(取材)Crefus全国大会に潜入!レゴ®教材でロボット製作・プログラミングを学んだ生徒が大集合
年長さんからスタートでき、社会で通用するハイレベルなスキルまで身につけられるステップアップ学習と、学校の勉強や受験に必要な知識に結びつく緻密なカリキュラムが高い評価を得ています。

そんなクレファスの大型イベントが「Crefus Cup(クレファスカップ)」です。

各コースの代表に選ばれた選手たちが、それぞれに工夫を凝らしたロボットで競い合う全国大会をコエテコ取材班が徹底レポート!見応えたっぷりの大会の様子を、たくさんの写真と共にご紹介します。
Crefus Cup(クレファスカップ)とは?

CrefusCupは1年間の学びの集大成。それぞれのコースの最終課題として取り組んできた競技で競います。校舎ごとに行われた予選大会(兼発表会)で、各コースの代表に選ばれた選手たちが、全国から集まるのがこの全国大会です!
東京八重洲の会場には、遠くは北海道や鹿児島、さらにはベトナムから駆けつけた選手も!会場となったビルのエレベーター前には行列ができるほど、大勢の生徒さん達が集まりました。
クレファスカップは各コース別に競技が行われます。
- ブロンズコース
- シルバーコース
- ゴールドコース
- プラチナコース
- M2コース
- M3コース
M3コースでは、テキストプログラミング言語Pythonを使用しロボットをプログラミングする難易度の高い競技となっています。
一方で参加選手も特に多いブロンズコースはLEGO®︎Education、SPIKE™︎プライムを使います。わかりやすいビジュアルプログラミング(指示ブロックを組み合わせる直感的なプログラミング)でプログラムしたロボットで、相撲に見立てたチャレンジを競います。

会場は広いし、たくさんの選手がいるし、迷っちゃう!…大丈夫、すべてのフィールドにいる審判(先生)が誘導してくれてます♪
広い会場を埋め尽くす競技フィールドと応援の保護者の皆さんたちの間をめぐりましたが、あちこちで歓声が、時にはため息が、そして盛大な拍手が起きて、取材班も走り回りましたよ。
ではまず、多くの選手が所属している「ブロンズコース」を見ていきましょう。
【クレファスカップ全国大会①】ライントレース相撲は大盛りあがり!
ブロンズコースの競技は「ライントレース相撲」です。各自が工夫を凝らしたロボットを用いて、フィールドをライントレース(カラーセンサーで床の明るさを判断し、黒いラインに沿って走行する)で一周します。一周したら真ん中に置かれた「お相撲さん」に見立てられたペットボトルを倒します。

1本目は小結(500mlペットボトル)、2本目は関脇(900ml)、3本目は大関(1.5l)、そして横綱は2Lのペットボトル!
ちょうど、競技が始まるところに間に合いました。

大事な大事なロボットをそっと取り出す女の子

カラフルなブロックで組み立てられたロボット、動きもプログラミングされている。

モニターを見つめる真剣な表情!

競技開始の合図を待つ一瞬。

おお!盾のように組んだブロックが相撲ペットボトルを押し出そうとしています!がんばれ〜
一周目はうまくボトルを倒せませんでした。緻密な秒数制御が必要になるこの競技。ロボットのスタート位置を少しずらして、再度チャレンジしています。制限時間内であれば、もしボトルを倒せなくても、あるいはロボットがラインから外れてしまっても、スタート位置に戻れば何度でもやり直せます。
ブロンズコースは大会が初めてという子も多いそう。

自分の順番を待つ間、緊張が高まりますよね。大事なロボットを抱えて、次の戦略を考えているのかな。

「なんとか、うまくいって!」分身とも言うべきロボットを見つめる女の子

事前にプログラムを組んできているが、大会でその通りに動くとは限らないのが難しいところ…
すべてのボトルを倒したり押し出したりして制限時間内に完了すると、自然と拍手がわきおこります。
跳び上がって喜ぶ子もいれば、うまくいかずに思わずうつむき、膝をたたいて悔しがっている子もいて、教室の先生が背中をさすりながら声をかけていました。
「練習どおりにいかないのが大会です」と、かたわらでCrefusの足立さんは会場全体を見渡しながら話してくださいました。
〈ブロンズコースの選手にインタビュー〉緊張したけど楽しかった!
今回、初めてCrefusCupに参加した男の子とご両親にお話を伺うことができました。まず男の子に初参加の感想を聞いてみると……。
最初は緊張しました。でも思ったよりうまくいきました。すごく楽しかったです!

本人が大会に出たいと言うので、応援しました。ハラハラし通しでしたが、子どもにとって良い経験になったなと思います。
大会に出て、一生懸命にチューニングをしているのを見て、ずいぶんと忍耐力もついたなと感じました。これからも、いろいろなことに挑戦してほしいですね。
Oくんは、「次は1位を狙いたい」と力強く語ってくれました!
さぁ、では上級レベルのコースも見てみましょう。
【クレファスカップ全国大会②】Pythonでロボット制御の競技も!
シルバーコースは「海底探査ミッション」です。海底の資源を見つけ、回収をしたら陸地に帰港します。この競技では、距離センサーを使って、カードが置かれた位置を判断するミッションがあり、シルバーコースで初めて学習する条件分岐がカギになります。ゴールドコースは、レゴ®︎エデュケーションのEV3とSPIKEで種目が分かれます。EV3は、ラインをたどりコースを3周してタイムを競うサーキット競技、SPIKEは、惑星に探査機を投下したり、オブジェクトを回収したり、複数のミッションをクリアーしていきます。ゴールドコースでは、センサーを複数使った条件分岐やループの中断など、かなりプログラムの難易度も上がってきます。

惑星ミッションに挑む男の子

(頼んだぞ!)と願いこめているのかな。惑星ミッションを果たしてクリアーできるのか!?
プラチナコースは、フィールドに配置されたトラッシュをつかんで、色を見分けてゴールエリアに運ばなくてはなりません。変数を使って制御するプログラミングを用いるため、さらに難易度が高い競技です。

M2コースでは、物体の重心について学び、タイヤを使わない歩行ロボットを作製し、障害物を超えたりペットボトルを運んだりする競技をします。プログラムは複雑ではありませんが、バランスを取りながら歩行するロボットを作るのはとても技術が必要です。
さらにM3コースが挑むのは「シティエンバイロンメント」、碁盤の目のように引かれた道路や、信号に見立てた四角いマークを意識しながら指定された通りに自動運転で進みます。
すべてテキストプログラミング言語のPythonによってプログラミングを行い、ロボットを制御しています。

シンプルに見えるが白・黒・灰色の微妙な色合いをセンサーで察知し自動運転をさせるのは難しい

ロボットの動きを見てPythonのプログラムを調整していく

このレベルになると、周囲の音も耳に入らないような集中力をみせる

さぁ、次はうまくいくのか!?固唾をのんで見守る
〈M3の中学生と保護者にインタビュー〉Crefusで対応力や集中力が磨かれた
このミッションに挑戦したHくんは中学生。Kicksの頃からCrefusに通っているそうです。
Hくんとお母さま
最初のチャレンジは、教室とは違う照明で光の具合が違うから、カラーセンサーの調整が難しかったです。
でも、あきらめずに2回目までの間でしっかりリカバリーしたら、次はすべてクリアーできました!
プレゼンテーションを繰り返しているうちに、自信がついたようで堂々と発表できるようになりました。
それから何事に対しても臨機応変に対応する力や、ここぞという時に集中して力を発揮できるようになったなと感じます。
子どもたちの大好きなブロックでロボットを作るところからスタートしたHくん、楽しく学ぶうちに課題にぶつかっても柔軟に考え、対応する力が身についたと言います。
1度目のチャレンジは「散々だった」そうですが、見事に2回目で満点を出したHくんの“やりきった爽やかな笑顔”が印象的でした。
【クレファスカップ全国大会②】拍手喝采!の表彰式
そして、得点集計の時間も終わり、いよいよ表彰式がスタート!
最後までがんばった参加者の生徒さん達と熱く応援し続けた保護者や先生が勢揃い!圧巻です

講評を行った岡崎学園長「将来の活躍を期待しています!」
1位を受賞したのはこちら!

もっとも難易度の高いM3コースで優勝した中学生。後輩たちに「あきらめないで頑張ってください!」とエールを送りました
ブロンズコース【ライントレース相撲】
名進研 名駅校
シルバーコース【海底探査ミッション】
新百合ヶ丘校
ゴールドコースEV3【サーキット競技】
仙台校
ゴールドコースSPIKE【惑星探査ミッション】
柏校
プラチナコース【トラッシュハント競技】
南浦和校
M2コース【歩行競技】
仙台校
M3コース【シティエンバイロンメント】
ひたちなか校
〈M3コース2位を獲得した選手にインタビュー〉ベストを尽くした

なんともいえない素敵な笑顔の三人!
Pythonでロボットを制御する難しい競技「M3」で、2位に輝いたSさんがインタビューに答えてくれました。今日の感想と、長く続けてきたことで得られたスキルについて聞いてみると…
ロボット作りもプログラミングも楽しんでやっています。
クレファスでは、たとえばうまくいかないことや難しいことがあっても受け入れて、そしてどうしたらよいかを考え、ベストを尽くして結果を出すことを学びました。
今日も最後までベストを尽くした結果、2位になれたのだと思います。とても嬉しいです!

インタビュー中にロボットを取り出して実際に動かしてみせてくれた

緻密で正確な動きに改めて驚く。
Sさんが話している間、にこにこ笑顔で優しく見守っている保護者の方にも、お子さまの成長についてお話を伺いました。
クレファスに通う前は、緊張するような場面を避ける、逃げ出すようなところがありました。それが今では状況を受け入れ、きちんと対応できるようになったなと感じます。
とにかくクレファスが楽しいみたいで、夢中になりすぎるみたい(笑)。そんな楽しい習い事に出会えて、よかったです。
それはプログラミングだけでなく、すべての学習において必要なスキルであり、社会人になってからも必ず役立つことでしょう。Sさん、2位おめでとう。
これからもがんばってくださいね!
ブロックで楽しく学ぼう!レベルアップして大会に参加しよう!
クレファスカップは閉会式が終わっても、生徒さん同士で話す姿や、一緒にエレベーターに乗り込む姿が見られました。クレファスのカリキュラムは、子どもたちが大好きなレゴ®︎教材を使って、ロボット製作をしながら、表や棒グラフ、滑車と輪軸、測定値の平均や色の三原則などさまざまな知識を自然と学べるようになっています。
そしてプレゼンテーション力やコミュニケーション力、創造力も身につく点が多くの保護者に支持されているのでしょう。
まずは体験をしてみませんか?そして次はぜひ全国大会をめざしてくださいね。
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大会に出て、大勢の人が見ている中でロボット競技に参加するのは、お子さまにとって大きな経験です。
他の子のロボットを見て、「こういうこともできるんだ」「こんな方法もあったのか」とたくさんの発見をします。
普段、交流しない子ども同士が大会を通じて話をかわし、いつもと違う刺激を受けます。この大会を新たな学びへの意欲につながる“きっかけ”にしてほしいですね。