フォートナイトとは小学生にとって危険?何歳からなのか年齢制限について解説

フォートナイトとは小学生にとって危険?何歳からなのか年齢制限について解説
小学生に人気のフォートナイト。数年前から子ども達の間で流行りだしたのですが、同時に聞こえてきたのが次のような「親の不安・相談」です。
  • ゲーム中の暴言がひどすぎる
  • 仲間外れにされた
  • 課金を懇願される、勝手に課金していた
いっぽうで、「そんなに騒ぐほど困ったゲームじゃない」「こんな世の中でも友だちと繋がることができる」「ボイスチャットなどは、使い方しだい」という声もあります。実際にフォートナイトを親子で行ったり、大会に参加したりと楽しんでいる家庭もあります。

フォートナイトってどんなゲーム?から、取材した家庭の体験談を中心に、どんなトラブルがあったのか、また使い方の工夫やトラブルを避ける方法など、フォートナイトにフォーカスした内容をお届けします。

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フォートナイトとは?

フォートナイト 小学生 問題
* 引用:FORTNITE公式サイト

フォートナイトは、ひと言であらわすと生き残りゲーム、バトルロイヤルゲームですね。

一番のポイントは「フォートナイトというゲームの空間で、他の仲間(フレンド)とつながり、ボイスチャットで話をしながら、まるで一緒にいるように遊べること」です。

まさにオンラインゲームの特徴ですが、そこが子どもの遊びとして問題となりやすい点でもあります。

フォートナイトはどんなゲーム?

ごくごく簡単に説明すると、次の通りです。
① 最大100人が島にわたる
② 武器などアイテムを集めたり建造物を作る
③ 他の参加者と戦う
④ 最後まで生き残った人が勝利

フォートナイトの特徴
  • ひとりでも、ペアや4人グループでも参加できる
  • 建造物を作り攻撃や防御に活用できる
  • ボイスチャット機能などでオンラインで話しながらゲームができる
ライター・大橋
ライター・大橋

壁とか階段とか作って、攻撃の拠点や防御にしてるみたい。

これを子どもがものすごいスピードで作り上げて攻撃もバンバンやるし視点がクルクル変わるし、初めて見たときは頭がクラクラしちゃったわ

自分でゲームを作ったり、本物のミュージシャンがゲームの中でライブを行っているのを鑑賞したりと、けっこういろいろなことができます。

フォートナイトの競技イベントに参加する際の年齢制限

Epic Games プレイヤーサポートによると、下記の通り年齢制限が設けられています。
プレイヤーは13歳以上(またはプレイヤーの居住国で必要とされる年齢がより高い場合はその年齢)である必要があります。
また、プレイヤーが13~17歳の場合は、親権者または法的保護者の許可を得る必要があります
フォートナイトの大会はゲーム内だけではありません。
参加資格のない小学生が出場できる親子大会や競技イベントなどもあります。

制限に満たないお子さまは、ぜひ参加できるイベントを探してみましょう。

引用:Epic Games プレイヤーサポート

年齢を偽って参加して報酬を受け取るとアカウントがBANされる可能性もある

もし実年齢が13歳に満たないにも関わらず、年齢を偽りイベントに参加した場合、アカウントが永久凍結(利用停止)される可能性もあるそうです。

また新しいアカウントを作成し、故意的に何度も同じ行為を繰り返すと、大会の出場永久停止永久的な利用停止を受けることも考えられます。

フォートナイトの魅力を存分に楽しむためにも、定められたルールにはきちんと従いましょう。

日本でのゲームコンテンツに対する考え方

日本で販売・流通しているゲームコンテンツには、特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構が定める『レーティング制度』に則り、コンテンツ内容に応じたCEROレーティングマークが付与されます。

CEROレーティングマークには、「年齢区分マーク」と「その他のマーク」に大別されます。
年齢区分マークには5つのランクがあり、パッケージの表面左下部分に表示されます。


なお、フォートナイトは『CERO C(帯色:青)』に該当します。
“15歳以上を対象とする表現内容が含まれている”ゲームであると区分されており、15歳未満のお子さまは遊ぶ際に最低限の管理や見守りが必要になるでしょう。

引用:特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構『レーティング制度』

フォートナイトに年齢制限が設けられる理由

フォートナイトでは、2021年以前まで年齢制限が設けられていませんでした。
しかし過激な表現や戦闘シーンなどの暴力的な描写が問題視され、2021年に年齢制限が設けられるようになりました。

ゲーム内のキャラクターとは言え、武器を手に人を殺めるゲームです。
現実とゲームの区別ができず、つい現実でお友達を傷つけてしまう可能性もゼロではありません。また暴力的な描写に興味・関心が喚起され、つい現実世界でも同じように人を傷つけてしまいたくなる衝動に駆られるリスクも考えられるでしょう。

精神に与える影響が懸念視される声が大きくなったこともあり、フォートナイトには年齢制限が設けられるようになりました。

小学生の子どもに大人気なフォートナイト

小学生 人気 ゲーム ランキング
* 引用:小学生が一番遊んでいるゲームタイトル/ゲムトレ

2020年の調査結果ですが、小学生で人気ナンバー1のゲームがフォートナイトです。マインクラフトやあつまれどうぶつの森も根強く人気ですが、頭ひとつ抜け出している状態です。

今の小学生はオンラインゲームも当たり前!?

オンラインゲーム 何歳から
参考:ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート/依存症対策全国センター・久里浜医療センター・厚生労働省

いわゆるゲームソフトを使って友だちと家で対戦する、ひとりで遊ぶのと違い、オンラインゲームは「別々の場所にいても時間を共有する」10年前の子どもたちにはなかった新しい遊び方です。

上記によると、オンラインゲームを始めた年齢でもっとも多いのが9歳~12歳。まさに小学生ですね。

ざっくりですが小学生のうちに6割以上がオンラインゲームを体験していることになります。

許可するにせよ、しないにせよ、親がもう「よくわからないし好きにさせてる」というわけにはいかない状況です。

* グラフは依存症対策全国センターのデータを参考に、おおよその割合で作成

小学生のフォートナイトで「問題・トラブル体験談」

フォートナイト 仲間外れ

子ども達が大好きなフォートナイト、ところがあちこちで聞かれるのが「仲間外れにされた」「課金してた」「ひどい言葉遣いをするので驚いた」という親の声です。

ここでは実際にどんなトラブルがあったのか、取材した声をご紹介します。

①「仲間外れにされる」小学生がフォートナイトでおこす問題

フォートナイト 小学生 仲間外れ

「入れてよ」と懇願する子どもの姿がやりきれない

ボスっぽい子がいて、その子がゲームに参加する子を掌握しておりグループメンバーを決めているんですね。なかなか入れてもらえないウチの子が「お願いだから入れてよ」と懇願しているのを聞いて、「そんな頼み込んでやらなくてもいいでしょ!」と思わず怒鳴ってしまいました。

ようやく入れてもらえたと思ったら次は「寝てろお前」、入れてよと言い続ける息子は「キモ」とか言われても、グズグズとゲーム機を離しません。もう、やめさせるつもり!(Yさん/子ども・小4)

今まで見たことがない子どもの姿で「禁止」を決意

キックされた、と言うのでゲームでなんで蹴られるんだ?とワケわからずに話を聞くと、どうやら仲間から外されることをキックすると言うらしい。

子どもにとってはキックされることが世界中で最も不幸なことらしく、キックされないために強くなりたいとか、かっこいい衣装?を課金して購入したいとか、ゲーム時間(わが家は1時間と決めている)を長くしてくれ、課金してくれと執拗に言ってくるようになった。

私が断ると、一緒にゲームできないと学校でも話に入れない、オレが仲間外れにされてもママはいいんだね、などと言い、執拗にからんでくる。

そんな友だちいらんだろ!と言うのに、ママはわかってない!とこれまでにないくらい大声で怒鳴り返すかと思えば、「オレどうせ雑魚なんだよ」と泣き出す。

なんか、どうしちゃったの?という感じで。

これはまずいと思って、その日はまずWi-Fiを切り強制終了、夜、パパと三人で話した上でウチでは禁止にした。

数日は頭にきたとか、アレコレ言い返したり、逆に泣いたりしたが、次の週末にはケロっとして別の子と公園で遊ぶ約束をしていた。

一線を越えていると思ったら、まだまだ子どもなので親の権限でやらせない選択をするべきだと思う(Nさん/子ども・小5)

②「暴言や友だちを罵倒する」フォートナイトをやる子どもの問題

フォートナイト 子ども 暴言

大声で友だちを罵倒するってどうなの?

とにかくゲーム中の言葉遣いが聞いていられない。

「黙れよ」「うぜーわ」「お前だれ?」「いっぺん死ねば」「殺す!」……イヤフォンしているせいか、すごい大声で台所にいるこっちが声と言葉に驚いて「なに!?」と叫ぶ始末です。

あまりの言葉遣いに注意をすれば、いったんはやむけど、ほんの10分程度でまた同じことの繰り返し。

すでにフォートナイトについては、他のクラスですが子ども同士でヘタな子を数人で徹底的にバカにしたり、ひどい言葉をかけたとかで、その親が学校にも話して大きな騒動になっています。

ある程度は年齢があがるにつれて汚い言葉遣いをするものかなとは思うものの、特にこのゲームをしている時はひどい印象なので、やめさせるべきか悩んでいるところです(Kさん/こども・小5)

低学年の子ほどリスク高いと感じる

中1と小2の子がいます。どちらも(上はもうやってないけど)フォートナイトやっていて気づいたのですが、低学年というか年齢低い子のほうが言葉が悪くなる。覚えたての暴言を思いつくまま言う感じですね。

それがゲームのボイチャ(ボイスチャット)だとストレートにくるから、おとなしい子やよく状況がつかめてない子はヘコむと思います。

それとウチもそうでしたが、上に子どもがいると、上の子からいろいろ聞いて、同級生の間で優位に立つところがある。

それを勘違いして「自分があいつらをうまく使ってやる」みたいに、よく知らずにゲーム始めた子たちに対して偉そうな態度をするなど、とんでもない方向へ進むこともある。

やらせるなら親の目が届くところで徹底的に監視するしかありません(Eさん/子ども・中1と小2)

③「小学生がまさかの課金?いくら?」フォートナイトの危険性

フォートナイト 小学生 課金

子どもが勝手に課金してた!

無料でプレイできる、課金して強くなるとかはない、と聞いて、他にも仲良しの子が遊んでいるのもわかっていたのでOKしました。ところがフォートナイトをやり始めた途端に「課金してほしい」と言うからビックリ。

衣装が欲しい、最初の衣装のままだとビギナー扱いされてバカにされるんだ、と何度も言われましたが、ゲームじたいは構わないけど、うちでは課金は絶対禁止なので「ダメ」のひと言ですませていました。

プレステは夫もやっていて、たまに課金するのですが、5,000円ほどの請求がきたので夫に確認すると「そんなはずはない、今月は何も課金してないし」「詐欺とかかな」と、その時点でもまるで子どもを疑っていませんでした。

夫もくわしいわけではなく、わたしはまったくゲーム機などがわからず、検索してはじめて「子どもが勝手に課金」というのがいくつも出てきて、もしやと思いました。

問いただすと「お年玉で払うつもりだったけど言い忘れた」などと言うので、私も夫も唖然。

しかも休日に夫がしているのを見ていて、パスワードを覚えていたんですよ!

その場でプレステ禁止、当面ゲームもいっさい禁止にしました。

これまでゲームあと30分やらせて!みたいなことはあっても、まさか親の目を盗んで、そしてパスワードを盗み見してまで課金するとは思ってもいなかったので、そこまでハマってしまう何かがあるのかと思うと、怖くなりました……(Uさん/子ども・小6)

プリペイドカードで課金していたなんて

フォートナイトをはじめてから課金したいとは言われていましたが、それはダメと答えてました。

子どもも「ふぅん」くらいしか返ってこなかったし、そもそもフォートナイトは勝つための課金は必要ないと聞いていたので、安心していました。

ところがある日ニンテンドースイッチから登録してある私のアドレスに利用明細が届きました。なんだ?どういうことだ?と思い、子どもに聞くと「わからない」と言うけど思いっきり態度があやしい。

最終的に、おこづかいと本を買った残りのお金などをあわせてプリペイドカードを購入していたと判明。

もうその夜は帰宅した夫が激怒、子どものお金の管理やゲームの管理をしっかりしていないと私まで怒られ、そこから夫婦喧嘩にまでなってしまい、下の妹はワンワン泣きだすわ、ふてくされてる長男に夫が殴りかからんばかりの勢いで、本当に修羅場になるとこでした。

その後、タブレットの履歴なども改めて見たのですが、長男は盛んにフォートナイトの攻略や課金して何ができるかなどを検索したり、動画を観ていたとわかりました。

それにしても「まさかウチの子が」ってことが、ほんとにウチの子にあるんだと自分の認識の甘さを感じた出来事でした。子どもがそこまで突っ走ってしまうほどの魅力というか、中毒性?みたいのがフォートナイトというゲームにはあるんでしょうか(Hさん/子ども・5歳と小5)

小学生にフォートナイト「禁止しない理由・良い面についての体験談」

フォートナイト 小学生 危険

①「友だちとつながる」フォートナイトは新しいコミュニケーションツール

フォートナイト 小学生 友達

新しいコミュニケーションツールの「使い方」を教えるのが親の役目

キックされたからって、いちいち落ち込むなと話している。もちろん気にする子がいるのはわかるけど、それならやらせなければよい。各家庭が判断すること。

学校が問題ありとして禁止したところもあるそうだが、一律に禁止して、みんなやるな、は乱暴すぎると思う。

ステイホームでなかなか友だちの家にも行けないけど、フォートナイトはみんなで約束してゲームに入って、しゃべりながら楽しそうにやっている。

オンラインゲームで友だちと同じ時間を持つことは、もはやコミュニケーションのひとつ。

だったら、それをどううまくやるか、っていうのを見守りながら教えたり、トラブルがあれば解決すること、仲直りすることを促したりするのが親の役目(Mさん/子ども・4歳と小3)

オンラインでつながる良さだってあるのでは

夫がゲーム好きということもあって、親子で一緒にやって楽しんでるし、平日は友だちともやってます。

ゲーム中にパパが「知らない人と話すのはダメ」とか「課金したって強くなるわけじゃないし」「ゲームで強いからってエラいわけじゃないよ」とポツポツと注意というか、たかがゲーム、楽しいならやろう、楽しくないならやめようと日頃から話してますね。

時間制限や宿題してからとか基本ルール決めておけばいいと思います。私もモンハンとかプロスピやってるし、仕事で嫌なことがあっても気分転換になる。子どもも同じかなぁと思います。

ちなみに私も試してみて、子どもとなるべくフォートナイトの話をしたり、eスポーツの大会とかあるよって話題に出して、子どもが誰とどんな風に遊んでいるか、さりげなく確認もしている。

「課金なし、それをバカにする(スキンがださいとか言う子がいる)ような子はスルーしてればいいんじゃない」とこの間も話したばかりです。

昨年の休校中、よく友だちとフォートナイトでおしゃべりして、騒いで、それが息抜きというか家に閉じ込めている中で「ガス抜き」にもなっていたように思えました。

あるママに「ゲームばっかりやっているとコミュニケーション力がなくなる」と言われたのですが、私は違うと思っています。

顔が見えず、ボイチャでやりとりする中でそれなりにトラブルなくやっていくにはコミュ力が必要だから。ゲームというフィルターで禁止禁止と言う親には同意できません(Sさん/子ども・小4)

②フォートナイトだけ禁止しても問題解決にならない

SNSもオンラインゲームも当たり前の時代だから

問題ばかりが出ているけど、うちの娘と周りではとくにトラブルってないです。

言葉が悪いっていうのは、親が知らないだけで外で子ども同士、普段からけっこう言い合ってます。登下校なんか見たことあれば、女の子だって「うぜー」とか普通に言ってるでしょ。

あと、親がよくわからない、知らないなら「やらせない」、やらせるなら、どういうゲームでどういうことをやっているのかとか、理解することも大事かも。

オンラインゲームだけでなくSNSとか、もう当たり前なんだから、親が管理しながら教えていくしかないと思う。みんな、そうやって「つながる」のが普通になっているからこそ、つながる方法やリスクについてもちゃんと教えるしかないと思う。

フォートナイトの問題ではなくて、LINEなんかでも女の子のグループ問題はあるし、こういうことは親は子ども時代になかった。「わからない、知らない」と手をこまねくのではなく、自分も学んで教えるべきでは?(Hさん/子ども・中3と小6)

友だち関係が流動的なのが小学生

3人の子どもがいますが、やはりゲーム好きです。フォートナイトでは私の周辺だと、仲間外れのトラブルはときおり耳に入ってきます。実際にうちの子どもたちもそういうことはありました。

ただ、見ていると、仲間に入れてもらえなかった当日は怒ったり落ち込んだり(子どもの性格により違うと思う)しているけど、それでやめて、別の子と外で遊ぶ約束する場合もあるし、また懲りずに入れてもらったり、ちょっとうまくなると別のうまい子達グループに入って遊んだりしてますよ。

かと思えば、いきなり遊ばなくなってひとりでプレイしたり、習い事の友だちと別のゲームで遊んだり、フォートナイトでやたら仲良くしてる子なのにサッカーは一緒にしないとか。

友だち関係が流動的なのは普通なのかなと感じます。

小学生くらいの子どもは昨日まで親友!とか言ってたのに翌日には「絶交した」と言い、知らぬ間にまた遊ぶ約束してるなんてのは日常茶飯事じゃないですか。

フォートナイトはスピーカーからボイスチャットのやり取りが親にも聞こえるので、それで子ども関係が赤裸々にわかりすぎて物事が大きくなるという面はあるかなと感じます(Sさん/子ども・小2と小5と中2)

どんなゲームだって遊びだってトラブルはつきもの

フォートナイトが取り沙汰され、学級懇親会でも話が出ました。でもフォートナイトだけ?

荒野行動だって同じだし、どうぶつの森だって女の子同士で何かトラブルあったみたいだし、もっと言えば、ゲームだけでなく、ドッジボールやってたって仲間はずれの問題、ひどい言葉で罵られたとかあるわけです。

あるママが「フォートナイトのようなお互いを撃ち合うようなゲームは禁止すべき」と言っていました。でも、ゲームって、つまりはほとんどがバトルですよね。

だってマリオだってポケモンだって、戦ってます。

フォートナイトも言うほどグロテスクでもないし、それより子どもが動画で何みてるかは知らない、放置している親のほうが、もっと注意しておかないとマズイんじゃないの?って私は思うんですけど(Kさん/子ども・3歳と小3)

フォートナイトで起きやすい問題を回避するには

ここでは、フォートナイトで起きやすい問題を回避するために保護者ができる工夫を紹介します。

ペアレンタルコントロールの設定

ペアレンタルコントールを活用すれば、プレイ内容や他のプレイヤーと交流を制限できます。
ペアレンタルコントロールで制限できる項目は、主に次の通りです。

  • ソーシャルの許可:オンライン上での交流を管理できます
  • 購入(課金)の制限:許可なく支払いが行われることを防止できます
  • プレイ時間の報告:フォートナイトをどれくらいの時間プレイしたか報告を受けられます
  • 機能限定:ボイスチャットなど特定機能へのアクセスを制限できます

必要応じてペアレンタルコントロールを設定しましょう。

イヤフォンよりスピーカーがおすすめ

イヤフォンだと相手の声や状況がわからないため、保護者はゲームの状況を掴めないこともあるでしょう。
その点スピーカーであれば、ボイスチャットの内容を拾うことができます。
また保護者から「やめなさい」と声をかければ、周囲に大人がいる旨を相手にわからせることもできるでしょう。

とはいえ、ゲームの状況が聞こえてしまうだけに「よけいな口出しをして親子ゲンカが絶えない」という意見もあるようです。
お子さまの楽しみはそのままにしつつ、見守り用のツールとして活用することを前提に利用を検討してみましょう。

親子でルールを明確にする

フォートナイトで遊ぶ時のルールを親子で明確にしておくのも1つ。

ルールを定める時は、保護者がルールを押し付けるのではなく、親子で一緒に考える点がポイント。
遊ぶ時間はもちろん、フレンドの承認対象やボイスチャットの使い方(オンオフ)なども含めて、親子で確認しながらルールを定めていきましょう。
その時に想定される悪影響やリスクも一緒に伝えると、ルールを定める・守ることの大切さをより理解できるでしょう。

またルールを守らなかった時の罰則も取り交わしておきましょう。
万が一、ルールを守れなかった時は、予め親子で決めた罰則に則り、毅然とした態度で対応することも大切です。

ネットリテラシーについてわかりやすく話す

ネットリテラシーについてわかりやすく話すことも大切です

個人情報の抜き取りやアカウントの乗っ取りなど、様々なリスクが想定されます。
また利用者が子どもメインになってしまうことから、トラブルの発覚が遅れてしまう可能性も。場合によっては、取り返しがつかない位に被害が大きくなってしまう懸念も考えられるでしょう。

オンラインでつながるリスクについて、具体例を交えながら伝えましょう。

親がゲームの内容を理解し使い方を親子で確認する

保護者がひと通りのゲーム知識を得ておくことも大事です。
公式サイト等やYouTubeなどでもゲームの遊び方を簡単に学ぶことができます。
また公式サイトのペアレンタルコントロールや安全の手引きも必ず一読しておきましょう。

ある程度の知識を持っていれば、想定されるリスクも思い描きやすくなります。
またゲーム中も子どもの様子や発言から状況を予想できるため、見守る体制を取りやすくもなるでしょう。

他のSNSにも気をつける

TwitterやLINEを利用している子どもは、ゲームの情報収集に活用するケースもあります。
ただ欲しい情報を収集するだけなら良いですが、情報を発信している場合も。また目的の情報収集以外にも、目に付いた様々なサイトにアクセスしてしまう可能性も考えられます。

保護者が感知しないところでSNSを縦横無尽に使い倒している子どもがいることも念頭におきながら、注意深く見守る必要があるでしょう。

親子向けフォートナイトの大会もある!

フォートナイト 親子大会 2021
* 引用:小学生親子Duo大会in愛知 FEATURING FORTNITE/愛知eスポーツ連合

小学生向けのフォートナイト親子大会も開催されているのはご存知でしょうか?

親子でフォートナイトをすることで、自然とネットリテラシーについて話し合う機会も増えるでしょう。具体的に「それは危ないよ」と話せるし、実際にゲームをしている親の言葉なら子どもも素直に聞く耳をもつ可能性も大です。

フォートナイトは今や世界中のゲーム。eスポーツの大会も開催されています。

eスポーツは、いわば「プロ選手」になること。考えてみればプロ野球選手やサッカー選手、テニスやゴルフの選手になるのと同じとも言えます。
ライター・大橋
ライター・大橋

ゲームばっかりして!と怒りたくなる気持ちはよくわかりますが、ゲームの世界が変わりつつあることも知っておきたいですね。

eスポーツをクラブ活動のひとつとしている高校もありますし、「eスポーツの甲子園」とよばれる高校生向けの全国大会もあります。

ゲームの世界も新しく広がりを見せています。

いつの時代にもある「親が好まない子どもの遊び」

20年くらい前でしょうが、長男が小学生だった頃には遊戯王カードが大人気でした。そしてカードゲームに入れてくれない、強い子がおとなしい子のレアカードを無理矢理奪う、取られた・貰ったのだといった言い争いがエスカレートして「カードは禁止」ということもありました。

「テレビを見ていると頭が悪くなる」なんて言われた時代もあったわけで、その時代に親が経験してこなかった遊びが出てきてトラブルになれば問題視されるのはよくあることです。

とはいえ、オンラインゲームのように単なるゲームではなくSNSの要素を持ち、トラブルは子どもの間だけでなく、子どもが悪意のある大人に巻きこまれるリスクがあることは親が特に注意しなくてはならない点です。

いっぽうでゲームを一概に「悪いものだ」と決めつけず、親もどんなものかと関心を持つことも大事かなと思います。
年代だけではないかもしれないけど、親世代がゲーマーっていう家もけっこうありますよね。

それが悪いというのではなくて、ゲームで育ってきた世代の親は、ゲームとの付き合い方みたいのがわかっているから、子どもの話もわかるし、これは危険・これは大丈夫とちゃんと子どもをリードしてるし、一緒に遊んでるし、子どもの言ってることがわかるの、羨ましい……
取材のなかで、あるお母さんがつぶやいた言葉です。

その気持ちよくわかります。

フォートナイトに限らず、やらせるにしろ、禁止するにしろ、ゲームの遊び方に確固たる方針を持っているならいいのですが、よくわからないまま子どもにお願いされて大きなトラブルになるまで放っておくことが一番リスクが高いような気がしますね。

「仮想空間」「インターネット」「SNS」でつながり、広がる世界の「危険」と「楽しさ」の両方をしっかり教えることができたらと思います。

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