悩みをどう伝える?小学校の先生への相談方法「効果的な伝え方を具体例で紹介」
※ 本コンテンツにはプロモーション(PR)が含まれています。
「これって先生に相談するべき?」
「先生にいつ、どうやって“困りごと”を伝えたらいいの?」
そんな悩みを抱える保護者の方は少なくありません。
適切なタイミングで、効果的に「相談」ができれば、子どもの学校生活がより良いものになります。一方で、伝え方を間違えると、誤解を招いたり、思うような解決に至らなかったりすることもあります。
この記事では、先生への相談のタイミングから具体的な伝え方まで、実際の体験談を交えながらご紹介します。
「こんなとき、どうすればいい?」先生に相談するべきタイミングとは

子どもの悩みや変化に気づいたとき、多くの保護者が迷うのが相談のタイミングです。
すぐに先生に連絡するべきか、もう少し様子を見るべきか、その判断基準を明確にしておくことが大切です。
相談のタイミングを見極めるには、緊急度と継続性の2つの観点から状況を整理することが重要です。まず緊急度の高いケースと、少し様子を見てもよいケースに分けて考えてみましょう。
今すぐ相談すべき緊急性の高いケース
次のような状況では、迷わず早めに先生に相談することをおすすめします。- いじめの疑いが強い
- モノがなくなっている、“あざ”などケガの痕跡がある
- 「学校に行きたくない」と言い、家から出たがらない
- 体調不良や食欲不振が続いている
- 夜眠れない、悪夢を見るなどの症状が現れた
- 学習についていけず、極端に自信を失っている
少し様子を見てもよいケース
一方で、次のような状況では、1〜2週間程度様子を見てから判断しても遅くありません。- 友達との些細なけんかやもつれ
- 「学校つまんない」とは言うが登校渋りはしていない
- 宿題を忘れることが数回あった
- 新しい環境への適応に時間がかかっている
- テストの点数が一時的に下がった
些細なケンカなのか深刻なトラブルなのか?わからない時は
子どもの話を聞くとき、「些細なケンカ」なのか「深刻なトラブル」なのかを判断するのは難しいものです。子どもは自分の視点でしか話さないため、親には全体像が見えにくいことがあります。そんな時は、複数の人に相談してみましょう。
たとえば、お母さんが最初に話を聞いたなら、少し時間を置いてお父さんや祖父母、信頼できる友人などにも子どもの話を聞いてもらいます。
違う視点からの意見を聞くことで、「これは心配かもしれない」「もう少し様子を見ても大丈夫そう」といった客観的な判断材料を得ることができます。
冷静に、効果的に伝えるコツとは?先生への話し方の工夫

相談するタイミングが決まったら、次に重要なのは「どう伝えるか」です。感情的になりがちな状況でも、冷静に事実を整理して伝えることで、先生にも状況を正しく理解してもらえます。
効果的な伝え方には3つのポイントがあります
- 事実ベースでの整理
- 具体的なフレーズの活用
- 誤解を防ぐコミュニケーション方法
では具体的な「先生への相談のしかた」を紹介しますね。
子どもの話は何度かタイミングを変えてきく
最初に子どもの話を聞くことになりますが、一度の会話だけで状況を決めつけず、何度か話を聞く機会を作りましょう。数日おいてから聞いてみると、案外とケロリとして「もう、平気」なんて返答することもよくあります。
緊急性が高そうだと思ったら、「ちょっと落ち着こうか」と、いったん話題を変えます。おやつタイムにするとか、夕飯をはさんでから、ふたたび「さっきの話だけど」と繰り返してみてください。
わたしの経験ですが、子どもと真向かいに座って「それで、どうなったの?」と聞くよりは、ソファなどに並んで座って、お菓子を食べながら「あれからどうなった?」と聞くほうが答えてくれることが多かったです。
夕飯後にデザートを食べながら、低学年の子ならお風呂に入っている時など、リラックスしている時間に「そういえばさ」と、なにげなく話題をふってみるのもおすすめです。
メモをとって先生への相談内容を整理しておく

先輩ママから教わったのですが、「子どもの話を聞いたら、忘れないうちにメモをとっておく」は、とても良い方法だと思います。
実は、時間が経つと子どもが話した言葉を「そのまま」覚えておらず、親の主観が入った言葉に置き換わってしまうことがよくあります。
子どもの話を聞く時はメモをとらず、集中して聞き手に徹します。子どもの言葉を覚えているうちに、表情や仕草、親が感じたこともとりあえず、どんどん書いてしまいます。
次に、メモを見直し、次の3つのポイントを押さえて、書き直してください。
- いつから、どのような状況が続いているか(時系列)
- 具体的にどんなことが起きているか(状況)
- 子どもはどんな様子を見せているか(子どもの反応)
先生に相談する際は、このメモをもとに状況を具体的に説明すると、短時間で的確に情報を伝えることができます。
「うちの子がいじめられているようで心配です」
↓
「先週の火曜日から、『学校に行きたくない』と言い始め、昨日は『○○くんに悪口を言われた』と泣きながら話していました。朝になると体調を崩すことも3日続いています」
端的にまとめられていますが、状況がよくわかりますよね。
書いて整理する過程で、保護者自身の「イライラ」や「モヤモヤ」といった感情が落ち着き、冷静に状況を見られるようになる効果もあります。
先生が受け入れやすい具体的な話し方とは
相談の際は、次のようなフレーズを使うと、先生も親の話を受け止めやすくなります。これも先輩ママから「相談する時は、カッカして話すと先生も意固地になっちゃうから!低姿勢で話したほうがうまくいくわよ」と、アドバイスされたことです。- 「家庭でも様子を見ているのですが、学校ではいかがでしょうか?」
- 「子どもから聞いた話では○○ということですが、実際の状況を教えていただけますか?」
- 「家庭でできることがあれば、アドバイスをいただけると助かります」
親が「どういうことですか!」といきなり責め立てる勢いでは、先生だって身構えてしまいます。
こちらがファイティングポーズをとったら、相手だって防御の姿勢になるし、状況によってはジャブの応酬になって泥沼になってしまうことも……!
きちんと対話をし、前向きに話し合うためにも、まずはアドバイスを求めるスタンスで、落ち着いて話すようにしたいですね。
メールや連絡帳で伝える際の注意点

直接会って話すのが難しい場合は、メールや連絡帳を活用することもできます。ただし、文字だけのやり取りでは誤解が生じやすいため、次の点に注意が必要です。
- 冒頭で相談したい旨を明確に伝える
- 事実と推測を分けて書く
- 感情的な表現は避け、客観的な記述を心がける
- なるべく簡潔にする
メールや連絡帳では、相手の表情や声のトーンが分からないため、思わぬ誤解を招くことがあります。特に相談内容がデリケートな場合は、より一層慎重な表現を心がけましょう。
子どもから聞いた内容は「事実」として、自分の解釈や心配は「推測」として明確に分けて記述することで、先生も状況を正確に把握しやすくなります。
メールや連絡帳での相談は、要点を簡潔にまとめることも大切です。長文になりすぎると要点が伝わりにくくなる上、先生の負担も増えてしまいます。
また、「お返事は先生のご都合の良いときで結構です」「直接お話しする機会をいただければ幸いです」など、相手の都合を考慮しつつ、対応を待っていることを丁寧に伝えるようにしましょう。
いっそ生成AIに書いてもらう!
最近、小学生の子を持つ親御さんと話していたら、ビックリしてしまいました。連絡帳に書くことの内容をバーっと思いつくまま出して、ChatGPTに丸投げするんですよ。先生に失礼がないように、文章を書き直して、って。あっという間に例文みたいのを書いてくれますよ。なるほど、確かに良い案ですね。
(Nさん/子ども・小3)
こういう使い方もあるんだなぁと感心した次第です。
ただし、生成AIも、たまに変なフレーズを書く場合があるので、ちゃんと自分で見直してくださいね!
「話しづらいこと」こそ先生にどう伝える?デリケートな相談のコツ

「うちの子だけが仲間はずれにされているかもしれない」「先生の指導方法について疑問がある」など、特にデリケートな内容の相談は、どう切り出せばよいのか悩みのタネです。
話しづらい相談を成功させるには、相談前の準備、伝え方の工夫、そして適切な姿勢が重要になります。
ポイントは、ふたつあります。
1:子どもの言い分が間違っている可能性も認める謙虚さを持つ
2:その場ですぐに解決策を求めず、一緒に考える姿勢を示す
適切な伝え方を心がけることで、話しづらい内容でも先生との信頼関係を深めながら、子どもにとって最善の解決策を見つけることができます。
では、よくある「話しづらい状況」と、その対処法をご紹介します。
友だち関係のトラブル

相手の保護者とママ友として仲良くしている場合
親子で仲良くしてきたのに、ある時点で子ども同士が仲違いをしたり、どちらかが「のけ者にされている」と感じたりして、うまくいかなくなるのは、本当によくあることです。ところが、相手の親と親しいだけに、先生に相談するのも歯切れが悪くなってしまいがちです。
「○○ちゃんと仲良くしたいと思っているようですが、うまくいかないことがあるようで」と、子どもの気持ちを代弁する形で相談しましょう。
相手の子を批判するのではなく、自分の子がどう感じているかに焦点を当てて話すことで、角が立ちにくくなります。
相手の子が他にもトラブルを起こしている場合
まずはわが子の相談からスタートしつつ、「情報共有」の形でお話しましょう。「他にも似たような体験をした子がいるようなのですが、状況がよくわからないのでご相談したくて」と付け加えてもいいですね。
「◯ちゃんも、◯くんのママも困っているんです。あの子が問題児なのではとみんな言っています」などと、他の人の言葉で伝えようとすると誤解が生じやすくなります。状況を把握してほしい、教えてほしいのスタンスの方がうまくいきやすいようです。

子ども同士の些細なことで先生を煩わせていい?
「小さなことかもしれませんが」と前置きしつつも、「子どもが悩んでいるので、何かアドバイスをいただけないでしょうか」と相談しましょう。些細に見えることでも、子どもにとっては大きな問題である可能性があります。
わざわざ面談を設定してもらうのも……とためらうようなら、連絡帳に書いたり(メール形式のシステムを使用している場合には、メールで)、お電話で話すことはできますか?と伝えたりしてもいいですね。
先生の指導に対する不信感

宿題の量にモヤモヤ…でも先生に相談しづらい
「宿題に毎日○時間かかっており、親子で少し悩んでいます。何かよい取り組み方はありますでしょうか」と、家庭での実情を伝えながら相談の形で話しかけましょう。先生の方針を批判するのではなく、家庭でのサポート方法を一緒に考えてもらう姿勢が大切です。
他のクラスと比べて学習の進みが遅く、子どもの学力が心配
「なかなか勉強が進まないようで、家庭でもどうサポートしたらよいか悩んでいます」と、自分の子の学習サポートに焦点を当てて相談しましょう。「隣のクラスはドリルは20まで進んでいるのに、うちのクラスはまだ12ですよね」と言うよりも、「理解できていないのか、ドリルの進みも遅いようですし、家庭でどのようにしたらよいか」の方が、スムーズに話が進むのではないでしょうか。
もし、授業について、どうしても気になる時は、控えめに背景を伝えてもいいと思います。
「他のクラスのお話を耳にして、少し不安に思ってしまって」と話をつなげる方法もあります。先生の授業は他のクラスより遅れていると指摘するよりは、遠回しな表現で伝えてみましょう。
自分の子が先生に嫌われていると感じる場合
「うちの子が最近、先生に嫌われているように感じると言っているので、親として少し心配しています。先生から見て、何か気になることがあれば教えていただけませんか?」とわりとストレートに聞く方法もあります。どうなんですか!と詰め寄るのではなく、「すみません、子どもの感情的な問題だとは思うのですが」など、ワンクッションをはさんで、穏やかに話してみましょう。
先生に嫌われている、先生はえこひいきをする、といった話は、実際には子どもの一時的な感情や、誤解があって怒られたときなどに感じることが多いようです。
ある程度は時間をおいて、それでも子どもがずっと先生を嫌がるとか、大きなストレスになって登校を渋るようであれば、担任の先生以外の「学年主任・スクールカウンセラー」などに相談するのもひとつの方法です。

先生との相性は確かにありますが、社会に出てからも苦手な人とうまくやっていく必要があります。
小学校でさまざまな先生や友達と関わることで、「気持ちを上手に伝える方法」や「苦手な相手とも協力する術」を自然と学ぶことは、子どもの将来にとって貴重な経験。理不尽なことには親が動く必要がありますが、ある程度の人間関係の難しさは、子どもが乗り越える力をつける機会として捉えることも大切ですね。
就職の際、必ずといっていいほど耳にする『コミュニケーション能力』。でも、「コミュニケーション能力が高い」とはどのような状態を言うのでしょうか。今回は、プログラミングとコミュニケーション能力の関係について説明します。
2025/05/26 15:54
相談後のフォローと日頃からの関係づくりも大切
子どもの学校生活で気になることがあったとき、適切なタイミングで効果的に先生に相談することは、子どもの成長にとって大きな意味を持ちます。緊急性の高い問題は迷わず早めに相談し、比較的軽微な問題でも長期化する前に対処することが重要です。
相談の際は感情的にならず、事実を整理して伝え、先生と協力して解決策を見つける姿勢を心がけましょう。
そして何より大切なのは、相談後のフォローと日頃からの関係づくりです。先生との信頼関係を築くことで、子どもにとってより良い学習環境を作り上げることができるでしょう。
Amazonギフトカードプレゼント中!
あわせて読みたいガイド
RECOMMENDこの記事を読んだ方へおすすめ
-
好きなことが見つからない!子どもの好奇心を引き出すコツとNGな声かけ(体験談)
子どもに「やりたいことはないの?」「好きなことは何?」と聞いても、「別にぃ~」「特にない」なんて薄い反応しか返ってこなくてガッカリしたことはありませんか? 親としては、子どもの好...
2025.05.26|大橋礼
-
子どもの集中力を高める方法とは?集中力が続かない子どもの勉強方法3つ|教育トピック
「うちの子は集中力がなくて困る」という声は、よく耳にします。 勉强しているかと思えば、ぼーっとしていたり、10分たっても20分たっても漢字ドリルの半分も終わっていなかったり。結果...
2025.05.26|大橋礼
-
(教育トピック)小一の壁|退職?転職?朝はどうする?7つの壁と対策
「小1の壁」はご存知ですか?小学校入学と共に、働くお母さん・お父さんが新たにぶつかる壁。今回の教育トピックでは、時には転職や退職を余儀なくされることもある小1の壁について詳しく解説。先...
2025.05.26|大橋礼
-
フォートナイトは小学生にとって危険?年齢制限についても解説
小学生に人気のフォートナイト。流行とともに、「親の不安・相談」もよく聞かれるようになりました。ゲーム中の暴言がひどすぎる、仲間外れにされた、課金を懇願される、勝手に課金していた…いっぽ...
2025.05.26|大橋礼
-
あなたの家の教育方針は?先輩ママ・パパの体験談「夫婦で意見が合わない」「あわや離婚に!?」「ママ友とトラブル勃発」
教育方針と聞くと「小学校受験するわけでなし、改めて考えるほどのことでもない」と考えるご家庭も多いようです。でも、実は家庭内で互いの「子育て論」を勘違いしていることは少なくありません。 ...
2022.05.06|大橋礼