第8回 ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会イベントレポート

第8回 ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会イベントレポート
2018年8月25日(土)東京大学・安田講堂にて、第8回ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会が開催されました。

2011年から開始したこの大会、第8回目を迎える今回は国内外から632名のエントリーがあり、日本および中国・台湾の予選を通過した38名が全国大会で競い合いました。本記事ではイベントの様子をレポートします。

ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会とは?


全国1300教室以上でヒューマンアカデミーが開講している「ヒューマンアカデミー ロボット教室」。ロボット教室では、子ども達の純粋な好奇心を入り口としたロボット製作を通じ、「自分で考え自分で成し遂げる力」を育んでいます。

ヒューマンアカデミーが開催する「ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会」は、教室で子どもたちが日頃学んでいることを発表する機会となっています。

第8回を迎える今大会では、国内のみならず中国と台湾にある「ヒューマンアカデミー ロボット教室」 の生徒たちも参加しました。


コンテスト内容は2種類。オリジナルロボットのアイデアと、それを実現する技術力を競う 「アイデアコンテスト」と、規定のコース上に自作のプログラミングで自律制御させたロボットを走らせ、ゴールまでのスピードを競い合う「テクニカルコンテスト」です。

コンテストでは、ヒューマンアカデミーのオリジナルキットを使ってロボットを製作し、今回も子どもたちから個性豊かなアイディアが繰り広げられました。

アイデアコンテスト


オリジナルロボットのアイデアと、それを実現する技術力を競うアイデアコンテストでは、全国大会にプライマリーコースの部5名、ベーシックコースの部9名、ミドルコースの部6名、アドバンスプログラミングコースの部6名が出場しました。


ロボットがどのような仕組みで動いているのか、製作で苦労したところなどを2分間の持ち時間で、中には大人顔負けのボードや図解を使用してプレゼンテーションしました。

第8回となる今大会では、中国・台湾の教室からも4名出場し、国内外問わず、子どもならではの個性豊かなプレゼンテーションに会場では歓声や拍手がわきました。

MVP賞は、出張 幸樹君(小5)のロボットタイトル『めくろう、めくろう、めくろーボ』


審査員による長い議論の末、第8回ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会のMVP賞は、大阪・狭山池前教室/出張 幸樹君(小5)の『めくろう、めくろう、めくろーボ』に決定しました。


『めくろう、めくろう、めくろーボ』は、アームを使って身体が不自由な人でも本を読むことができるロボットです。

審査員に高く評価されたポイントは、

①息を吹きかける長さによってページをめくる・戻すといった動作をする点
②本が破れないようにページをめくるアームの繊細な動きの調整

など高度な技術があげられます。

その他、コンテストの入賞者は以下の通りです。

アイデアコンテスト最優秀賞

<プライマリーコースの部>上海・静安稚麦街教室/朱 嘉睿君(年長)『投石ロボ(瘋狂投石機)』


<ベーシックコースの部>広東・東莞教室/甘 鈺茜さん(小3)『馬車(倣生機械馬車)』


<ミドルコースの部>東京・中野教室/齋藤 壱伍君(小5)『Simple Buggy(シンプル バギー)』


<アドバンスプログラミングコースの部>大阪・狭山池前教室/花園 明良君(小5)『計算ロボット』

アイデアコンテスト特別賞

東京・ららぽーと立川立飛教室 清水 輝君(小6)『やぶさめロボ』


宮城・仙台上杉教室 高橋 星凪君(小3)『フォークリフトロボ』


兵庫・川西駅前パルティ教室 増田 睦月君(小5)『自動ドアロボ』


神奈川・戸塚駅前教室 大杉 知也君(小5)『紙飛行機工場』


東京・国立駅前教室 本間 和真君(小5)『フライング・ロボパイレーツ』


愛知・豊成教室 田中 桃子さん(小5)『ドミノロボット』


テクニカルコンテスト


テクニカルコンテストは、ライントレースによるスピード競技。

レースには課題が決まっており、今年は「ロボット本体がゴールラインを通過し、ゴールエリア内で停止すること」でした。

子どもたちはロボットが光センサーで黒いラインを識別して、ラインから外れずに走るよう自作のプログラムで自律制御させ、ゴールまでのスピードを競い合いました。


本コンテストに出場したのは、各地区大会を勝ち抜いた12名。

子どもたちだけでなく、大人も一緒に手に汗を握る白熱したレースとなりました。テクニカルコンテストの入賞者は以下の通りです。

テクニカルコンテストの入賞者

優勝:埼玉・川口元郷ミエルかわぐち教室 宮地 晴樹君(小6)


2位:愛知・東山公園教室 浅野 光太郎君(小5)


3位:愛知・東山公園教室 宇城 凛穂さん(小6)


審査員長 高橋智隆先生「子どもの能力は無限大です」


高橋智隆|プロフィール
2003年、京都大学工学部卒業。代表作にロボット電話「ロボホン」、ロボット宇宙飛行士「キロボ」、ディアゴスティーニ「週刊ロビ」、乾電池CM「エボルタ」など。ロボカップ世界大会5年連続優勝。現在、㈱ロボ・ガレージ代表取締役、東京大学先端科学技術研究センター特任准教授などを務める。

審査委員長の高橋氏は、第8回ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会について、以下の通りに述べました。

「子どもの能力は無限です。子ども達は皆、大きな可能性を秘めています。ロボット教室は、それを目覚めさせる教育だと考えています。今年はどのロボットも素晴らしかったです。また1年間がんばって教室で学んで下さい。来年の全国大会で会える日を楽しみにしています」

編集部コメント

ヒューマンアカデミー ロボット教室全国大会では、子どもたちが日頃の学習成果を発表し、お互いのロボットを見せ合ったり、プログラムや構造を質問し合ったりと交流の場もありました。

ロボット教室のカリキュラムに加え、大会に向けて準備し、子ども同士で切磋琢磨し合う姿に、来年の全国大会では、子どもたちのさらに進化をとげたロボットが会場で見られるのではないかと期待が高まります。

<第8回 ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会 開催概要>
■日時 : 2018年8月25日(土) 10:15~17:00
■会場 : 東京大学 安田講堂 (東京都文京区本郷7-3-1)
■部門:
・アイディアコンテスト
 -プライマリーコースの部
 -ベーシックコースの部
 -ミドルコースの部
 -アドバンスプログラミングコースの部
・テクニカルコンテスト
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