結論として、フリーランスのインフラエンジニアとして働くことは可能であり、その需要は年々増しているところ。この記事では、フリーランスインフラエンジニアが実現可能な理由をはじめ、ぜひ身につけておきたい各種スキルについてまで、詳しく解説していきます。
目次:
フリーランスのインフラエンジニアは現実的に十分可能
インフラエンジニアは、企業のサーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守といった管理業務全般を担う技術者を指します。基本的には企業のサーバールーム・データセンター内で仕事を行なう「オンプレミス」という形態をとっているため、フリーランスのような自由な働き方はできないと思われがち。しかし昨今はインフラ環境にクラウド型を採用する企業も増えてきているため、インフラエンジニアはフリーランスになれるどころか、必要としている企業が多い職業なのです。Amazonの「AWS」や、Microsoftの「Azure」といった環境(クラウドコンピューティングサービス)を聞いたことのあるエンジニアも多いのではないでしょうか。
総務省の調査でも「クラウドサービスを利用する企業が年々増加している」とのデータも出ています。フリーランスエンジニアの需要は今後ますます高まっていくことほぼ間違いなしでしょう。
フリーランスのインフラエンジニアの将来性や需要
インフラエンジニアの需要は高く、今後も高水準で様々な企業からの需要が見込めます。もちろんフリーランスであっても同様です。むしろ企業側にとってフリーランスを雇用するメリットは大きく、多くの企業で活用が進んでいます。
雇用の柔軟性が高いフリーランスは、多くの企業からのオファーを受けられる可能性も高いといえるでしょう。
一方で技術進歩・変化の激しい職種のため、常に最新技術や情報のキャッチアップが求められます。スキルや技術面で収入格差が生じやすいため、情報セキュリティなどプラスアルファのスキルや知識を習得していく必要があるでしょう。フリーランスエージェントを利用することで、案件獲得やスキル習得に活かすことも可能です。
フリーランスのインフラエンジニアの具体的な仕事内容
インフラエンジニアの業務は、主に下記5つの工程に分けられます。- 設計:インンフラの設計
- 構築:設計書に沿いインフラを創り上げる
- 運用:構築したインフラを稼働させる
- 保守:システムへの攻撃を防ぐため、セキュリティ機器の導入やウイルス対策を行う
- 監視:安定的に稼働させるために、監視する
大きく分けると設計・構築は上流工程に区分され、運用・保守・監視は下流工程に区分されます。
下流工程であればルーティン作業も多いため、フリーランスとして独立したばかりの人でも取り組みやすい案件が見つかるでしょう。
またインフラエンジニアとして豊富な経験を持つ人は、人手不足もあり非常に重宝される存在となるでしょう。
フリーランスインフラエンジニアになるために身につけておきたいスキル
「フリーランスインフラエンジニアを求めている企業は多い」という話をしましたが、当然ながら実力の伴わない状態で参入できるほど甘い世界ではありません。ここでは、インフラエンジニアがフリーランスに転向する際に求められるスキルや経験について解説します。「いずれフリーランスになろう」と考えている人は、ここで紹介する内容を十分満たしているかどうか、ぜひチェックしてみてください。- インフラエンジニアとしての実務経験
- サーバーなどのインフラに関する知識
- クラウドコンピューティングサービスの知見・運用経験
- コミュニケーション力・営業力などのビジネススキル
インフラエンジニアとしての実務経験
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークといった企業の基盤を支える「縁の下の力持ち」的存在。非常に重要な役割であるがゆえに、フリーランスとして働く際には実務経験が重要視されるようになっています。フリーランス向けのエージェントや求人サイトに掲載されている案件を見るとわかりますが、未経験OKの案件はほぼ見当たらず「実務経験○年以上」といった条件付きになっている場合がほとんど。インフラエンジニアとしてフリーランスを目指すのであれば、まずはIT系企業に就いて実務に専念するのがおすすめです。企業にはその道に精通した上司もいるはずなので、一人で悩んでいるよりも効率的に学んでいけます。遠回りのように見えて、完全未経験から挑戦するよりも圧倒的に早く、目指すキャリアにたどり着けるでしょう。
サーバーなどのインフラに関する知識
インフラを管理する仕事である以上、サーバーやネットワークといった「インフラに関連する幅広い知識」は欠かせません。具体例を挙げると以下の通り。-
ネットワーク機器やツールについて
→LANやWAN、ルーターなど -
サーバー向けOSについて
→Windows、Linux、Unixなど -
サーバー管理用プログラミング言語について
→Shell、Python、Bashなど
インフラについて十分な理解ができていない状態では、万が一のときに適切な判断を下すことができず、サーバーに異常をきたしてしまう可能性もあります。「事業を支える」という重要任務を全うするためにも、企業のインフラエンジニア以上に知識習得に励んでおきたいところです。
クラウドコンピューティングサービスの知見・運用経験
フリーランスのインフラエンジニアとなると、基本的に企業に常駐することはありません。クラウド上でインフラ管理を担当することになるため、あらゆる「クラウドコンピューティングサービス」の知見を深めておくことが重要です。特にニーズが高いのは以下3サービス。-
AWS
Amazon社が提供 -
Azure
Microsoft社が提供 -
Google Cloud Platform (GCP)
Google社が提供
これらは、数あるクラウドサービスの中でTOP3の人気を誇ります。調査会社の米Synergy Research Groupによれば、この3つで全体の6割以上のシェアを占めるとのデータも。
フリーランスインフラエンジニアを採用している企業では、こういったクラウドサービスを導入している場合がほとんどです。まずはAWS、Azure、GCPの3つについて実務経験や運用経験を積んでおくと、いろいろな案件に参画しやすいでしょう。
コミュニケーション力・営業力などのビジネススキル
フリーランスに限らずですが「相手の話を聞く」「要点をわかりやすく伝える」といったコミュニケーションスキルは必須といって差し支えありません。というのも、インフラエンジニアはただサーバー保守をしていればいいわけではなく、クライアントから「どのように管理したいのか」「どんな状態を目指しているのか」といった要望を聞き出す必要があるからです。ましてやフリーランスの場合、管理するのは自社インフラではなく取引先インフラになるため、ヒアリングを繰り返しながらより慎重に業務にあたらなければいけません。また、時には自分の付加価値を提供するために、新しい運用方法を提案することもあるでしょう。その際、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見をよどみなく伝えるためには「営業力」も重要と言えます。フリーランスという個人で戦っていくためには、一通りのビジネススキルはしっかりと身につけておきたいところですね。
フリーランスインフラエンジニアが案件を探せるおすすめエージェント8選
フリーランスとして生活していくためには、新しい案件を獲得していくことが非常に重要。頭ではわかっていても、日々忙しい中、営業にまで時間を割くのは簡単なことではありません。そこで活用したいのが、営業活動を代行してくれる「エージェントサービス」。ここでは「フリーランスインフラエンジニアが利用すべきおすすめエージェント」をご紹介しますので、ぜひ自分に合ったものを活用してみてください。参考:フリーランスエージェント
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、ITフリーランスエンジニアの案件紹介に特化して18年という分厚い実績を持つ、フリーランス向けエージェントサービスです。数あるエージェントの中で「登録者数」業界認知度」No.1を獲得していることからも、その実力がわかります。
プロのコーディネーターがマッチング精度の高い案件だけを紹介してくれるので、契約更新率が93%と非常に高い点が魅力。フリーランスでも案件が途切れることなく、安定した収入を確保できるでしょう。
また、レバテックフリーランス経由で案件に参画すると、充実のサポートが受けられる福利厚生サービス「レバテックケア」が利用できるのも大きな特徴です。営業活動や企業とのやり取りを代行してくれたり、負担になりがちな税務関連の補助が受けられたりと非常に手厚いので、余計な心配なしに日々安心して業務に取り組んでいけるはず。
2023年4月現在、公開している案件のうちインフラ関連の募集は174件。登録者限定の非公開案件も豊富に取り扱っているので、目当てのお仕事がきっと見つかります。
年代:40代 職業:個人事業主・フリーランス 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー
サービス利用証明済み- 未経験におすすめ
- 経験者(実務経験あり)におすすめ
他社同業企業様と変わらない部分もあるので今後はその辺りの改善も考慮していただけると尚利用者も増えるのではと思われます。 ...続きを読む
フリーランスを始める方、または余り営業力が無いフリーランスの方々は企業様とのネットワークがないためご支援頂けると大変助かります。
投稿日:2023/11/30(木) 14:56
年代:40代男性 職業:経営者・役員 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー 実務経験:10年以上
サービス利用証明済み- 未経験におすすめ
- 経験者(実務経験あり)におすすめ
実際に案件に関わることができ、更に自身のスキルアップにも繋がって良かったと思います ...続きを読む
案件に関わる前に不安な部分が多くあるが、その部分を解消・和らげてくれる意味でも使うメリットが大きいと感じています
投稿日:2024/08/20(火) 10:39
Tech Stock
月80万円以上の案件が6割以上を占めているTech Stockは、上流に関わりたい方や高い報酬を望む方向けのエージェントです。週5日以上稼働可能な業務がほとんどなので、しっかり働きたい方にも向いています。非公開案件を多数保有しており、最短1日で案件紹介が可能です。20年以上培ってきた信頼と実績により、多数の高待遇案件を実現しています。
フリーランス向けにさまざまなサポートを提供しており、案件紹介サポートのみならず、社会保険関係や税金関係の悩みもサポート。習得したいプログラミング言語の研修サービスや英語習得のための留学サービスを割引価格で利用することもできます。
会員限定でフリーランス向け福利厚生サービスfukurint-フクリント-を利用できるため、フリーランスに不足しがちな福利厚生も充実させられるでしょう。
2024年4月現在、公開されているインフラ関連の募集は816件。登録者限定の非公開案件も多数あるため、希望を満たす案件がきっと見つかるでしょう。
年代:50代男性 職業:経営者・役員 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー
サービス利用証明済み- 経験者(実務経験あり)におすすめ
自分から担当者へ正確な情報を伝えなければ良い結果を得ることはできない。当方は50代で紹介頂ける案件も少ないなか期待に応えてくれるのはありがたい。 ...続きを読む
自分を売り込む営業を代行してもらえること。技術者の業務経歴はあるものの営業は経験が無いため補ってもらえるところが良い。
投稿日:2023/12/01(金) 17:30
※ITエンジニア経験3~5年以上&週4以上稼働可能な方が主な対象です。
Xhours
出典:XhoursXhoursは、フリーランスエンジニア向けのスカウトマッチングサービスです。全国約300社以上ものエンドクライアントや受託会社、SES企業が利用しており、案件数は業界最大級を誇ります。2024年11月時点、インフラエンジニア関連の求人数は2,840件です。
Xhoursの特徴は、企業の採用担当者から直接スカウトを受けられること。登録者はプロフィールにスキルや実績の詳細を記載しておくと、興味を持った採用担当者からスカウトメールが送られてきます。双方が面談で話し合い条件が折り合えば、フリーランスが案件に参画する……という流れです。
また、より積極的に仕事を取りに行きたい人は、自分で案件を検索して応募することもできます。求人応募とスカウトをうまく組み合わせれば、案件探しの苦労を低減できるでしょう。
求人の約70%は非公開なので、ひとまず登録して案件をチェックしてみるのがおすすめ。今すぐの転職を考えていない場合でも、スカウトで自分の市場価値を把握できるのは魅力です。
Midworks(ミッドワークス)
「できるなら正社員並みに手厚い保障を受けたい」という人におすすめのエージェントサービスが「Midworks(ミッドワークス)」です。
万が一案件が途切れてしまったときにも、審査に通過することで報酬を60%保障してくれたり、業務中にケガや病気になった場合にありがたい「労災保険」に加入できたりと、フリーランスが安心して業務に取り組めるサポートがふんだんに用意されています。有償の「パッケージプラン」を活用すれば、書籍費の支給や会計ソフトの利用料負担など、さらに充実した保障を受けることも可能です。
もちろん案件サポートも非常に優秀で、プロのキャリアアドバイザーの高精度なマッチングにより、最短1日からプロジェクトに参画することも。できるだけ案件を途切れさせたくないフリーランスにはありがたい迅速さと言えるでしょう。AWSやAzureといったスキルワードから案件を探すこともでき、使い勝手も優秀です。
また、Midworksは主要サービス10社のうち案件充実度の高さでNo.1に選ばれています。※2021年度
2023年4月現在、インフラ関連の案件は合計943件掲載されています。うち最多はAWS案件です。
全体だと50,000件以上※非公開案件含むとなっています。
Midworks(ミッドワークス)の評判・口コミ、利用の流れ、特徴などがバッチリ!フリーランス・転職・副業サービスで自分に合ったキャリアを選択しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >※週3〜週5、フル稼働可能(1日8時間以上)な案件がメインとなっており、実務経験2年以上の方が主な対象となります。
※副業案件はありません。
ランサーズエージェント
ランサーズエージェントは、Web・モバイルアプリ開発案件を中心に取り扱うエージェントサービスです。
取り扱い案件のエリアは全国に及び、リモート案件も多数あるため、地方のエンジニアにも利用しやすいでしょう。
またランサーズグループと連携した高単価案件の提供が魅力であり、単価UP・年収UPを狙う人はぜひ登録しておきたいところ。週5日のフルコミット案件がメインのため、安定した収入を得たい人にもおすすめです。
さらにランサーズエージェントでは、登録すると担当フリーランスエージェントが付きます。
希望を汲んだ案件紹介を受けられるため、これまでの経験を活かせるインフラエンジニア案件がきっと見つかるでしょう。
年代:40代女性 職業:個人事業主・フリーランス 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー
サービス利用証明済み- 経験者(実務経験あり)におすすめ
サイトの作り方や、スマホのアプリケーションがないなどは別としてとても居心地の良いサービスと思っている。 ...続きを読む
面倒な営業活動がお任せ出来る。 個人では不利になる交渉も行って頂ける。 間に入って頂けることにより、契約面もとてもスムーズに行って頂ける。
投稿日:2023/11/16(木) 15:36
年代:20代女性 職業:個人事業主・フリーランス 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー
サービス利用証明済み- 経験者(実務経験あり)におすすめ
- 女性におすすめ
こうしたい。という意見も聞いてくださり、案件が来るまでにはタイミング等もあり、時間がかかりましたが、結果、使って良かったと思っています。 ...続きを読む
膨大な営業メールを打ったりと本職とは違うことに一杯一杯になりがちなので、スキルはあるが、すぐに仕事が取れない方におすすめだと思いました。
投稿日:2023/11/30(木) 14:56
※以下の言語・FWで経験年数3年以上のものが1つ以上ある方が主な対象となります。
Java・PHP・Python・Ruby・Go・Scala・JavaScript・Swift ・Objective-C・Kotlin・
Unity ・C#・C++ ・R・TypeScript・Stylus・ESLint・Vuex・Rust ・Dart
TECHBIZ(旧:テックビズフリーランス)
TECHBIZ(旧:テックビズフリーランス)は、フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。
案件紹介の他に、フリーランスやキャリアに関する相談も受け付けているため、キャリアに関する悩みを持つインフラエンジニアにも利用をおすすめします。
そんなTECHBIZ(旧:テックビズフリーランス)では、独立経験のあるコンサルタントが専任で担当に付き、独立に向けた支援から案件参画後の生活に関する相談までトータルで活動を支援してくれるとのこと。また、稼働継続率はおよそ97%と高い水準を誇っており、継続率の高さから多くのユーザーが満足している様子も伺えます。
他にも、記帳・確定申告代行の無料提供やITフリーランス向けのクレジットカード発行、即日払い対応など、フリーランスが求めるサービスも色々と用意されています。本格的にフリーランスとしての活動を視野に入れている人は、TECHBIZ(旧:テックビズフリーランス)経由でフリーランスデビューを試みてはいかがでしょうか。
年代:20代男性 職業:会社員(契約社員/派遣社員) 業界:IT・メディア 職種:エンジニア・プログラマー 実務経験:3~5年
サービス利用証明済み- 経験者(実務経験あり)におすすめ
- ハイクラスにおすすめ
コンサルタントの方の対応、アサイン後のフォロー含めて、満足しています。初めてフリーランスを目指す方におすすめです。 ...続きを読む
投稿日:2024/05/27(月) 17:21
フリエン powered by coconala
フリエン powered by coconalaは、首都圏エリアに強いフリーランス向け案件紹介サービスです。
同サービスの強みは、コンサルタントが全員元エンジニアである点。希望をしっかりキャッチアップし、言語やフレームワーク、開発環境まで考慮した最適なマッチングを実現してくれるでしょう。また、チャレンジしたい技術への挑戦も積極的に応援してくれます。稼働後は定期的なヒアリングを行い、必要に応じて現場調整も行ってくれるため、安心して案件に取り組めるでしょう。
大規模開発案件を多数抱えるだけあり、優良企業・成長企業からの高額案件が豊富である点にも注目したいところ。フリエン powered by coconalaを利用した人の8割以上が収入アップを叶えているそうです。
さらにフリエン powered by coconalaでは、経費計上のアドバイスも受けられ、希望があれば税理士を紹介してもらえます。フリーランスとして活動するにあって心配事になりがちな税金・経費関連についても質問できる環境が用意されているため、正社員からフリーランスに転身したばかりの人におすすめのサービスでもあります。
フューチャリズムの評判・口コミ、利用の流れ、特徴などがバッチリ!フリーランス・転職・副業サービスで自分に合ったキャリアを選択しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >※週4日以上(基本週5日)の案件が多数となっております。
ココナラテックエージェント
案件が100%直請で高単価を期待できるのはココナラテックエージェントです。スキルを生かし、月100万円といった案件の獲得も目指せます。エンジニアの専門スキルについて理解したエージェントから、最適な案件の紹介を受けられるのもポイントです。社員の半数以上がエンジニアの仕事に精通しているため、実現できる質の高さといえるでしょう。稼働日数や稼働場所の希望もかなえられます。例えば「リモートワークで週5日間働きたい」「週3日はリモートワーク、2日は出社して働きたい」など、ライフスタイルに合う働き方を柔軟に選択可能です。
サポート体制が充実しているのもココナラテックエージェントの魅力。交渉・契約・稼働に関する事務手続きを丸ごと任せられますし、稼働中は支払いトラブルを回避できるよう尽力しています。加えて参加者特典として、食事やレジャー施設などがお得になるココナラクラブオフを利用可能です。
報酬ややりがい・働きやすさはもちろん、プライベートの充実度も高まるエージェントといえます。
※週3日以下の案件はハイスキルが求められます。
インフラエンジニアがフリーランスになるメリット
企業常駐型の働き方が多いインフラエンジニアですが、フリーランスに転向することにはどのような価値があるのでしょうか。ここでは「インフラエンジニアがフリーランスになるメリット」について触れていきます。具体的なフリーランス像が思い浮かばない人は要チェックです。- 自分らしい働き方を実現できる
- スキル次第で年収アップも狙える
自分らしい働き方を実現できる
フリーランスになることによる最大のメリットは「自分らしい働き方ができる」の一言に尽きるかと思います。毎朝、満員電車に揺られて出社する必要もなければ、会社のサーバー室にこもって作業する必要もありません。セルフマネジメント力は求められるものの、自分のお気に入りの場所で、好きな時間に作業に取り組むことができるのは非常に魅力的と言えるでしょう。また、取り組む案件を自分で取捨選択できるという点もフリーランスのポイント。会社員だと「なかなか思うような仕事ができない…」「本当はこの仕事がしたいのに…」といった不満が生じがち。その点、フリーランスになれば自分の挑戦したい仕事だけを選んで請け負っていくことも可能なので、満足度もグッと向上するはず。日々モチベーション高く業務にあたっていけるでしょう。
スキル次第で年収アップも狙える
会社員の場合、どれだけスキルを高めていい仕事をしても毎月もらえる給料はほとんど一定のため「こんなに頑張っているのに…」とつらさを感じることもゼロではないかと思います。先述したように、フリーランスは自分で好きな仕事を取っていけるため、極論を言えば月100万円レベルの高報酬案件のみに絞って受注していくことも可能な世界。会社員でいるよりも圧倒的に年収アップを実現しやすいでしょう。もちろん、報酬面に優れた案件はそれ相応のスキルを求められるため、一筋縄ではいかない点には十分留意してください。経験を積みながらどんどん難しい案件に挑戦していくレベルアップ方式に抵抗がないのであれば、フリーランスという働き方は最適と言えます。
在宅で仕事ができる
企業のシステム環境や基幹システムがクラウド型に移行するケースが増えたことで、インフラエンジニアは在宅でもできるようになりました。在宅で仕事ができれば、通勤にかかる時間が不要になり、その分の時間をスキルアップやリラックスに充てられます。自分好みにカスタマイズした作業環境で仕事に取り組めるのも在宅ならではのよさです。自分に合う環境で仕事に取り組めますし、オフィスで作業するときのように周りの雑音に集中力が途切れることもなく、作業効率を高めやすいのも特徴といえます。
インフラエンジニアがフリーランスになるデメリット
ここでは「インフラエンジニアがフリーランスになるデメリット」についても紹介していきます。先にメリットを述べましたが、当然いいことばかりではなく、苦労することも多いのが現実です。良い点・悪い点を総合的に判断したうえで、それでも「自分にはフリーランスが向いている」と思えるかどうか、ぜひ確認してみてください。- 安定収入は保障されなくなる
- 経理関係などの雑務も自分でやらなければいけない
安定収入は保障されなくなる
フリーランスは高単価案件にもどんどん挑戦していけるのがメリットですが、そもそも案件に採用されなければ収入が得られないという大きなデメリットもあります。会社員は少なからず毎月固定給が担保されているため安定して生活できますが、フリーランスの場合、一か月の収入ゼロという最悪の事態もあり得るのです。仕事が途切れないようにどうするか、営業回りはいつ頃行うか、収入が少ない時はどのように過ごすか、などなど…案件面や金銭面を常に管理しなくてはいけない点は、フリーランスの特に大変なところと言えるでしょう。「安定した収入を得て不安なく過ごしたい」という人は、そもそもフリーランスという働き方が合っていないかもしれません。
経理関係などの雑務も自分でやらなければいけない
会社員でいるうちは、経理担当や庶務の人がこまごまとした雑務を代行してくれていたため、自分は業務に専念できたかと思います。しかしフリーランスは個人事業であり、基本的に一人ですべての仕事を担当しなければなりません。会社員よりもやることがぐっと増えるということを、あらかじめ知っておいたほうがいいでしょう。特に大変なのは、年度末に行わなければいけない「確定申告」の各種準備。毎月の収入から日々のちょっとした支出まで、自分でしっかりと管理・記録しておく必要があり、非常に工数がかかります。経理関係の知識があるならまだしも、全く未経験の人は苦労すること間違いありません。「独立後は会社員以上に忙しくなりやすい」ということを頭に入れたうえで、フリーランスを志すようにしたいですね。
フリーランスエージェントの利用で上記デメリットは解消できる場合もあるため、相談してみることもおすすめです。
インフラエンジニアがフリーランスになるには?
インフラエンジニアがフリーランスとして活動するには、どのような方法があるのでしょうか?代表的な3つの方法を紹介します。クラウドソーシングを利用して案件を探す
フリーランス向けの案件を紹介しているクラウドソーシングで案件を獲得する方法なら、クライアントとのつながりがない状態からでもフリーランスのインフラエンジニアとして仕事に取り組めます。まずはクラウドソーシングへ登録しましょう。インフラエンジニアとしての経歴やスキルが分かるよう、自己紹介を充実させるのがポイントです。準備ができたら案件を検索し応募します。人気の案件は掲載されるとすぐに応募が集まり、即日で決まることもあるため、小まめにチェックし応募します。
受注し納品の実績ができると、同じクライアントから再び依頼がくることもありますし、実績を元にスカウトが届くことも期待できます。
知り合いとのつながりで案件を獲得する
「フリーランス白書2022」によると、フリーランスの65.9%が「人脈(知人の紹介を含む)」で仕事を獲得しているそうです。インフラエンジニアにとっても、知り合いとのつながりは案件獲得につながることが期待できます。知り合いとのつながりから案件の紹介を受けるには、現時点で取り引きのあるクライアントが有力です。満足のいく成果物を納品すれば、評価を周囲へ広げてもらえる可能性もあります。
つながりがどんどん広がっていくことで、営業することなく案件を獲得できるようになるかもしれない点がメリットです。
参考:フリーランス白書2022
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスと企業が行う案件の受発注を仲介するサービスをフリーランスエージェントといいます。希望条件やスキルなどを登録すると、マッチする案件の提案を受けられる仕組みです。独立サポートやキャリアカウンセリングなども受けられるため、フリーランスのインフラエンジニアとしてどのように活動していくべきか、相談もできます。営業することなく案件を受注でき仕事に集中できる点や、案件の受注が安定しやすい点がメリットです。また比較的単価の高い案件を受注しやすいのも特徴といえます。
フリーランスエージェントおすすめ一覧【2024年最新版比較】
この記事では、おすすめのフリーランスエージェントを分かりやすく一覧で比較しています。週3日〜稼働、リモートワークなど、自由な働き方を実現。利用者別のおすすめやフリーランスエージェントを使うメリット・デメリット、よくある質問もまとめました。
この記事をcoeteco.jp で読む >フリーランスのインフラエンジニアに役立つ資格は?
続いて、フリーランスのインフラエンジニアに役立つ資格を紹介します。情報処理技術者試験
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。IT関連の資格試験の中でも認知度が非常に高いだけではなく、レベルや目的に応じて13の試験区分が設けられています。
インフラエンジニアであれば、ネットワークシステムを構築・維持するためのスキル・知識の保有を証明する『ネットワークスペシャリスト』 もしくは、データ資源及びデータベース企画・要件定義・運用に取り組めるスキル・知識の保有を証明する『データベーススペシャリスト』の取得をおすすめします。
AWS認定
AWS認定は、クラウドサービス『AWS』を扱えるスキル・知識を保有していることを証明する資格です。Amazonが運営しており、基礎レベル・アソシエイトレベル・プロフェッショナルレベル・専門知識の4つのレベル・全12種の資格が用意されています。
インフラエンジニアとして取得しておきたい資格は、12種の中でも『セキュリティ』『高度なネットワーキング』『ソリューションアーキテクト』です。それぞれAWSの使用経験年数や難易度が異なるため、取得を目指す前に受検要項をしっかりと確認しておきましょう。
フリーランスのインフラエンジニアに関するよくある質問
本章では、フリーランスのインフラエンジニアに関するよくある質問を紹介します。フリーランスとして独立したい人はもちろん、インフラエンジニアに興味がある人もぜひチェックしてみてください。
フリーランスエージェントにインフラエンジニアのフルリモートの案件はある?
インフラエンジニアのフリーランスとして働くにあたり、フルリモートの仕事に就きたいと考える人も多いでしょう。フリーランスに対し案件を紹介してくれるフリーランスエージェントには、多くのフルリモート案件が掲載されています。また公に公開されていない独占求人もあります。
フルリモートの案件を探している人は、いくつかのフリーランスエージェントに登録してみましょう。
しかしフルリモートの場合、高い技術力や豊富な経験が求められることもあります。まずはエージェントのキャリアアドバイザーに相談しながら、自身の希望にマッチする案件があるかサーチしてみましょう。
参考:在宅案件に強いフリーランスエージェント
インフラエンジニアは稼げない?平均年収とは?
正社員インフラエンジニアの平均年収は約529万円です。国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年の日本人の平均年収は443万円だったことから、日本の平均年収と比較し、80~90万円ほど高くなります。
全体の給与幅が349〜966万円と広いため、経験・スキル、勤め先企業などによって大きく給料が変動している様子が伺えます。
しかし近年インフラエンジニアの需要は急速に高まっており、経験・スキルを磨けば容易に年収アップを目指すこともできるでしょう。
さらにフリーランスに限ると人材不足などの背景もあり、1案件あたりの単価も高くなっています。そのため年収に換算すると企業勤めよりも遥かに稼げる可能性もあります。
引用:求人ボックス
インフラエンジニアの案件単価は?
インフラエンジニアの案件単価は比較的高単価です。週5日間常駐し1ヶ月に140~180時間働く案件では、50~70万円が単価の目安といえます。実際の案件単価は経験年数に左右される点に注意しましょう。1年未満であれば25~30万円が一般的ですが、5年を超えると80~100万円と目安の単価より高額の案件に携われる可能性もあります。
フリーランスになる前に副業から始めるのはあり?
会社員を退職し、そのままフリーランスとして独立することに抵抗を感じる人も多いでしょう。そのような人は、フリーランスになる前に副業に取り組んでみることをおすすめします。
フリーランスとしての働き方の理解を深められるだけではなく、案件獲得方法やクライアントとの折衝など、フリーランス活動に必要なノウハウを学ぶことができるでしょう。
さらに中には、副業案件を紹介してくれるフリーランス向けエージェントもあります。また副業に丁度良いボリュームの案件が多数掲載されているクラウドソーシングなどを活用し副業に取り組む方法もあります。
リスクを負わずフリーランスの活動に取り組めるため、独立する前に副業でフリーランス活動の勉強にも取り組んでみましょう。
未経験からフリーランスのインフラエンジニアになるためには?
インフラエンジニアの経験が全くない人がフリーランスとして独立しても、案件を獲得するのは難しいでしょう。未経験からフリーランスのインフラエンジニアを目指すなら、まずはプログラミングを学ばなければいけません。費用を抑えて学ぶなら独学がおすすめですし、体系的に学ぶにはスクールの活用が有効です。必要な知識を身につけたら、企業へ勤務し実務経験を積みましょう。企業で十分な経験を積むことで、フリーランスとして案件を獲得しやすくなります。
参考:スキルなし未経験からフリーランスになるには?
インフラエンジニアのフリーランスは今後は更に増えていく!
当記事では「フリーランスインフラエンジニアは十分実現可能であり、需要も高まっている」という解説をはじめ、身につけておきたいスキルやおすすめのエージェントについてまで、幅広くご紹介してきました。インフラ環境は、企業自身で用意して運用する「オンプレミス型」から、各種クラウドコンピューティングサービスを利用する「クラウド型」へと移行しつつあります。これにより、以前まで現実的ではなかった「インフラエンジニアがフリーランスとして働く」ということも、今では当たり前となってきているのです。
十分な実務経験を蓄え、かつAWS・Azure・GCPといったクラウドサービスの知見も兼ね備えているのであれば、企業のインフラエンジニアから独立することも決して夢ではないでしょう。この記事で紹介した「身につけておくべきスキル」も参考にしつつ、来たるべきときに備えて知識習得に励んでみてください。