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「英検®はいつから始めたらいいの?」「どの級をめざすべき?」そんな悩みをお持ちの保護者の方へ。この記事では、小学生から英検®取得をめざし、準2級や1級まで視野に入れるための具体的なプランをご紹介します。
英語学習のスタートラインは早いほど有利だと言われますが、一体いつから、どのレベルを目指すべきなのでしょうか?
お子さまの性格や興味、そして将来の目標に合わせて、最適な英検®取得プランを立てていきましょう。また、2025年度より導入される英検®「準2級プラス」についても解説します。
英検®の級について
まずは基本の基本として、英検®の級について知っておきましょう!出典:英検®公式サイト
小学生から英検取得をスタートするのであれば、最初に5級をめざすのがおすすめです。小学生でも3年生くらいになれば、英検対策のドリルなどを利用し、半年程度の家庭学習でも合格できるレベルです。
この記事の最後で、新設される「準2級プラス」(2級と準2級の間に位置する)について解説します。
小学生から英検®を受けるメリットとは
小学生のうちから英検®を受けることは、お子さまの英語学習に多くのメリットをもたらします。
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英語学習のモチベーションアップ
英検®合格という明確な目標を設定することで、継続的な学習意欲を高めることができます。
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英語力の実感と自信
レベル別の級に合格することで、自分の英語力が客観的に評価され、自信につながります。「5級に受かったよ!」「すごいね!」そんな会話が子どもの大きな自信となるでしょう。
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バランスの取れた英語力育成
英検®対策を通して、語彙力、文法力、リスニング力、リーディング力など、英語の4技能をバランスよく伸ばすことができます。
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中学以降の英語学習へのスムーズな接続
英検®の学習をすることで、中学以降の英語授業で必要な基礎力をつけることができます。小学校で習う英語は基礎の基礎ですが、英検対策の勉強によって、中学英語の文法などを先取り学習する形になります。中学で英語を苦手科目とする子は少なくありませんから、早めの対策がおすすめです。
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受験の優遇措置
一部の私立中学、高校、また大学では、英検®の取得が受験の優遇措置となる場合があります。
英検®取得のゴールを明確にしよう
お子さまに英検®を取得させたいと考える理由は様々です。なぜ英検®なのか、そして、最終的にどのような未来を期待しているのか。ゴールを明確にすることが、効果的な学習計画を立てる第一歩です。
たとえば、
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グローバルな環境で活躍してほしい!
中学受験を控え、国際色豊かな学校に進学させたい、あるいは将来は海外で学びたいなど、グローバルな視点を持った人材を育成したいと考えている場合。
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将来の選択肢を広げたい
まだ具体的な進路は決まっていないものの、英語力があれば選択肢が広がると考えている場合。
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時代の変化に対応したい
グローバル化が進む社会において、英語力は必須のスキルだと考えている場合。
など、様々な理由が考えられます。
この記事では、具体的な英検®取得プランをご紹介します。 ご自身の考えと照らし合わせながら、お子さまにとって最適な学習計画を立てていきましょう。
小学生からの英検®取得ルート①大学受験に有効な「2級」までじっくり進む
このプランは、大学受験を視野に入れ、英検®2級取得を最終目標とした緩やかな学習計画です。中学まで公立と仮定しています。
具体的な英検ステップ例
- 小1~小3:英検®5級
- 小4〜小6:英検®4級
- 中1~中2:英検®3級(高校志望校や大学の進路を検討した上で1級をめざすのであればプランを前倒しにしていく)
- 中3:受験勉強に集中(英検®3級未取得の場合は並行学習も検討。中2で3級取得できれば受験終了後からすぐに英検対策に入り、なるべく早く準2級の試験にのぞむ)
- 高1:英検®準2級(高1の早い段階で準2級をとることで、高2での2級取得につなげやすい)
- 高2:英検®2級
中1から「英検準1級・1級」をめざすプラン
中1 :英検®3級中2:英検®準2級
中3:英検®準2級プラス(新設)
高1:英検®2級
高2:英検®準1級
英検は高いレベルになると、取得までの学習期間が長くなる傾向があります。高校受験が終わったら集中して英検対策の勉強をする、あるいは高1の夏休みを活用することによって、効率よくプランを進めるようにします。高2の1月または高3の5月の試験で1級取得をめざしましょう。
じっくりプランのメリット
① 無理なく続けられる長期的な視点で、無理のないペースで学習を進められます。
小1からとしていますが、お子さまによっては入学して1年は「こくご」や「さんすう」をはじめ家庭学習の習慣づけに集中し、小2から英検®5級対策の学習をスタートして小3で受験するパターンもおすすめです。
ゆっくり・じっくりプランでは、お子さんが小学生のうちはひとまず「準2級」をゴールにおいています。しかし、上位の大学入試あるいは学部希望では1級レベルが必要です。中学に進み高校受験を見据えるあたりで英検1級をめざすと決めたら、その時点でプランを軌道修正していきましょう。
② 高校受験との両立
高校受験と英検®学習を両立させることができ、受験に集中したい時期には英検®学習を一時的に減らすことも可能です。
③ 大学受験に有利
英検®2級を取得していると、多くの大学入試で出願資格を満たす・優遇措置を受けられるといったメリットを得られます。
④ 焦らず学習できる
大学入試では、英検®の合格有効期限が2年以内と定められている場合が多いですが、このプランであれば早すぎることなく、また遅すぎることもなく必要なレベル取得が可能です。
このプランは、無理なく学習を進めながら、英検®2級取得という目標を達成し、大学受験で有利に進むことができます。
小学生からの英検®取得ルート②英検®を活かした中学受験
中学受験を考えているケースでの、英検取得プランの一例です。具体的な英検ステップ例
- 小1~小2:英検®5級
- 小3~小4:英検®4級
- 小5:英検®3級
- 志望校によっては小5~小6:英検®準2級
中学受験での英検®の活用
私立中学、特に英語教育やグローバル教育に力を入れている学校では、英検®取得を評価し、入試において優遇措置を設けているケースがあります。たとえば、昭和女子大学附属昭和中学校のグローバル留学コースでは、英検®2級以上の取得で英語試験が免除(100点満点)されます。また、日大豊山女子中学校では、英語1科目試験や英語インタビュー型入試において、英検®3級以上で優遇措置があります。
このような英語型入試を適用している学校を志望するのであれば、英検は特に有効です。
いつまでにどの級を取得すればいいのか?
小6の夏前までに英検®3級をめざしましょう。
中学受験の勉強が本格化する前に、英検®3級を取得しておくことが理想です。英検®は年3回なので、小5の1月中旬〜下旬の試験を受けることにより、その後の受験勉強に集中できるだけでなく、自信にもつながります。
いわゆる難関校をめざすケースでは、英検をとるための学習時間が確保できなくなります。この場合には英検取得は後回しにするか、あるいは小4くらいまでに英検4級は取得しておき、入学後に中学3年間を使って、英検3級・準2級まで合格しておくプランも可能です。
いずれにしても、多くの私立中高一貫校や附属校で、中学入学直後から英検®の取得をすすめられます。
中学受験をするレベルであれば、入学後からでも英検取得は間に合うでしょうが、小学校低学年から中学年のうちに「検定を受けて合格する」体験をしておくのも、良い刺激になるのではないでしょうか。
小学生からの英検®取得ルート③長期留学・海外大学卒業を視野に入れたプラン
このプランは、将来海外の大学に進学することをめざすお子さま向けの、英検®とTOEFL/IELTSの両方を活用した学習計画です。具体的な英検ステップ例
- 小1~小2:英検®5級
- 小3~小4:英検®4級
- 小5~小6:英検®3級
- 中1:英検®準2級
- 中2:英検®2級(TOEFLまたはIELTSの受験対策もスタート)
- 中3:高校受験(内部進学、または秋に推薦が決まっている場合、それ以降は英検・TOEFL等の受験対策を進める)
- 高1:英検®準1級、TOEFLスコア61以上~またはIELTSに挑戦
- 高2:英検®1級、海外の有名大学をめざすならTOEFLスコア100~またはIELTSスコア7.0以上
※海外大学(英語圏)への出願資格として、一般的にTOEFLスコア61以上が必要といわれています。
※英検準1級以上、あるいはTOEFLならスコア80クラスになると、難易度はかなり高くなります。また英検とTOEFL、IELTSでは出題の傾向が違います。独学でも可能ですが、検定対策のカリキュラムがある塾や家庭教師のフォローが必要になることも多いようです。
なぜTOEFL/IELTSも必要なのか?
海外大学進学の必須条件
多くの海外大学は、入学審査の際にTOEFLまたはIELTSのスコアを要求します。英検®との違い
英検®は日本の英語力検定ですが、TOEFLやIELTSは世界共通の英語力検定です。海外大学では、TOEFLやIELTSのスコアを重視する傾向があります。しかし、留学をめざすなら英検は無駄というわけではありません。
小学生からTOEFLをめざすのは帰国子女などを別にすれば、かなり難しいことです。TOEFLジュニアもありますが、国内では広く知られており小学生からでも受けやすい英検の方がスタートしやすいようです。
また、国内の私立中学や高校受験では、英検の方が取り扱いが多いメリットもあります。
海外の大学入学となると、レベルにもよりますが厳しい審査条件も少なくありません。英語力を積み上げていくためにも、小学校・中学校のうちに英検でレベルアップしておきましょう。
各試験の難易度と目標スコア
TOEFL
アメリカの大学を中心に利用される試験です。一般的なレベルでは、スコア80あれば多くの大学に出願できます。しかし、名門大学への進学を目指す場合は、スコア100以上が求められることもあります。ちなみにイェール大学の公式サイトには次のようにTOEFLスコアが明記されています。The TOEFL requires pre-registration for available testing dates. Yale’s most competitive applicants have scores of at least 100 on the internet-based TOEFL.
出典:Yale大学公式サイト
IELTS
イギリスやヨーロッパなど、イギリス英語圏の大学で広く利用される試験です。スコア7.0以上が、多くの大学で求められる基準です。学習のポイント
早い段階からの準備する
海外大学進学をめざす場合は、高校入学前後からTOEFLやIELTSの学習を始めましょう。中学の段階である程度は英検のレベルを上げておき、早めにTOEFL等の対策に進むのが理想的です。英語圏の文化に触れる
海外への長期留学をめざすのであれば、英検やTOECFLといった検定以外にも、日頃からたくさんの英語に親しむことが大切です。映画やドラマを観たり、英語で書かれた本を読んだりするなど、英語圏の文化に触れる機会を増やすと、より自然な英語を習得できます。小学生から英検®取得に挑戦するためには
小学生の英語学習は、学校だけでは十分とは言えません。英語が必修になったとはいえ、英検®対策までをカバーしているとは限りません。そのため、英検対策として家庭での取り組みが重要になってきます。幼児期からの英語への触れ合い
ひらがなやカタカナを覚えるように、英語の基礎を楽しく身につけることから始めましょう。
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お風呂にアルファベットポスター
ひらがな表のように、アルファベットをポスターにしてお風呂に貼り、遊び感覚で覚えさせましょう。
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英語の絵本
英語の絵本を読み聞かせながら、自然と単語や発音を学ぶのも良い方法です。
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幼児向けの英語教材
数字や簡単な単語を学べるような、遊び感覚で取り組める教材もおすすめです。
英検®5級へのステップアップ
ある程度英語に慣れてきたら、英検®5級を目指してみましょう。-
単語帳やドリル
英検®5級レベルの単語帳やドリルを使って、単語や簡単な文法を定着させましょう。 -
リスニング教材
英語の歌や動画など、楽しみながらリスニング力を養う教材も効果的です。 -
英語学習アプリ
タブレットやスマートフォンを活用し、ゲーム感覚で学習できるアプリもたくさんあります。
家庭学習の重要性
英検®取得を目指す場合、学校だけでは難しい部分もあります。家庭で、保護者の方と一緒に学習を進めることが大切です。-
親子で一緒に学ぶ
子どもと一緒に英語に触れる時間を作り、学習の楽しさを共有しましょう。
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子供のペースに合わせて
子どもの興味や理解度に合わせて、無理のない範囲で学習を進めましょう。
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継続することが大切
短期間で一気に詰め込むのではなく、毎日少しずつでも継続することが大切です。
小学生から英検®取得を目指す場合、家庭での取り組みが鍵となります。英語を楽しく学ぶ環境を作り、お子様のやる気を引き出すことが大切です。
英検®の日程は親がサポートして一緒に決めましょう
これまで、お子さまの成長に合わせた長期的な英検®学習プランをご紹介してきました。このプランを実際に実行していくうえで、特に小学生のうちは、保護者のサポートが不可欠です。英検®は年に3回実施されています。お子さまの学習ペースや、英検®に向けた準備期間などを考慮しながら、いつ受験するのが最適かお子さまとよく話し合って決めることが大切です。
なお、S-CBT型の英検(決まった会場で提供されるパソコンを使って受ける)は毎週開催されているのですが、操作等も含めて小学生には難しいようです。
もしS-CBT型で受けるのであれば小学校高学年になってからがおすすめです。また、どのように試験が実施されるのか事前によく説明する必要があります。
小学生のうちに何級を取得しておくべき?
一般的に、小学校高学年や中学生になると、英検4級を受験するお子さんが増えます。しかし、近年では中学2、3年生で英検準2級を取得するお子さんも少なくありません。
より高いレベルを目指したいのであれば、小学生のうちから余裕を持って英検学習を進め、少なくとも小学校のうちに英検4級は取得しておくことをおすすめします。
とはいえ、中学入学後でも英検取得が遅い、間に合わないわけではありません。
本気で嫌がる小学校低学年の子どもに、無理やり英検をすすめるのは避けたいですね。
それよりも、アメリカのカートゥーンやディズニー映画、歌や絵本などで英語に触れさせて「英語に興味を持つ」ようにするのが、スタート地点と考えましょう!
英検®準2級プラスとは
英検®では、準2級から2級へのステップアップが、他の級の昇級と比べて大きく異なることがわかっています。多くの受験生が高校までに準2級を取得を目指しますが、2級合格はより高いレベルの英語力と学習時間を要するため、ハードルが高いとされています。引用:準2級プラス特設サイト
受験者データによると、5級から準2級までの各級の合格までに要する期間はおよそ1年間。しかし、準2級合格者が2級に合格するまでは約2年間近くかかっているということがわかりました。これまで非常に大きな壁だった「2級」の前段階として、準2級プラスが新たに加わることで、よりスムーズにステップアップが可能になるのではないでしょうか。
※このギャップを埋めるべく、2級合格を見据えた適切な学びのステップアップができる級として新設しました。
引用:英検準2級プラス特設サイト
英検を活用して「英語」を先取り学習しよう!
英検は、英語力を客観的に評価してくれる指標であり、将来の選択肢を広げるための第一歩となります。幼児期から英語に触れる機会が増えている今、無理のないペースで、少しずつステップアップしていくことが大切です。お子様の興味やペースに合わせて、英検学習を楽しんでいきましょう。
ご紹介するプランはあくまで目安です。
「こんな風に先を見据えて、おおまかな計画をたてるとわかりやすいかも」と参考にしていただき、各ご家庭の考えやお子さまの学力に合わせて、オリジナルの学習計画をたててくださいね。