1億人以上の人口の国では強い!日本の教育の強い点は?
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日本だけでなく、他の国がどのような教育を行っているのかも気になるところですね。すべての分野で1位を獲得している国の教育方針も紹介いたします。
1. OECDによるPISA(学習到達度調査)とは?
PISAとは、読解力と数学的リテラシー、科学的リテラシーの3つの分野から成り、それぞれの分野における理解度を測る学習到達度調査です。調査対象となるのは、15歳の子どもたち。調査は2000年から3年ごとに行われ、2015年度は主に科学的リテラシーが対象となりました。つまるところは学力テストなのですが、2015年からは筆記テストではなく、コンピュータを使用した調査に変わりました。
PISAは日本国内だけではなく、世界的に行われています。参加するのは全世界の72か国、約54万人の子どもたち。日本国内では計198校、約6,600人の生徒がその対象となりました。
調査が開始された2000年時点では32ヶ国でしたが、回を重ねるごとに参加国は増えており、今後もさらなる増加が予想されています。
本調査は日本の教育事情が一目瞭然になるだけではなく、世界における立ち位置もチェックすることができます。国際社会の中で日本の学生がどれほどの学力を有しているかを知ることは、これからの教育の指針や方針にもつながってきます。
2. 学びへの高いモチベーションが学力をつくる
結果だけ先にお伝えすると、日本はどの分野においても上位の成績を誇っています。
2015年の調査では科学的リテラシーで2位、数学的リテラシーでは5位、読解力が8位となっています。世界においても日本の学力は非常に高いレベルだといえるでしょう。
一方で、3つの分野でいずれもが1位となっている国があります。それはシンガポール。シンガポールの学力はなぜ高いのでしょうか?シンガポールの教育と日本の教育ではどのような違いがあるのでしょうか?
実は、シンガポールで義務教育の制度ができたのは2003年とかなり最近のことです。日本の義務教育とは、進学のシステムに違いがあります。小学校卒業の時点で試験があり、中学校へ進んで大学進学コースへ行くのか、あるいは技術系の学校へ行くのかで進路が分かれます。小学校の時点で大学まで決めることになりますが、技術系学校からも大学への進学は可能です。
シンガポールでは、日本のようにとりあえず大学に行くという考え方がありません。やる気のある生徒を対象に、より濃い勉強が行うことが好成績につながっています。進学コースへ通うと、さらにレベルの高い授業が受けられます。生徒の学びへの高いモチベーションが、ほかの国と比べても極めて高い学力を生んでいるのです。
3. 日本の学力の背景とは
数学的リテラシー、科学的リテラシー、読解力という3つの分野のなかで、日本は科学的リテラシーで最も優秀な結果を出しています。反対に、このなかでは順位が低めな読解力が苦手な傾向にあるといえるでしょう。読解力のテストには英語も含まれています。日本の英語教育のレベルはあまり高いとはいえず、TOEICでも世界平均を大きく下回っているのが現状です。
一方、学生の科学的リテラシーが高い理由として、科学ができることで進学や就職に有利なるということが考えられるでしょう。科学の成績がよいと資格が取得でき、就職先が広がるという考えを持った学生が多いので、科学的リテラシーの順位が上がっているのと推測できます。
このような考え方は年々増加傾向にあります。将来につなげるために科学を勉強している学生が多く、科学が楽しいと感じて学んでいる学生は多くはありません。実際にはあまり関心がない学生が多いこともPISAでは明らかになっているのです。
4. 興味のあることを見つけるのが大事
最近よく、「やりたいことが何か分かりません」という大学生と出会います。やりたいこと・好きなことはこれからの人生でもゆっくり探せば良いとは思いますが、シンガポールのように早いうちから自分の興味のあることや得意なことを考えると、自分の進むべき方向が分かりやすくなるのかもしれません。そのためには、子どもの頃から様々な経験をすることが欠かせないでしょう。経験したことのないものは選択肢の中には入ってきません。どういうものに熱中できて、どういうものが苦手なのか。子どもの頃から、そういうことを考える時間が大事なのだと思います。
日本では、ここ数年で全国各地に子ども向けのプログラミング教室などが増えてきています。その他にも様々なスクールや習い事がありますので、お子さんが興味を示したものにチャレンジさせてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
このような結果をみると、日本の学力は世界でも上位に位置することが分かります。しかし、これに満足してはいけません。子どもたちが自ら望んで様々な分野に対する興味・関心を持つようになれば、日本の教育水準はさらに上がるのではないでしょうか。PISAが勉強だけでなく、いろいろな物事を考えるきっかけになるのは、どの分野においても素晴らしいことです。そうなれば、日本の未来も明るくなるのではないでしょうか。
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