今回はたくさんの写真を掲載。年少さんから小学生を対象とした、大人気のロボットコースやゲームクリエイトコースの様子がとてもよくわかります。
さらに、新たにスタートした「これからTECH(中高生向け本格プログラミング教室)」を受講している高校生、これからKIDS有明ガーデン校・加山先生にもお話を伺いました。ぜひご覧ください。
これからKIDS/これからTECHの基本情報
運営会社 | 株式会社これから |
入会金 | 11,000円(税込) |
コース料金 | ゲームクリエイトコース 4,400円〜(税込)/1回 ※月8回プランの場合 |
ロボットコース 4,400円〜(税込)/1回 ※月8回プランの場合 | |
マインクラフトコース 4,400円〜(税込)/1回 ※月8回プランの場合 | |
(これからTECH)
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これからKIDS有明ガーデン校「授業はこんな感じ!」
有明エリアにもついに「これからKIDS」がオープンしました!豊洲や東雲からも通いやすい立地です。
これからKIDS有明ガーデン校は、さまざまなショップが入っている大型施設内にあります。お子さまの送迎の合間にひと息ついたり、ショッピングもできたりと、とても便利です。
4階にある教室へ向かうと、加山先生が出迎えてくださいました。
男の子は小学1年生、Scratchを使用するゲームクリエイトコースを受講しているそう。ゲームクリエイトコースは、ゲーム好きなお子さまに人気があるコースのひとつです。
さっそく、この男の子に密着取材です。
男の子は元気に挨拶をすると、先生が用意したパソコンの前に着席。最初にタイピングの練習を行います。タイピングは今後、必要となるスキルなので小学生のうちから教室で学べるのは安心ですね。
タイピングが終わると、猫が走る車をジャンプしてよける「ジャンプゲームをつくろう!」にとりかかります。
ゲームを作るプロセスで
- 猫を走らせる
- 猫をジャンプさせる
- 車を左右に動かす
- 空に鳥を飛ばす
- ぶつかったらゲームオーバーになる
ゲーム制作における今回のミッションは「くりかえしのつかいかたをおぼえよう」です。
「くりかえし?くりかえしの使い方って?」
この問いに先生は「同じことを何回もやるのが繰り返しだよね。猫が10回ジャンプするとして、ジャンプするっていうプログラムを10回も書かなくても、『くりかえし』の指示ブロックを使えば簡単にできるんだよ」と答えました。
うなずく男の子に、先生は「これから一緒にやってみよう」とテキストを開きました。
まず、Scratchの猫を走らせるプログラムを組みます。テキストをのぞいてみると、すべての手順が書かれているわけではないようです。
先生は「座標は覚えたよね」と問いかけつつ、「猫がいる場所を決めてゲームのスタートから作ろう」と促しました。
男の子は猫が走るための指示ブロックを見つけましたが、ちょっと猫が動いただけで止まってしまいます。テキストと画面の両方を指さしながら、先生は「猫を走りつづけさせるために、どの指示ブロックを使えばいいのかな」とさらに問いかけます。
男の子は「ずっと」と「くりかえし」の指示ブロックのどちらを使えばいいのか迷っている様子……。
「どっちだと思う?」
「うーん、ずっとかなぁ」
「試してみようか」
「うん、ずっとのブロックでやってみる!」
先生とのやり取りが、そのまま「仮説と検証」になっているのがポイントです。男の子は自分で考え、試してみて、ダメなら次の選択肢を試す流れを繰り返しながら、ひとつずつクリアしていきます。まさにトライ・アンド・エラーです。
次に猫がジャンプをするプログラムを組みますが、ここで男の子が悩みだしました。猫はジャンプはするのですが、元の位置に戻ってきません。
「うーん」
と首をかしげる男の子。
猫は、座標の数字を0より上にすると上がり、0より小さくすると下がります。テキストでは例として「10」をy座標に入れていますが、男の子はy座標を「20」にしています。ジャンプして戻すためには、さらにy座標に「−20」を入れなくてはならないのですが……。
「なんかちがうなぁ、半分くらいのところで止まっちゃう」
「そうだね、ここをよく見てごらん」
先生が座標のブロックを指しましたが、どうも男の子はピンときていません。
すると先生がメモ用紙をちぎり始めました。小さな四角い紙きれに「10」と数字を入れています。
10の紙をふたつならべて「これで20だよね」と先生。座標を20にして、戻る座標を10にしたらどうなるかな?と言いながら、10と書いてある紙のひとつだけを下へと動かします。
「あ、もうひとつの10が残っちゃう」
「そうそう、20の座標にして10しか戻らなかったら、半分しか戻らくなっちゃうよね」
男の子は大きくうなずいて、座標の数字を変えると、今度はうまくいきました!
見ていると、男の子は必ずしもテキストに書いてある数字を入れているわけではありません。急にキーボードを連続して打っているので「おや?」とのぞくと、猫がジャンプして空中で待機できる時間設定で、ドドドドドドと数字を入れまくっています。
もちろん、猫は一度ジャンプしたら永遠に思えるほど、おりてきません。男の子は「無限大数だよ!」なんて、小学校1年生がこんなことを知っているの!?と驚くようなことを発言します。先生は叱ることはせず、笑いながら、
「ジャンプした猫がおりてこなかったら、ずーっとこのままでつまらなくない?」
とモニターを指さして、男の子に言いました。
「あー!うん、そう思う」
ここで男の子は秒数の調整をしました。子どもらしい“あそび”“やりたいこと”を頭ごなしにやめさせるのではなく、一緒に楽しみながらも先生はプログラムの目的に戻れるよう、さりげなく声がけをしているのですね。
今度は車を走らせます。ゲームでは車をよけて猫がジャンプするので、車は走り続けなくてはなりません。「車はずっと走り続けるから、くりかえすじゃなくて、ずっとのブロックだ」と、今度は男の子もすぐにプログラムを組めたようです。
ところが、車が端につくと「さかさま」になって走り続けます。ここでも先生にヒントをもらいながら試行錯誤し、「ずっとの指示ブロック」に条件を入れることで、車は思い通りに走るようになりました。
指示ブロックに条件をはさむことによって、さまざまなプログラムが可能になります。鳥を飛ばしたり、ゲームオーバーにしたりするプログラムも組みました。
こうしてひとつずつ、プログラミングの基本的な考え方・組み立て方を覚えていきます。
最後はまとめとして、今日学んだ「くりかえし(反復)」について先生と復習をして授業は終了です。
授業の時間が少しだけ残っていた中、「マイクラする?」「したいしたい、したいです!」なんていう先生と男の子のやり取りもあって、とてもアットホームでありながら、プログラミングの基本をしっかり学べるよう先生が工夫した指導を行っているのが印象に残りました。
ところで、途中途中で先生がスマホで撮影をしていたのですが……。
保護者さまへのレポート作成のためです。どんなレッスンだったのかわかりやすいように、写真を数枚入れたレポートをお渡しするようにしているんですよ。
これからKIDS「ロボットコース」に夢中な子どもたち!
これからKIDS有明ガーデン校では、曜日や時間帯によって他にもさまざまなコースが学べます。
この日は「ロボットコース」や、プログラミング言語やAIなども学べる「これからTECHコース」も行われていました。
ロボットコースでは教育用ブロックを使って、まず手順どおりにブロックを組み立ててみます。
次に自分が作りたいものを、どうやったらできるか考えます。「こんなものを作りたいな」という発想をアウトプットする応用力が大切です。
ロボットコースは、教育用ブロックで制作したオリジナルのロボットを、プログラミングして動かします。
ロボットの組み立ても、モニター上にイラストが表示されるのでとてもわかりやすいです。基本の組み立てを覚えると、子どもたちそれぞれが想像力を発揮して、自分だけのロボットを作ります。
ロボットを組み立てながら、子どもたちは「ここはどうなってるの?」「どうやったの?」と互いに教え合っています。お友だちの作品を見ながら刺激を受け、さらに自分のロボットを工夫する子も!
これからKIDSは少人数レッスンですが、異なる年齢・学年の子たちがひとつのクラスで学びます。
このコースでも「仮説と検証」は大事なポイント。先生のアドバイスを受けながら、ミッションシートに一生懸命に記入します。
ひとりでじっくりミッションに集中していたかと思うと、次の瞬間には友だちとにぎやかにロボットを見せ合って笑い声が響きます。大好きな先生とみんなで額を合わせるようにして「ここはどうしようか?」なんてロボットをはさんで、相談会議をしていることも。
ロボットコースは目安として4歳から小学校低学年を対象としています。
ロボットを組み立てながら、センサーやモーターの仕組みとプログラミングの基本を習得できます。
カラフルなブロックで自由に作品を作れることや、その作品が自分で組んだプログラムで実際に動くことはとても面白く、子どもたちが夢中になるコースです。
ゲームが好きなので、教室の体験をさせてみたらとても楽しそうで、本人も喜んでいたので入会しました。
実際にこれからKIDSに通いだしてからは、パソコンが身近になったようで家でも普段からパソコンを使うようになりました。
年少さんや1年生はロボットコースからスタートして、作る楽しみの中でプログラミングの基本を自然と覚えていきます。
テキストは用意されていますが、子どもたちの“ひらめき”や“やりたいこと”があれば、そちらを優先して行うのが当校のコンセプトです。異なる年齢の子どもたちがいますが、先程の授業でもあったように、子ども同士で「こうやってやるんだよ」と教え合うことで互いに成長します。
「プログラミングは難しそうだけどブロックなら子どもも好きだから」といった理由で入会されて、少しずつプログラミングに触れて、Scratchやマインクラフトへとステップアップしていくお子さまが多いですね。
小学校4年生や5年生になると、マインクラフトでレッドストーン回路を学び、最終的にはプログラミング言語(Python)も習得できるんですよ。
ぜひ、教室で体験してくださいね!
子どもたちが楽しく学べるように
スタンプカードでモチベーションアップ!
これからKIDSは、お子さまたちが楽しく教室に通えるよう、さまざまな工夫をしています。そのひとつがスタンプカードです。生徒さん達は教室に通うたびにスタンプを押してもらい、貯まったら好きな景品と交換できるのだそう!
景品はいろいろなものがあります。ますます教室に通うモチベーションがアップしますね。
楽しく学べる空間デザイン〜これからKIDS有明ガーデン校〜
これからKIDS有明ガーデン校は、教室のレイアウトも素敵です。
教室では、床のマットの上でブロックを作る子もいれば、子どもの体に合った、かわいいデスクでパソコンに集中する子も。数人が向き合いながら学べるテーブルもあります。
清潔でやさしい雰囲気の教室に、今日も子どもたちの笑顔があふれていました!
「これからTECH」中高生向け本格プログラミング教室
新たに始まったのが「これからTECH」コースです。
こちらは中学生や高校生が対象で、よりハイレベルで本格的なプログラミングが学べます。プログラミング言語を使用したコーディングを行い、さまざまなITスキルを習得できます。
この日は高校生の男の子が、Unity*でオリジナルのゲームを制作していました。集中する生徒さんに少しだけ、お話をさせていただきました。
動物が出てくるシューティングゲームを作っています。僕はこれまでScratchなどの経験もありませんが、ここでUnityの使い方を学びながら、ゲーム制作をしています。
サンプルを利用するのではなく、イチから自分でゲームを作れるところが面白いです。
「情報」が受験科目となったこともあり、中高生のプログラミングに対する関心が高まる中、これからTECHは新たなニーズに応えるコース。またTECHコースができたことで、小学生から「これからKIDS」で学んでさらにレベルアップすることも可能になりました!
これからKIDS有明ガーデン校「加山先生からのメッセージ」
これからKIDS/これからTECH 有明ガーデン校は、勝どき教室が好評でなかなか教室に空きがでないこともあって、オープンしました。
大型商業施設内にあるので、お子さまを送迎する保護者の方もとても便利だとおっしゃってくださっています。有明ガーデン校の特徴としては、「子どもの好きなこと、興味があることをどんどんやらせてあげたい」と考えているご家庭が多いことですね。
「面白そう」から始まって、ロボットやゲームで楽しくプログラミングを学びながらステップアップしていけるのが、これからKIDSです。お子さまの自由な発想を大切にし、メンターである先生が寄り添いながらレッスンを進めていきます。
これからKIDS有明ガーデン校では、体験レッスンはもちろん、休み中にはワークショップも開催しています。なかなか最初の一歩を踏み出せないお子さまも、ぜひ気軽に、遊びに来る感覚で体験しに来てください!
最初に、ゲームクリエイトコースのレッスンを見ていただきますね。