(取材)ファイトキッズクラブのプログラミング発表会「F@IT Creation2024」を徹底レポート!
「富士通の子ども向けプログラミングスクールってどんな感じ?」
と思っている皆さんのために、コエテコ取材班が富士通オープンカレッジF@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)の発表会「F@IT Creation2024」を徹底レポート!
「F@IT Creation2024」は、毎年行われているファイトキッズクラブの生徒さんを対象にした大会です。今回からレゴ® エデュケーション SPIKE™ を使ったエキサイティングなロボット競技も加わり、さらにパワーアップしました。たくさんの写真も掲載しているので、プログラミングスクールに興味がある方も一緒にのぞいてみませんか?
富士通オープンカレッジF@IT Kids Clubが、オンラインでのプログラミングフェスタ「F@IT Creation みんなでつながろう~離れていてもできること~」を開催しました。 「オンライン発表会ってどんな感じなのかな?」 今回の記事ではたっぷりとオンライン発表会の様子をお伝えします。きっと「なるほど、こんな感じなんだ」とイメージが湧きますよ!
2024/11/06 11:43
対面授業/オンライン校ともに大人気の富士通オープンカレッジF@IT Kids Clubのプログラミングコンテストが今年も開催されました!今年のテーマは「未来のためのCOOL CHOICE ~No More 温暖化!~」です。最終審査会には、60名の中から選ばれたスペシャリスト達が集結。審査員も目をみはるような力作とプレゼンテーション、大会の模様をたくさんの写真と共にご紹介します。
2024/11/06 10:16
プログラミング教育を通じて、将来のICT社会をリードする力を育む「富士通オープンカレッジF@IT Kids Club(以下、ファイトキッズクラブ)」。恒例のプログラミングコンテスト「F@IT Creation2023」には多くの生徒さん達がエントリー、その決勝大会の様子をたっぷりとお届けします。
2024/11/06 10:16
F@IT Creation2024とは
2024年2月18日に開催されたF@IT Creation2024は、今回からCO☆PIT(品川)に発表会会場を設置。ここは「言葉で未来をつくる 個と場で未来を創る」がコンセプトの富士通ラーニングメディアが運営する会場です。
発表会には、全国からオンライン参加も含めて26名が出場しました。大勢のファイトキッズクラブの生徒さんの中でも「発表会に参加してみたい!」「自分の作品をみんなに発表したい!」そんな意欲あふれる子ども達が大集合。熱戦が繰り広げられました。
発表会内容
Scratch/Python(プログラミング言語)- ゲームアプリ部門
- アニメーション/デジタル絵本部門
- SDGs/社会課題解決部門
ロボット競技(レゴ® エデュケーション SPIKE™)
- ピンポン玉を時間内にゴールにいくつ入れられるかを競うロボット競技
プログラミング発表会がスタート!
開会式が終わると、さっそく発表会がスタートしました。トップバッターは緊張しますね!
でも、さすが中学生。いざプレゼンテーションが始まると、スムーズに進行。Python(本格的なプログラミング言語)を用いたブロックゲームを発表してくれました。シンプルながら、自作したグラフィックや効果的なBGMをうまく使っています。
ファイトキッズクラブは小学生から中学生までが対象なので、長く続けられる点も魅力のスクール。
高校では情報Ⅰが必須科目となり、大学入試でも情報が取り入れられることから、小学生から中学生の間にしっかりとプログラミングの基礎を学び、テキストコーディングまで進めておくと、後になって「やっておいてよかった!」となるのではないでしょうか。
さて、続いて登場したのが小学校5年生の男の子。驚いたことに、彼の作品「おみくじ」ゲームも、Pythonを使用しています。
ボタンを押すと「おみくじ」がひける楽しいゲームで、なんと、おみくじは119通りもあるそう!
発表会ではプレゼンテーションが終わると、必ずひとりひとりに審査員が講評をのべてくれます。
男の子は、大木審査員の質問にもハキハキと答えていました。
「小学生でPythonに挑戦したことがまず素晴らしい。おみくじで良い結果が出たら嬉しくなる、そして嬉しいとみんなが幸せになれるという考え方もいいですね。富士通もウェルビーイングで社会をよくしようという発想があるのですが、SDGsの課題解決というテーマにもそっていて、とても良い作品でした」と大木審査員の講評を真剣に聞いていました。
この後もさまざまな作品が登場しました。
「マイタウン」というアニメーション作品を発表してくれた女の子。ライブ会場では音楽が聞けたり、学校の校庭に行くとかわいいキャラクターたちが運動会のようにかけっこで競争したり、楽しい仕掛けが盛り沢山!
1年生の女の子の作品です。とてもかわいらしいアニメーション絵本をプログラミングで作りました。ユニコーンとうさぎの動きを工夫したそうです。大勢のオーディエンスの前でも一生懸命にプレゼンテーションをしてくれた姿が印象的でした。
小学4年生の男の子による「福島県の59市町村のマークあてゲーム」です。すでにPythonを学んでいる中学生の先輩にもアドバイスをもらって作り上げたそう。中学生の先輩と仲良くプログラミング談議をしているなんて、とても素敵な教室ですね!
プレゼンテーションの前はみんな緊張していますが、終わるとホッとして笑顔が自然とこぼれます。
やりきった達成感から、どの子も実にいい表情!見ているこちらもなんだかワクワク嬉しくなってきます。
休憩をはさんで前半・後半にわけて発表会は進みました。
たくさんの魚が泳ぐグラフィックが印象的な作品や、周囲の風景を動かすことで電車が動いているように見せるデジタル絵本、プログラミングを始めて半年ほどの生徒さんが作った迷路ゲームなどなど、紹介しきれなかった作品はどれもこれも、アイデアと想像力に満ちた力作ばかりでした!
白熱のロボット競技に会場は大盛りあがり
今大会から新たにスタートしたのが、ロボット競技部門です。
制限時間1分間で、ロボットを使ってピンポン玉をゴールにどれだけ入れられるかを競います。初めてということもあって、他の生徒さん達も椅子から伸び上がるようにして競技を見ていました!
くるりと回転するアームが特徴的なロボットで、サッカーさながらにピンポン玉をゴールにシュート。「ハルロボ」と名付けられたロボットは、最初のうちはピンポン玉が違う方向ばかりに飛んでいくので、調整に苦労したそうです。
こちらは長いアームでピンポン玉を2個いっぺんに投げるロボット「テナガ号」で対抗!初戦で10個のピンポン玉すべてをゴールしました。
ロボット競技は対戦形式です。子どもたちの歓声も飛び交って、とってもエキサイティング。見ている生徒さんのひとりが「うわぁ、ロボットも楽しそうだなぁ!」なんて思わず口にしていました。
ロボットはレゴ® エデュケーション SPIKE™ で製作します。ファイトキッズクラブの中でも、子ども達が大好きなレゴブロックを使うのでとても人気のあるクラスです。
WRO® (World Robot Olympiad:自律型ロボットによる国際的なロボットコンテスト)の実行委員でもある審査員の大木さんからは、「WROの大会では日本人の子ども達もたくさん活躍しています。実はスポーツや勉強で世界一をめざすより、ロボットで世界のトップをめざす方が近いから、これからもがんばってほしい!」となんともパワフルなエールが送られました。
どきどきワクワクの受賞者発表
こうして全部のプレゼンテーションと競技が終わりました。
ここからはドキドキの審査タイム。特別にチラリとコエテコ取材班が審査員控室に入らせていただくと……。
審査員の皆さんも力作揃いで悩みに悩んでいる様子。実はこのとき、2位以下4名の点数が一緒だったのです。精査に精査を重ねた結果、急遽、敢闘賞を2名に追加することに!
それだけ素晴らしい作品が多かったということで、「すべての作品が僅差で、賞の決定が大変だった」そうです。さぁ、では激戦を勝ち抜いた受賞者をご紹介しましょう。
プログラミング部門 最優秀賞
毎年参加している品川校の小学5年生の女の子は、年々スキルを磨いて、今年はついに堂々の最優秀賞を受賞しました!
彼女はScratchを用いて、RPG風に仕上げたプログラミング作品をプレゼンしました。SDGsは世界共通の課題であり、緑を守ることに興味を持ってほしいという願いがこめられています。木の妖精を登場させて、森林の生態系を維持することを、楽しく、わかりやすく表現しています。
特筆すべきは、ストーリー性と美しいグラフィック、そしてたくさんのギミック(仕掛け)がプログラムされていた点です。
ゲームを行う主人公は仕事をしてお金をため、花屋さんで苗を購入します。木の妖精が苗を植えるのを手伝ってくれたり、苗を育てるために「じょうろ」を購入したりするのですが、体力ゲージがついているので体力が低下したら家に戻り回復を待たなくてはなりません。そして最後には、「今までの出来事が夢だとわかり、目が覚める」壮大な物語です。
大木審査員は「作品の世界に没頭できた。細かなプログラミングをしっかりと作り込んでいるところも素晴らしいし、安定したプレゼンテーションでした」と絶賛!
受賞後のインタビューには、「審査発表のときは本当にドキドキしました。きっとわたしの名前が呼ばれる、呼んでもらえると何度も自分に言い聞かせて待ちました。最優秀賞に選ばれた途端、本当に嬉しくて、よかったなぁ!と思いました」と答えてくれました。
ロボット競技部門 最優秀賞
今回から新たにスタートした「ロボット競技」で、スリリングな戦いを見せてくれた品川校の小学4年生の男の子。ロボット「テナガ号」で見事に最優秀賞を受賞しました。
長いアームが特徴のロボットで、ピンポン玉をぶんぶん飛ばしていましたね!
大木審査員からは「ロボット競技はルールによって、どうロボットを工夫しプログラムをするかも変わってくる。今回の競技では、ピンポン玉を確実に入れる正確性、なるべく多くを早くゴールにいれる効率性の両方が必要だった」と語り、両方をバランスよく整えた「テナガ号」の素晴らしさを称賛していました。
優秀賞
優秀賞は富山校からオンライン参加をしてくれた小学5年生の男の子が受賞しました。「ART RPG」は、自分で描いた「ライン」を、スプラウト(キャラクター)が架け橋や階段のように使うことができ、線をうまく利用して進んでいくRPG風ゲームです。アイデアが秀逸ですね!
平松審査員が「オンラインでのプレゼンテーションは難しいけれど、とてもよかったです。トロフィーをこの場で渡せないのは残念ですが、丁寧に包んで送ります」と画面の向こうにトロフィーを掲げると、男の子も「プログラムに時間をかけてがんばったので、受賞できてうれしいです」と笑顔を見せてくれました。
審査員賞
審査員賞に選ばれたのは、カラフルなビジュアルも楽しい「棒人間大戦争」の作品を制作した武蔵小杉校の小学6年生の男の子。こちらのゲーム、大人気の市販アプリから着想を得たもので、細部にわたり作り込まれていました。
作品の完成度もさることながら、堂々とした発表が高く評価され審査員賞の受賞となりました。受賞後のインタビューでは、トロフィーを手に「正直びっくりしました。発表を練習してきた成果が出たのかなと思います。次こそは最優秀賞をめざしてがんばります!」と力強く答えてくれました。
敢闘賞
2位以下の4名が同点という中で、審査員の皆さんが精査に精査を重ねて決まったのが、急遽追加された敢闘賞です。敢闘賞「おもちアクション」
敢闘賞の1人目は品川校の小学4年生の男の子。特にこだわったのはグラフィックだそう。なんともいえずかわいいキャラクターがパラシュートで飛び上がったり、ゲームをセーブしコードをメモしておくと続きから遊べたり、プログラミングスキルのレベルも高かった作品です。
敢闘賞「FIGHT ON」
敢闘賞の2人目は品川校の小学5年生の男の子。ファイトキッズクラブに5年間通っている彼は、この後しばらくスクールをお休みするそうで「僕の集大成、夢のゲーム」を作りました。RPG風でラスボスのドラゴンを倒すと、勲章をもらえるストーリーになっています。
「これからも僕の夢はまだまだ続きます」と語ってくれました。また戻ってきたらファイトキッズで夢を追い続けてくださいね。
ライターコメント
今年も恒例の「F@IT Creation2024」を取材させていただきました。受賞した皆さん、おめでとうございます。惜しくも受賞を逃した他の生徒さんたちの作品も、それぞれ素晴らしくプレゼンテーションも堂々としたもので、取材を忘れて見入ってしまうことの連続でした。アイデアあふれるストーリーや美しいアニメーション、工夫された音響効果など、プログラミングスキルにプラスして子どもたちの豊かな創造力に驚くばかりです。
パソコンに触れたことがないお子さまでも、プログラミングって何をやるんだろう?とよくわからなくても大丈夫、楽しく学べるのが富士通オープンカレッジF@IT Kids Clubです。次の大会をめざす第一歩として、まずは体験をしてみませんか?
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