元々は学校教育用のみに限定されていた教材ですが、2021年より個人向けバージョンの提供が始まりました。月額料金を支払えば、家庭でも学校と同じプラットフォームで学習できます。
この記事では、みんなでプログラミング バーチャルスクールの特徴や機能、コンテンツを詳しく紹介します。
みんなでプログラミング バーチャルスクールの特徴
みんなでプログラミング バーチャルスクールは、学習のしやすさや楽しさに重点を置いて開発された教材です。特徴について詳しく見ていきましょう。Webベースの小・中学生向けプログラミング教材
みんなでプログラミング バーチャルスクールは、電子機器メーカー「Lenovo」と教科書販売の大手「東京書籍」の共同開発によって生み出されたプログラミング学習教材です。Webベースで利用できるため、デバイスやOSの種類を問いません。ソフトやアプリをインストールする手間もなく、気軽に使えるのが魅力です。みんなでプログラミングの種類は、小・中学生向けの「バーチャルスクール」と高校生向けの「バーチャルスクール NEXTDOOR」があります。いずれも文部科学省が定める学習指導要領に準拠しており、学年に合わせた適切な学びを得ることが可能です。
子どもに「やってみたい」と思わせる工夫がたくさん
みんなでプログラミング バーチャルスクールは、子どもの好奇心を引き出すための工夫がさまざまあります。例えばトップ画面にはカラフルで明るい色が使われており、「勉強」を強くイメージさせません。ゲーム画面のようなワクワク感があり、子どもの興味を引きやすいデザインです。
また画面上には、機能の説明をしてくれるナビゲーションキャラクター配置されています。親しみやすいキャラクターが、プログラミングをより身近なものに感じさせてくれるでしょう。
家庭用を使えば自宅学習の質が向上 !
みんなでプログラミング バーチャルスクールは、有償の家庭用も提供されています。自宅のパソコンでも教材を利用すれば、授業の予習・復習として有益です。有償版の利用料は、月額わずか396円(税込)です。コストをかけずに学べる教材を探しているご家庭には、最適な選択肢のひとつとなります。
みんなでプログラミング バーチャルスクールでできること
みんなでプログラミング バーチャルスクールには、子どものプログラミング学習を効率化するためのさまざまな機能が搭載されています。教材の利用によってできることを詳しく見ていきましょう。オリジナルの問題を作れる
「オリジナル問題作成機能」を使うことにより、ブロックプログラミングやタイピングの問題を自由に作成できます。子どもがオリジナルの問題を作り上げるには、これまで学んだことを総動員しなければなりません。学習した知識やスキルを適宜アウトプットしていくことで、プログラミングスキルや知識の確実な定着が期待できます。
また子どもが作ったオリジナル問題は、オンライン上に公開することが可能です。「他のユーザーが遊んでくれる」という期待は、プログラミングを学ぶ上でのモチベーションとなるに違いありません。
オンラインワークショップに参加できる
「オンラインクラス機能」を使えば、みんなでプログラミングが開催するオンラインワークショップに参加できます。授業内容はその時々で異なりますが、特別講師の講義は子どもの興味を惹きつけるものがたくさん。子どもにうまく刺されば、プログラミング学習を進めていく上でのよりどころやモチベーションになるかもしれません。
学習中の疑問を質問できる
みんなでプログラミング バーチャルスクールで学習を進めていると、分からないこと・聞きたいことが出てくるかもしれません。そんなときは、「みんプロ先生」に質問して解決できます。みんプロ先生とは、学習中の疑問や質問を解決してくれる、経験豊富なアドバイザーです。子どもが質問を送りたいときは、専用フォームに対象ステージや質問内容を記載して送信するだけ。学習中に1人では解決できない問題に出会ってしまった場合でも、スムーズに解決できます。
みんなでプログラミングバーチャルスクールのコンテンツ
みんなでプログラミング バーチャルスクールのコンテンツは、学校授業に準拠しています。どのような内容を学べるのか、詳細をチェックしてみましょう。ブロックプログラミング 総合
ブロックプログラミングとは、ブロックを使ってコンピューターに命令を出すことです。テキストプログラミングのように英数字や記号を覚える必要がなく、直感的なプログラミングが可能となります。このカリキュラムでは、子どもが実際にブロックプログラミング組んで課題をクリアしていかなければなりません。全ての課題をクリアすることで、プログラミングの基礎である「順次・繰り返し・分岐」の概念を学べます。
算数・理科
教科書の算数・理科の問題をブロックプログラミングで解決するカリキュラムです。例えば「平均」の学習では、さまざまなデータから自動で平均を出すプログラムを組みます。データの活用
今後ますます重要度が増すと想定される「データの活用」の基礎カリキュラムです。多彩なオープンデータを活用し、具体的な分析の方法まで学びます。AIプログラミング
AIを使ってプログラミングを組む、難易度の高いカリキュラムです。対象は中学生のみとなっており、チャットボットや画像、音声を利用したプログラミングを学びます。スタートアップ・情報モラル
インターネットやSNSを使いこなす上で必須となる、情報モラルを学ぶカリキュラムです。SNSトラブルやネット詐欺などについて、具体例を見ながら学びます。タイピング
タイピングスキルを底上げするためのタイピング訓練カリキュラムです。7コースあり、子どものレベルに合った問題にチャレンジできます。プログラミングをより深く学ぶなら。おすすめのオンラインプログラミングスクール
みんなでプログラミング バーチャルスクールでプログラミングに興味を持った子どもには、より本格的な学びを得られるオンラインプログラミングスクールがおすすめです。ここからは、家庭での学びの質を上げられるスクールを詳しくご紹介します。
テラコヤエッジ
出典:テラコヤエッジ現役のプログラマーが講師を務めるオンラインプログラミングスクールです。子どものスキルや興味に合わせて最適化された授業により、楽しくプログラミングを学べます。
授業に使われる教材は、ビジュアルプログラミング言語のScratchや多彩なゲームを作れるUnityなどです。テキストプログラミングに移行したい子どもにはHTML・CSS・Javascriptなどを使ってWebサイトを作れるコースもあります。
授業は少人数制で実施されるため、パソコン初心者もマイペースな学習が可能です。パソコンの使い方から教えてもらえるため、小学校低学年からでも不安なくプログラミングを学べます。
コース名 | Scratchコース |
対象学年 | 小学1年生~中学3年生 |
入学金 | 4,980円 |
授業料 | 3,980円(ライトコース)5,980円(スタンダードコース)プレミアムコース(12,980円) |
無料体験 | あり |
これからKIDSオンライン(現在募集停止中)
「プログラミングに興味を持ってもらうこと」をテーマとしているプログラミングスクールです。オンラインコースはZoomで行われ、講師と生徒がインタラクティブにやり取りすることが可能です。集団型の授業形式が採用されており、日本全国から大勢の子どもが参加します。授業内容は、子どもの日常生活に関係する、身近なものをテーマとしたプログラミングです。いきなりコーディングを行うことはないため、「プログラミングって何?」というレベルの子どもでも不安なく参加できます。
毎月行われる第1回目のレッスンは、受講料がかかりません。子どもとの相性を見極めて、受講を検討しましょう。
コース名 | オンラインコース(現在募集停止中) |
対象年齢・学年 | 4歳から中学生 |
入学金 | 無料 |
授業料 | 8,800円(税込)/月 |
無料体験 | あり |
まとめ
みんなでプログラミング バーチャルスクールは、Lenovoと東京書籍が開発・提供するプログラミング学習教材です。学校用のほか家庭用も提供されており、子どもは文部科学省の定める学習指導要領に沿った学習を行えます。月額396円(税込)という低コストなので、気軽に利用できるプログラミング教材を探しているご家庭には特におすすめです。大学入学共通テストにも「情報」科目が導入され、プログラミング学習の重要性はますます高まっています。より質の高い学びをと考えるご家庭は、みんなでプログラミング バーチャルスクールはもちろん、オンラインで利用できるプログラミングスクールの利用についても検討してみてはいかがでしょうか。