受講者の8割以上が "実務に直結するスキルアップ"を重視!Webデザインスクール受講生の口コミ分析調査

受講者の8割以上が "実務に直結するスキルアップ"を重視!Webデザインスクール受講生の口コミ分析調査
GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社(代表取締役社長:森 輝幸 以下、GMOメディア)が運営するプログラミング・Webデザインスクール検索サイト「コエテコキャンパス byGMO」は、2024年1月1日(月)から2024年12月31日(火)までにWebデザインスクールへ入会した受講者249名を対象に、満足度や学習環境に関する口コミ調査を行いました。

Webデザインスクール口コミ分析調査結果サマリー

1.メンター(指導者)満足度
過半数が「5:満足」と回答(54.2%)

2.モチベーション管理
学習継続のモチベーション維持の工夫として「SNSやコミュニティでの受講生同士の交流」した人は23.9%

3.受講生同士の交流の場
「交流の場がある」と回答した人は94.8%と高水準

4.学習時間
「2〜4時間」が休日(35.6%)・平日(32.8%)ともに最多

5.使用端末
「ノートパソコン(Mac OS)」が最多(40.9%)

6.課題
91.5%の受講生が「課題があった」と回答
「成果物(Webページなど)を作り上げる課題があった」が65.1%で最多

調査方法

調査名:Webデザインスクール受講者の口コミ調査
調査対象: 2024年1月1日(月)~2024年12月31日(火)にWebデザインスクールに入会した受講生から「コエテコキャンパス byGMO」に投稿された口コミ
男女比:男性(54.1%)、女性(43.9%)、その他(2.0%)
年代:20代~60代
総回答数:249
調査方法:インターネット調査
調査主体:「コエテコ byGMO」編集部

【当アンケート結果の利用について】
1.当調査結果のデータを引用する場合には、「引用元:コエテコキャンパス byGMO」の表記をお願いいたします。
2.出典元として本ページへのリンク掲載をお願いいたします。
https://coeteco.jp/articles/14757

【前回調査】
Webデザインスクールの入会目的・受講スタイルに関する調査

調査結果概要

メンター満足度(5段階評価)


Webデザインスクールのメンター(指導者)への満足度は、「とても満足」「満足」と回答した方が全体の77.3%を占めており、高い水準となりました。

特に「現役のデザイナーから直接フィードバックがもらえる点が良かった」「ポートフォリオに対する具体的なアドバイスがありがたかった」といった声が多く寄せられており、実務に直結する支援が評価のポイントになっていると考えられます。

一方で、「満足していない」「やや不満」と回答した方も約20%おり、「メンターによって対応の質にばらつきがある」「レビューの返答が遅かった」といった声も見られました。

こうした傾向から、講師の対応品質の安定性が満足度に大きく影響することがうかがえます。

また、「メンターがポートフォリオ制作に積極的に関与してくれた」「制作物のブラッシュアップに時間をかけてくれ」といった声もあり、長期的な成果物の完成度を重視する姿勢が特徴的でした。

前回調査のプログラミングスクールではメンターがエラー対応や学習進捗管理といった“学習サポート”に注力している傾向が見られるのに対し、Webデザインスクールでは“成果物の質”への貢献度が評価に影響していることがわかりました。

モチベーション管理


学習継続のモチベーション維持には、「自分のSNS(X:旧Twitterなど)で同じスクールの人とつながった」(23.9%)という回答が多く挙げられました。

こうしたつながりが、学習環境における孤独感の軽減や、互いに刺激しあえる環境づくりに役立っている様子がうかがえます。

交流の場


受講生同士の交流の場があるか尋ねたところ、「ある」と答えた受講生は94.8%にのぼりました。

口コミによれば、Slackなどのチャットツールが交流の中心として多く利用されており、質問や雑談が気軽にできる場として、常設のチャットルームが活発に活用されているようです。

前述のモチベーション管理の結果からもわかるように、仲間との交流は学習継続に大きく寄与します。そのため、スクール側が意図的に交流の場を設けることは、受講生の学習満足度を高める一因となっていると考えられます。

また、Zoom等でのもくもく会*やLT会(ライトニングトーク)、卒業制作の発表会なども一定数実施されており、こうした発表や共有の場も学習意欲の向上につながっていたと考えられます。
* デザイナーが集まり、各々が黙々と作業や勉強に取り組む会

学習時間(休日・平日)


休日の学習時間については、「2時間~4時間程度」が35.6%で最も多く、次いで「4時間~8時間程度」が23.5%でした。

平日の学習時間も、休日と同様に「2時間~4時間程度」が32.8%で最も多く、次いで「4時間~8時間程度」が24.3%でした。

多くの受講生が、仕事や学業と両立しながら、毎日一定の学習時間を確保していることがうかがえます。

平日の学習時間「4時間〜8時間程度」が多い背景

前回調査(Webデザインスクールの入会目的・受講スタイルに関する調査)では、入会時の目的としてフリーランスを目指す人が31.2%、副業が15.4%と、両者を合わせても46.6%に留まっていました。

しかし、卒業後のビジョンでは、フリーランスとして活動を希望する人が35.2%、副業を目指す人が34.8%という結果になり、両者を合わせると70.0%に増加しています。

このデータは、スクールでの学習が進むにつれて、受講生がWebデザインスキルの可能性をより強く実感し、フリーランスや副業として活躍したいという意欲を高めていることを示唆しています。

そのため、たとえ平日であっても、将来の目標達成に向けて、より多くの学習時間を確保しようと努力していると考えられます。

学習端末


Webデザインスクールの受講生で、最も多く使われていた端末は「ノートパソコン(Mac OS)」で40.9%、次いで「ノートパソコン(Windows)」が20.5%となっており、全体の6割以上がノートPCを主な学習端末として活用していました。

一方、プログラミングスクールの受講者を対象に実施した同様の調査では、Windowsノートパソコンの利用率がMac OSよりやや上回る傾向が見られています。

この傾向は、Webデザイン業界においてMacが広く利用されている背景や、操作性の良さ、デザイン系ソフトとの親和性の高さといった要素が影響していると考えられます。

さらに、Macユーザーが多いことに比例して、アップル製品のスマートフォン(iOS)の使用率も高い傾向にあります。

Apple製品はエコシステムが統合されているため、複数デバイス間でのデータ共有や操作のしやすさが学習環境においてもメリットとなっているようです。

また、スマートフォン(iOS・Android)の利用率が25.2%と高いのは、移動時間や隙間時間での学習や動画視聴、SNSでの情報収集など、パソコン以外のデバイスを補助的に活用する学習スタイルが根付いていることを示しています。

課題の有無と内容


Webデザインスクールの受講生のうち、91.5%が「課題があった」と回答しており、多くの受講者が具体的な課題を与えられて、それに取り組んでいることがわかりました。

その内容は、「成果物(Webページなど)を作り上げる課題があった」(65.1%)が最多で、次いで「ポートフォリオ制作の課題があった」(17.8%)が続きました。

この結果から、多くのスクールでは、受講生が実際に手を動かしながら具体的な成果物を作り上げることで、実践的なスキルを習得できるようなカリキュラムが重視されていることがうかがえます。

Webページ制作やポートフォリオ制作は、就職・転職活動においても重要な要素となるため、受講生が実践的なスキルを身につけ、キャリアに繋げられるよう配慮されていると考えられます。

Webデザインスクールの入会理由とスクール卒業後のビジョンに関する調査によると、入学時に「副業やフリーランスに挑戦したい」と回答した人は46.6%でしたが、卒業後には70.0%へと大幅に増加しました。具体的なアウトプットに重きを置いた学習環境が、副業・フリーランスへの意欲を高める要因になっている可能性があります。

調査結果からの考察

今回の調査では、Webデザインスクールの受講生が実践的なスキル習得と成果物(Webページやポートフォリオ)の質への貢献度を重視していることが明らかになりました。

こうした実践的な学びを通じてスキルを高めることが、キャリア意識の変化や副業・フリーランスへの意欲向上につながっていると考えられます。

別の調査でも、「副業やフリーランスに挑戦したい」と答えた割合が、入学時の46.6%から卒業時には70.0%へと大幅に増加しており、具体的なアウトプットに重点を置いた学習環境が、そうした意欲を後押ししていることがうかがえます。

また、SNSやチャットツールを通じた受講生同士の交流が学習継続のモチベーション維持に一定の効果をもたらしていたことや、学習端末としてはMac OS搭載のノートパソコンが最多だった点も特徴的です。

Webデザイン学習を検討する際には、自分に合ったメンターや学習環境、そして実践的なプログラムが提供されているかを確認することで、より効果的な学びを得られ、新たなキャリアへの意欲にもつながるでしょう。


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商号 GMOメディア株式会社 (GMO Media, Inc.)
設立年月日 2000年10月13日
GMOメディア株式会社の事業内容 メディア事業、ソリューション事業
所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー 12F
資本金 7億6197万円(2024年12月31日現在)
上場市場 東京証券取引所 グロース市場(証券コード : 6180)
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