすめしたいプログラミングスクールが「COACHTECH(コーチテック)」です。数あるスクールの中でも珍しい「未経験からフリーランスエンジニアを輩出することに特化したサービス」となっています。
エンジニア案件は開発経験を求められる場合がほとんどで、基本的に実績のない未経験者がフリーランスになることは困難です。しかしコーチテックでは受講中に実際の開発案件に携わることが可能。確実に実績を構築することができるため、未経験からでも無理なくフリーランスを目指せるようになっています。
フリーランスエンジニア監修のカリキュラムで基礎からきっちり学べるから、挫折率はわずか3%。30代未経験からフリーランスエンジニアに転身したいなら、ぜひコーチテックを利用してみてください。
30代未経験からフリーランスになれるのかまとめ
当記事では「30代未経験からでもフリーランスになれるの?」といった疑問を解消したうえで、フリーランスを目指しやすいおすすめの職種・未経験からフリーランスになるための具体的なステップについてまで、詳細に解説してきました。個人の能力が求められる時代になってきていることもあり、フリーランスの人口は年々増加しています。スキルさえあれば年齢に関係なく活躍していくことができるので、現時点で30代未経験だからといって諦める必要は全くないでしょう。
ただし、仕事を取っていくためには一定以上のスキルが求められることは間違いありません。書籍などで独学することはもちろん、後れを取り戻すためにスクールを活用するのもおすすめです。自分に合った学習方法でフリーランスを目指してみてくださいね。