シフト制や土日出勤で面接の予定を組みにくい、職務経歴書に書ける数字が見つからない——物流から転職できないのではないかという不安は、たいていこの2つから生まれます。
結論から言えば、物流業界からの転職でつまずくのは能力ではなく、経験の翻訳と活動の進め方です。
この記事では、物流・倉庫管理から転職できないと言われる理由を分解したうえで、異業種で評価される4つの力と、主な転職先の選択肢を整理します。
さらに、コエテコキャリア編集部が異業種・未経験からの転職者5人に取材して集めた、応募社数・内定数・転職後の年収の実データを公開します。
そのうちの1人が、物流倉庫の倉庫管理から未経験でIT企業のWebデザイナーに転職したJさん(女性)です。
Webデザインスクールと転職支援をどう使い、ポートフォリオづくりにどう力を入れて、2週間の転職活動で内定を得たのか——記事の後半では、Jさんへの取材をそのままお届けします。
物流・倉庫管理から次のキャリアを考えているあなたが、動く前に判断材料をそろえられる記事です。
- 1. 物流・倉庫管理から転職できないと言われる3つの理由
- 2. 物流・倉庫管理の経験が異業種で評価される4つの力
- 3. 物流から転職すると何が起きる?異業種に移った5人の実データ
- 4. 物流から転職する主な選択肢|同業でのキャリアアップと異業種への転換
- 5. 物流倉庫管理から、未経験でWebデザイナーを目指したきっかけ
- 6. 未経験・異業種からWebデザイナーへの不安
- 7. Webデザイナースクールと転職支援の活用|ポートフォリオ対策
- 8. 物流からWebデザイナーに転職した結果|活動2週間・年収・仕事のリアル
- 9. 物流など異業種から未経験でWebデザイナーを目指す人へ
- 10. 物流業界から転職する際によくある質問
物流・倉庫管理から転職できないと言われる3つの理由

物流業界からの転職を目指す際、書類選考や面接で壁にぶつかり、「自分には他業界で通用するスキルがないのではないか」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
しかし、それは決してあなたの能力不足が原因ではありません。
ここでは、倉庫管理などの業務から転職が難しいと言われやすい3つの理由と、それぞれの対処法を解説します。
理由1:スキルが社内・現場限定に見えてしまうから
倉庫管理・入出庫管理・在庫管理といった業務は、社外の人には具体的に何をしていたのか伝わりにくい特性を持っています。そのため、採用担当者からは「その現場でしか使えないスキル」と見なされやすく、汎用的なビジネススキルとして認識されにくいのが現状です。
実は、現場を回すために行っていた業務調整やトラブル対応は、どの業界でも求められる立派なスキルといえます。
たとえば、パートやアルバイトスタッフのシフト管理や教育は「マネジメント経験」であり、作業工程の見直しは「業務改善スキル」に該当します。
業界特有の専門用語を避け、他業界の人にも伝わる一般的なビジネス用語に言い換えることで、この課題は十分にクリアできるでしょう。
理由2:業界特有の勤務形態が候補を狭めるから
物流業界特有のシフト制・交代制・土日出勤といった勤務形態が、転職活動のハードルを上げていると感じることもありますよね。企業の面接は平日日中に行われることが多いため、休日が不規則だと日程を組みにくく、転職活動そのものが物理的に進めにくい状況に陥りがちです。
この問題は、有給休暇の計画的な取得や、転職エージェントの活用で現実的に解決できます。
とくに在職中の転職活動では、エージェントに企業との日程調整を代行してもらう仕組みを利用するのが効果的です。
また、オンライン面接や夜間面接に対応している企業を候補に入れることで、働きながらでも無理なく面接の機会を確保できるようになります。
理由3:職務経歴書に「実績の数字」を書きにくいから
営業職のような明確な売上目標がない職種では、職務経歴書に書く「数字の実績」を自分で設計する必要があります。実績を客観的な数字で示せないと、採用担当者に仕事の成果が伝わらず、書類選考で評価されにくくなってしまうかもしれません。
ポイントは、物流現場で日常的に扱っている指標を、そのまま強力なアピール材料にすることです。
たとえば、次のような指標が挙げられます。
- 在庫差異率
- 出荷ミス率
- リードタイム(発注から納品までの時間)の短縮
- 人時生産性の向上
これら3つの理由は、いずれも経験の棚卸しと言語化、そしてスケジュールの工夫で解消できる性質のものです。
自分の経験を適切に整理して伝える準備ができれば、物流業界からの転職は十分に可能です。
物流・倉庫管理の経験が異業種で評価される4つの力

「物流業界から転職できないのではないか」と不安に感じる方も少なくありません。
しかし、倉庫管理などの現場で培ったスキルは、言葉を変えればIT・Web業界をはじめとする多くの職種で高く評価されます。
まずは、物流・倉庫管理の業務を異業種の採用担当者が理解できる言葉に翻訳してみましょう。
| 前職での業務 | 身についている力 | 職務経歴書での書き方の例 | 活かしやすい職種 |
|---|---|---|---|
| 棚卸し・在庫管理 | 数字を正確に追い、ズレの原因を特定する力 | 数値データの継続的なモニタリングと差異分析 | データ関連職、マーケター |
| パートのシフト作成 | 限られた人員を最適に配置し、業務を回す力 | 人的リソースの最適配分および業務進行管理 | Webディレクター、進行管理 |
| 荷主や運送会社との調整 | 異なる立場の関係者と条件をすり合わせる力 | 社内外のステークホルダーとの折衝・課題解決 | カスタマーサクセス、営業事務 |
| ピッキングのミス削減 | 現場の課題を見つけ、手順を改善する力 | 業務フローの最適化および品質管理 | 業務改善担当、QAエンジニア |
| 庫内動線の見直し | 効率を追求し、無駄を省く論理的思考力 | オペレーションの効率化とコスト削減の推進 | バックオフィス全般、企画職 |
数字で在庫と精度を管理してきた力
在庫管理や入出庫管理は、単にモノを数えるだけの作業ではありません。常に数字を継続的に追いかけ、理論値と実数値にズレが生じた際に原因を特定して合わせ込む、高度なデータ管理業務です。
物流から転職を成功させるには、この経験を強力な武器としてアピールすることが重要になります。
なぜなら、数字のズレに気づき、原因を突き止めて修正するプロセスは、IT業界でデータを扱う職種と完全に地続きだからです。
前職での「棚卸しや在庫管理」という言い方は、職務経歴書では「数値データの継続的なモニタリングと差異分析」と書き換えることができます。
この視点を持つことで、データを根拠に改善を図る職種への適性を示せるでしょう。
現場の人員とシフトを回してきた力
日々の物量に合わせてパートやアルバイトのシフトを作成し、人員を調整する業務は、ビジネスにおけるリソース管理そのものです。限られた人的リソースを適切に配分し、現場のオペレーションを絶対に止めない手腕は、異業種でも高く評価されます。
倉庫管理からの転職を考える際、この経験は進行管理やディレクション職の基礎として活かせるはずです。
前職での「パートのシフト作成や人員配置」という表現は、職務経歴書に「人的リソースの最適配分および業務進行管理」と記載してみてください。
誰がどの作業を得意としているかを把握し、全体のスケジュールを滞りなく進める能力は、Webディレクターなどに欠かせないスキルといえます。
取引先や社内をつなぐ調整の力
荷主からの急な要望に応えたり、運送会社のドライバーと出荷のタイミングを合わせたりする業務は、高度なコミュニケーション能力を必要とします。社内外のさまざまな関係者と条件をすり合わせ、落とし所を見つける調整業務は、どの業界でも重宝されるスキルです。
前職での「ドライバーや荷主とのやり取り、請求書作成」といった業務は、職務経歴書では「社内外のステークホルダー(利害関係者)との折衝・調整および事務処理」と表現できます。
顧客の要望をヒアリングし、自社のリソースと照らし合わせて最適な解決策を提案する力は、カスタマーサクセスや営業事務などの職種と共通する重要な能力ではないでしょうか。
手順とミスを改善してきた力
出荷ミスを減らすためのダブルチェック体制の構築や、作業効率を上げるための庫内動線の短縮といった取り組みは、立派な業務改善の実績です。現場の課題を自ら発見し、原因を分析して新しい仕組みを作る力は、企業の生産性向上に直結します。
前職での「ピッキングのミス減らしや動線改善」という言い方は、職務経歴書において「業務フローの最適化および品質管理」と書き換えることが可能です。
現状のプロセスに疑問を持ち、より良い方法を模索して実行する姿勢は、業務改善を担うポジションや、サービスの品質を担保する職種で大いに活かされます。
「物流から転職できない」と諦める前に、まずはご自身の経験を別の言葉で表現し直してみてください。
物流から転職すると何が起きる?異業種に移った5人の実データ

コエテコキャリア編集部が異業種・未経験からの転職を実現した5人に取材し、応募社数・内定数・年収の変化を並べました。
応募社数・内定数・年収を並べて分かったこと
| 取材した人 | 前職 | 転職先の職種 | 学習・準備 | 応募社数 | 内定数 | 転職直後の年収 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Jさん(本記事) | 物流倉庫の倉庫管理(1年半) | Webデザイナー | 退職して専念。6ヶ月間、毎日7時間 | 2社(書類2社通過) | 1社 | 前職と同程度を維持 |
| Eさん | 歯科クリニックの受付事務 | カスタマーサクセス | なし。離職期間あり | 約50社 | 4社 | 前職からアップ |
| Fさん | 卸営業(26歳) | エンジニア | 退職して専念。学習開始から転職まで約6ヶ月 | 84社(書類通過14社) | 1社 | 一時的にダウン |
| Gさん | 電力会社(新卒2年目) | エンジニア | 働きながら学習。週25時間ほどを4ヶ月 | 5〜6社 | 3〜4社 | 手当を含めると実質約50万円ダウン |
| Iさん | メーカーの営業・製造(30歳) | エンジニア | 独学に挫折後スクールへ。学習に約12ヶ月 | 5社(面接4社) | 2社 | 約100万円ダウン |
応募社数の差は、学習期間では説明がつかない
5人の応募社数は2社から84社まで、40倍以上の開きがありました。注目したいのは、この差が学習にかけた期間で説明できないことです。
Fさんは退職して学習に専念し、学習開始から転職まで約6ヶ月で84社に応募しています。
同じく退職して専念し、6ヶ月間学んだJさんの応募は2社です。
準備にかけた期間はほぼ同じなのに、動いた社数は42倍違いました。
分かれ目になったのは、選考に出せる成果物をどこまで作り込んだかです。
Jさんはカウンセラーから「未経験の場合は50社応募して、面接に進めるのは2割程度」と聞かされたうえで、ポートフォリオの質に徹底的にこだわりました。
その結果が、2社応募・書類2社通過・内定1社です。
一方、事前の学習がまったくなかったEさんは約50社に応募して内定4社でした。
物流・倉庫管理から異業種に出る場合も、動く社数を決めるのは在職か離職かではなく、選考の場に出せる材料があるかどうかだと読み取れます。
年収が下がらなかった2人は、前職と地続きの職種を選んでいた
5人のうち、転職直後に年収が上がったのはEさん、前職と同程度を維持できたのはJさんの2人だけです。残る3人はいずれも下がりました。
Fさんは一時的にダウン、Gさんは額面こそほぼ変わらないものの家賃補助などの手当を含めると実質約50万円ダウン、Iさんは前職に夜勤があったこともあり約100万円ダウンです。
年収を維持・上昇できた2人には共通点があります。
Eさんが選んだカスタマーサクセスは、受付事務で培った接客の経験がそのまま評価される職種でした。
Jさんは第二新卒として採用され、ポートフォリオで実力を示すことで条件を保っています。
対して年収が下がった3人は、いずれも前職の経験が直接はつながらないエンジニアを選んでいます。
物流・倉庫管理の場合、交代制手当や休日出勤手当が収入に組み込まれていることが多いため、額面だけを比べると転職後の実態を見誤ります。
Gさんのように、額面は変わらないのに手当を含めると数十万円下がる、という形になりやすい点は先に押さえておきたいところです。
物流・倉庫管理から動くなら、どう当てはめるか
5人のデータを物流出身者に当てはめると、進み方は2つに整理できます。在庫管理や現場調整の経験が直接つながる職種——物流企画やSCM、カスタマーサクセス、営業事務、進行管理など——を選べば、準備期間は短く済み、年収も維持しやすくなります。
一方、Webデザイナーやエンジニアのように職種ごと変える場合は、数ヶ月単位の学習と成果物づくりが前提になり、年収が一度下がる可能性を織り込む必要があります。
ただし、Jさんのように成果物を作り込めば、少ない応募社数のまま条件を維持できた例もあります。
各取材の詳細は「未経験からエンジニアになるには?26歳から転職した4ステップと転職者3人の実データ」「未経験からカスタマーサクセスへ転職!歯科受付事務が異業種転職を叶えた体験談」「電力会社から転職して未経験エンジニアへ!「辞めたい」を行動に変えた体験談」でご覧いただけます。
物流から転職する主な選択肢|同業でのキャリアアップと異業種への転換

| 転職先のパターン | 活かせる経験 | 必要になる準備 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 物流業界内で職種変更 | 現場の業界知識、オペレーション経験 | 職務経歴書での数値分析・改善実績の整理 | 年収アップやキャリアアップを目指す人 |
| 他業界の物流・SCM部門へ | 倉庫管理や配送手配などの実務知見 | 荷主側の業務理解、ベンダー管理スキルのアピール | 経験を活かしつつ働き方(土日休み等)を改善したい人 |
| IT・Webなど異業種へ | チームマネジメント力や課題解決力 | 数ヶ月以上の学習期間、ポートフォリオなどの成果物作成 | 一時的な年収減を許容し、仕事内容を根本から変えたい人 |
物流業界の中で職種を変える道
現場管理の経験を活かし、物流企画やSCM(サプライチェーンマネジメント)、物流コンサルタントへとステップアップする道です。これまでに培った業界知識がそのまま強みになるため、即戦力として評価されやすく、転職によって年収を上げやすいのが特徴といえます。
注意点として、単なる現場のオペレーション経験だけでなく、数値分析に基づいた業務改善の提案や実行といった実績が求められます。
必要な準備期間は比較的短く済みますが、これまでの実績をいかに論理的にアピールできるかが鍵となるでしょう。
他業界の物流・SCM部門へ移る道
メーカーや小売業など、他業界の企業内にある物流部門や購買部門へ移る道です。物流子会社などから荷主側の立場になるため、待遇が良くなったり、交代制や土日出勤といった働き方が改善しやすかったりする傾向にあります。
倉庫管理からの転職であっても、発注者側としてベンダー(外部業者)コントロールを行うなど、これまでの実務知見を活かせる場面が多く存在します。
ワークライフバランスを重視しつつ、これまでの経験を無駄にしたくない方にとって、非常に現実的で手堅い選択肢ではないでしょうか。
IT・Webなど異業種へ職種ごと変える道
Webデザイナーやエンジニアなど、IT・Web業界といった完全な異業種へ職種ごと変える道です。キャリアの選択肢が最も広がる一方で、専門的なスキルの習得が必要になるため、数ヶ月単位の学習期間とポートフォリオなどの成果物づくりが欠かせません。
また、異業種・未経験に踏み込むほど、事前の準備量が大きくなるだけでなく、一時的な年収の下振れリスクも生じます。
しかし、将来的なキャリアの自由度やリモートワークなどの柔軟な働き方を手に入れられるため、長期的な視点でキャリアチェンジを目指す方には適しています。
- キャリアの選択肢が最も広がる
- リモートワークなど柔軟な働き方を選びやすい
- 仕事内容を根本から変えられる
- 数ヶ月単位の学習期間が必要になる
- ポートフォリオなどの成果物づくりが欠かせない
- 一時的に年収が下振れするリスクがある
どの道を選ぶかの判断軸
「物流から転職できない」と悩む前に、まずは自分が「業界を変えたいのか」「職種を変えたいのか」「働き方を変えたいのか」を切り分けて整理することが重要です。たとえば、夜勤やシフト制といった働き方だけを変えたいのであれば、物流業界から転職しなくても、他業界の物流部門へ移るだけで解決する可能性があります。
一方で、仕事内容そのものを根本から変えたい、PCを使ったクリエイティブな仕事がしたいという場合は、異業種への挑戦が必要です。
自分が最も解決したい課題を明確にすることで、選ぶべき道と許容すべきリスクが自然と見えてくるはずです。
物流倉庫管理から、未経験でWebデザイナーを目指したきっかけ
物流倉庫で1年半ほど、倉庫管理の仕事をしていました。
具体的には、商品の入出庫管理——倉庫に届く荷物の受け入れ(入荷)と、出荷する荷物の手配——や、どの商品がどれだけあるかを把握する在庫管理を担当していました。
加えて、現場スタッフのシフト作成や人員の調整、取引先への請求書作成なども行っていました。
残業は月15時間ほどと少なめでしたが、土日に出勤することもありました。
幅広く現場を支えるお仕事から一転して、Webデザイナーを目指そうと思ったきっかけは何でしたか?
裏方として現場を支える仕事も充実していましたが、もっと目に見える形でものづくりをしたいと思うようになりました。
趣味のブログで自分が作ったものにフィードバックをもらえることに喜びを感じ、独学する中でデザインの楽しさに気づいたのがきっかけです。
未経験・異業種からWebデザイナーへの不安
「Webデザイナーはやめとけ」「就職は厳しい」という声も気になりますよね。詳しくはWebデザイナーはやめとけ?未経験の実態やWebデザイナーの就職は厳しい?で解説しています。未経験からデザイナーへ挑戦するうえで、一番不安だったことは何ですか?
「未経験でも本当に仕事があるのか」が一番の不安でした。
また、大学もデザイン系ではなく、「デザイナー=センスが必要」というイメージがあった点も不安でした。
専門的なバックグラウンドがない状態からの挑戦は勇気がいりますよね。
転職に踏み切るまで、どれくらい迷いましたか?
自分にできるのか何度も自問自答し、結果的に4ヶ月くらい悩みました。
決心して家族に報告した際は、反対されず背中を押してもらえました。
Webデザイナースクールと転職支援の活用|ポートフォリオ対策
スクールや求人サービス選びの参考に、Webデザインスクールのおすすめ比較、Webデザイナーの転職エージェント、独学から始めたい方はWebデザインの独学の始め方もあわせてご覧ください。スクール選びや転職活動で、エージェントなどのサービスは使いましたか?

Webデザイナースクールを選ぶときは、比較記事で検討しました。
また、未経験転職は自分だけの力では厳しいと考え、転職エージェントも複数利用し、最終的にはスクールのキャリア支援でサポートしていただきました。
ご自身の状況を冷静に分析し、複数のサービスを活用されたのですね。
担当のカウンセラーには、どんなことを相談しましたか?
未経験でも本当に受かるのか、どんな会社を狙うべきか、実際の通過率はどのくらいかなど、リアルな実情を相談しました。
現実的な部分まで踏み込んで確認されたのですね。
厳しい現実を知って、転職活動へのモチベーションはどう変わりましたか?
「未経験の場合は50社応募して、面接に進めるのは2割程度」だと教えてもらい、転職は甘い世界ではないと覚悟ができました。
具体的な数字を知ることで、かえって腹が据わったというわけですね。
そこから具体的にどのような勉強・準備をされましたか?

本気で取り組むスイッチが入り、会社を辞めて6ヶ月間、毎日7時間スクールの課題や学習に取り組みました。
10時〜17時まで自習室にこもり、PhotoshopやIllustrator、デザインの基礎を学び、講師からフィードバックをもらう日々でした。
物流からWebデザイナーに転職した結果|活動2週間・年収・仕事のリアル
転職活動では何社くらい応募して、内定を獲得されましたか?
2社応募して書類は2社とも通過、1社から内定をいただきました。
活動自体は2週間ほどですが、力を入れたポートフォリオの制作期間を含めると2〜3ヶ月くらいです。
「50社応募が必要」と言われていた中で、2社応募で内定獲得はすごいですね!
年収や働き方はどう変わりましたか?
事前に厳しい現実を聞いていた分、ポートフォリオの質に徹底的にこだわったのが良かったのだと思います。
第二新卒として採用いただき、年収は前職と同程度を維持できました。
未経験からのスタートで条件を維持できたのは素晴らしい成果ですね。
実際にWebデザイナーになってみて、イメージとのギャップはありましたか?
毎日日付を超えるくらい忙しいイメージがありましたが、実際はかなり裁量を持って働けています。
また、一人で黙々と作業するのではなく、チームで頻繁にコミュニケーションを取りながら進める点も良い意味で意外でした。
物流など異業種から未経験でWebデザイナーを目指す人へ
同じく異業種から未経験でIT職へ転職した体験談として、メーカーから未経験でエンジニアになった女性の話も参考になります。改めて、スクールやエージェントのサービスを「使ってよかった点」を教えてください。

書類作成やスケジュール管理はもちろん、「数ある求人の中で、今の自分に内定の可能性があるのはどれか」を客観的に選定し、キャリアビジョンを一緒に描いてくれた点が非常に頼もしかったです。

一人では見えにくい「自分の現在地」を示してもらえると心強いですね。
最後に、これから未経験からWebデザイナーを目指す人へメッセージをお願いします。
伴走してくれる存在がいたからこそ、最後まで走り抜けられました。
これから目指す方は、まずは無料相談に行ってみることをおすすめします。
転職が未確定でも、自分の市場価値を知る良い機会になります。
未経験からの挑戦は簡単ではありませんが、プロを頼り、自分の軸を明確にし、応募企業に合わせてポートフォリオを作り込めば、必ず道は開けると思います!
物流業界から転職する際によくある質問
Q. 物流から転職するのに資格は必要ですか?
同業他社へのキャリアアップを目指す場合は、資格が有利に働きます。たとえば「物流技術管理士」や「運行管理者」などは、専門性の証明として高く評価されるでしょう。
一方で、物流から異業種へ転職する場合は、必ずしも資格は必要ありません。
それよりも、倉庫管理などで培った実務経験をどう活かせるかという「経験の翻訳」が重要になります。
IT・Web業界などを目指すなら、資格取得よりも目に見える成果物の作成に力を入れるのがおすすめです。
Q. 物流業界から転職するなら在職中と退職後のどちらがよいですか?
基本的には、収入が途絶えない「在職中」に活動を進めることをおすすめします。経済的な不安がないため、焦らずに希望する応募先を絞り込みやすくなるからです。
退職して転職活動に専念する選択肢もありますが、リスクが伴う点には注意が必要です。
とくに未経験の分野へ挑戦するために学習期間を設ける場合は気をつけてください。
あらかじめ「いつまでに成果物を作り切るか」という期間を明確に区切り、計画的に進めることが成功の前提となります。
ご自身の貯蓄状況なども踏まえて慎重に判断しましょう。
Q. 倉庫管理から未経験でIT・Web職に転職することはできますか?
可能です。本記事で取材したJさんは、物流倉庫の倉庫管理から未経験でIT企業のWebデザイナーに転職しています。
ただし、選考に出せる成果物と、それを作るための学習期間は前提になります。
Jさんは退職して6ヶ月間、毎日7時間をスクールの課題と学習にあて、ポートフォリオを作り込んだうえで2社に応募し、書類2社通過・内定1社という結果を出しました。
年齢や第二新卒枠に該当するかどうかによっても、求められる水準は変わります。
Q. 物流からの転職で年収は下がりますか?
選ぶ職種によって変わります。編集部が取材した異業種・未経験の転職者5人のうち、転職直後に年収が上がったのは1人、前職と同程度を維持できたのは1人で、残る3人は下がりました。
上がった人と維持できた人は、前職の経験が直接つながる職種を選ぶか、ポートフォリオで実力を示すかのどちらかを取っています。
また物流・倉庫管理では交代制手当や休日出勤手当が収入に組み込まれていることが多いため、額面ではなく手当を含めた実質の年収で比べてください。
取材したGさんは、額面はほぼ変わらないのに手当を含めると実質約50万円下がった感覚だったと話しています。
前職(物流倉庫管理)では、どんなお仕事をされていたのですか?