文部科学省提供「プログラミン」と学校現場でのリアルなプログラミング教育に迫る!
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出典:http://www.mext.go.jp/programin/
最近は小さい子どもでもスマホやタブレットを使っている姿をよく見かけますよね。
実際に私の子どもも自分でタブレットを操作して、YouTubeを見たりしています。
しかし、スマホやタブレットといった「道具」を使うことはできても、この「道具」を使って“何かを創る”という経験がない子どもが多いのではないでしょうか。
そこでここでは“何かを創る”はじめの第一歩としておすすめしたいサイト「プログラミン」を紹介していきます。
また2020年から始まる小学校におけるプログラミング教育必修化に向けて、これまでに実施されてきた授業事例を紹介します。
「プログラミング教育」に不安を抱いている保護者の方はぜひ確認してみてくださいね。
1.文部科学省が提供する「プログラミン」とは?
「プログラミン」とは「Scratch(スクラッチ)」を参考にして作られた文部科学省が運営しているサイトです。サービス開始が2010年からなので、すでにご存じの方もいるかもしれませんが、以下のようなメッセージがサイトに掲載されています。
「プログラミン」は、プログラムを通じて、子どもたち創ることの楽しさと、方法論を提供することを目的とした、ウェブサイトです。メッセージのとおり、「プログラミン」は見た目やアイコンが小さい子どもが興味を示しやすいビジュアルになっていて、最初に楽しくプログラミングを始める際に最適なサイトです。
(一部省略)
「プログラミン」を通じて、プログラムという表現手段を知ってもらい、子どもたちに創ることの楽しさを体験してもらいたい、自分で価値を創り出すことの楽しさを知り、そのために行動できるようになってほしい。
これからの日本の未来を担っていく子どもたちが情報の享受者に留まらず、自ら価値を創造し、発信していく側に立つための、最初のペンとなってくれればと思います。
文部科学省「プログラミン」
5歳の我が子も「Scratch(スクラッチ)」よりも文字が少ない「プログラミン」のほうがとっつきやすかったようで、スイスイと自分で触って進めていました。
注意:文部科学省は以下のとおり、2020年12月末でサポート終了を発表しています。
2.「プログラミン」の使い方
「プログラミン」は、Adobe flash playerは必要ですが、ブラウザ環境さえあれば無料で始めることができます。画面の下に「プログラミン」というマークが表示されており、これを使って、選んだ絵を動かしたり、音を鳴らしたりといった指定ができるようになっています。出来上がったら、「さいせい」をクリックすると絵が動きだします。

出典:http://www.mext.go.jp/programin/
説明を読まずに自分でやってみることもできますが、サイトのトップにある「使い方をおぼえる」をクリックすると、以下の画面があるのでここを読めば大体の使い方がわかるようになっています。

出典:http://www.mext.go.jp/programin/
その他にお手本が紹介されたページもあるため、上手な人が作った内容を見て参考にしたり、シューティングゲームやクイズのお手本で遊ぶこともできます。
3.学校現場でのプログラミング教育はどうなってるの?
プログラミング必修化世代の子どもを持つ保護者の中には、学校現場でのプログラミング教育がどんな内容なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなサイトが、「未来の学びコンソーシアム」です。「プログラミン」のサイトトップからもリンクが張られていますが、小学校を中心としたプログラミング教育を取り入れた授業などが紹介されています。
例えば、2年生を対象にした国語の授業では「助詞の使い方」をScratchのプログラミング体験を取り入れながら学習している事例が紹介されています。
自分が入力した助詞の組み合わせにより場面(イラスト)が変化し、選択した助詞が適切だったかどうか、視覚的にすぐに確認できるようになることで、子どもがより楽しく理解を深めることができるようになっていますね。

出典:https://miraino-manabi.jp/content/290
その他にもさまざまな事例が紹介されているので、学校での学びのイメージがつかめない方や、不安に持っている方は確認してみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最近では子ども向けのプログラミングアプリが増えてきていますが、今回我が子(5歳)に「プログラミン」をさわらせた反応から、“何かを創る”最初の一歩として「プログラミン」を活用したいと思いました。親が必死になって教えるのではなく、子供が勝手に自分で試行錯誤しながら、何かを創っていくこと。
それはプログラミングじゃなくても、他の遊びでももちろん体験できると思います。
でも、スマホやタブレットを見るだけといった受け身の道具として使っているのであれば、親が子どもに“こんな使い方もできるんだよ!”“こんなことができるんだよ”ということを示してあげることが、子どもの可能性を広げていくために、これからの社会で必要な力を身につけていくために、必要になってくるのだと思います。
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