薬剤師におすすめの転職サイト3選。転職成功のコツも紹介

薬剤師におすすめの転職サイトの選び方

薬剤師向けの転職サイトを選ぶときは「求人数」「機能」に注目することが大切です。薬剤師にお勧めの転職サイトの選び方をご紹介します。

薬剤師向けの求人が豊富か

薬剤師向けの求人が多い転職サイトなら、豊富な求人から条件のよい求人を選択できます。「薬剤師向けの求人が多いかどうか」は、転職サイトを選択する上で重要なポイントです。

転職サイトを大別すると、あらゆる業界・職種を網羅した「総合型」と、薬剤師業界に特化した「特化型」があります。

総合型は求人の裾野が広いのが大きな魅力。想定外の優良求人・ライバルの少ない掘り出し求人に出会える可能性があります。一方特化型は、専門性が非常に高いところが高ポイント。薬剤師として着実にキャリアアップしていきたい人も、キャリアプランや実績にマッチした求人が見つかります。

薬剤師転職を有利に進めるなら、総合型・特化型それぞれに登録しておきましょう。

転職活動で使える機能が充実しているか

転職サイトは、求職者の転職活動を支援するためにさまざまな機能を提供しています。理想の薬剤師転職を果たすなら、転職支援機能が豊富な転職サイトが有利です。例えば以下のような機能があると、転職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。

• 詳細な条件設定・フリーワード検索可能な検索機能
• 求人閲覧の履歴管理・ブックマーク機能
• 履歴やブックマークに基づくレコメンド機能
• スカウト機能
• 履歴書・職務経歴書の作成テンプレート
• 薬剤師業界情報や転職ノウハウをまとめたコンテンツ
• キャリア診断
• ブロック機能

機能が充実している転職サイトを利用すれば、求人検索や応募がスムーズになります。現職が忙しい薬剤師も、効率的な転職活動が可能です。

薬剤師におすすめの転職サイト3選

薬剤師として新たなキャリアに踏み出したい人は、転職サイトに登録してどのような求人があるのかをチェックしてみるのがおすすめ。今すぐの転職を考えていない人も、求人を眺めているうちにキャリアの方向性が明確化してくるかもしれません。
薬剤師におすすめの転職サイトをご紹介します。

doda

出典：doda
dodaは、総合人材事業を手掛ける「パーソルキャリア株式会社」が運営する転職サイト。業界・職種を問わない総合型で、業界最大規模の求人数を誇ります。「薬剤師」で検索した場合の求人数は1,791件です。（2024年12月時点）

dodaの魅力は、転職活動をスムーズに進めるための機能が充実していること。サービスに登録した求職者は非公開求人にアクセスできるほか、スカウト機能やエージェント機能も活用できます。「スカウトを待ちながらのんびり転職活動」「キャリアアドバイザーの支援を受けながら転職活動にフルコミット」など、求職者の転職意欲に合わせた転職活動が可能です。

薬剤師特化型ではありませんが、薬剤師求人の種類は非常に多彩。チェーン展開のドラッグストアから製薬会社・日本赤十字まで、薬剤師としてのキャリアにマッチした求人にリーチできます。

ファルマスタッフ

出典：ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、大手薬局チェーン「日本調剤株式会社」のグループ会社が運営する薬剤師特化型の転職サイトです。キャリアアドバイザーが在籍する「エージェント型」であるため、業界に詳しいキャリアアドバイザーによるマンツーマンサポートを受けられます。日本全国の求人に対応しており、求人数は51,911件です。（2024年12月時点）

ファルマスタッフの特徴は、「対面を重視すること」「地域密着型であること」。オンライン面談で修了する転職支援サービスが多い中、ファルマスタッフはキャリアアドバイザーと求職者の面談を「対面」で実施しています。拠点は全国に12あり、求職者は地域に密着した薬剤師求人の紹介や転職サポートを受けられるのが魅力です。

また大手薬局チェーン「日本調剤株式会社」が運営に携わっているため、医療機関とのネットワークが充実しているのも見逃せないポイント。求人企業ごとの面接内容や選考の傾向などが事前に共有されるほか、求人票にはないリアルな現場の状況についても情報提供を受けられます。

ファーマキャリア

ファーマキャリアは、キャリアアドバイザーによる転職支援を受けられる薬剤師特化型の転職サイトです。病院薬剤師の求人が充実しており、応募できる求人は40,207件あります。（2024年12月時点）

ファーマキャリアに登録すると、担当のキャリアコンサルタントが転職を支援してくれるシステム。1人のコンサルタントが受け持つ薬剤師数は少なめに設定してあり、求職者1人ひとりへの対応は極めて丁寧です。求人紹介は薬剤師のキャリアやニーズに合わせてオーダーメイドされるため、転職サイトにありがちな「興味のない求人ばかり紹介される……」というストレスを感じずに済みます。

特に薬局・病院が多い地域では、転職ノウハウがないと応募先を選択するのさえ難しいのが実情です。薬剤師転職に知見の深いキャリアコンサルタントに求人紹介を受けることは、薬剤師転職の精度を高めることにつながります。

薬剤師が転職を成功させるコツ

薬剤師が転職サイトで転職を成功させるコツは、「あらかじめ転職の軸を決めておくこと」「エージェント型を利用すること」です。それぞれについて、詳しくご紹介します。

転職の軸を決めておく

転職の軸とは、転職活動において最も重視することや譲れない条件、転職によって実現したい目標です。

転職の軸の決定は、以下のステップで設定しましょう。

• 転職したい理由を書き出す
• 転職してどうなりたいかを書き出す
• 転職理由や転職の目標を踏まえ、転職でゆずれない条件を書き出す
• 転職でのゆずれない条件に優先順位を付ける

薬剤師転職の軸は、「年収を上げたい」「ワークライフバランスを実現できるところで働きたい」「特定の疾患領域に関わりたい」などとさまざまです。転職の軸を決めてから転職活動に入ることで、理想に近い薬剤師転職が可能となります。

転職活動経験が少ない人はエージェント型転職サイトがおすすめ

エージェント型転職サイトなら、キャリアアドバイザーによる転職支援を受けられます。求人探しから採用選考対策まで一気通貫のサポートを受けることにより、転職ノウハウのない人もスムーズな転職を実現できるでしょう。

厚生労働省の情報提供サイト「jobtag」によると、薬剤師の就業先は薬局・医療機関、製薬企業・国や都道府県などの行政機関・大学などと幅広い上、働き方も多彩です。キャリアパスの選択肢は多く、「どのキャリアに進むべきか」という段階で迷ってしまう薬剤師は少なくありません。

薬剤師業界に知見の深いキャリアコンサルタントのサポートを受けることで、後悔のない意志決定が可能になります。

参考：薬剤師 - 職業詳細 | job tag（職業情報提供サイト（日本版O-NET））

まとめ

薬剤師は取得の難しい国家資格であり、求人数は豊富です。とはいえ今後は供給が需要を上回ると予測されているため、主体的かつ戦略的なキャリア構築が必要です。転職に臨む場合は、キャリアプランに基づいて条件に合う求人を選びましょう。

転職活動が不安な人は、薬剤師転職に詳しいプロによる転職支援を受けるのも1つの方法です。