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動画を撮って音楽をつけて投稿できる新しいスタイルのSNSとして、若者たちから絶大な支持を集めてきました。
他のサービスが投稿してはじめて意味のある参加型だったとしたら、ぼんやりと見ているだけでも楽しい鑑賞型のSNSともいわれます。
とはいえ、顔や名前をオープンにしたコミュニケーションには、保護者としても不安があるのも当然です。
ここではTik Tokの歴史から使い方、注意点にいたるまで、幅広い情報をお届けします。
Tik Tok(ティックトック)とは?
そもそも、Tik TokとはどのようなSNSなのでしょうか?基本をまとめました。ショートビデオ専用のSNS
TikTok は中国企業のByteDance社が開発運営しているショートビデオの投稿サービスです。2016年サービス開始と比較的新しいSNSですが、すでに動画投稿サービスとしては他を圧倒する勢いになっています。
成功の秘密は、投稿できる動画を最大60秒(通常15秒)として、早送り、逆回転など効果的な編集を容易にできるようにしたアイデアといわれます。
また、音楽配信会社と提携して自由にBGMも付けられ、専門の編集技術がなくても完成度の高いユーモラスなムービーができたりします。
多くのSNSが個人的に付き合いのある友だちとの交流を目的としているのに対し、Tik Tokは、友だち以外が投稿した動画もテンポよく楽しめる仕掛けがあり、移動中や人待ちのときの時間つぶしにも役に立つ娯楽アイテムとなっています。
Tik Tokの歴史|中国発の世界的ブーム
Tik Tokのもととなったのは2014年にスタートした中国企業が運営するWebサービスのmusical.lyでした。口パク、ショートムービー、ダンスなどのTik Tokを成功に導くコンセプトはすでにmusical.lyでは確立されていました。
Tik Tokがスタートしたのは2016年、だれもがカンタンに動画を閲覧・検索・投稿できる操作性が支持されます。
2018年、Tik Tokとmusical.lyは正式に合併し、アカウントとデータも統合されました。
それぞれの人気の高かった機能も統合され、中国発の動画投稿サイトの巨人として世界的な広がりを見せます。
日本でも2018年、若者たちを中心に人気を呼び、同じ年の新語・流行語大賞でTik Tokがノミネートされるなど、若者たちの娯楽として不可欠なアイテムとなっています。
Tik Tok(ティックトック)の年齢制限は?何歳から使える?
Tik Tokには年齢制限が設けられており、アカウント開設は13歳以上からとなります。そのため、動画投稿機能や他のユーザーの投稿を閲覧する機能も13歳以上から利用可能となります。12歳以下はアプリのダウンロード自体制限されているため、動画の投稿はもちろん、アプリをダウンロードして他のユーザーの投稿を閲覧することも許されていません。年齢制限以下の子どもが利用しているときには、そのユーザーアカウントは終了されます。
その一方で、保護者や友人のアカウントのページへの13歳以下の子どもが登場する動画投稿には規定がなく、これを問題視する声もあります。
魅力的なサービスだからこそ、保護者にとっては心配のタネになっています。
Tik Tok(ティックトック)にはなぜ年齢制限があるのか
Tik Tokにはなぜ13歳以上という年齢制限があるのでしょうか。利用に年齢制限のあるサービスは、何もTik Tokだけではありません。青少年ユーザーの安全性を確保するという目的で、TwitterやYouTubeなどでも同様の規制が行われています。Twitterの場合、Tik Tokと同じく13歳以下のユーザーのアカウント作成を禁止しています。また、YouTubeでは18歳以下のユーザーに対して年齢制限のあるコンテンツを非表示にしています。
成人はしていないけれどある程度の判断能力がある年齢として、Tik TokやTwitterは13歳以上という基準を設けているようです。これは、日本でいえば中学校に上がる年齢ですから、なるほど確かにある程度は自分の判断力が身についていると考えられる年頃でしょう。
Tik Tok(ティックトック)でなにができるか?
動画撮影ができる
iPhoneやアンドロイド携帯に内蔵されたカメラを使って、Tik Tokのアプリから直接動画撮影ができます。その場で撮影速度の変更(スローモーション、高速)、フィルター、テキストの追加などができ、撮影した動画を自分のセンスで演出できます。
動画を投稿して友だちとシェアできる
撮影した動画はアプリケーションからそのままTik Tokのサイトへと投稿できます。また、Tik Tokの提携音楽配信会社のリストからBGMを選んで動画に音楽をかぶせる演出も可能です。
この場合は、公開の範囲をじぶんのフォロワーに限定するか、世界中のユーザーに公開できるかユーザーが選択できます。
動画を通してさまざまなコミュニケーションをとれる
SNSのなかでも圧倒的に「おもちゃ感」にすぐれているのがTik Tok。絶えずだれかが新しい「遊び」をつくってトレンドとなります。
たとえば「超セレブと同じ音楽、同じ設定のダンスを投稿する」「世界中のユーザーがみんなで同じ質問に答えていく動画を投稿する」「Tik Tok上の好きな動画とコラボのできるデュエット機能」など。
同じ趣向の動画をつくって、みんなでワイワイコメントを付けあう楽しみもあります。
公開した動画は、世界の人から閲覧され、バズる(瞬間的で爆発的な人気が出る)と、ときには数万の「いいね」がついたりもします。
プライバシーの設定もできる
トラブルがおきないように、Tik Tokでは細かい設定が可能です。「新規ユーザーへのおすすめを許可する」「フォロワー以外にもコンテンツを見られるようにする」「じぶんの動画をダウンロードできる人」「デュエットできる人」……など、細かい設定により、「他の人に見られたくないプライバシーを見られないようにする」設定が可能です。
また、デジタルウェルビーイングと呼ばれる機能を使えば、1日あたりのアプリ使用時間を最大2時間に制限できます。
さまざまな危険も指摘されるTik Tokですが、子どもを守る機能もある、それを使いこなすのが大事というわけですね。
子どもがTik Tok(ティックトック)を使うときの注意点・危険性とは?
Tik Tokを使えるようになるのは13歳から。とはいえ、13歳以上だからといって野放図に使っていいわけではありません。保護者として使い方や楽しみ方にもチェックしたいものです。安全にTik Tokを使って楽しむためのルールづくりについてまとめてみました。
参考:SNSの正しい使い方
規約上13歳未満の子どもは利用できない
若者を中心に人気のTikTokですが、規約上、13歳未満の子どもは利用できません。もし13歳未満の人がTikTokを利用していると発覚した場合は、該当アカウントが永久に停止されるようです。参考:TikTok「保護者向けガイド」
Tik Tokの使い方について話しあう
Tik Tokを使えるばかりの中学生、13歳からの年齢は冒険心にあふれ無鉄砲な行動をしがちです。保護者としては、きちんと状況を把握して必要なアドバイスするのが大事でしょう。
たとえば子どものためのスマフォを買うときに条件として「使い方について月に1回話しあう」などのルールを決めて時間をとってはいかがでしょう。
あくまでもTik Tokを悪と決めつけず「楽しくて安全な使い方を一緒にさがす」姿勢がたいせつですね。
撮影していい場所を決める
ネットのなかに潜む悪意ある人々は、ときとして信じがたいほどの勤勉さを示します。たとえば、カフェの画面で、背景にあるインテリアから、撮影された場所をさがしてしまう「その道のプロ」もいるようです。
また、一本の動画からではわからなくても、複数の動画の情報を積み重ねていくと、投稿者の住所や通っている学校名がバレてしまう危険もあります。
その危険を避けるために、Tik Tokで撮影していい場所(例:家のなか)と決めておくのが理想的です。
顔にはエフェクトをかけて見えないようにする
Tik Tokの非常に便利な使い方として、モザイク、ぼかし、お面などで、エフェクトで顔を隠す機能があります。本当はアカウント自体を非公開にして、友だち以外には見えないようにするのがベストなのですが「目立ちたい」「バズりたい」気持ちから「公開にしたい」とお子さんが希望するかもしれません。
そのときには、頭ごなしに否定せず「だったら、エフェクトで顔を隠してみてはどうかな」と意見をするのも効果的です。
個人情報・位置情報は禁物
プライバシーの流出によって、思いもかけない被害にあう場合があります。中高生のときにはとくに、本名や住所、学校名などがわかる情報の公開は避けたいです。
また、ログインする際に「位置情報へのアクセスを許可しますか?」と質問があり、これを許可すると、他の人から地域がわかってしまうリスクも起こってきます。
制服を着た写真なども、重要な個人情報なので投稿しない方がいいでしょう。
プライバシー設定はきびしくを基本に
前の項目でも紹介しましたが、重要なのでもう一度。Tik Tokではプライバシー設定ができます。
現在のところ「他の人からじぶんを検索してもらう」「非公開アカウント」「自分の動画をダウンロードできる人」「自分にコメントを送ることができる人」「私とコラボできる人」「自分とデュエットできる人」「自分にメッセージを送ることのできる人」の項目について設定できます。
中高生のうちは、これらすべて非公開、または、オフ設定でいいのではないかと思います。
TikTokで人気の動画コンテンツ
TikTokの動画の中でも特に人気のジャンルが、以下の6つです。- ダンス・踊ってみた系
- 音楽・歌ってみた系
- ハウツー・知識系
- ビューティー・ファッション系
- おもしろ・ネタ系
- 料理系
ジャンルごとに、異なる内容の動画が配信されています。
ダンス・踊ってみた系
配信者が、楽曲に合わせて踊りを披露する動画です。本格的なダンスから手だけを使うものまで、難易度はさまざま。使用されている楽曲や振り付けも、数多くの種類があります。TikTokは楽曲人気の火付け役としても注目されており、TikTokからヒットした楽曲も少なくありません。2023年にTikTokで注目を浴びたYOASOBIの「アイドル」という楽曲は、ビルボードジャパンによる日本音楽チャートの「TikTok Weekly Top20」で12週連続で1位を獲得。 オリコンランキング初登場から5週目で再生回数1億回(オリコン史上最短記録)突破も達成しています。
流行りのが楽曲に合わせて踊る動画は、一瞬で見ている人の目を引けるのが特徴。トレンド曲だけでなく、昔懐かしい曲の「踊ってみた動画」も流行っているため、さまざまな年代の人から好まれています。投稿者は10~20代が多く、個人からグループ、著名人まで、幅広い人たちが投稿をしているようです。
音楽・歌ってみた系
有名曲を投稿者がカバーして歌う動画を指します。 「ダンス・踊ってみた系動画」と同様、見る人の目に留まりやすいジャンルです。TikTokだけでなくYouTubeでも人気ジャンルであり、世間の関心の高さが伺えます。歌うだけの動画から弾き語りやハモっている動画まで、さまざまなバリエーションの動画が投稿されています。ハウツー・知識系
投稿者が知識や使い方を、見る人にレクチャーする動画ジャンルです。生活の豆知識的なものから本格的なものまで、種類はさまざま。例えば、「動画編集のやり方」「DIYのハウツー」「絵の描き方」など。比較的初心者でも試しやすい動画や、ちょっとした工夫でストレスが軽減する動画が人気なようです。ビューティー・ファッション系
名前の通り、ビューティー・ファッション系に関する動画ジャンルです。メイク・着こなし・顔や髪のケアなどを簡単に学べるのが、このジャンルの動画の特徴。例えばメイク動画の場合、メイクのやり方やメイクに使われている商品の情報や使用感、出来上がりのイメージなどを知ることができます。個人だけではなく企業も動画を投稿しており、「shiseido.beauty.journey(資生堂 ビューティージャーニー)」は、資生堂の美容部員が美に関する情報を投稿しているアカウントです。
おもしろ・ネタ系
テレビやYouTubeなどのおもしろい場面や日常のおもしろい場面が投稿されており、年代性別関係なく人気のジャンルです。「子どものおもしろ行動」「おもしろハプニング」「おもしろエピソード」など、くすっと笑えるものから大爆笑のものまで、さまざまな動画が投稿されています。
何度も見てしまう中毒性があり、友だちや家族にシェアする人も多いため、人気が出始めると一気に視聴回数が増加するジャンルです。
料理系
「おもしろ・ネタ系動画」と同じく、幅広い年齢の人から愛されているジャンルの1つです。料理の作り方やおいしいお店の紹介など、数多くの動画が投稿されています。料理の作り方動画は、文章で見るよりも分かりやすく、完成図や作っている姿をイメージしやすいため、料理を作る人や作ったことはないけど挑戦したい人に人気です。おいしいお店の紹介動画は、実際に店に行かなくても多くの情報を得られるので、お店のリサーチをする人に求められています。
個人の投稿者の場合は、「おすすめレシピ」「おすすめのお店」などの投稿が多いですが、企業アカウントでは、新作商品やおすすめ商品などの投稿が中心です。
TikTokに関するよくある質問
TikTokに関する情報を解説してきましたが、よくある質問と答えについても載せます。TikTokに関する疑問を解消せずに始めると、後悔する原因になるため、始める前にできる限り解消しておきましょう。TikTokは無料で見られる?
TikTokの動画は、アカウントを登録しなくても無料で見られます。アカウント登録をしたとしても、お金はかかりません。動画を投稿するのにもお金が発生しないため、動画を投稿したり視聴したりするだけであれば、無料で利用できます。アプリでよくある「アプリ内課金」もないので、完全無料で楽しむことが可能です。
TikTokをアプリなしで見る方法は?
PCかスマホかタブレットがあれば、アプリなしでTikTokの動画を見ることは可能です。やり方は以下の通り。1.Webブラウザを開き、TikTok公式サイトを検索してアクセスする
2.アカウント登録画面が表示されますが、アカウントが無い場合はそのまま登録画面のみ閉じる
3.動画が表示されて視聴できるようになる
この手順をスマホで行った場合は、動画の視聴中にアプリダウンロードを求めるメッセージが表示されます。そのまま表示を閉じれば問題なく使用可能です。
しかし、ブラウザ版のTikTokだと制限される機能が多いため、全機能を楽しみたい場合は、アプリのダウンロードとアカウントの作成を行った方がいいでしょう。
まとめ:保護者も使ってみて、メリット・デメリットをよく知るのがベスト。
Tik ToKに限らず、子どもたちの新しい流行に関して、保護者は「わからない」から「禁止」と反応しがちです。でも、それではお子さんとの貴重なコミュニケーションを断ち切ってしまうかもしれません。
夢中になるには理由があるはず。子どもたちにTik Tokがなぜ人気があるのか、理解した上でルールを決めることで保護者と子どもの関係も良好に保たれるのではないかと思います。
ぜひ保護者のみなさんも試してみて、その上でTik Tokを楽しく使う方法を、お子さんと話し合ってみてはいかがでしょう?