とはいえ、保護者の中には「プログラミングを学ぶと、何に活かせるの?」がパッと思いつかない方も多いのでは?
そんな保護者の疑問に答えてくれるのが「Swimmy(スイミー)」プログラミングスクールです。
Swimmyはリアルワールド(現実世界)志向をテーマに掲げるIoT×AIプログラミング専門スクールで「身の回りにある議題をITでどう解決するか」という、まさにプログラミング的思考を養ってくれます。
今回はそんなSwimmy 高田馬場校を突撃取材!前半ではSwimmyの特色やコースについて解説し、後半では高田馬場校の様子を写真たっぷりでご紹介します。プログラミング教育に関心のある方はもちろん、そもそもプログラミングスクールってどんなことをしているの?と思っている方もぜひご覧下さい。
【体験レッスン+口コミ投稿でAmazonギフトカードプレゼント】口コミ掲載数No.1!プログラミングスクール Swimmyの口コミ・評判・料金をわかりやすく紹介。カリキュラムや特徴など、気になる情報が満載
この記事をcoeteco.jp で読む >Swimmy(スイミー)とは?
Swimmyは、Web制作事業・海外事業に15年以上携わっている株式会社エス・エー・アイが運営するプログラミングスクールです。「海外事業を通じて見てきた先進的なICT教育スタイルを、ぜひ⽇本の⼦どもたちにも教えたい!」というきっかけでプロジェクトがスタート、2018年にSwimmyをオープンさせたとのこと。現在は高田馬場、三鷹、静岡三島の3校で展開しており、今年から本格的にフランチャイズも募集されるそう!今後、さらにSwimmyの教育の輪が広がっていきそうですね。
アイデアをカタチに変える!
ちなみに、教室の名前である「Swimmy」は、有名な絵本『スイミー』(レオ・レオニ著)から取っているそうです。仲間と話し合い、工夫を凝らして大きな魚を追い払ったスイミーのように、アイデアをカタチに変え、課題解決の姿勢を身に付けて欲しいという思いが詰まっているのですね。Swimmyプログラミングスクールの魅力5つ
公式サイトによると、Swimmyの魅力は5つだそう。それぞれ、順番に紹介していきましょう。- 3年でプログラミング言語Pythonが書ける、読める
- 完全個別指導
- プレゼンテーション指導
- ディスカッション指導
- タイピングスキル指導
① 3年でプログラミング言語Pythonが書ける、読める
Swimmyでは、最初の2年で直感的でわかりやすいMESHやmicro:bitを利用しプログラミングの基礎を学びます。物事の組み立て方やアウトプット力を育み、プログラミング的思考をしっかりと構築。その後はエキスパートコースに進級し、AIやWeb開発現場で注目されているプログラミング言語 Pythonを書けるところまでめざします。
② 完全個別指導
Swimmyの授業スタイルは、生徒2名に対し先生が1名、あるいはマンツーマンで行われます。先生がこまめに「なぜそうしたのか」と問いかけてくれるので、子どもが自分の考えをしっかり話せるのが特長。個別指導だから、それぞれの個性や進度にあわせたオーダーメイド授業が可能です。
③ プレゼンテーション指導
作品を作ったら、スライドなどを利用し発表も行います。個別指導で「自分で自分の考えを話す」力を蓄え、プレゼンテーションでは「みんなにわかりやすく自分の考えを伝える」ことが学べます。
④ ディスカッション指導
月に1回、実際の生徒の作品についてブレーンストーミングを行うディスカッションワークを実施。年齢や性別、レベルが異なる子ども達同士で話し合う活動を通してコミュニケーション能力を鍛えます。
⑤ タイピングスキル指導
全クラスでタイピング指導を授業の冒頭に行います。適当に覚えてしまいがちなタイピングですが、Swimmyではホームポジション(基本の手の置き方)を覚えるところからトレーニング。すべてのレッスンで継続的にタイピングスキルを学びます。
MESH/micro:bit/Raspberry Piで学べる
Swimmyのカリキュラムは次の2種類に分かれています。こちらも、順番に説明していきましょう。
- ベーシックコース
- エキスパートコース
ベーシックコース
ベーシックコースは3つのレベルに分かれています。M1とM2ではSONYのMESHを、M3ではmicro:bitを使ってプログラミングを段階的に学びます。M1 | MESHでプログラミングの基礎を学ぶ |
M2 | MESHでより高度なプログラミングに取り組む。電子機器を制御するGPIOタグを使い、Gmailやスマートライトなどの外部サービスとの連携、ラジコン作成など幅広いITリテラシーやプログラミングを学ぶ。 |
M3 | micro:bitを使い、変数・if分・繰り返し・関数化などプログラミング一般に使われる概念を学ぶ。デジタルウォッチや自動運転ロボットなど、高度な内容にチャレンジする。 |
M1/M2クラスではSONYの「MESH」を使用
MESHはSONYが開発したIoTプログラミングツールです。スイッチとして使えるボタンや、人の動きを検知する人感センサーといったワイヤレスブロックを組み合わせてプログラミングします。M1/M2クラスでは直感的、視覚的でわかりやすいMESHを使用し、Swimmy独自のテキストに沿って学んでいきます。
MESHを継続的に、学びの基本として取り入れているスクールはおそらくSwimmyだけとのこと。2019年にはSONYとの共同ワークショップを東京・六本木ヒルズで開催するなど、開発元ともタッグを組みながらオリジナリティにあふれたカリキュラムを提供しています。
年長・小学生から始める、IoT×AIプログラミング専門スクール『Swimmy(スイミー)』
年長・小学・中学・高校生対象。アイデアを直感的にカタチにできるIoTツールを導入して、最短3年でPythonプログラミングの読み書きができる独自開発カリキュラムを採用。「自由な発想のもとアイディアを生み出す原体験の場」を提供しています。
この記事をwww.sai.co.jp で読む >M3クラスではmicro:bitにチャレンジ
micro:bit(マイクロビット)はイギリスで開発された教育用小型コンピューターです。日本語の「動作・指示ブロック」を並べるだけでプログラミングができるので、小学生でもわかりやすいツールです。
高田馬場教室では、M3クラスの女の子が小さなロボットが障害物を避けて動くプログラミングにチャレンジしていました。
エキスパートコース
Raspberry PiでPythonに挑戦
エキスパートコースへ進級したら、プログラミング言語「Python」を使い、本格的に英語ベースのプログラミングを学習します。まずは子どもに大人気のマインクラフト(Minecraft Pi Edition)をPythonで動かすことからスタートし、少しずつ難易度をあげて、最終的にはAIを使った画像認識などにも取り組めます。
ちなみに、Swimmyではエキスパートコースに進級するタイミングで受講時間を増やす生徒さんが多いそう。
Swimmy高田馬場教室へ!教室はこんな感じ!
さぁ、ではではSwimmy高田馬場教室へおじゃましてみましょう。入口でしっかり感染症対策を行います。教室は細かく区切られておらず、年の近い子ども同士が並び合うような配置になっています。こうした配慮のおかげで、個別指導であるにもかかわらず教室でお友達を増やす生徒も多いのだとか。子ども達は先生の話を真剣な表情で聞きつつ、時には笑い声を響かせることも。集中する時間と、先生とコミュニケーションをとりながらのびのびと話す時間がそれぞれゆったりと取られており、ひとりひとりの子どもに合わせたペースで学習が進んでいきます。
おや、と思ったのは教室に女の子が目立ったことです。どうしてもプログラミングスクールは男の子中心が多いのですが、クラスは男女の割合がほぼ半分くらい。先生も男性/女性の両方がいらっしゃいました。教室長の高田先生いわく、「お子さんの性質や保護者様のご要望に合わせてなるべく調整し、お子様が学びやすい環境と先生で対応するようにしています」とのこと。実際に子ども達も、リラックスした雰囲気でプログラミングに取り組んでいました。
いつでも先生が近くにいる個別指導
ひとつめのテーブルでは、小学生の男の子と女の子がM3クラスのテキストを広げ、micro:bitでロボットのプログラミングをしています。何を熱心に話し合っているのかな、と近くに寄ってみました。
今⽇は、micro:bitでマックイーンというラジコンを動かすよ。
このマックイーンには⾊んな機能があるんだよ。
この、裏にくっついているのはなに?
これね。なんだと思う?
他にも、目みたいなものがついているね。
うーん……。
オッケー、ヒントを出すね。
これは、⾊を読み取るセンサーなんだ。⾊を読み取れると、何ができるかな︖
あ、線の上を⾃動で⾛らせられる?……のかな?
そうそう!よくわかったね!
他にもセンサーがついているから、⾊々なことができそうだね。
ライターが女の子に声をかけると、「ロボットが好きでスクールに入った」とのこと。「将来はロボット制作者になりたい」そうで、ロボットの試運転がうまくいったときには、満面の笑みで大きな歓声をあげていました!子どもの歓声と笑顔って最高ですよね。取材をしながら、こちらまで笑顔になってしまいました。
楽しく、集中して学ぶ
笑顔が印象的だったお子さんといえば、この男の子です。しっかりした話しぶりで「小3くらいかな?」と思っていたら、まさかの「1年生」だそう!ノリノリで「今日、M3に行けるかテストなんだ」と教えてくれました。
教室では、テキストが終わるごとに進級テスト(のようなもの)があります。教室長の高田さんによると、「合格・不合格を決めたいわけではなく、それまでに学んだことが身についているか、わからないところがないか、先生と生徒で確認するために実施しています。できない、わからないことを見落とさずに次のステップに進めることが大切ですから」とのこと。
この男の子がチャレンジするテストは、GPIOタグで「MESH扇風機」を作ることです。クラスが始まるまでニコニコしていた男の子も、テストが始まるとスッと集中モードに入りました。
結果は……無事にうまくいったみたい!マスク越しでしたが、満面の笑顔が透けて見えるほどでした!
エキスパートコースでは本格的なプログラミングに挑戦
さて、今度はエキスパートのお子さんたちの様子を見てみましょう。Pythonは仕事の現場でもよく使われる、本格的なプログラミング言語です。「ベーシックコース」でプログラミング的思考を身に付けたあとは、この「エキスパートコース」でより本格的なプログラミング言語の学習にチャレンジします。
この日はふたりの中学生がPythonを学んでいました。女の子は中学1年生で、スクールに入ったきっかけは「とりあえずお試しで体験教室にきたら、面白そうだなと思って」とのこと。将来は研究職に興味があるそうで、今回の授業では人気のゲーム「マインクラフト」をPythonで動かし、「エントランス作り」に取り組んでいました。
プログラミングスクールはたくさんありますが、中高生が本格的に基礎から学べるところはまだまだ少ないのが現状です。大人向け教室ではハードルが高いけど、小学生向けのビジュアルプログラミングは卒業しちゃった、という成長期の子ども達もしっかり学べるところがとてもいいなと思いました。
和やかな教室風景
こうして教室を見守っていると、仕事中ながら、とても楽しくなってきました。小さな女の子が教室中をグルグル回っているので「何をしているの?」と聞くと「宝探し!」と言うではありませんか。側にいた先生が笑いながら「Gmailを使った宝探しなんです。送られてくるヒントをもとに、隠されたお宝を探しているんですよ」と教えてくれました。「白いところなの!白いとこ、どこかなー?」とつぶやきながら一生懸命探す女の子に、思わず顔がゆるんでしまいます。
また、教室にはこんなお宝ボックスもありました。
子ども達はプログラミングの内容に合わせて、この宝箱から自由に小物をピックアップできます。たとえば、この日は発泡スチロールでできたブロックを障害物に見立てて、自動運転ロボットのコースにしていました。カラフルな宝箱は、見ているだけでテンションアップ!子どもがのびのびと学べる環境が整えられているなと感じました。
ひとりひとりの個性に合わせたプログラミングスクール
Swimmyの教室では、子ども達の色々な表情を見られました。真剣な顔、大きな笑顔、はにかんだ顔、頬に手をあてて考え込んでいる顔、先生を見つめている顔、モニターとにらめっこしている顔……。豊かな表情から見えてきたのは、Swimmyが子どもひとりひとりの資質や個性を大切にし、それぞれの課題や疑問を解決するために先生がカリキュラムを活用しながら、子どもに合わせた学びを実践していることです。保護者目線で見ると、わが子の性格を大切にしてくれるのは嬉しいことです。積極的な子もおとなしい子も、本人の意欲が高まるように、楽しくプログラミングが学べるようにと、先生ひとりひとりが工夫しながら指導されているのが印象的でした。
保護者にお話を伺いました
小学1年生の男の子/M2→M3クラスに進級
うちの子は好奇心が強く、時には脱線してしまうことがあります。実はSwimmy以外の体験教室にも足を運んだことがあるのですが、雰囲気が合わなかったらしく、面倒くさそうに扱われてしまって……。一方でSwimmyの先生は子どもの個性を否定せず、大切にして下さっているのを見て、ここなら安心だと思い入会を決めました。今ではSwimmyが子どもにとっての"居場所"になったようで、毎回楽しく通っています。
中学1年生の女の子/エキスパートクラス
もともと、コンピュータの仕組みについて基礎を重点的に学べるところがないかなと探していました。たとえばピアノだって、ドレミから順番に学びますよね。そんな風にプログラミングも教えてくれるところがないかなと思っていたんです。Swimmyは学習カリキュラムがしっかりしていて、自宅でも、娘が何かを説明するとき具体的にわかりやすく言葉を選んで話すようになりました。プログラミングだけではない、嬉しい変化を感じています。教室長の高田先生のお話
—本日はありがとうございました。高田馬場校には、現在どのくらいの生徒さんが在籍されているのでしょうか。
高田馬場校には現在、約70名が在籍しています。年齢は5歳から高校生までと幅広く、もっとも多いのは小学校3年生から4年生のお子さまですね。男女比は6対4くらいです。
—確かに、Swimmyは女の子の生徒が多いですね。中学受験するお子様も多いかと思いますが、スクールとの両立は可能でしょうか?
Swimmyには休会制度と振替のシステムがあります。振替は当日の朝8時まで受け付けており、期間の制限もありませんので、いったん休会されても後から振替分の授業を受けられます。中学受験などで一定期間お休みしたい時には休会制度を利用して頂き、また通えるようになったら戻ってきていただければと思います。
—教室での指導で特に心がけていることはありますか?
ひとりひとりのお子様に合わせた指導を大切にしています。マニュアルにとらわれず、個性を尊重し、授業を展開することにこだわっています。
Swimmyでは、テキストで先生と学ぶインプットだけでなく、アウトプットの力を育むことにも力を置いています。「こうしたらどうなるかな?」「どうしてこう考えたの?」と問いかけることで、子どもが自ら考え、話せる力がつくように配慮しています。ベースとなるカリキュラムはあるものの、決まった正解を押し付けない指導を心がけていますね。
—教室で生徒さんと関わる中で、印象に残っているエピソードがあったら教えてください。
子ども達の学びを見守っていると、ある時、子どもの中でそれまで学んできたことが一気につながる瞬間がくるんですね。点と点がつながり、「できた!わかった!」と感じる、いわゆる「アハ体験* 」です。その時の子どもの表情、笑顔がとても素晴らしいんですよね。学ぶ喜びがいきいきと伝わってくる、教師としてもたいへん嬉しい瞬間です。
—確かに今日の取材だけでも、お子さま達の最高の笑顔を何度も見ることができました。では最後に、入会を検討している保護者の皆さんにメッセージをお願いします。
スクールの雰囲気や指導を感じていただくには、やはり直接体験していただくのが一番かなと思います。Swimmyの体験授業は親子で一緒に参加していただけますので、ぜひ一度お近くの教室に足を運んでいただければ幸いです!
—ありがとうございました!
編集後記(ライターからのコメント)
Swimmyは教室の雰囲気がとてもいいのが印象的でした。学んだスキルを現実的な世界で活用することを目標に、年齢も性別も異なる子ども達が元気に学んでいました。子どもはそれぞれ性格や資質が違います。画一的な学びを提供するのではなく、個別指導でひとりひとりに寄り添う先生の姿からは子ども達への愛情を感じ、居心地が良かったです。「子どもの特性を否定しない」という、簡単なようで実は難しい方針を教室全体で徹底されているのだと感じました。
Swimmyのねらいは、プログラミングスキルを身につけるだけではありません。
プログラミング的思考を育みながら、「自分の考えを言葉で伝える力」を養う。ディスカッション・プレゼンテーションを通して「議論し、発信する力」を伸ばす。「プログラミングを学ぶと、何に活かせるの?」の本当の答えは、まさに「考える力・話す力が身につくこと」ではないでしょうか。
プログラミングを通して身につけた「考える力・話す力」は学校のすべての科目で役立ちます。もちろん、社会人になってからもさまざまな分野で活きてくるでしょう。教室に通われているお子さまの将来が楽しみになる、そんな取材現場でした!
より本格的なプログラミングになり、どんどん面白くなってくるのでしょうね!