BeRealとは?小学生・中学生の親が今すぐ確認すべきリスクと5つの対策
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自分と周囲の様子を同時に写す仕様のため、場所がわかってしまうおそれがあること、ペアレンタルコントロール機能はないこと、設定によっては投稿したコンテンツをアプリ側が自由に利用できる権利があること。
BeReal独自の機能や規約を知らないまま子どもに使わせると、思わぬリスクを招く可能性があります。それでも人気があるのは、10代にとって魅力的な面もあるということです。
この記事では、BeRealのしくみから、子どもが使う場合のリスク、保護者がすぐできる5つの対策まで、まとめてお伝えします。
BeRealとは?しくみと他のSNSとの違い

BeRealは、加工・フィルターなしで「今この瞬間」をフロント+バックカメラで同時撮影・共有するSNSです。
BeRealの基本的なしくみ なぜ「リアル」なのか
BeRealが他のSNSと大きく異なるのは、加工もフィルターも一切使えない点です。InstagramやTikTokは色味を整えるフィルターや肌補正機能が充実していますが、BeRealにはそのような機能がなく、撮ったままの写真がそのまま友だちに届きます。
「映え」を意識しなくていい、ありのままの自分を見せられるSNS。それがBeRealの基本的なコンセプトです。SNSに慣れ親しんだ若い世代にこそ、この感覚が新鮮に響きます。
通知が来たら2分以内に投稿する「タイムチャレンジ」

BeRealには、毎日1回「Time to BeReal!」「ビーリアルの時間だよ!」という通知がランダムな時刻に届きます。授業中かもしれませんし、夕食中かもしれません。
そして、通知から2分以内に投稿しないと「遅延投稿」であることが友だちに表示されます。
2分という時間は、写真を選んだり背景を整えたりする余裕がほとんどありません。その場で即撮ることを求められるため、急かされるような感覚で焦ってしまうこともあるでしょう。
一方で、「その瞬間に何をしていたか」が自然と表れる設計にもなっています。
実際には、2分過ぎてからの投稿も閲覧も可能* です。
ただし、遅れていると表示されるのが嫌だったり、「投稿しなくちゃ」と迫られているような仕様だったりすることで、「2分以内」という時間が大きな意味を持ってしまっています。
フロントカメラ+バックカメラ同時撮影のしくみ
BeRealで投稿する際は、スマートフォンのフロントカメラ(自分の顔)とバックカメラ(目の前の景色)が同時に起動します。1回の投稿で「自分の表情」と「周囲の環境」が同時に記録される仕様です。自宅のリビングや通学路、自分の部屋が意図せず写り込んでしまうことがあります。2分以内というリミットが気になり、「とりあえずこれでいいか」という感覚で投稿してしまい、本来は公開すべきではない背景が含まれるケースも考えられます。
主なSNS比較(BeReal・LINE・Instagram・TikTok)
BeRealは他の主要SNSと何が違うのか、一覧で確認しておきましょう。| 比較項目 | BeReal | LINE | TikTok | |
| 対象年齢 | 13歳以上 | 12歳以上 | 13歳以上 | 13歳以上 |
| 主な用途 | リアルな日常 シェア |
メッセージ 通話 |
写真 動画投稿 |
短尺動画 |
| 加工・フィルター | なし | あり | あり | あり |
| 投稿タイミング | ランダム通知 2分以内 |
任意 | 任意 | 任意 |
| 位置情報 | 投稿時に付与 (要設定) |
基本なし | 任意 | 任意 |
| ペアレンタル コントロール |
なし | あり ファミリー設定 |
あり | あり |
| 公開範囲 | 友だちのみ/ 友だちの友だち |
相互承認制 | 公開/非公開 選択 |
公開/非公開 選択 |
BeRealの利用実態「中学生女子の4人に1人」が使用、小学生は?

NTTドコモの調査(2025年11月実施)では、中学生のSNS利用率は95%に達しており、BeRealも調査対象SNSに含まれています。「クラスの友だちみんながやっているから」という理由で始める中学生も多く、低年齢化の傾向も続いています。
BeRealは何歳から使えるの?公式の年齢制限は13歳以上
BeRealの公式利用規約では、利用できる年齢は13歳以上と定められています。13歳以上16歳未満の場合は保護者の同意が必要です。つまり、小学生がBeRealを使うことは年齢制限に違反する行為です。子どもから「使いたい」と言われたとき、まずこの点を親子で確認しましょう。
中学生・高校生を中心に「リアル友だち限定」のSNSとして浸透

NTTドコモ モバイル社会研究所が2026年2月に発表した調査(2025年11月実施)によると、SNS利用率は小学生高学年で62%、中学生では95%に達しています。
中学生のほぼ全員が、何らかのSNSを利用しているということですね。

では、BeRealの利用率はどうでしょうか?
さすがに小学校低学年ではほぼゼロに近いですが、高学年の女子になると4%という数字が出ています。クラスで見ても「1人いるかどうか」といった、まだかなり限られた存在ですが、いないわけではありません。
一方で、中学生女子になるとBeRealの利用率は26%。単純計算ですが、こちらは4人に1人が使っていると考えられ、ぐっと身近なものになります。クラス30人であれば、ざっくり7〜8人くらいが使っているイメージです。
ちなみにワカモノリサーチの2026年3月に公開された調査結果では、高校生になると約7割がBeRealを利用しているそうです。
BeRealはなぜ使われる?投稿しないと友だちの「今」も見られない
BeRealには独特のルールがあります。自分が投稿しないと、その日の友だちの投稿を見ることができません。誰かが写真を投稿し、それに反応するように自分も投稿することで、はじめて友だちの投稿を閲覧できるようになります。このため、「みんなの投稿を見たいから、自分も投稿しなければ」という心理が自然と働きやすくなります。友だちの輪に加わるための“ちょっとした義務”のように感じてしまう子どもも少なくありません。
一方で、友だちの何気ない日常が見られること自体に楽しさを感じる側面もあります。今どこで何をしているのか、近くで遊んでいる友だちがいないか、といったことがわかるため、リアルタイムでつながっている感覚が魅力になっています。
保護者が知っておきたいBeRealの5つのリスク

子どもがBeRealを使う場合、①位置情報による住所特定、②投稿への同調圧力、③ペアレンタルコントロール機能の不在、④写真使用に関する利用規約、⑤2分制限によるリスク判断の困難さの5つが主なリスクです。それぞれ詳しく解説します。
リスク① 位置情報により自宅・学校・通学路が特定されるおそれ
BeRealで位置情報をオンにして写真を投稿すると、撮影した場所が相手にわかります。「友だち限定」で、友だち同志でお互いが「今ここ!」とやり取りしている分にはいいのですが、公開範囲を「友だちの友だち」まで広げている場合、想定より多くの人に見られている可能性があります。
毎日ほぼ同じ時間帯に同じ場所から投稿し続ければ、自宅の場所や通学路、放課後の行動パターンが把握されてしまうリスクがあります。
リスク② 同調圧力や人間関係ストレス
BeRealには「投稿しないと友だちの投稿が見られない」という設計があります。これは友だちとの平等感を保つ工夫ですが、裏を返せば「投稿しなければならない」という心理的プレッシャーにもなります。投稿が遅れると「○時間遅れ」と友だちに表示されます。それを見た友だちから「なんで遅れているの?」と聞かれることへの不安を感じる子どももいます。
「友だちと同じようにやらなければ仲間外れになる」という感覚は、続けるうちにストレスになっていくこともあるでしょう。
リスク③ ペアレンタルコントロール機能がない
LINE・Instagram・TikTokなど主要SNSには、保護者が子どものアカウントを管理できるペアレンタルコントロール機能が備わっています。しかしBeRealには、ペアレンタルコントロール機能が現時点では搭載されていません。子どもを守るためには、保護者が直接アプリの設定を確認するしかない状況です。
リスク④ 投稿した写真をアプリ側が自由に使える利用規約
BeRealの利用規約では、投稿した写真の扱いは「公開範囲」によって大きく異なります。友だち限定で共有したコンテンツは基本的に第三者に使われることはありませんが、全体公開(グローバル共有)に設定したコンテンツについては注意が必要です。全体公開にした写真は、BeRealが世界中で自由に利用できる権利を無償で許可したことになります。
利用範囲は広告・配信・他サービスでの掲載なども含まれます。つまり、全体公開にした写真は、BeRealや提携先企業などによって、さまざまな形で使用される可能性があります。
極端な例ですが、全体公開にした場合、投稿した本人の顔写真が広告などに使われることもあり得るわけです。
利用規約は定期的に見直されるため、気づいたときにチェックすることをお勧めします。
リスク⑤ 2分以内の制限がリスク回避を難しくしている
BeRealの「2分以内の投稿」は、リスク回避の観点からは大きな課題です。背景に家の表札が映っていないか、窓の外の景色でおおよその住所がわからないか。何か他人に見られてはいけないものが背景にないか。そうした確認をする時間がほとんどありません。
「2分以内に投稿しなくても、大丈夫なんだよ」と話しても、2分をすぎると遅延表示や投稿数の制限などがあるので、子どもの場合は「すぐに投稿しなければ」という考えに直結しがちです。
大人でも咄嗟の判断は難しいもので、まだリスク感覚が十分に育っていない子どもにとっては、さらにハードルが高いといえます。
BeRealの危険を防ぐ5つの対策|保護者がすぐできる設定と話し合いのポイント

子どもにBeRealを使わせる場合、最低限①位置情報のオフ、②公開範囲の「友だちのみ」設定、③定期的なアカウント確認、④投稿ルールの事前共有、⑤利用規約の把握の5つを行うことで、リスクを大幅に下げることができます。
リスクを踏まえたうえで「使わせない」という選択ももちろんあります。ただし単に禁止するだけでは、見えないところで利用が始まるケースも少なくありません。
使う・使わないを一方的に決めるのではなく、リスクを共有したうえで親子で話し合うことが重要です。
対策① 位置情報を「オフ」または「おおよその位置」に変更する
BeRealは仕様がよく変わるので注意が必要です。2026年5月の更新では、以下のような記載があります。位置情報の共有を選択し、お客様が未成年でない場合、デフォルトでは正確な位置情報(番地レベル)が共有されますが、おおよその位置情報(市区町村レベル)に切り替えることができます。お客様が未成年の場合、共有を選択した場合に限り、デフォルトでおおよその位置情報が共有されますつまり、中学生が登録したら、投稿の時点で位置情報のオン・オフを選べる、オンした場合でも正確な位置情報は表示されないということになります。
プライバシーポリシー/BeReal
焦って位置情報をオンにしてしまうことがないようにしたいですね。とはいえ、使い始めでは焦ってしまうのも無理はありません。
スマートフォン自体で、BeRealの位置情報アクセス権限を無効にすると安心です。機種やOSによる違いはありますが、基本的には以下のようになります。
iPhoneの場合
1:iPhoneの「設定」アプリを開く2:「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」に進む
3:一覧から「BeReal」を選択
4:「許可しない」を選択
Androidの場合
1:「設定」アプリを開く2:「アプリ」または「アプリと通知」→「BeReal」を選択
3:「権限」→「位置情報」を選択
4:「許可しない」を選択
対策② 公開範囲を「友だちのみ」に設定する

アプリの設定画面から、「公開範囲」を「友だちのみ」に変更しましょう
投稿の公開範囲は「友達のみ」「友達+その友達」「グローバル」から選べ、内容は最長24時間で閲覧できなくなります。このしくみが、「限られた相手にしか見られない」「すぐ消える」という安心感につながっています。
しかし実際には、スクリーンショットや録画によって保存・拡散が可能です。投稿は他者によって外部に広まり、炎上に発展することもあります。
友だちのみ、でもリスクがないわけではありません。しかし、少なくとも不特定多数に見られないように設定することが大事です。
対策③ 定期的に親子でアカウントを確認する
月に1回でも構いません。BeRealの設定や最近の投稿内容を一緒に確認する時間を設けましょう。スマートフォンを持たせる最初の段階で「必要に応じて親が確認する」ことをルールとして明確にしておくと、その後のトラブルを防ぎやすくなります。
中学生になると「監視」と感じて反発することもあります。「ずっと見張るわけではないが、トラブルを防ぐために必要な範囲で確認する」という意図をきちんと伝えることが重要です。
対策④ 「撮ってよい場所・シーン」を事前に親子で話し合う
BeRealは通知が来てから2分で投稿しようとすると、考える時間はほとんどありません。だからこそ、事前にルールを決めておくことが重要です。「自宅の中からは撮らない」「表札や郵便受けが映る角度は避ける」「学校内では投稿しない」などのルールを子どもと一緒に決めておきましょう。
なぜそのルールが必要なのかを説明しながら決めることで、子ども自身が判断できる力も育ちます。
対策⑤ 使う前に保護者自身が利用規約の要点を把握しておく
写真使用権条項をはじめ、BeRealの利用規約には保護者として知っておくべき内容が含まれています。難しい法律用語が並ぶ規約を全部読まなくても、「自分の写真はどう使われるのか」という観点で要点だけでも確認しておきましょう。SNS全体のリスクと使い方をセットで教える

BeRealを例にしていますが、スマートフォンを持たせる以上、特定のアプリだけでなくSNS全体の使い方やリスクについて話しておくことが重要です。
今の子どもたちは複数のSNSを自然に使い分ける環境にあります。情報の広がり方や個人情報のリスクを理解させることは、デジタルリテラシーを育てることにもつながります。
現実的には、①最初にルールを決める、②定期的に一緒に確認する、③「なぜ危ないのか」をあわせて教える、この3つを意識して続けることが効果的です。
「管理する」だけで終わらせず、子ども自身が判断できる状態へと少しずつ導いていくことをめざしましょう。
保護者からよくある質問(FAQ)
BeRealについて保護者から多く寄せられる疑問をまとめました。Q. BeRealは無料で使えますか?
A. はい、無料です。課金機能やサブスクリプションはありません(2026年時点)。Q. 子どもがBeRealをこっそり使っているか確認するには?
A. 端末のアプリ一覧や検索、スクリーンタイム(iPhone)やファミリーリンク(Android)でアプリの使用状況を確認できます。Q. BeRealをやめさせる(退会)にはどうすればいいですか?
A. まずはアプリを削除する前に、アカウントを正式に削除(退会)しましょう。アプリを削除しただけではアカウントは残ります。BeRealアプリ内のプロフィールから設定を開き、「その他」→「アカウントを削除する」で手続きできます。
Q. アカウントを削除したら投稿データはどうなりますか?
A. アカウント削除後、BeRealのサーバー上の投稿データは一定期間後に削除されます。ただし、友だちが保存していた場合はその端末上に残る可能性があります。Q. 知らない人からフォローリクエストが来た場合はどうすれば?
A. 承認せず、拒否してください。BeRealは「リアルで知っている友だちのみ」と使うのが前提のSNSです。面識のない人のリクエストは承認しないことを子どもと事前に取り決めておきましょう。
Q. BeRealは本当に「安全」なSNSですか?
A. 加工なしという点で承認欲求をあおりにくい面はありますが、位置情報リスクやペアレンタルコントロール機能の不在など、子どもが使う際の安全性は他の主要SNSより低い面もあります。「安全かどうか」よりも「どう安全に使うか」を保護者が一緒に考えることが重要です。
Q. BeRealの利用規約はどこで確認できますか?
A. BeReal公式サイト(bere.al)の「利用規約」ページから確認できます。規約は更新されることがあるため、定期的に確認することをお勧めします。BeRealだけじゃない!次々と登場するSNSと保護者の向き合い方

SNSのトレンドは急速に変わり、今は知らないアプリが半年後に子どもの間で広まっていることも珍しくありません。BeRealを入口に、特定のアプリというより「日常的にわが子のスマホの使い方に関心を持つ」姿勢を保護者が持つことが重要です。
2026年春、若い銀行職員が職場でBeRealを使って投稿した写真に顧客の個人情報が映り込んでいたとしてニュースになりました。大人でもこうした判断ミスは起きます。子どもならなおさらです。
一方でBeRealは、2023年ごろに一度大きなトレンドとなり、その後は以前ほどの勢いはないとも言われています。
新しいSNSはあっという間に若い世代へ広がります。中高生の兄や姉が使っているのを見て興味を持ち、そこから小学生へと低年齢化していく、この流れはBeRealに限った話ではありません。
大切なのは、日頃から子どもがスマホをどのように使っているかに関心を持ち続けることです。
最終的には「スマホの料金を払っているのは親であり、使用ルールを決める権限も親にある」という事実を子どもにきちんと伝えることもひとつの方法です。
BeRealを「知らないSNS」のままにしないために
BeRealは加工なし・フィルターなしのSNSで、2分以内の即時投稿を迫るしくみが特徴です。10代後半がメイン層ですが、特に中学生に広まりつつあり、小学生でも使用している子はいます。しかし、位置情報リスクやペアレンタルコントロール機能の不在など、子どもが使う場合には注意が必要な点があります。
保護者自身がしくみを理解し、禁止するのか、またはルールを決めて利用するのか、子どもと一緒に決めていきましょう。BeRealを取り上げましたが、今使っているSNSはもちろん、これからも親がよくわからない、知らないSNSは出てくるはずです。
「スマホを通して友だちとどのようにつながっているか」あるいは何を使っているか、そもそも、子どもが「今、何に夢中になっているのか」に親も常にアンテナを張りつつ、見守っていきたいですね。
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スマホで何をしているか、SNSで誰とどんなやり取りをしているか、親からは見えにくい時代です。
といって、今やスマホをずっと与えないのも難しいですし、SNSで仲間同士がつながるのも当たり前なので、全面的に禁止もしづらいですね。
心配や不安もあるでしょうが、その心配も不安も子どもにストレートに伝えて、見張るから見守るへ、見守るから任せるへ、そして信じると続いていくようにできたらいいですね。