オルタナティブ教育(オルタナティブスクール)とは?特徴とメリット、デメリットを解説!
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オルタナティブ教育とは文科省が定めた学校外での教育のことで、独自の理念と教育方針によって行われる教育になります。
身近な例を挙げると、ホームスクーリングやフリースクールなどを指す場合もあります。
今回の記事では、オルタナティブ教育について特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
オルタナティブ教育とは?
オルタナティブ教育とは文科省が定めた学校外での教育のことを指し、法的根拠を有さない独自の理念と教育方針によって行われる教育のことを言います。「代替教育」「非伝統的な教育」「教育選択肢」と呼称されることもあり、学校教育のように画一的な教育ではなく、子どもの個性や主体性を尊重した教育を提供する点が特徴です。
オルタナティブ教育の特徴
日本の公教育である小中学校や高等学校での学びは、教科や指導要領などが規定されています。これに対し、オルタナティブ教育の場合は、学校教育法などの法的根拠を有しません。
そのため、例外を除き通常は小学校・中学校・高等学校での卒業資格を得ることはできません。
ただ、在籍する学校と連携がされている場合には、オルタナティブスクールなどへの通学でも出席の扱いになる場合もあります。
事前に調べておくことが大切ですね。
これまでの伝統的な教育とは異なる教育ということもあり、スクールによって教育体制や理念が独自のものとなります。
そのため、オルタナティブスクールに通う子も、不登校などの事情で学校に通えない場合や学校以外の学びを求める場合など、多様な背景があります。
また、2017年から施行されている教育機会確保法によって、不登校の児童生徒を国や自治体が支援することが法制度として明記されています。
不登校の子の学びの形もこれから変わっていきそうですね。
オルタナティブスクールにはどういうものがあるの?
オルタナティブ教育を担うオルタナティブスクールはその学びの性質上、様々な種類があります。また、オルタナティブ教育の範囲も明確に決められているというわけではなく、使われる場面によって変わることがあります。
ですので、一例として紹介いたします。
新しい教育思想で運営されるオルタナティブスクール
これは公教育とは異なる教育思想で運営される場合を指します。例えば、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育などの文科省が定める教育方針以外の教育思想を取り入れて運営されるスクールがあります。
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学校に通えない子のための教育機関としてのオルタナティブスクール
こちらは不登校や療養などで学校に通うことができない子どもを支援することを目的としたオルタナティブスクールです。身近な例ですと、フリースクールやサポート校などを聞いたことがある方もいるかもしれません。
また、家庭での教育を重視するホームスクーリングという学習方法もあります。
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オルタナティブ教育のメリット
オルタナティブ教育のメリットとしては次のようなことが挙げられます。自分で教育を選択できる
様々な形態のオルタナティブスクールがあるため、お子さんが学校教育に合わない場合にはメリットとなる場合もあります。各ご家庭でスクールの教育内容を吟味して、わが子の可能性の幅を広げられるような学習を選択できます。
不登校でも学校外の学びで出席となる場合も
原則としてオルタナティブすくーでの学びは学校での出席とはなりません。ただ、私立学校として認可されているオルタナティブスクールもあります。
また、フリースクールやサポート校の場合でも、在籍している学校長の許可が下りればスクールでの活動が出席として認められることもあります。
不登校などで学校に通えない子でも、学ぶことは大切な営みです。
学校以外の選択肢でしっかりと学習する環境を整えることができます。
ただ、事前に調べ、在籍している学校と相談しておく必要があるので、その点は要注意です。
体験型の学習が充実している
学校での座学とは異なり、体験型の学習を重視しているオルタナティブスクールも多いです。お子さんによっては実際に体験して学ぶ方が生き生きと活動できる場合もありますし、個性を伸ばすこともできそうです。
オルタナティブ教育のデメリット
反対に、オルタナティブ教育には次のようなデメリットもあるので要注意です。小中学校が中心
現状、オルタナティブスクールには高等学校の年齢を対象にしたものが少ない現状があります。なので、小中学校でオルタナティブスクールで学んだ子が高等学校に入学したときにギャップを感じてしまう可能性もあります。
高校選びの際に、お子さんに合った校風の学校を探すことが必要となる場合も。
費用が高額
公教育と異なり、学費がかかるので教育費が高くなってしまいます。スクールによっては私立校と同等、またはそれ以上の値段がかかる場合もあるので、要注意です。
学校の数が少ない
オルタナティブ教育の概念は広まりつつありますが、スクールの数はまだまだ少ない現状があります。ですので、住んでいる地域によってはスクールに通うことやスクール選びの際にたくさんの選択肢から吟味するのが難しい場合があります。
オルタナティブスクールまとめ
通常の学校教育とは異なる学びとして知られているオルタナティブ教育。子どもたちの学びの幅を広げることができそうです。
非伝統的な教育ということもあり、スクールによって特色が様々です。
そのため、実際にお子さんの入学を検討する場合には、事前に学校の見学をするのがオススメです!
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