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21世紀にノーベル賞を受賞した日本人【理系】【2023年最新版】

毎年のように、ノーベル賞受賞のニュースが届き、秋は日本人にとってうれしい季節になりました。

日本国籍、日本生まれなど、日本にルーツを持つ人の受賞は、すでに30人を数えています。

多くのケース、世界に名をはせるノーベル受賞者たちも、最初から天才だったわけではありません。

好奇心に満ちて、いろんなモノをつくったり壊したり混ぜ合わせたり爆発させた(?)り。

現在だったら普通にプログラミング教室に通っているような子どもたちと全然変わりがなかったかもしれません。

夢は大きく!将来のノーベル賞をめざすためにも、2000年以降、理系のノーベル賞を受賞した皆さんの足跡をご紹介します。

ノーベル化学賞の日本人受賞者(6名)まとめ

2000年以降ノーベル化学賞を受賞した日本ルーツの人々は、6名です。

ここ数年、化学賞の分野では賞から見放されている感がありましたが、ついに2019年、吉野彰さんがリチウムイオンバッテリーの基礎となる研究で受賞しました。

それでは、受賞者の顔ぶれをご紹介しましょう。

湯川博士にあこがれていた野依良治さん(2001年)

野依良治さんは「不斉触媒による水素化反応の研究」の功績が認められ受賞しました。

兵庫県で生まれ、小さい頃は野山を駆け回るようなわんぱくな子どもだったそうです。

日本人最初のノーベル賞受賞者 湯川秀樹氏にあこがれて科学の道へ。

京都大学工学部へ進学します。

アメリカ留学を経て、29歳の若さで名古屋大学の教授となりました。

そしてついに「BINAP(バイナップ)」という左右の物質をつくり分けることのできる触媒を完成させ、その功績でノーベル賞を受賞しました。

失敗がきっかけで大発見!田中耕一さん(2002年)

勤務先である島津製作所のユニフォームを着て会見に出席して有名になったのが田中耕一さん。

「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」 が受賞理由となりました。

これにはとても有名なエピソードがあり「誤った実験薬を混ぜてしまったこと」が発見につながったそうです。

ノーベル賞を受賞した技術を活用して「アルツハイマー病」を早期に発見する手法が「英科学誌Natureオンライン版」に掲載されるなど、研究の成果は着実に広がっています。

クラゲが光る理由を知ろうと研究の道へ。下村脩さん(2008年)

1928年生まれ。

「緑色蛍光タンパク質 GFPの発見と開発 」によってノーベル化学賞を受賞しました。

オワンクラゲから緑色蛍光タンパク質(GPF)という光るタンパク質を取り出すことに成功した功績が認められての受賞です。

元々、クラゲがどのように光るのか知りたかったという好奇心から研究に没頭。

そのときには「将来役に立つとは全然思っていなかった」といいます。

この技術を応用することで、観察したいタンパク質に「しるし」を付けることが可能となり、生命科学研究に大きな進歩をもたらしました。

会社を休んで留学、研究者になった根岸英一さん(2010年)

根岸英一さんは、東京大学工学部卒業後、帝人に入社。その後会社を休職しペンシルバニア大学へ留学します。

さらには会社を辞めてまで、研究者への道を進みます。

そうした研究の成果が「根岸カップリング」と呼ばれる「クロスカップリング反応」です。

亜鉛を用いて「構造の異なる2種類の有機化合物同士を、接合(カップリング)して、新たな有機化合物を作る反応」のこと。

医薬品や液晶ディスプレイの製造において欠かせない技術となっています。

同じ技術に違った角度からアプローチした鈴木章さん(2010年)

1930年生まれ、北海道大学を卒業した鈴木章さん。

根岸さんと同様に「クロスカップリング反応」でノーベル賞を受賞しました。

しかし、鈴木さんの場合は、有機金属化合物の代わりに有機ホウ素化合物 を用いる「鈴木カップリング反応」の功績を認められました。

この研究もまた、医薬品や液晶ディスプレイなど多くの分野の製品に役立っています。

この人がいなければ携帯やスマホもなかった!吉野彰さん(2019年)

1948年大阪生まれ。

子どものときの愛読書はマイケル・ファラデー『ロウソクの科学』だったそうです。

合成繊維が注目される時代のなかで、京都大学工学部石油化学科へ。

大学の研究よりも、実際に製品として世の中に役立てる企業での開発の仕事に関わりたく旭化成に就職しました。

1985年にはリチウムイオン二次電池(LIB)の基本概念を確立。

その成果が、2019年のノーベル賞の評価に結びつきます。

誰もが使う携帯やスマホに必要な技術を生み出した、偉大な人物です。

ノーベル物理学賞の日本人受賞者(6名)まとめ

2000年以降、ノーベル物理学賞を受賞した日本出身の科学者は6名。

この分野は特に、日本の技術者の得意分野と言えるでしょう。

それでは、順にご紹介いたしましょう。

原子よりさらに小さいニュートリノを発見!小柴昌俊さん(2002年)

小柴昌俊さんは原子、陽子、中性子などの核よりもさらに小さい素粒子であるニュートリノを発見しました。

受賞理由は「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出にパイオニア的貢献をした」という功績。

このニュートリノは太陽系外で発見され、またあらゆる物質の間を通り抜ける性質を持ちます。

高校時代には落ちこぼれで成績も悪かったという小柴さんは、自分のことを「変人学者」「東大物理学科をビリで卒業した」と言い、現場主義の研究者としての立場を貫いてきました。

「教科書にはもっとストーリー性が必要」小林誠さん(2008年)

小林誠さんは、愛知県の出身。

「クオークが自然界に少なくとも三世代以上あることを予言するCP対称性の破れの起源の発見」という研究を同僚の益川敏英さんとともに行い、2000年代日本出身者としては二人目のノーベル物理学賞受賞者となりました。

受賞が決定した後、当時の文部科学大臣と面会。

「検定教科書は必要最低限が書かれるが、これは読む気を失わせる、もっとストーリー性が必要」と苦言した人。

すぐれた研究はその反骨精神が支えていたのかもしれません。

「いちゃもんの益川」と呼ばれるほど議論好き!益川敏英さん(2008年)

小林誠さんと共同研究をした発見した「小林・益川理論」によってノーベル物理学賞を受賞しました。

愛知県出身。名古屋大学で小林誠さんと出会い、クオークの弱い相互作用に関するカビボ・小林・益川行列を導入しました。

この論文は、日本出身物理学者のものとしては、歴代でもっとも被引用回数が多いものとして知られています。

学生時代から「いちゃもんの益川」と呼ばれたほどの議論好き。

NHKの番組に出たときには「(恩師の)坂田先生がノーベル賞をもらえなかったのは、弟子の私たちがだらしなかったらだ」と発言したというエピソードもあります。

青色LED発明のキーとなる研究で受賞。赤崎勇さん(2014年)

「青色LED」発明のキーとなる窒化ガリウムの研究を進めて、ノーベル物理学賞を受賞したのが赤崎勇さんです(正しくは、山へんに竒 の﨑 )。

「窒化ガリウム」は、それ以前から多くの研究者が研究に着手しては挫折していた研究。

赤崎さんは物性制御が困難と言われていた窒化ガリウムを最高レベルの結晶化に成功し、青色LED発明への道を拓きました。

鹿児島県に生まれて京都大学理学部に進学。

有名な吉田寮に暮らし、信州の山歩きをしたり、クラシック鑑賞をしたり充実した学生時代を過ごしたそうです。

青色LEDを生み出したもう一つの技術を開発した!天野浩さん(2014年)

天野浩さんもまた、青色LEDの実現に貢献する技術を生み出し赤崎勇さんと同時にノーベル物理学賞を受賞した人です。

天野浩さんの研究テーマは、p型ドープというもの。

赤崎さんが研究していた窒化ガリウムの結晶化のために、少量の不純物としてホウ素を添加するというp型ドープにより、青色LEDを実現するために必要な品質の結晶を実現したことが、ノーベル賞受賞の理由となりました。

小学校ではサッカーやソフトボールに、小学校高学年からはアマチュア無線に熱中!

「どこにでもいる科学大好き少年」がノーベル賞受賞者にまで成長した実例というべき人物です。

小柴昌俊さんのニュートリノ研究をさらに進めた梶田隆章さん(2014年)

埼玉県生まれ。

幼少期から特に科学に興味あったわけでもなかったですが、読書好きで「お茶の水博士になりたい」と希望を述べていました。

埼玉大学理学部を卒業後、東京大学大学院でニュートリノを発見してノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんに師事。

その研究をさらに先まで進めた人です。

実験中にデータを観察しながら「ニュートリノが質量をもつことを示すニュートリノ振動の発見」して、それがノーベル賞の受賞理由。

素粒子物理学の定説を覆し、宇宙科学の研究を進めるきっかけにもなりました。

ノーベル賞を受賞するような歴史的発見とは、一部の天才だけのものではなく、コツコツとデータを採取するところからも生まれてくることを立証した人です。

ノーベル生理学・医学賞の日本人受賞者(3名)まとめ

日本出身者のノーベル賞受賞者の人数はノーベル化学賞・物理学賞に集中しているようにも見えます。

しかし、2000年以降にはノーベル生理学・医学賞を受賞した人も3名いらっしゃいます。

その業績も紹介しましょう。

言わずと知れたiPS細胞の生みの親、山中伸弥さん(2012年)

iPS細胞とは、体細胞の上に患者さんのDNAを組み込むことで、多様性のある細胞を実現。

心臓・脳・肝臓・骨・皮膚などの再生医療などに利用可能で「万能細胞」という異名もある細胞です。

身近な分野だけに世の中からの注目度も高く、一時期は流行語大賞になりそうなほどの話題にもなったiPS細胞を作製してノーベル生理学・医学賞を受賞したのが山中伸弥さん。

本当は医者になりたかったけど、手先が不器用で断念し研究者になったというユニークな経歴の持ち主でもあります。

微生物から480種を超える新規化合物を発見、大村智さん(2015年)

微生物は、有機化合物を生み出す最高の媒体!

この信念をつらぬいて、微生物から生まれる天然有機化合物の探索研究を行い480種類以上の新規化合物を発見してきたのが、大村智(さとし)さんです。

なかでも最大の業績と言えるのは、寄生虫感染症の治療に多大なる貢献をしたイベルメクチンの発見。

山梨県の農家に生まれ、高校までは勉強をほとんどしませんでしたが、耕作や家畜の世話など農作業が後の研究に大いに役立ったという実践型の科学者です。

パンを焼くイースト菌から細胞の仕組みを発見、大隅良典さん(2016年)

大隅良典さんは「オートファジー」の解明によってノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

オートファジーとは、細胞が自分の使えなくなったプロテインや細胞小器官をリサイクルすること。

このオートファジーの仕組みをパンを焼く際に使用されるイースト菌の中から発見したというすぐれた観察眼の持ち主です。

高校時代はサークルの化学部に所属して、将来は化学を学ぼうと思っていましたが、大学に入ると同時に基礎科学に興味を持ち、そこからプロテインの合成、オートファジーへと研究を発展させていきました。

将来はノーベル賞受賞者?子どもの可能性の育て方とは

発明家で有名なトーマス・エジソンはじつは学校では劣等生で不登校になり、お母さんが家庭教師をして科学の基礎を学んだといいます。

ノーベル賞受賞者になれる人は数億人に一人かもしれません。

でも、その可能性をつみ取ることなく、きちんと育てていくことがエジソンのように奇蹟を生み出す第一歩になるといえるでしょう。

いまはまだ無邪気な子どもたちの科学マインドを大きく育てる親の視点を考えてみました。

好奇心を大切にする

どんな分野でも同じですが、モノゴトは夢中になって取り組むことができてこそ、他人に先んじる成果を出すことができます。

その第一歩となるのはなんといっても好奇心。

毎日のなかで子どもが「なぜだろう?」と感じること、それこそが素晴らしい科学マインドの出発点と考えて大切に育てていきたいものです。

間違ったって構わない

科学とは「仮説を立てる」→「検証する」という限りないくりかえしによって価値ある成果を生み出していきます。

子どもの時期に必要なことは「正しい」ことを知っているだけではなく、この仮説→検証を日常的に行う習慣をつけることです。

そのために何よりも素晴らしい経験は「間違えること」

考えてみて、間違える。

考えて直す。また、間違える。

そしてようやく、正解を得る。

ノーベル賞を受賞するような科学者たちも、このようなくりかえしのなかで科学する心を築き上げてきました。

競争できる仲間がいる

ノーベル賞を受賞するような素晴らしい研究の多くは、共同研究の形を取って発表されます。

仲間がいて、一緒に築き上げていく。

壁にぶつかったときには、徹底的に議論をする。

そして、仲間と競い合うように正しい答えをさがしていく。

ライバルでもあり同時に助け合う仲間でもある。

そんなチームマインドを、子どものときから得ていることも大切です。

論理的思考力を育てる

2020年より、小学校でプログラミング教育が必修化となりました。そこで培われることが期待されているのが「プログラミング的思考力」。これは、大雑把にいえば「論理的思考力」と言い換えることができます。

プログラミングとはコンピュータに命令を伝えるための言葉のことです。コンピュータは言われた通りにしか動作しないため、思った通りかつ効率的に動かすためには、物事を全体に見通してそれらをパズルのように組み上げていく論理的思考力が必要になります。

そしてこの論理的思考力は、プログラミング以外でも重要なスキルです。科学の実験を行う時にも、まず全体の構想を見通してから、それを実現するために一つひとつの実験や考察を積み重ねていきます。感覚ではなく、論理で物事を考えられるような力を身に着けていきたいですね。

まとめ

前述したように、2020年4月より小学校でプログラミング教育が必修化されます。その目的は単にプログラミングを行う能力を育てることではなく、プログラミングを通して論理的思考とシステム思考を身につけることです。

論理的思考とシステム思考は将来、科学者として歩いていくために必須のスキル。

義務教育に組み込むことで、子ども達にあらゆる分野で活躍できる科学マインドを育てていこうと試みているのです。

子どもが何かを知りたいと思う、その好奇心を大切にする。

たくさん考え、たくさん間違えて、知識と技能を育てていく。

そして、たくさんの仲間と協力しあい、議論しあって、成長していく。

どんな子どもも可能性は無限大!好奇心の芽を育ててあげられるよう、親として心がけたいものですね。
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