(取材)スターAI・情報塾|IoT開発でお湯はり通知システムを作る!「スターAI・情報塾」の特別講座は本当に特別だった!

スターAI・情報塾(スタ塾)は小学校高学年から対象の、問題解決力やICT活用力、情報リテラシーなど「21世紀型スキル」が身につくオンラインスクール。高校「情報Ⅰ」や大学入試の対策にもなるカリキュラムが魅力です。

コエテコでは、運営元である株式会社チアリーの事業開発本部取締役本部長 福原さんへのインタビューや、受講中の生徒さんにお話を伺ってきました。

(取材)スターAI・情報塾(スタ塾)|中高生向けオンライン授業のカリキュラムは?大学入試対策にもなる注目教室にインタビュー

2025年1月に実施される大学入試共通テストからは、プログラミングを含む「情報」が新設されます。こうした世の中の流れを受け、これからの社会人に必須とも言えるITスキルを学ばせたい親・学びたい中高生は増えています。 この記事では新たに開講された中学生・高校生向け「スターAI・情報塾(以下・スタ塾)」について、運営元である株式会社チアリーの事業開発本部取締役本部長 福原立士さんにお話を伺いました。

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(取材)スタ塾(スターAI・情報塾)|中学生向けAI・情報コースを取材!スタープログラミングスクールイトーヨーカドーアリオ亀有教室

スタープログラミングスクールやパソコン市民講座を運営する株式会社チアリーが、中学生・高校生向けとして新たに「スター AI・情報塾」(スタ塾)をスタートしました! 今回はスタープログラミングスクール・イトーヨーカドーアリオ亀有教室で、この4月からスタ塾に入会したという在籍生のお二人(中学生)にお話を伺いました。

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今回はとても興味深いスタ塾の特別講座をレポートします。「え?これがオンライン?」と驚くほど活発な授業が展開。先生と生徒さん達との楽しい会話がびゅんびゅん飛び交い、さながら教室にいるような錯覚におちいるほど!

特別講座は文字通りスペシャルで楽しさ満載。どんな授業か、ぜひご覧になって下さい。オンライン授業は「退屈、飽きる」なんていう思い込みが一気に吹き飛びます。

スターAI・情報塾(スタ塾)とは?


授業形態 オンラインスクール
標準カリキュラム 情報活用編
AI活用編
特別講座 定期開催(毎月)
  • Pythonプログラミング講座 入門編(全4回)
  • Python ゲーム開発編Ⅰ~(全4回~)
  • VR用アバターモデリング講座(全1回~)など

スターAI・情報塾は、AIと情報分野を学べるオンラインスクールです。標準カリキュラムは全96回の身近にある情報技術や仕組みを学ぶ「情報活用編」と、全46回のAI開発体験を通して学ぶ「AI活用編」があり、さらに「特別講座」を定期的に開催しています。

標準カリキュラムは自分のペースで学べるオンライン形式。基本からスタートし高校情報Ⅰの領域も学べるので、高校進学・大学入試対策としてもおすすめです。

自習型のオンライン授業ですが、担任制度があり、月に4回の面談を通して学習の進捗や今後のプランなども相談できます。またプログラミングなどの不明点はテクニカルアドバイザーが回答してくれるので、自宅でひとりでも安心して学べます。

そんなスタ塾では、通常のカリキュラムに加えて、標準カリキュラムで学んだことを基本に、より深く探求できる特別講座も定期開催しています。

今回、コエテコでは「特別講座 IoT実習」の授業を取材。ではさっそく、スペシャル授業を見ていきましょう!

特別講座「IoT実習」はこんなにおもしろい!オンライン授業を徹底レポート

ユーモアたっぷり、生徒目線での指導が特徴の長田先生

いきなりですが、今回の授業を担当している長田先生です。

開始時間に近くなると、次々と生徒さんが入室してきました。「こんにちは!」と挨拶をしながら、ひとりの男の子が「ちょっと、みんないいなぁ、ヘッドフォンかっこいい」なんて話し始めると、長田先生が「先生はもっとすごいのあるよ」と何やら大きなマイクを見せてくれました。

「このおかげで、素晴らしい音質で授業を届けます。音質がよくなってるでしょ?」と、ちょっと自慢げな長田先生。

「めちゃくちゃ良くなってる!」
「うわ、やば」

中学生男子らしい反応が飛び交い、「いくらですか?」と直球勝負の質問まで飛び出しました。この感じ、まるでオンライン感がありません。対面での教室に集まってきた生徒たちの会話かと思うほど自然体です。

オンラインの「こちら」と「向こう」という距離がまったくない。それがまず最初に驚いたことです。

「みんな、必要なものは揃ってる?」長田先生が今日の授業準備の確認をすると、「あ、ケーブルがない」「紙コップ?普通のコップにしちゃった」なんて話しています。

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長田先生はモニター上に「平謝りするアニメ」を載せたかと思うと「ごめんね、前回言い忘れちゃったけど、ティッシュか布も必要なんだよね。後でいいから用意してください」とユーモアあふれる滑り出しです。

IoT講座では「micro:bit(マイクロビット)」を使います。今日の授業は講座の4回目、すでにマイクロビットにモーションセンサーや加速度センサーを使ったIoT開発を体験ずみです。

今回は水分センサーを使って水を感知し、サーボモーターを活用して「旗」を上げることで「お水がいっぱいになりましたよ」と知らせる、お風呂のお湯はり通知システムを制作します。

授業は前回のおさらいから始まり、水分センサーとサーボモーターを使って「お湯はり通知システム」の開発過程を体験する授業がスタートしました。

サーボモーターは4.5ボルト必要なため、モバイルバッテリーを外して、ボードについている電源スイッチを使います。ところが、なかなかバッテリーが外れない様子。


「とれない〜」
「はずれないよ」
とつぶやく声に、「大丈夫、外れるから」と長田先生。

「彫刻刀でやるかな」との発言に「外れると思うんだけどなぁ。彫刻刀はやめておきたいなぁ」と、長田先生はまったく焦らずに、生徒さん達ひとりひとりの「つぶやき」に答えていきます。

「あ、とれた!」
「ふぅ、ペンチ使った。とれました」
「おお、電源いれると動く」
「めっちゃおもしろい」
「やめられない、とまらない」

生徒さん達は、とっても楽しそう!
生徒
生徒

やめられない、とまらない♪

でも、このネタ元って知らないんだよな。

長田先生
長田先生

え、知らない?

もう、CMで流れなくなっちゃったのか〜。時代も変わったね。

生徒
生徒

知ってる!『かっぱえびせん』だよね?

なんて、楽しい会話の流れは断ち切らず、「はい、それじゃプログラムしていくよ。マイクロビットモアを立ち上げてね」と次の指示を出す長田先生。「できたら挙手ボタンね」と促します。生徒さん達は一斉にプログラミングを始めました。

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プログラムの見本を見せながら解説してくれるのでとてもわかりやすい


マイクロビットやセンサーなどのIT機器に触れ、動かすときは、プラモデルに夢中になっている少年みたいににぎやかだった生徒さんたち。いざプログラミングが始まると、今度はスッと自分の世界に入って、キーボードに集中しています。

マイクロビットモア(Microbit More)は、Scratchをベースにしているので、普通のScratchのようにプログラミングができる


MakeCode for micro:bit(メイクコード)は、あらかじめ用意されたブロックをつないでプログラムをする、micro:bitの開発環境。


「モノとモノを通信」させるために、水分センサーとサーボモーターそれぞれのプログラムを作らなくてはならない


プログラムと接続がうまくいけば、水分検知の数値が出て、それに呼応してサーボモーターが動く


プログラムは完成したものの、うまくセンサーが反応しない子もいるようで……。

ダウンロードからやり直してチェック。試行錯誤が続く。


長田先生はひとつずつ、状況をチェックしてそれでも動かないとなると「ちょっと画面共有してみせて」と生徒さんのプログラムを確認します。

「できているね。おかしいな、もう一度ダウンロードからやってみようか……動かない?そうしたら、コードを一度抜いてみよう」

すると、「あ〜、すごい簡単に抜けちゃった。っていうか、抜けた感じがしない。そもそも刺さっていなかったのかも」と改めてやり直しています。その間にも、先生は最初にコードが見つからないと言っていた子に「今のうちに、コードを探してきちゃおうか」と伝えています。
生徒
生徒

マイクロビットモアの方に、なんかオレンジ色のビックリマークが出ちゃってます。

長田先生
長田先生

どうしてだろう。寝起きだからかもね(笑)。

生徒
生徒

えー、寝起きなんてあるの!?

長田先生
長田先生

人間だって寝起きはすぐ動けないでしょう?

電源を入れても、すぐに接続できないことだってありますよ。落ち着いて少し待ってみましょうか。

長田先生は、うまくいかず焦りがちな生徒さん達に対して、落ち着いたトーンで「そうだね」「うん、わかるよ」と声をかけます。しかし、授業を停滞させることもなく、しっかり着実に次のステップへと進みます。

その後もいろいろ検証をしながら、試行錯誤の末、最終的にみんな接続には成功したようです。とはいえ、途中でまた外れるとか、接続が微妙だとか、ハプニングは続出するのですが、長田先生は放置せずにひとつずつ解決していきます。

こうしていよいよ、お湯はり通知システムを作動させる段階まできました。フォークのような形をした水分センサーが検知しますが、何もないときは6や7の数字が並びます。

「ちょっとセンサーに指で触れてみてください。数字が変わると思うよ」

「手で触れただけで数値が上がった!」と驚く生徒さん。長田先生は「人間の手にも水分があるからです。人間の体の大部分は水分でできているんですよ」と、関連する知識をさらっと披露。

休憩をはさんで、水をいれた紙コップを用意した生徒さんたちが戻ってきました。

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水分センサーを入れると、数値がぐっと上がり、サーボモーターが動きます。と、ここまででいったん終了となりました。最終的に紙コップの水の量をセンサーが検知して一定量になったら、旗が動いて知らせてくれます。

最後のお楽しみが、長田先生自作のゲームです。

なんだかすごいブロッコリーは生成AIで作ったそう!


今日学んだ水分センサーは、土壌に差し込んで土に含まれる水分量を計測することができます。

このゲームでは、野菜の「最低水分量」を想像して設定します。ズバリ、野菜に適した水分量を設定すると、なんと、輝くゴールデンな野菜が出てくるのです!IoT、モノとインターネットをつなげることから、スマート農業の領域にも触れる内容になっている点が素晴らしいですね。

ゲームでの競争はいちばん盛り上がるところらしく、毎回にぎやかに終了するそう。

こんな風に盛りだくさんの内容で、90分があっという間に感じられました。何より生徒さん達がいきいきとした表情で、質問が飛び交い、オンラインとは思えない活気あふれる授業の様子に驚きの連続でした。

この後、生徒さんたちにもインタビューをさせてもらったのですが、ひとりの子がこんなことを言っていました。

「我らがマイクロビットくんは本当にすごい。それを体験できるというだけでも、とんでもないことなんですよ!」

本当にそうでした。「頭をフル回転させ、手を動かし、みんなで意見を言い合いながら新しい発見が止まらない」まさに、未来を先取りする「ワクワク感」が詰まった授業でした!

生徒の皆さんにも聞いてみました!

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今日は取材させてくれてどうもありがとう!

なぜIoT講座を受講しようとしたのか、実際に受講して面白かったことや印象に残っていること、感想を教えてください!

  • とりあえず「お試し」的な感覚で受講しました。でも参加したら、IoTの仕組みがわかったり、実際に体験したり、IoTってすごく面白いなって感じています(川上くん)

  • 楽しそうだなと思ったことと、新しいことをやってみたいという気持ちがあって、IoT講座を受講しました。センサーをつけるだけで他のモノと連携できちゃう、それを実際に自分でやってみると、ワクワクします。
    あと、第2回の時にマイクロビットがうまく繋がらなくて、授業の後に先生に画面越しに見せながら直していたのですが、その時にマイクラが好きっていう話になって、先生と思いっきり盛り上がったんです。そんな風に先生と話せて、楽しかったです(辻くん)

  • モノとモノがつながるというのが想像つかなかったのですが、IoT講座で学ぶうちに、とても簡単につながることに驚きました。お湯はりセンサーもそうですが、IoTはすごく身近にあるものなんだなと感じています(太田くん)

  • センサーを組み立てていく、ドキドキわくわく感が楽しいです。長田先生の授業は本当にわかりやすくて面白い。自分で開発をしてみたいなと思うようになりました。いつか、人に寄り添ってくれるようなもの、癒やしになったり友だちになったりするようなものを作ってみたいです(淺田くん)
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皆さん、ありがとうございました!

今日の授業はみんなのテンションがこちらにもどんどん伝わってきて、思わず引き込まれてしまいました。

それぞれに将来の夢があると思いますが、一歩先を行く力を持つ皆さんなら、いつか思い描く未来をつかめることでしょう。

皆さんの「未来」、いつかまた取材をさせてくださいね。

スペシャル授業を展開した長田先生に聞きました!

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長田先生、スタ塾の特別講座は標準のカリキュラムと何が違うのでしょうか?

スタ塾は、自宅学習がメインのオンライン学習塾です。標準のカリキュラムでは基礎的な内容から、プログラミングをはじめとするITスキル、情報モラルやWeb技術、アルゴリズムなども学びます。

そうした学びの中で芽生えた興味を、より伸ばせるように特別講座があります。

今回、わたしはIoT講座を担当していますが、「未来を先取りして学ぼう」が大きなテーマです。全5回のコースで、micro:bitを用いた開発を体験できます。特別講座はひとりではなく数人の仲間と一緒に受講できるので、標準カリキュラムとはまた違った刺激があり、モチベーションアップにもつながるのではないでしょうか。
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IoT講座は今日で4回目ということですが、初回と比べて生徒の皆さんに変化はありましたか?また、オンライン授業だからこその難しさがあると思うのですが、工夫している点があれば教えてください。

技術的な面で言えば、初回はそれこそサイトの開き方から教える感じでしたが、回を重ねるごとに生徒さんの方がどんどん先へ進むようになっていきました。「次はこれをしよう」と指示を出すと、今ではすぐに対応できます。

特に感じるのは、生徒さん達の授業に参加する意識の変化ですね。

特別講座は何人かの仲間と一緒に学ぶのが特徴のひとつです。でも最初はなかなか打ち解けられないし、みんな口数も少なかったのです。そこでミュートをはずしたまま授業を進めることにしました。

パソコンをいじっている時に「あっ」とか「えー」「なんで?」みたいに思わず、口に出てしまうことってよくありますよね。リアルな教室にいれば、そうした友だちのつぶやきが自然と耳に入ってくる。

ミュートをはずすと、オンラインでもみんなの声が響いてきます。自由に発言できる雰囲気なら、ディスカッションも活発になります。

先生と生徒という関係もオンラインだからこそ、親近感を持ってもらえるように工夫をしました。最初の自己紹介でも、先生はこんなゲームが好きなんだよねってリスト出したり、生徒さんが背景とかにキャラクターやゲーム画像を出していたら「それ、流行ってるの?」とか「そのゲームは先生もやってるよ」と話題にしたり、距離を感じさせないようにしています。
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本当に今日の授業では、もう長く同じクラスにいる先生と生徒さん達みたいな、距離感のとても近い関係性を感じました。

とはいえ、保護者からすると、特別講座は難しいのではないか、初心者についていけるのだろうか、ただ聞いているだけでお客さん状態になるのでは……と、不安もあるかと思うのですが。

特別講座はスタ塾の標準カリキュラムで学んだことをベースに展開していますから、「特別難しい」ことはないんですよ。

機械をいじっているので当然トラブルも出てきますが、授業を止めないようにしながらも、先に進めない子を置き去りにしないで、問題を解決することも並行して進めます。どうしてもその場では解決できそうになかったら、焦る必要はないよ、終わった後に一緒にやってみようと話して、ちょっとだけ残ってもらって解決します。
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そういえば、生徒さんのひとりが、2回目の授業で少し残って先生と話せたのが楽しかったと話していましたね。では最後に、特別講座の課題について、また今後の展開についてもお聞かせください。

IoT講座ではマイコンとかセンサーも使いますから、多少の初期費用が発生します。でも費用をかけた分、マイコンやセンサーを存分に使った面白い授業を展開することで「やってみてよかった」と思ってもらえるように、興味深い内容にしています。次の授業が待ち遠しくなるようなカリキュラムを意識して作っています。

特別講座の授業はとことん楽しくやりたいのです。

授業の終わり、最後が楽しいことも大事だと思っているので、毎回のテーマに合わせて生徒たちが楽しめる体験ゲームを作っています。ゲーム好きな子は多いですし、スコアを競うからとても盛り上がります。それまであまり笑顔を見せてくれなかった子も、ゲームで爆笑してくれたこともあって、オンラインならではの工夫はこれからもどんどんしていきたいですね。

今回はIoT講座でしたが、生成AIを使ってアニメーション制作などITスキルを活用した面白い講座が続々開講しています。

特別講座では、スタ塾の標準カリキュラムで学んだスキルからジャンプアップして「ひと足さきの未来」を感じてほしいと願っています。

未来で当たり前になることを、先取りしてやっちゃおう!

これからの時代はコミュニケーション能力や問題解決力、さまざまな「生きるチカラ」が必要と言われています。

スタ塾では標準カリキュラムでしっかり知識とスキルを学び、今日のような特別講座を受講することで新たな分野を楽しく体験することもできます。21世紀型スキルを多角的に学べる点がスタ塾の大きな魅力です。

今回のオンライン授業は、映像をコンパクトにまとめて皆さんにお見せしたかったというのが本音です。それほど、生徒さん同士のつぶやきや小さな会話が楽しく、先生がタクトを振って音楽を奏でるように、ばらばらの個性をまとめてカリキュラムを進めていくのが印象的でした。

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