2018年から開催されており、今回で7回目となる本大会。「テーマに沿っていてITを活用したオリジナル作品」であれば、基本的には何でもOKというルールです。言語やプラットフォーム、ツールが指定されていないため、自由な発想で多様なIT作品が出品されています。
子どもたちが自ら制作したIT作品を披露し評価を競い合う最終プレゼンテーションは、ITキッズやその保護者はもちろん、ITや教育、プログラミングに携わる人なら必見です。
「EXA KIDS」はITやプログラミングを学ぶ小・中学生の子供達、そして子どもたちを取り巻く大人に向けて、IT教育のムーブメントを起こすイベントです。
この記事をcontest.exa-kids.org で読む >感覚に訴えかけてくるような言葉がテーマ
『EXA KIDS 2024』のテーマは、「ふわふわ」「ざらざら」「ねばねば」「ぷるぷる」の4つ。自分が表現したいテーマを選び、ITを使用してオリジナル作品を作るのが課題です。「何かの状態を表す4つのテーマを、ITを使ってどのように表現するのか」が難しいところ。例えば、「ふわふわなゲーム」「ざらざらしたアプリ」「ねばねばした音楽」と聞くと、あなたならどのような作品を思い浮かべますか?出会ったことはありますか?
自由度の高いエクサキッズならではのテーマで、作品への期待が高まります。
『EXA KIDS 2024』では、使用するプログラミング言語やツールに制限がなく、独創的な発想と技術が問われます。毎年、ゲーム、アプリ、ウェブサイト、プラグイン、動画、グラフィック、音楽など、多種多様な作品が集まるため、今年の作品も期待大です。
チャレンジコース・エキスパートコース・ユーモアコースの3部門で構成
今大会から、「チャレンジコース」「エキスパートコース」に加えて「ユーモアコース」が新設されました。ユーモアコースは、他の2コースとは全く異なる評価基準を持っており、「インパクトを残したい」「変化球を投げたい」小中学生向けのコースです。これまでとは方向性が異なるコースが設けられたことで、作品がより多様化することが予想されます。新たなチャンスだと感じている人もいるでしょう。
チャレンジコースは、初めてIT作品づくりにトライする初心者向けのコース。経験豊富な中級者・上級者にはエキスパートコースが用意されており、個人のスキルやレベルに応じて自由にコースを選択できます。個人だけでなくチームでの参加も可能です。
『EXA KIDS(エクサキッズ)2024』のファイナリスト29組が決定!
一次審査会を経て、ファイナリスト29組が決定しました!ファイナリスト進出者は、下記の通りです。コース名 | 最終プレゼンテーション進出者 |
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チャレンジコース (計12組) |
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エキスパートコース (計7組) |
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ユーモアコース (計10組) |
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一次審査通過から最終プレゼンテーションまでの約1ヶ月間は、専任のメンターがファイナリストたちについてサポートを行います。
ファイナリストのコメント
自分の作品を紹介して感想を言ってもらえるのがとても嬉しいです。
ファイナリストとしてまた発表ができるので、がんばります。
スライムを積み上げて相手より早く先に高く積み上げたほうが勝ちというゲームを発表します。
1つ1つのスライムにこだわって作っています。スライムが途中で寝たり、はっと起きたり、きょろきょろしたり、1つ1つのスライムも可愛くみえるようにしたので、そのこだわりを見てもらいたいです。
応募作品:スライムタワー
一人でも多くの人に僕の作品を見て楽しんでいただきたいです。「4つのテーマ全てを表現したい!」という欲張りな葛藤をそのままゲーム上のステージやキャラに見立て、ゲームのPV風動画として仕上げました。キャラのモーションが自然に見えるよう工夫したり、見てくださる人が「こんなゲームあったらやってみたい」と思える動画に仕上がるよう、試行錯誤して制作しました。
応募作品:カチロボ冒険記(ゲームPV風アニメ)
今回の作品は子供を持つ親タオルの大変さをコンセプトに作っています。子タオルは小さい頃の自分をモデルに作っています。
「ふわふわ」というテーマに合うようにこだわったのと、技術力やストーリー、グラフィックも前回よりも頑張ったのでそこを評価してもらいたいです。
今回は前回の自分の作品を超えられるような人の心を楽しませられるような作品にしたいです!
応募作品:Hyperactive Child
今回僕が作ったのは「君も今日から研究者!」をコンセプトに、白黒の四角だけで架空の生物が動き回る様子をシミュレーションできるゲームです。ベースとなるライフゲームは50年近く前の概念ですが、当時大変だった変化の過程を今だからこそ一瞬で可視化できるので、誰でも簡単&自由に条件を変えられる機能を加えてみました。当日のプレゼンでは見てくれた人が自分もやってみたいと思えるような楽しさを伝えられたらと思います!
応募作品:Neo生態系Evolution
イベント当日はリモート参加でYouTubeライブ配信あり
『EXA KIDS 2024』当日、ファイナリストたちはリモートで参加し、画面越しに審査員や視聴者に向けてプレゼンテーションを行います。ライブ中継されるため、日本国内や海外など、どこからでも誰でも自由に視聴可能です。【開催日時】
2024年11月24日(日) 10:00~18:00(予定)
10:00~10:20 オープニング
10:20~11:20 チャレンジコース1部
11:30~12:30 チャレンジコース2部
12:30~13:30 昼休憩
13:30~14:10 エキスパートコース1部
14:20~14:50 エキスパートコース2部
15:00~15:50 ユーモアコース
15:50~16:30 表彰式・エンディング
【場所】
YouTubeライブ配信(無料視聴可能)
https://www.youtube.com/live/Wx2lAOseTKo?si=hBPy9WhO6JS-cE4Q
チャレンジ・エキスパートコースの受賞者には、完全限定のオリジナルグッズ+賞状(PDFデータ)が授与されます。スポンサー企業賞を受賞できれば、賞に応じた商品も同時に受け取ることが可能です。
ユーモアコースは他の2コースとは軸が異なるため、賞品はありません。しかし、MVPに輝いた作品の制作者には、なんと次年度のシード権(ユーモアコースのファイナリスト確約)が与えられます。
プログラミング好きもクリエイティブなモノづくり好きも必見の『EXA KIDS 2024』
『EXA KIDS 2024』のファイナリスト29組が決定しましたね!「ふわふわ」「ざらざら」「ねばねば」「ぷるぷる」のテーマとITをどう組み合わせるのか。作品への期待が高まりますね。
興味がある人は、最終プレゼンテーションの様子をぜひチェックしてみてください。自由な発想で作られた多様なIT作品は、なかなか他では見ることができません。プログラミング未経験でも、クリエイティブなモノづくりが好きならきっと楽しめるでしょう。
初めてファイナリストに選ばれて嬉しいです。
僕は海釣りが大好きです。だから、海の上で暮らしたいなと思って、フローティングハウスで暮らすサバイバルゲームを作りました。
今回はBlenderではなく、初めてFusionを使って実際に3Dプリントしてみて、それをRobloxにも取り込みました。Robloxのプログラミングも大きなオブジェクトを動かしたりするのを頑張りました。
応募作品:Floating House