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子どもの折れない心は失敗後のプロセスで育つ!声かけと自己回復力について

子どもの折れない心は失敗後のプロセスで育つ!声かけと自己回復力について

※ 本コンテンツにはプロモーション(PR)が含まれています。

「折れない心」を育てるのに、成功体験だけでは足りません。子どもが本当の意味で強くなるのは、失敗した後にどう立ち直ったか、そのプロセスを経験することを通じてです。

大切なのは「失敗を防ぐこと」より「失敗の後に一緒に乗り越える関わり方」

この記事では、親が今日から変えられる声かけと、子どもの自己回復力を育てる家庭での習慣を、わたしの経験談も含めて具体的にお伝えします。

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折れない心は、成功体験だけでは育たない

子どもの失敗を叱ってしまった時に見てほしい図

挫折経験とそこからの回復プロセスこそが、子どものレジリエンスを鍛える

「うちの子に自信をつけさせたい」
「もっと成功体験を積ませてあげたい」

そう思って、習い事や学習の機会を与えてきた保護者の方は多いと思います。成功体験が子どもの自己肯定感を支えることは確かです。でも、それだけでは「折れない心」は育ちません。

なぜなら、成功体験は「うまくいった記憶」を積み上げますが、「うまくいかないときにどうするか」は教えてくれないからです。

人生には、努力が報われない瞬間が必ずあります。テストで思うような点が取れない。友達との関係がこじれる。練習してきたのに本番で失敗する。そのとき初めて試されるのが、「折れない心」です。

心理学では、困難な状況から立ち直る力を「レジリエンス(自己回復力)」と呼びます。レジリエンスなんていうと、かっこいい感じですが、要するに「へこたれない」ってことですね。

この力は、失敗を経験し、その後に感情を整理し、次の行動を選ぶプロセスを繰り返すことで、少しずつ育っていきます。

成功体験は「自信の土台」になります。しかし折れない心を育てるのは、「失敗を乗り越えた記憶」です。

子どもが失敗したとき、親はどう向き合えばいい?

子どもが失敗したり挫折したりした時に親は何と言えばいいか

「失敗を防ぐ」より「失敗のあとに寄り添う」関わりが、子どもの回復力を育てる

子どもが失敗したとき、親としてつい口から出てしまうのが「だから言ったでしょ」「なんでそんなことになったの?」という言葉ではないでしょうか。わたしも散々、言いました……。

責めるつもりはない。ただ、心配で、焦りで、つい言ってしまう。

その気持ち、とてもよくわかります。

でも実は、こうした問いかけは子どもにとって「失敗=責められる体験」として記憶されやすいのです。すると子どもは、失敗を恐れてチャレンジを避けるようになったり、失敗を親に隠すようになったりします。

小学校のテストで点数が低い時に叱ってしまう悩み

わたしにもありました。

学校のカラーテスト、65点を見た瞬間「ええええ、なにコレ、なんでこんなところ間違えてるのよ」「テストがあるってわかってるんだから、なんで勉強しなかったのよ」とまくしたてました。

さらには「だいたい、あなたはさ」からの、過去にさかのぼっての説教をエンエンと始めてしまったわけです。

うんざりした息子が、いつからかテストをわたしに見せなくなりました。ランドセルに入れていると、たまにチェックするわたしに見つかるとわかっているものだから、さっさとテストを取り出して、ぐしゃぐしゃにしてゴミ箱に捨てていた……。ダメダメな典型例ですね。

では、どう関わればいいのでしょうか。

ポイントは、「失敗した事実」ではなく「失敗の後のプロセス」に目を向けることです。

先回りの関わりが子どもの成長を止める

失敗をした後ではなく、まず「その前段階」についても考えてみましょう。

親が先回りして子どもの失敗を防いでいると、子どもは「失敗しない方法」を自分で考える機会を失います。
  • 宿題の答えをすぐに教えてしまう
  • うまくいかなそうなら手を貸す
  • 失敗が見えたら事前に軌道修正する
こうした「善意の先回り」は、短期的には問題を解決します。しかし長期的には、「自分で立て直す力」の発達を妨げてしまいます。

親はいつまでも、子どもが転ばないように先回りして道を整え、手をつないで支え続けることはできないのです。

失敗は「子どもが自分で考えるための素材」です。その素材を親が先に取り上げてしまうと、子どもはいつまでも「失敗したらどうすればいいか」を学べません。

「失敗後に支える」関わりへのシフト

大切なのは、失敗を防ぐことより、失敗した後にそばにいることです。

子どもが失敗して落ち込んでいるとき、親ができる最善のことは、まず「感情を受け止めること」です。これがなかなか親としては難しいのですが……。

「悔しかったね」「頑張ったのに、つらかったね」という共感の言葉が、子どもに「失敗しても、自分は否定されていない」という安心感を与えます。この安心感こそが、次のステップへ踏み出す勇気の土台になります。

声かけひとつで変わる、子どもの立ち直り方

子どもが失敗したときの親の声がけNG例

NG声かけとOK声かけを意識するだけで、子どものプロセス思考は伸びていく

家庭での声かけは、子どもが失敗をどう捉えるかに大きく影響します。以下の表を参考に、日常の言葉を少しだけ変えてみてください。

【NG声かけ vs OK声かけ 比較表】
場面 NGの声かけ OKの声かけ
テストで低い点を取った 「なんでこんな点なのよ?」 「どこがわからなかったのかな?」
友だちと喧嘩した 「何やってんのよ」
「あなたが悪いのよ」
「どうしてそうなったと思う?」
練習で失敗した 「集中していないからよ!」
「なんでできないの?」
「次はどうしたらいいかな?」
「次はどうしてみたい?」
やる気をなくした 「しっかりしなさい」
「いつまで落ち込んでるのよ」
「どんな気持ち?」
「しんどいときもあるよね」
失敗を隠そうとした 「なんで正直に言わないの!」
「嘘ついても無駄よ」
「言いにくかったよね」
「理由はわかるよ、次からどうしたらいいかな」

NGの声かけに共通するのは、「失敗の原因を責める」という構造です。OKの声かけは、「自分で考えさせる」という構造になっています。

子どもは問いかけに答えようとするとき、自分の内側を整理します。その整理のプロセス自体が、レジリエンスを育てるトレーニングになります。

家庭で使えるリアルな会話例

たとえば、算数のテストで50点を取って帰ってきた場面をイメージしてみてください。

NGパターンの会話


子ども

テスト、また50点だった……


NGパターンの親

また?もっとちゃんと勉強しなきゃダメじゃない!

OKパターンの会話


子ども

テスト、また50点だった……


OKパターンの親

そっか、悔しかったね。どのへんが難しかった?


子ども

文章題がわからなくて……


OKパターンの親

文章題かぁ。次のテストまで、そこだけ一緒に見てみようか。

たった一言の違いで、子どもの表情も、次のやる気も、変わります。

「うまく言えるか不安」という方もいると思います。でも、完璧な声かけでなくてもいいのです。

それに、声かけを変えても、逆にふてくされたり、落ち込んだりすることも実際にはあります。それでも、根気よく、「あなたのことを責めているんじゃなくて、一緒に考えたいんだよ」という姿勢を伝えるしかありません。

「あなたはダメな子ね」とは、親は言いません。でも、言葉の選び方ひとつで、子どもは「わたしはダメなんだ」と受け止めてしまうことがある。そこを少し意識したいですね。

つい口から出そうになる前にひと息ついて、「そうなんだ、そうかぁ」とまずは受け入れるところから始めてみませんか。

「失敗を活かす力」は、家庭での習慣で育てられる?

失敗から立ち直る3ステップの図

「失敗→感情整理→次の一手」の3ステップを習慣化することで、子どもは自分で立て直す力を身につける

「レジリエンスって、生まれつきの性格じゃないの?」と感じる方もいるかもしれません。

でも、レジリエンスは生まれつきの気質に依存するものではなく、経験と関わりの中で育てられる力です。家庭でできる習慣として、以下の3ステップを意識してみましょう。

ステップ1:失敗をそのまま受け止める

失敗した直後は、感情が高ぶっています。このタイミングで問題解決を急いでも、子どもの心には入りません。

まずは「そっか、嫌だったね」と、失敗の事実と感情をそのまま受け止めることから始めましょう。評価も分析も、このタイミングでは不要です。

ステップ2:感情を言葉にする

少し落ち着いたら、「今どんな気持ち?」と聞いてみてください。

「悔しい」「恥ずかしい」「もう嫌だ」
どんな言葉でも否定しないことが大切です。

感情を言葉にすることで、子どもは自分の状態を客観的に見られるようになります。これを心理学では「感情の言語化」と呼び、自己調整力の土台になると言われています。

ステップ3:次の一手を自分で決める

感情が整理されたら、「次はどうしてみたい?」と問いかけます。ここで大切なのは、親が答えを出さないことです。

「こうすればいいんじゃない?」と先に言いたくなる気持ちはよくわかります。でも、ここはぐっとこらえてください。子どもが自分で答えを出す経験こそが、「自分で立て直せる力」の本質です。

この3ステップを繰り返すことで、子どもは「失敗しても、自分でなんとかできる」という感覚(自己効力感)を少しずつ積み上げていきます。

失敗は、折れない心をつくる〜私の経験談から〜

失敗を通じて子どもは折れない心を作る

折れない心は、うまくいった経験だけでは育ちません。本当の意味で強い子どもは、「失敗しても大丈夫だった」という記憶を持っている子です。

挫折は、これからの人生で何度でもやってきます。受験、就職、人間関係、思い通りにならない日々。そのたびに「折れない力」が試されます。だからこそ、今のうちに「失敗を乗り越えるプロセス」を経験させてあげてほしいのです。

保護者のみなさんが、完璧な声かけをする必要はありません。叱ってしまう日もあります。うまく関われない日もあります。それでいいのです。

大切なのは、「失敗した子どものそばにいる」という姿勢です。その積み重ねが、「何があっても大丈夫」と感じられる根っこを育てます。

やがて子どもが成長すると、親に心を閉ざしたり、言葉で気持ちを伝えなくなったりすることもあるでしょう。それでも、「安全で安心な家がある」という感覚があれば、子どもは戻ってくることができます。傷ついた心を癒やしながら、次にどうするかを自分で考えられるのです。

そうした力は、幼児期から小学校卒業までのあいだに育まれます。それまでに築かれた親への信頼は、子ども自身が意識していなくても、確かに心の中に残り続けます。

成長した息子から、ある時、「やる気なくて、すごい下手くそな工作を持って帰ってきたとき、いろいろムカついていてゴミ箱にすてたの覚えてる?」と言われました。正直なところ、記憶にないのです。

「それをさ、拾い上げて、『ありゃー、なんかやる気出なかったのかねぇ』『だけど、これはこれで味がある、なんかちょっと直したらどうか』みたいに言ってさ、それで一緒に家で作り直したじゃん。で、作り直したヤツを玄関に飾ってくれた。けっこう、そういうのって覚えているんだよね」と。

その不思議な針金を使った棒人間みたいな工作は、実は今なお、わが家の玄関にあるのです。独立して家を出た長男が、家に寄った時に玄関で立ち止まって、ぽろっと話してくれたことです。

積み重ねた時間は、すぐに結果として見えなくても、必ず子どもの中に残っていきます。親もまた失敗をしながらも、子どもと繰り返し、何度でも向き合って、一緒に考えていけば、いつかやがて、子どもが「ありがとう、大切に育ててくれて」そう言ってくれる日がきっときます。

だからこそ、今がどんなに大変でも。子育ての時間を、どうかあきらめずに。親も子も、失敗を力に。応援しています。

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