(取材)プロクラ「SDGs」×「プログラミング」イベント|タツナミ シュウイチ先生が会場に⁉︎大好きなマイクラの世界でSDGsを学ぼう


子どもたちに「ワクワク楽しい」が学びになる機会を提供するプロクラ(小学生向けのプログラミング教室)による大規模イベントで、会場には総勢144名の⽣徒様とその保護者様が大集合!
今回の記事では、たくさんの写真と共にイベントの内容をご紹介します。プロクラに関心のある方、プログラミングの発表会やイベントがどういうものなのか知りたい方、小学生にプログラミングを学ばせたいと思っている方、ぜひご覧ください。
プロクラとは
対象 | 小学生 | |
コース |
メイクコードコース Microsoft MakeCode(マイクロソフト メイクコード) マインクラフト |
基礎コース 初級コース 中級コース |
Unity オリジナルゲーム制作 |
上級コース | |
運営会社 | 株式会社KEC Miriz |
プロクラの特徴
- 創造性と表現力を育む
- プログラミングだけでなく定期的な発表会もあり
- 自らの考えをまとめ「書く」習慣づくり
- 1~3週目でインプット+アウトプット、4週目に自由制作・発表の時間
- 子どもの大好きなマイクラの世界からスタートしテキスト言語にまでステップアップ
- ICT教育の第一人者「安藤昇先生」による監修
- 日本初のプロマインクラフター「タツナミ シュウイチ先生」監修教材
夏のプロクラ テーマはSDGs『タツナミ先生からの挑戦状!』2023夏のイベント

プロクラでは普段から、プログラミングを学ぶだけでなく発表会を行っています。今回のイベントはその拡大版。会場には関西圏を中心に総勢144名の⽣徒様とその保護者様が集結しました。

受付には「どきどきワクワク」な表情を浮かべた子どもたちと保護者様の列ができていました!
この日集まった午前・午後の総勢144名(プラス保護者様)の中には名古屋からご参加の方も。受付がすんだ子どもたちは、グループごとにテーブルに着席します。みんなプロクラの生徒さんですが、各地から集っているのでほとんどが初対面の子ども同士です。
こんなに大勢が集まるイベントに参加するのは初めてという子も多いはずですが、果たしてどんなイベントになるのでしょうか。
それではさっそく、イベントの様子をご紹介しましょう。最初からまるで別世界に入り込んだような演出の連続で取材班もビックリでしたよ!
タツナミ先生からの挑戦状ムービー!

「ワールド」の問題を解決せよ!
と、勇壮なBGMと共に大きなスクリーンに映し出されたのが、今回のミッションとその背景についてのムービーです。
「タツナミ シュウイチが創造したワールド(世界)の村では、食糧不足や気候変動など17にも及ぶ問題が発生し、村人たちは困り果てていました。参加した子どもたちは、食い入るようにムービーを見つめています。これから始まるイベントにドキドキわくわく!
そこで、タツナミ シュウイチは考えました。困った村人たちを救う、勇者たちに助けを求めるのです!」

そう、今日の子どもたちは「村人を救う勇者」なのです。

まっすぐな視線から(よし、がんばるぞ)密かな決意を感じますね!
タツナミ先生登場!
ここで開会の挨拶が始まりました。プロクラの先生が「では、スペシャルゲストを呼んでみましょう!」と呼びかけると、子どもたちは大きな声で「タツナミせんせー!」とお名前をコール。またまたかっこいい音楽が流れ、なんとタツナミ先生御本人の登場です。

まさかの松葉杖で登場したタツナミ先生!
実はタツナミ先生、足首を骨折してしまったそうで、今日の大会も参加できるかどうか微妙だったようです。でも、堂々の入場に大きな拍手が鳴り響きました。
実は先日、屋根の修理をしていた時にスニーク(しゃがみ動作)するのを忘れていまして。
5ブロック分くらい落下してしまいました(笑)!
- 貧困をなくそう
- エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 飢餓をゼロに
- 住み続けられるまち作りを
子どもたちはこの中から課題をひとつ選んで、事前に設計図の作成をし、会場では実際に作品を制作。最後に発表することになっています。説明が終わるとまずは、グループごとの自己紹介が始まりました!
自己紹介

大きな会場にいくつものテーブルが並べられ、見やすいようにスクリーンも複数設置されていました。
会場はグループごとに分けられており、各グループにはプロクラの先生が立ち会います。

グループについた先生が上手にみんなをフォローしてくれます。
初対面の子ども同士ですから、最初はちょっぴり緊張している様子……。
でも先生がたのエールを受けながら、しっかりひとりひとり自己紹介ができました。
SDGsの調べ学習の発表

ここで「宿題のプリントを開いてください」と先生から指示が出ました。子どもたちは今日のために、SDGs17の目標について調べ学習をしてきています。プリントの大事な部分を順番に読み上げ、さらにそれぞれ調べてきたことについて、発表をします。
国によってできている目標、できていない目標がある。日本はジェンダー平等ができていないです。
SDGsの17の目標は大事だから、国と国、人と人が助け合って目標を達成したいと思いました。

大会場ですからプリントを読み上げるのだって緊張しちゃいます。

先生がすぐそばでサポートしてくれるから心配なし!

イベントには女の子もたくさん参加。
事前にまとめてきたことをハキハキと発表する子どもたちです。

お友だちの発表をきちんと聞いて、みんなで拍手
このイベントでは「発表」の機会がたくさんあります。いわゆるプレゼンテーション力はこれからの時代に必須といわれるスキルですが、イベントを通じて大勢の人の前で「思ったこと・考えたことを伝える」実体験ができるのは素晴らしいことですね。
プログラムの制作タイムは60分「勇者たちは村人を救えるか!?」

真剣にモニターを見つめる男の子。
すでにしっかりと「SDGs」についてインプットしてきた生徒の皆さん、ここからはいよいよ設計図をもとに制作に入ります。60分間という決められた時間内にプログラムを組まなくてはなりません。

設計図をもとに時間内の完成をめざして奮闘中

子どもも真剣ならお母さんも真剣!

コードを書いては設計図を見て、設計図を見てはコードを書いていきます。
子どもたちは手元の設計図とモニターを交互に見比べながら、どんどんコードを書いていきます。
話を聞いてみると、まだプロクラに通い始めて数ヶ月という子もいて、「とにかく楽しいよ!」と笑顔を見せてくれたのが印象的でした。みんな、本当に嬉しそうで楽しそうな表情なのです。
プロクラに2年通っているという子は、コードを書く手を止めることなく「遊びながらプログラミングができるのが面白いです」と、ちょっとこちらを見上げて答えてくれました。

背後から見つめる保護者の皆様、わが子の真剣な姿に感激した様子でした!

唇をぎゅっと噛みしめる生徒さんと、後ろからモニターを見つめ続ける保護者様の姿です。

マイクラのポーチをペンケースにしている男の子。レポートを前にして親子で奮闘中。
保護者の皆様にもお話を伺いましたが、共通していたのが「子どもがマイクラの世界が好きで、やってみたいと言うので通わせてみた」「やらせてみたら夢中になって、教室に行くのをいつも楽しみにしている」「びっくりするくらい集中する姿を見て、プロクラに通わせてよかったと思う」という感想です。
あるお父さんは「知らない間にレベルアップしているんです。今では自動装置とかも作って、家でも自分で調べながらどんどん進めていくんですよ」と、隣でプログラミングに励む息子さんを嬉しそうに見つめながら話してくださいました。

「えーと、ここはどうすればいいのかな」「うん、一緒に考えてみよ」

「うーん、なるほど」先生と一緒にお母さんも考え中

とにかくみんな集中力がすごい!

プロクラ冨樫代表もあちこちめぐりながら子どもたちにアドバイス

松葉杖をつきながらも会場を所狭しと巡回中のタツナミ先生です
こちらは姉弟で参加中のくるみちゃん(小6)とそうだいくん(小2)、そしてお母様です。

おふたりとも、マイクラの世界が大好きでYouTubeを見てプログラミングにも興味がわいたのだそう。プロクラはマイクラの世界でプログラミングも学べるのでピッタリだと思って、通い始めたそうです。
まだ教室の在籍は1年足らずだそうですが、くるみさんはしっかりコードを書けるようになり、弟のそうだいくんは家を作っています。
お母さまからは「お姉ちゃんは引っ込み思案だったのが、毎月行われる発表会を繰り返すうちにすっかり人前で話すこともできるようになりました。プログラミングを学ぶだけでなく、発表会を通じて積極性など、子どもが持ついろいろな能力が伸びていくことがわかります。それがプロクラの素晴らしいところです」と語ってくださいました。
プロクラ教材開発担当「飯塚さん」にも突撃取材
さて、ここでプログラミング教育事業部 商品開発課責任者 飯塚萌生(いいづか めい)さんに、突撃取材をさせていただきました。プロクラの教材やカリキュラムを作成する際には、トライ・アンド・エラーを盛り込むことを意識しています。
計画はもちろん、実際にプログラムを組みながら工夫したところ、頑張ったところをワークシートに書き、成功したら「なぜ成功したのか」を考えて文章にしていきます。
失敗したら内容を分析し、それからまた計画に立ち戻り、ふたたびトライします。
プロクラでは「失敗すること」を大切にしています。
成功体験は重要ですが、成功体験しかないと失敗した時に自分で立ち上がれなくなってしまうからです。プロクラでは毎月発表会がありますが、今回ダメだったとしても、失敗を糧にして次の発表会に向けてがんばろうと思えるように、教材も指導もお子さまが持つ力を伸ばすことを考えています。
いよいよ発表タイム!

60分間はあっという間です。まずグループごとに発表が行われました。プロクラでは「発表」をとても大事にしています。このイベントでも、冒頭にもSDGsの調べ学習について発表の時間がありました。通常の授業でも月に1度の発表会があります。
そのためか、どの生徒さん達も慣れた様子で発表を行っていました。

グループでの発表。こうした発表会を繰り返しながらプロクラの生徒さん達はプレゼンの達人に!

先生がモニターを持って発表をサポート。自分のレポートを読み上げるのだって最初は緊張します。頑張って!

発表は、聞いている子どもたちの「刺激」にもなり「学び」にもなる。
さらに、イベントの集大成として何人かの生徒さん達が代表して皆さんの前で発表!

マイクの前に立って大勢の人の前で話すのは本当に大変なこと。貴重な経験です。

行ったことのプロセス・結果をまとめ、自分のことばで発表します。

堂々とした発表を行った男の子。

惜しみない拍手を送る会場の皆さん。大きいお兄さん達を見て「次はきっと!」と思ったかな?
最後には、参加者の皆さんにマイクラのステッカーが配られました。タツナミ先生のワークショップに参加するともらえるステッカー、集めるとタツナミ先生オリジナルグッズが貰えるそうですよ!

これがタツナミ先生から配られる、子どもたち垂涎の的「ステッカー」

なんとも子どもらしい仕草で嬉しそうにステッカーを見せてくれました!頑張ったね。
タツナミ先生は大人気で、子どもたちがあちこちから集まってきて、サインをお願いするシーンも!日本初のマインクラフターは子どもたちにとって憧れなのです。
マイクラの世界が好き、マインクラフターのタツナミ先生が好き!そんなきっかけでプロクラに入り、楽しく学ぶ。加えて、今日のようなイベントで子どもたちは1日にして大きく成長します。
タツナミ先生はイベント最後の挨拶でこんなお話をしてくださいました。
今日のワークショップは皆さんにとって、誰かの役に立つ方法を考える、最初の一歩になると思います。
奇しくも今日は8月6日。広島に原子爆弾が落とされて、街が大きな被害を受けた日です。「何も無くなった」と言われるほどの被害でしたが、当時の人達が頑張って復興させて、また街ができました。
おとなも日々頑張っています。
でもおとなだけではできないことがたくさんあります。
今日はSDGsについて学びましたが、SDGsへの取り組みは、これから先も10年、20年と続けていかなければなりません。おとなのわたし達だけではできないのです。
だからみんなの力を貸してもらいたいと思います。みんななら、きっとたくさんのアイデアが出てきます。
今日みんなが村人たちを助けてくれたように、ぜひみんなの力で、日本を、これからの地球を、暮らしている人たちの生活を良くしてください。
プロクラ監修・タツナミ先生からのメッセージ

今回のイベントを通じて感じたのは、確実に子どもたちのレベルが上がってきていることです。特に低学年の子どもたちがコードを組むことを理解し、しかもしっかり実践できていることに驚きました。
SDGsという難しいテーマでしたが、それぞれ噛み砕いて自分なりに理解しようとし、さらに「どうすればいいのか」と考えて、課題解決に積極的に挑戦してくれました。

マイクラの世界は国内外を問わず人気があり、みんな夢中になって集中して課題に取り組みます。自由自在に、好きなようにやれるので子どもたちと親和性が高いのです。今日も、彼らのやる気とマイクラの世界とがうまく化学反応をおこし、とても良い結果を生んでいました。

イベントでは初対面の子どもたちがグループになって作業するので、自然とコミュニケーションや会話が生まれます。互いに教え合う姿もあちこちで見かけましたが、プロクラはそうした共同作業を学べる点も強みのひとつです。
また、今日のようなイベントは保護者の皆様にもとても意味があるのではないでしょうか。
保護者様からすると、「プロクラに入った」「マイクラの世界でプログラミングをやっている」その結果、何ができるようになったの?という点が非常に気になると思います。イベントで子どもたちの成長を間近で感じ、安心していただきたいですし、進化し続けている子どもたちのこれからに、さらなる期待をもっていただきたいですね。
プロクラ代表・冨樫さんからのコメント

なぜプロクラが対面の授業にこだわるのか、ひとりではなく仲間とパソコンを使ってプログラミングをするのか、初対面の子ども同士が集まって課題に挑むイベントを開催するのか。それは、人と人とのつながりや共同で物事に取り組む大切さを子どもたちに学んで欲しいからです。
さらには、なぜ紙のテキストを使い、自分で調べて、調べたことを文章にまとめて書かせるのか。それは、世の中にこういうことが足りない、こういうことをしたいと思ったとき、自分で考えるだけでなく、本やインターネットなどで調べ、知識を吸収していく力を伸ばしてほしいからです。
本日のイベントには、プロクラの理念である「創造性と表現力を育む」活動をふんだんに盛り込みました。その結果、子どもたちの真剣な姿をたくさん見ることができましたし、それを見つめる保護者様の笑顔も拝見でき、運営者として嬉しく思っています。
プロクラはこれからも、子どもたちに寄り添いながら、今日のイベントのような「わくわくどきどき」する機会をたくさん提供してまいります。子どもたちがのびのびと自由に楽しく表現しながら、そして失敗を繰り返しながら、最終的に自分でゴールを見つける力を育むのが私たちの使命です。
プロクラの大規模イベント「12月に東京開催も!?」
大好きなマイクラの世界でプログラミングを学べただけでなく、子どもたちのヒーローであるタツナミ先生によって大盛り上がりだったこのイベント。大好評につき、12月には東京での開催も予定されているそうです!(※プロクラにお通いの生徒様対象)気になる方はぜひ、お住まいの近くのプロクラに足を運び、充実のカリキュラムを体験してみてくださいね。
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会場に集った勇者たちよ!
君たちに取り組んでもらうのは、この世界を創造した私の力をもってしても困難な課題だ。
しかし、君たち勇者たちの新しいアイデア・素晴らしい想像力、表現力で村人たちを救えるはずだ。どうか力を貸してほしい。
さぁ若き勇者たちよ、今こそプロクラで学んだ力を発揮し、世界を救う時だ!