はじめての転職に臨む20代と、経験を重ねた40代とでは、"良い支援"の中身が違って当然です。
今回は、コエテコキャリア byGMOに寄せられた転職エージェント・転職サイト利用者の口コミ323件を、20代・30代・40代の年代別に分析し、満足度と重視ポイントがどう変わるのかを明らかにしました。
自分の年代に合ったエージェントの選び方・付き合い方のヒントとしてご活用ください。
転職エージェント利用者全体の調査結果は、転職エージェント利用者323人の口コミ調査にまとめています。
あわせてご覧ください。
調査方法
| 調査名 | 転職エージェント・転職サイト利用者の口コミ調査(年代別) |
|---|---|
| 調査主体 | コエテコキャリア byGMO(GMOメディア株式会社) |
| 調査対象 | コエテコキャリアに投稿された、転職エージェント・転職サイト利用者の口コミ |
| 有効回答数 | 323件(うち20代148件・30代128件・40代38件) |
| 調査基準日 | 2026年7月13日(同時点でコエテコキャリアに公開されている口コミを集計) |
| 調査方法 | コエテコキャリア上の口コミ投稿フォーム。満足度は各項目10段階評価。 |
50代以上は件数が少ないため、本記事では20〜40代を分析対象としています。
【当アンケート結果の利用について】
当調査結果のデータを引用する場合には、「引用元:コエテコキャリア byGMO」の表記をお願いいたします。
出典元として本ページへのリンク掲載をお願いいたします。
https://coeteco.jp/articles/15072
調査結果
回答者は20代・30代で全体の85%、40代はベテランが中心

まず年代ごとの顔ぶれを確認しましょう。20代は経験「1〜3年」(39.9%)が最も多く、これから土台を固める若手が中心です。
職種は営業(24.3%)とエンジニア(20.3%)が上位を占めました。
30代は経験「10年以上」(29.7%)と「5〜10年」(28.9%)で約6割を占める中堅層。40代はさらにベテラン色が濃く、経験「10年以上」が65.8%にのぼります。
40代は管理職(18.4%)も多く、また「無職・求職中」が15.8%と他年代より高いのも特徴で、キャリアの節目での転職がうかがえます。
■ 年代別プロフィール
| 年代 | 回答数 | 中心の実務経験 | 主な職種 | 男性比率 |
|---|---|---|---|---|
| 20代 | 148 | 1〜3年(39.9%) | 営業 24.3% / エンジニア 20.3% | 59.5% |
| 30代 | 128 | 10年以上(29.7%)・5〜10年(28.9%) | エンジニア 21.1% / 営業 18.8% / 事務 18.0% | 63.3% |
| 40代 | 38 | 10年以上(65.8%) | エンジニア 26.3% / 管理職 18.4% | 71.1% |
年代によって評価は変わりますが、まずは全年代に対応した主要サービスを俯瞰しておくと選びやすくなります。「転職エージェントおすすめ決定版」で定番のエージェントを確認できます。
総合満足度は20代が最高、30代を底とするU字傾向

年代別の総合満足度は、20代が8.19点で最も高く、30代が7.73点で最も低い結果になりました。
40代は8.11点と再び高く、年代が上がるほど下がるのではなく、30代を底とするU字を描いています。
8点以上をつけた割合で見ても、20代74.3%・40代68.4%に対し、30代は60.9%にとどまりました。
■ 年代別 総合満足度
| 年代 | 平均点 | 8点以上 | 9点以上 | 回答数 |
|---|---|---|---|---|
| 20代 | 8.19 | 74.3% | 48.6% | 148 |
| 30代 | 7.73 | 60.9% | 34.4% | 128 |
| 40代 | 8.11 | 68.4% | 47.4% | 38 |
20代は「アドバイザーの対応」(8.37点)と「書類対策」(8.07点)が高く、40代は「面接対策」(8.21点)と「求人の充実度」(7.92点)が全年代でトップ。
一方、30代は各分野の評価がやや控えめで、特に「アドバイザーの対応」(7.58点)で差が出ました。
■ 年代別 分野別満足度(10点満点)
| 年代 | 総合 | アドバイザー | 書類対策 | 面接対策 | 求人の充実度 | 回答数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 20代 | 8.19 | 8.37 | 8.07 | 8.06 | 7.74 | 148 |
| 30代 | 7.73 | 7.58 | 7.61 | 7.80 | 7.78 | 128 |
| 40代 | 8.11 | 7.96 | 7.88 | 8.21 | 7.92 | 38 |
満足度が年代で変動する背景には、年齢と転職市場の関係があります。何歳まで転職を狙えるのかは「転職は何歳までできる?35歳転職限界説の真偽も解説」で解説しています。
20代:手厚い伴走に高満足、「アドバイザーの対応」を高く評価

20代は全年代で最も満足度が高く、なかでも「アドバイザーの対応」を8.37点(9点以上が50.0%)と高評価しました。
はじめての転職や社会人経験の浅い段階では、キャリアの相談に乗り、書類まで一緒に整えてくれる伴走そのものが、大きな安心につながっているようです。
「親身になって転職活動を支援していただきました。初めての業界で初めての転職活動だったため、将来の不安やキャリアプランについてもご相談でき大変満足です。」
(20代・販売/10点・ユニゾンキャリア)
出典:コエテコキャリア
「不安点が多かったですが、第二新卒が見られるポイントなど的確にサポートしてくれました。」
(20代・営業/9点・第二新卒エージェントneo)
出典:コエテコキャリア
手厚い伴走を重視する20代は、若手サポートに強いエージェントを選ぶと満足度が高まりやすいです。「20代におすすめの転職エージェント12選 若手に強いサービスを徹底比較」でサービスを比較できます。
自分のペースで求人を探したい場合は、20代向けの転職サイトも併用すると選択肢が広がります。おすすめは「20代の転職サイトおすすめランキング10選」にまとめています。
30代:目が肥えるからこそ、担当者との相性で満足度が伸びる

30代の総合満足度は7.73点。
20代(8.19点)と比べるとやや控えめですが、10点満点で8点近くと、多くの人が支援に満足しています。
経験を積み、在職中で多忙な30代は、支援を見る目が自然と鋭くなります。
裏を返せば、"機械的""型通り"と感じさせない、相性の良い担当者に出会えれば、満足度は大きく高まるということ。
だからこそ30代は、担当者との相性を重視し、しっくりこなければ遠慮なく変更を申し出る——そんな主体的な使い方が、納得のいく転職への近道になります。
実際の口コミには、担当者を見極めるヒントも寄せられています。
次のような対応だと感じたら、担当変更を申し出るサインかもしれません。
「面談後の情報送付が、他のエージェントと比較して最も機械的に感じました。」
(30代・コンサルタント/5点・AXIS Agent)
出典:コエテコキャリア
「とても熱心なアドバイザーの方でしたが、やや型通りの対応が多く、アドバイスも不明瞭なところがありました。他の転職サイトと比べ、対応がやや遅いようにも感じました。」
(30代・エンジニア/5点・マイナビ転職 IT AGENT)
出典:コエテコキャリア
担当者との相性が満足度を左右する30代は、実績豊富なエージェントで複数の担当者を比べるのが有効です。「30代に強い転職エージェントおすすめ比較9選」が参考になります。
求人の幅を自分で見比べたいときは、30代向けの転職サイトも押さえておきましょう。「30代におすすめの転職サイト10選 未経験からハイクラス向けまで網羅」で紹介しています。
40代:面接対策・求人の充実度で満足度が回復

40代になると満足度は再び高まり、総合8.11点。
特に「面接対策」は8.21点(9点以上が62.5%)、「求人の充実度」も7.92点と、いずれも全年代でトップでした。
経験が豊富なぶん、企業ごとの具体的な想定質問や、条件に合った求人のマッチングといった"実践的な支援"が、そのまま満足度に結びついているようです。
「事前に面接の予想問題をお知らせ頂き、私の回答案を添削したうえに、一緒にご検討いただきました。」
(40代・管理職/10点・Dr.転職なび)
出典:コエテコキャリア
「私自身が経理職ということもあり、非常に多くの求人情報があり、見つけるのに苦労するということはありませんでした。」
(40代・管理職/9点・doda)
出典:コエテコキャリア
面接対策や求人の質で満足度が戻る40代は、ミドル層の支援実績が豊富なサービスが向いています。「40代男性におすすめの転職サイト・エージェント13選!転職率も解説」をチェックしてみてください。
より多くの選択肢から比較したい40代の方は、「40代向け転職エージェントおすすめ比較ランキング17選!」もあわせてご覧ください。
調査結果からの考察
今回の年代別分析からは、転職エージェントに求めるものが年代によって明確に変わることが見えてきました。満足度は20代(8.19点)→30代(7.73点)→40代(8.11点)とU字を描き、30代がやや控えめという結果になりました。
20代にとってエージェントは、キャリアの相談から書類作成まで寄り添ってくれる「はじめての転職の伴走者」。
手厚い対応がそのまま高い満足度につながっています。
一方30代は、ある程度自分でも動ける経験を持ち、在職中で時間も限られるぶん、支援の質を見る目が鋭くなります。
裏を返せば、相性の良い担当者に出会えれば満足度は高まりやすく、担当者選びこそがこの年代のカギになります。
40代になると、求めるのは実践的なマッチング。
経験を踏まえた面接対策や、条件に合う求人の紹介が刺さり、満足度が回復します。
裏を返せば、自分の年代の傾向を知っておくことで、エージェントとの付き合い方を最適化できるということです。
最後に、年代別のヒントを整理します。
- 20代は、キャリアの相談から書類作成まで頼れる「伴走型」の担当者を選ぶと満足度が高い
- 30代は、型通りの対応に感じたら遠慮なく要望を伝え、合わなければ担当者・サービスの変更も検討する
- 40代は、企業ごとの面接対策や条件に合う求人など「実践的な支援」を積極的に引き出す