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イギリスが行っているプログラミング教育とは?世界のプログラミング教育事情

日本では2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化します。
必修化により、情報に関する技術を理解し、活用する能力を養い、論理的思考能力の育成を目的としています。

プログラミング教育において、日本は欧米やアジア諸国から遅れをとっています
海外の国では、どのようにプログラミング教育が行われているのでしょうか?

今回は、プログラミング教育において、パイオニア的存在であるイギリスのプログラミング教育事情をご紹介します。

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イギリスについての基本知識をおさらい

イギリスは、ヨーロッパ大陸の北西岸に位置する島国で、4つの国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)で構成されています。

首都はロンドン、人口は日本の約1/2の6,640万人、面積は日本の約2/3の242,500km2の国です。

イギリスは、IT教育を義務教育課程にいち早く取り入れ、IT教育において世界の最先端をいく国です。

イギリスのプログラミング教育の歴史

イギリスでは1995年に初等・中等教育の必修教科として「IT」を導入しました。

1999年に「ICT(Information and Communications Technology)」を導入しました。

しかし、数年後、政府や各企業からレビューやレポートを通して、「コンピュータサイエンスが深く学習されていない。」、「専門的な教員が不足していることもあり、児童の創造性やプログラミングの面白さを教育出来ていない。」といった指摘が出ていました。

2013年に上記の指摘を受けて、「Computing」を新設し、2014年には「Computing」を実施しました。

イギリスのプログラミング教育

そんなイギリスのプログラミング教育はどうなっているのでしょうか。

イギリスのプログラミング教育の概要

イギリスはComputingを独立教科として設置しています。義務教育がスタートする5才からこのComputingを学習します。これからイギリスのプログラミング教育である科目Computingの中身を紹介していきます。

Computingの構成

Computingは下記の3つの分野で構成されています。以前までICTと呼んでいた分野をこの3つの分野として再定義し、教育内容を変革しようという狙いがあります。

1. CS(Computer Science):コンピュータサイエンス
  プログラム、システム、コンピュータなどが動く仕組みを理解し、それら知識の活用方法を学びます。

2. IT(Information Technology):情報技術
  コンピュータネットワークの理解や情報技術の安全な利用方法、コンピュータやアプリ
  ケーションの操作スキルなどが含まれます。

3. DL(Digital Literacy):デジタルリテラシー
  情報ネットワークから必要な情報を取得し、自身の考えを組み立て、表現して実社会へ
  活かす方法を学びます。デジタルな手段を使いこなすことを目的とします。

教育目的

Computingでのプログラミングを通して、以下のスキルを育成することを目的としています。

アルゴリズムの理解
問題を解決するためにステップバイステップの手順や、法則を作り出せるスキルを養います。実際の授業の一例として、ロボットに見立てた先生に、目的の動作をして貰うよう指示を出し、ロボットが動く手順を学習します。

・論理的思考能力の向上
目的やゴールから逆算し物事を順序立てて考え、結論を導き出し、実行するスキルを養います。何か問題に直面した際に、考えられる要因を自ら考え、適切な解決策を実行出来れば、社会に出た際の問題解決にも応用することが出来ます。

・創造力の強化
 プログラミングを通して、児童たちに自由な発想を具現化する機会を与えることで、あらゆる分野に求められる創造力の強化を図ります。

学習内容

イギリスの義務教育では、4つのStageに分けられています。各Stageでの学習内容をご紹介します。

初等教育(日本でいう小学校)では、Stage1、2で下記の内容を学習します。

Stage1(5~7才)では、シンプルなプログラムの理解、作成とデバック(プログラムの修正)を学習し、Stage2(8~11才)では、目的達成のためのプログラム設計、作成とデバックを学習します。中等教育(日本でいう中学校)では、Stage3、4で下記の内容を学習します。

Stage3(12~14才)では、プログラミング言語およびデータ構造(データのあつまり)を学習し、Stage4(15~16才)では、課題解決スキルおよび分析スキルを習得します。

Stage1と2ではコンピュータはもちろん、知的教材やロボットを使い、演習を行います。中では友達同士で一人をロボット、一人を指示者として遊びの中で学習することを取り入れています。

Stage3と4では図形作成、クイズやゲームを作成し、演習を行います。教材を使った学習により基礎を身に付け、課題作成で応用力を養います。

学習時間

Stage1~3では週に約1時間、Stage4では週に約2時間の学習時間が充てられています。
義務教育修了時には、Computingのテストがあります。

現状の課題

課題として、大きく3つあげられます。

1つ目は、教えられる先生が不足していることです。教師の数に関する課題で、イギリスだけでなく、世界に共通する課題だといえます。

2つ目は、教員の質向上にむけた教育プログラムが整備されていないことによる、教員のコンピュータサイエンスに関する知識およびスキル不足です。以上の2つの課題から、教師の質および量が課題となっています。

3つ目は、都市部と地方での学習環境の違いです。これにより、学校間でのプログラミング教育環境に格差が生じてしまいます。

イギリスのプログラミング教育の効果

2016年の調査結果によると、Computingの実施によるプログラミング教育の効果として、下記の項目が挙げられています。

「問題解決力」「協調性」「計算力」については、約8~9割、「読み書き力」については、約7割の肯定的な意見があげられており、イギリスのプログラミング教育の効果がみられます。

まとめ

イギリスのプログラミング教育事情を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

イギリスは、IT教育を義務教育課程にいち早く取り入れ、世界においてIT教育のパイオニア的存在です。ICT導入後に政府や各企業から指摘があり、改良を重ねて、現在のイギリスのプログラミング教育があるのですね。

初等教育のStage1と2では、友達同士で一人をロボット、一人を指示者として遊びの中で学習することを事例として紹介しました。こういった学習は、楽しみながらプログラミングを学ぶことができ、また、対象物を目的どおりに動作させるためのアルゴリズムの学習に役立ちますよね。

こういったイギリスの歴史、教育内容や教育効果から、日本も国をあげてIT、プログラミング教育を強化していくべきであり、また、学校や教師に任せきりではなく、保護者も一体となってプログラミングを子どもたちと学んでいく姿勢が重要でないかと感じます。

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