「わかった!」が子どもを変える――山形発、少人数制・個別指導のプログラミング教室「ピタゴラミン」の流儀
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今回お話を伺った方
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ピタゴラミン山形校 塾長 / ピタゴラミン本部 教材企画責任者
高内 秀和氏子ども一人ひとりの理解や興味に寄り添う少人数個別指導を実践し、成功体験の積み重ねを大切にしている。また、「とりあえずやってみる」という姿勢を大切に、子どもたちの挑戦を後押ししながら日々指導にあたっている。
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幼稚園児から高校生までが通う、個別指導キッズプログラミング教室 ピタゴラミン山形校。一斉授業ではなく、講師1人につき生徒は最大3人の少人数個別指導を徹底しています。

ピタゴラミン山形校は、子ども一人ひとりの理解や興味に寄り添い、「わかった!」「できた!」という成功体験を積み重ねていく学びの場です。地域にいながら質の高い教育を届けたいという想いのもと、独自の教育スタイルを貫いています。
今回は、ピタゴラミン山形校の学びの背景にある考え方について、ピタゴラミン山形校 塾長でありピタゴラミン本部 教材企画責任者も務める高内 秀和さんに話を伺いました。
一歩踏み入れた瞬間に伝わる空気―ピタゴラミンってどんな教室?

ピタゴラミン山形校の教室内では、年長児から高校生までの子どもたちが、それぞれのペースで画面に向かい、ヘッドセットをつけて学習を進めます。
講師が前に立って一方的に説明する形式ではなく、子どもが作業を進めながら、必要に応じて講師が近くでサポートするスタイルです。
取材当日は、子どもが「あ、できた!」と声にする場面もあり、その都度、講師が手を止めて対応しています。

東京から2時間の親子が教えてくれたこと

ピタゴラミン山形校 塾長 高内 秀和さん
代表の飛塚氏がこの教室を立ち上げた原点は、前職時代に出会った一組の親子にあるといいます。
「都内の教室に通うために、郊外から2時間以上かけて来ている親子がいたんです。」
遠方から時間をかけて通わなければ、質の高い教育にアクセスできない状況を目の当たりにしたことが、山形で教室を立ち上げるきっかけになりました。
教育は本来、地域に関係なく等しく提供されるべきものです。
しかし実際には、質の高い教育が都市部に偏在している現実があり、「アクセスできる家庭」と「できない家庭」が存在しています。
単なる収益事業ではなく、社会貢献として教育事業に取り組みたいという強い思いが、ピタゴラミンの原点となっています。
同じ答えでも、たどり着き方は人それぞれ
ピタゴラミン山形校では、プログラミングを「技術」ではなく、日本語や英語と同じ「言語」として捉えています。「同じ目的地への道案内でも、言い方は人によって違いますよね。プログラミングも同じで、正解は一つではありません」と高内さんは話します。
たとえば、同じ目的地への道案内でも、「最寄り駅から北上してバイパスを左折すると着きます」と伝える人もいれば、「最寄り駅から西に進み、2つ目の信号を右折すると着きます」と伝える人もいるでしょう。
プログラミングも同様に、同じゴールに向かっていても、命令の順番やアプローチの仕方は人によってさまざまです。つまずくポイントや悩み方が一人ひとり異なるのも、自然なことだと言えます。

一人ひとりに合わせた学びを支える多様な教材
なぜ少人数・個別指導にこだわるのか―ピタゴラミンが大切にしていること

山形校では、講師1人につき生徒は最大3人の体制を取り、一人ひとりに目が届く環境を整えています。
生徒が10人いれば、疑問も10通り生まれます。ピタゴラミンでは、それぞれの疑問や興味に応じて学びを深められるよう、少人数での指導を採用しています。
こうしたサポート体制について、高内さんは次のように話します。
「もし8人や10人など多くの生徒を同時にサポートする場合、全員に同じ手順でプログラムを進めてもらう必要がありますが、これでは子どもたちの個性を伸ばすことはできません。子どもたちの自由な考えやアイデアを大切にするためには、一人ひとりに合わせた対応が欠かせません。」
指導の根底にあるのは、「子どもの興味関心から生まれる自由な考えを尊重したい」という考えです。少人数個別指導だからこそ実現できる学びの形だと、高内さんは話します。

生徒の進度に合わせて、講師が個別に声をかけながらサポートをおこなう
子どもが自然に夢中になる―ピタゴラミンの教材とは
ピタゴラミンの学びの中心となるのは、動画教材です。生徒はヘッドセットをつけ、動画を見ながら自分のペースでプログラミングを進めていきます。必要に応じて巻き戻しながら確認できるため、自分の理解に合わせて学習を進められるのが特徴です。

「動画教材であれば、周りを気にせず自分のペースで進められ、わからなければ何度でも見直せます。『よくわからなかったけれど楽しかった』だけでは終わらせない環境です。」と高内さんは語ります。
講師との距離が近く、つまずきをその場で解消できる環境
教材は動画だけではありません。紙の教材で基礎を整理したり、3Dプリンターを活用し、自分のアイデアを実際に形にできるカリキュラムも用意されています。
実践を通じて試行錯誤を重ねることで、理解を深められる環境が整っています。

設計したデータを実物として出力する3Dプリンター

基礎を整理しながら理解を深める紙教材
人気No.1は「マイクラ×Python」―10コースの使い分けと子どもの変化
人気No.1「マイクラ×Pythonコース」
ピタゴラミン山形校では、幼稚園児から高校生までを対象に、10種類のコースを用意しています。なぜこれほど多様なコースがあるのでしょうか。
「世の中にあるプログラミング学習ツールが、すべての生徒にとって学びやすいとは限らないと感じたからです」と高内さんは話します。
例えば、Scratchは世界的に有名で小学校でも広く使われていますが、「命令をどの順番で並べるか」という構造的な考え方が、一部の子どもにとっては難しく感じられることもあります。
一方で、Springin'(スプリンギン)を使った「キッズクリエイターコース」は、描いた絵に必要な命令を選ぶだけの直感的なプログラミングで、感覚的に作品が完成していきます。

ピタゴラミン山形校「キッズクリエイターコース」
プログラミング教育は、「理解できるかどうか」ではなく、「どのような入口から触れるか」が重要だと、高内さんは考えています。
なかでも最も人気なのが「マインクラフト×Pythonコース」です。大好きなゲームを動かしながら、自然と本格的なプログラミングへ移行できるのが特徴です。

マインクラフトの教育版(Minecraft: Education Edition)を使用
「マインクラフト×Pythonコース」は、最初は日本語の命令ブロックを使い、途中からPython言語の基礎を学んでいく段階設計になっています。「楽しいから続けられる」流れが継続率を支えています。
各コースの概要は以下の通りです。
| コース名 | 対象学年 | 内容 |
| ビギナーコース |
年長〜小学校2年 |
Scratch Jrを使い、タブレットで簡単なプログラミングに挑戦。 命令ブロックを並べる順番によって結果が変わることを体験し、論理的思考力の基礎を養う。 |
| スタンダードコース |
小学校3年~中学生 |
世界的に有名なScratchでゲームを制作しながら学ぶ。 ブロックを組み合わせる形式で、パソコンに慣れていない子でもすぐに楽しめる。 |
| 3Dモデリングコース |
小学校3年生~中学生 |
唯一プログラムを書かないコース。工作やものづくりが好きな子に最適。 3DモデリングツールTinkercadでものづくりをしながら空間把握能力とプログラミング的思考を養う。 |
| キッズクリエイターコース |
小学校1年生~6年生 | Springin'を使った直感的なプログラミング。 タブレット使用なので、小さな子やプログラミングに苦手意識のある子でも気軽に楽しめる。 |
| マイクラ×Pythonコース |
小学校5年生~中学生 |
マインクラフトの教育版を活用。 日本語の命令ブロックからPython言語へ段階的に移行する、人気No.1コース。 |
| ゲームプログラミングコース |
小学校6年生~高校生 |
RobloxStudioで実際にゲームを制作。 テキスト型のLua言語を使うため、中学・高校のプログラミング学習にもつながる。 |
| ゲームクリエイターコース |
中学生~高校生 | プロも使うUnreal Engineで本格的なゲーム開発に挑む。 将来ゲームクリエイターを目指す子の登竜門的コース。 |
| 英語で学ぼうコース |
小学校5年生~中学生 |
スタンダードコースの内容を英語にしたコース。 命令や音声も全て英語で作成されたScratchで学ぶ。 |
| ジュニアプログラミング検定受講コース |
小学校4年生~中学生 |
Scratchを用いた検定に挑戦し、学習の成果を「合格」という形で可視化。 動画教材と模擬試験を併用して、合格に向けてしっかり学べる。 |
| 情報Iコース |
高校生以上 | 2022年度より高等学校で必修化された「情報I」を学べる。 得意不得意を見極めながらマンツーマンによる指導を行う。 |
「できた!」の積み重ねが、進路を変えた

子どもたちの成果を可視化し、学びを共有する掲示
卒業生の中には、情報系の大学や仙台高専へ進学した生徒もいます。ピタゴラミンでの学びは単発で終わるものではなく、子どもの進路につながっている点が大きな特徴です。
その背景にあるのが、ピタゴラミン山形校での成功体験の積み重ねです。プログラミング学習を通じて自己効力感が育まれ、学ぶことへの前向きな姿勢が他教科にも広がっていきます。
その結果、命令を順序立てて考える習慣が文章読解力の向上につながり、論理的思考力は数学などにも波及していきます。
こうした経験は、「あのとき学んだことが今につながっている」と実感する場面として、進学後にも生きてくると高内さんは言います。
AI時代だからこそ、「原理を理解する側」に
AIがコードを書く時代になっても、プログラミング教育の価値はむしろ高まっていると高内さんは言います。
「大事なのは、使い方だけではなく仕組みを理解することです。AIを使いこなせる側に立てるかどうか、そこが分かれ目だと思っています」
AIはスマートフォン一つで誰でも使える時代になりました。
だからこそ、小さいうちからAIをどのように活用するか、「利用するものであって頼るものではない」という感覚を、プログラミング学習を通じて身につけてほしいと高内さんは考えています。

生徒の理解度に合わせて寄り添いながら指導する高内さん
ピタゴラミン山形校では、XR(VR/AR)やデータサイエンス領域にも教育を拡張していく予定です。
数年後にはScratchも別のツールに置き換わっているかもしれません。しかし、技術がどれだけ変化しても、「物事を深く考える力」と「自ら知識を獲得しようとする姿勢」を育てるというピタゴラミンの軸は変わりません。
プログラミングを始めるか迷っている保護者の方へ
「ピタゴラミンに通う子ども全員に、プログラマーになってほしいわけではありません」と高内さんははっきりと話します。
農家がドローンを活用し、大工がタブレットで設計図を確認する時代です。どのような職業であってもITは切っても切り離せない存在となっており、日常生活においてもITを使いこなす場面はこれからさらに増えていきます。
プログラミング学習は、特定の職業を目指すためだけのものではなく、これからの社会を生きるうえで必要な力を育てる学びでもあります。
そのため、「プログラミング学習が無駄になることはない」と高内さんは話し、まずは気軽に体験してみてほしいと言います。
これからの20年、あるいは5年先ですら予測が難しい時代において、さまざまな課題に挑戦できる子どもたちを送り出していきたい――。高内さんの言葉からは、地域の子どもたちに向けた確かなまなざしが感じられます。

子どもたちの挑戦を支える、日々の学びの風景
これからの時代において、子ども一人ひとりの個性をどう引き出していくかが、ますます重要になっていきます。
最後に、高内さんはこう語ります。
「子どもの可能性は無限大です。誰かと同じである必要はありません。プログラミング学習が、お子さんの新たな可能性を見出すきっかけになれば嬉しいです。」
子ども一人ひとりに向き合うピタゴラミンの取り組みに、共感した方も多いのではないでしょうか。
少人数制・個別指導のプログラミング教室を探している方は、ぜひ下記のページから最寄りの教室を探してみてください。
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