中学生のお小遣いが足りない!増やす前に親子で話したい3つのこと|平均額も紹介
※ 本コンテンツにはプロモーション(PR)が含まれています。
「お小遣いアップ、おねがい!」「今月だけでいいから」――いったい何回このやり取りをしたことか! まわりはもっともらっているの? うちも上げたほうがいいの?と、気になりますよね。
子どもから「もっとほしい」と言われたとき、金額を上げるかどうかを決める前に、親子で話しておきたいことが3つあります。何が足りないのかという中身、わが家のお金の考え方、そして限られたお金をどう使うか。この3つを整理する方法を一緒に見ていきましょう!
中学生のお小遣いの平均・相場はいくら?データで見る「足りない」の実態

小学生のころに比べて、中学生は友だちとの付き合いに使うお金がぐっと増えます。「お小遣いが足りない」と感じるのは、珍しいことではありません。
でも、「誘われて断れないから、少しだけお小遣いがいる」「日曜に遊びに行くのに、足りないからカンパして」、しまいには「ちょっとだけでいいから」「500円でもいいから」なんて言い出すのですから、うんざりしてしまいます......。
中学生のお小遣いの平均額は月3,234円

公益財団法人博報堂教育財団こども研究所が2026年2月に全国の小学4年生〜中学3年生を対象に行った調査では、中学生のお小遣いは月平均3,234円でした。
| 月の平均額 | 2023年調査との差 | |
| 小学生(4〜6年生) | 1,657円 | 320円増加 |
| 中学生 | 3,234円 | 458円増加 |
中学生で最も多い金額帯は「3,000円以上〜4,000円未満」(29.5%)。月3,000円台が、中学生のお小遣いの相場といえそうです。
とはいえ、実際のところは家庭によってさまざまですよね。毎月決まった額を渡していても、何か必要なものがあれば、その都度お金を渡すこともあるでしょう。お小遣いは3,000円だが、なんだかんだともっとかかっている、と感じている親の方が多い気はします。
そう考えると、毎月のお小遣いの額だけでは、子どもが実際に使っているお金は見えにくいものです。では、中学生はいったい何にお小遣いを使っているのでしょうか?
中学生のお小遣いの使い道は「外でお茶・ごはん」「交通費」が増える

同じ調査で、小中学生ともに最も多い使い道は「おかしやジュース」(約6割)、次いで「本やマンガ」(約3割)でした。
中学生になって目立つのが、友だちと過ごす時間にかかるお金です。小学生との差が大きかったのは「外でお茶・ごはん」と「遊びに行くときの交通費」。

なかでも、交通費はバカになりません。交通系ICカードを渡していると、ひんぱんに「電車代が足りないから、1,000円だけチャージしていい?」なんて連絡がきませんか?
ちなみにわが家では、子どもが中高生のころ、本当にしょっちゅうLINEが飛んできましたよ。子どもには「交通費は遊びのお金とは別」という感覚があるようですが、親としては「ひっくるめて、自分のお小遣いの範囲で遊びなよ!」と思うわけです。
お小遣いが足りないのは「いつもの出費」?「友だち付き合い」?親子で整理するポイント

1か月の出費を「いつもの出費・付き合い・臨時」に分けて書き出す

レシートやスマホの記録を見ながら、先月何に使ったかを書き出してみます。
- いつもの出費:お菓子やジュース、漫画、ゲームの課金など
- 友だち付き合い:ファストフード、カラオケ、遊びに行く交通費など
- 臨時の出費:友だちの誕生日プレゼント、学校行事のあとの打ち上げなど
もっとも、中学生がおいそれとお小遣い帳をつけるとは思えません。だからこそ、お小遣いを増やしてほしいと言ってきたときがチャンス。
「先月の3,000円は何に使ったか、きちんと教えて」「なぜ、お小遣いを増やす必要があるのか、納得するように話して」と冷静に聞いてください。
くれぐれも、「え?推し活?こんなものに2,000円も使っちゃったの!」と、使い道についていきなり文句を言わないでくださいね。中学生にもなれば「ママだって、化粧品にお金使ってるじゃん」くらいのことは言い返すもの。余計にイライラする「やり合い」にならないよう、あくまで「対話」をめざします。
友だち付き合いの出費が増えるのは、中学生ならでは
行動範囲が一気に広がる中学生の時期は、付き合いの出費が増えて当然です。「いつもの出費は足りているけれど、付き合いの分が足りない」とわかったなら、使い方の問題ではなく、生活の変化によるもの。月の金額を見直したり、「遊びに行くときだけ追加で渡す」といった方法を検討し、試行錯誤しながら「ウチはこのやり方」を見つけていきましょう。
「お小遣いを増やして」の裏に、友だち関係の不安があることも
「お小遣いが足りない」の本当の理由が、「遊びに行けない」「このままだと誘われなくなるかも」という不安であるケースは、実はよくあります。お金がなくて誘いを断る→みんなが誘ってくれなくなる→遊びに行ったときの話に入れない→仲間に入れなくなるのでは、と不安がふくらんでいくパターンです。ただ、子どもが本音をそのまま口にするとは限りません。
- 「なんかいろいろと高くなっているもん」と別の理由を挙げる
- 「みんなもっともらってる」とほかの家と比べる
- 理由は言わず「とにかく足りない」とだけ言う
親に本音を話さないのは、誰もが通る成長段階。理由を問い詰めるよりも、「最近、週末はどうしてるの?」「みんなとはどこで遊ぶの?」と、ふだんの会話のなかで様子を聞いてみてください。
会話からヒントを拾っておき、「何かおかしいぞ?」と思ったときには、率直に疑問を投げてみる。縦横斜め、あらゆる方向から子どもへアプローチするしかありません。この時期は「互いにわかりあえないもの」とある程度割り切ってしまうほうが、親のイライラも少しは減ります!
そのうえで、友だちとの関係はお金だけで結ばれるものではないと伝えてみましょう。
- 学校や部活、メッセージのやりとりも友だちとの大切な時間
- 断るときは「今月は無理だけど、次は行きたい」と伝えれば十分
- 公園や図書館、家など、お金のかからない遊び方を提案してもいい
博報堂教育財団の調査でも、中学生の88.2%が「友だちとのお金のやりとりは、もめごとになりやすい」と答えています。おごりや貸し借りで関係をつなごうとしなくていい、ということもはっきり伝えておきましょう。
一方で、中学生の89.2%は「おこづかいはむだづかいしたくない」とも答えています。
子どもたちも、お金の大切さは本当はわかっているのです。でも、目の前の楽しいイベントを逃すのは、やっぱり我慢できない。それでも「使えるお金は限られている」と知り、我慢することを覚えるのは、この年代だからこそ大事なのです。
「お小遣いが少ない・足りない」と言われたら|中学生に伝えたい家庭の価値観と家計の現実

子どもの不満は、わがままと片づけずに、わが家のお金の考え方を伝えるきっかけにできます。「うちはうち」の中身を言葉にするチャンスです。
お小遣いの金額は「家庭ごとの方針」で決まると伝える
「〇〇くんは5,000円もらってる」と言われると、親としてもつい気になるものです。ただ、お小遣いに何が含まれるかは家庭によってさまざま。金額だけをほかの家と比べるのではなく、「うちはこういう考えで、この金額にしている」と言葉にして伝えるのが大事です。たとえば、次の3つに分けて線引きしておく方法があります。
- お小遣いでまかなうもの:お菓子、漫画、友だちとの飲食
- 親が出すもの:学用品、参考書、部活の道具
- 相談して決めるもの:遠出の交通費、友だちへの誕生日プレゼント
家計の現実は中学生にどこまで話す?
中学生なら、家のお金の事情をある程度話してもよい年齢です。必ずしも収入の金額まで教える必要はありませんが、「家のお金には、食費や家賃・住宅ローン、学校や塾の費用など、先に使い道が決まっている分がある」「残ったお金のなかから、お小遣いを決めている」と全体像がざっくり伝わるだけでも、子どもの受け止め方は変わってきます。「言えばポンポンポンポンお金が出てくるわけじゃないのよ!」なんて、過去の私のように怒鳴り散らしても、あまり意味はありません......。
つい「お金持ちの家じゃなくて悪かったわね!」と言い返してしまい、「後から、なんか嫌な言い方だったなあと反省しちゃった」と話してくれたママ友もいました。
「うちはもう給与明細まで見せたわよ。それで電気代とか携帯の料金とかも見せて、『クーラーつけっぱなしにしてるでしょ、ほしいほしいって言うから最新のiPhoneを買った分割代もある、これだけかかっているんだよ?』って現実を突きつけたら、黙ったわ」......と、まぁ、こんなツワモノの母もいます。
個人的には給与明細まで見せるのはやりすぎかな?と思いましたが、一方で「家計」はまさに家のこと。家族の一員であればこそ、収入と支出について話すのは悪いことではないと考えます。
お小遣いを増やす前に考えたい、限られたお金の使い方|中学生の金融教育

「お小遣い増やして問題」の解決策は、月の金額を増やすか、その都度渡すかの大きく2つと、却下する!こと。どれを選んでも、限られたお金のなかでやりくりを考える経験そのものが、中学生にとっての金融教育になります。
お小遣いを上げる?据え置く?判断の目安
増やすかどうか迷ったら、「足りない」の原因から考えてみましょう。- 上げてもいい:行動範囲が広がって交通費が増えた、物価で同じ買い物ができなくなった
- 今は据え置きでいい:いつもの出費の使いすぎが原因
とはいえ、無い袖は振れないのが現実。実際に家計が厳しいのなら、前述したように簡潔に家庭の理由を話して「お小遣いはこれで精一杯、うまく考えて使って。工夫する方法なら一緒に考えるから」と伝えましょう。
たとえば、飲み物代は意外とかさむものです。それなら水筒を用意してあげるのも一案です。遊びに行くときも、「昼も夜も外食するとお金がかかるから、お昼は家で食べてから合流するのはどう?」といった方法を提案してみましょう。
月の金額を増やす?その都度渡す?お小遣いの渡し方

博報堂教育財団の調査では、中学生の61.5%が「毎週または毎月決まった金額」でお小遣いをもらい、約半数が「ほしいものがある時や必要な時」にももらっています(複数回答)。「毎月の定額+必要なときに追加」という家庭も多いようです。
月の金額を増やせば、子どもは自分で計画を立てやすくなります。一方、遊ぶたびにその都度渡すやり方は、必要な分だけで済むものの、毎回「ちょうだい」「何に使うの?」の交渉になりがち。いいとこ取りをするなら、基本の金額は決めておき、「遠出の交通費は追加OK」など、何なら追加で出すかを先に決めておく方法です。
増額する場合も、「何に使うために」「いくら」「いつ見直すか(中3になったら一緒に見直す、など)」を親子で決めておくと、なしくずしになるのを防げます。
家庭でできる金融教育|お小遣いで練習したい4つのこと
成年年齢の引き下げにより、2022年4月から18歳でも親の同意なしでクレジットカードが作れるようになりました。高校卒業のころには、親の知らない間に子どもがカードを持っている可能性もあるわけです。中高時代に金銭感覚を身につけておかないと、後で苦労するのは子ども自身。借金の意味やこわさも、折に触れて伝えていきたいですね。
中学生の91.0%が「子どもも、お金のことをもっと勉強したほうがいい」と考えています。学校でも、中学校の技術・家庭科で「計画的な金銭管理の必要性」を学ぶようになりました。家庭では、お小遣いを使って次のことを練習できます。
- 月のはじめに、ざっくり予算を立てる
- 使い道に優先順位をつける
- ほしいもののために、少しずつ貯める
- 月末に「何に使ったか」を一緒に振り返る
ただ、毎月親子で振り返るのは、現実的にはなかなか難しいですよね。
こんな方法はどうでしょうか。
お小遣いを渡すときに「友だちと遊びに行く予定のお金、飲み物とか買うお金、少し貯めておいてほしいものを買うお金、と分けて考えたら?」と話し、「誕生日で集まるとか、レジャーランドに行くとか、大きな予定はあるの?」「それなら、だいたいいくら必要だと考えているの? 交通費とかちゃんと計算して教えて」と聞いてみてください。
いきなり「明日、みんなでサッカー観戦に行くんだ。遠いから交通費もあるし、5,000円くらい必要」と言われて、「はあああ?明日?なんでいきなり?」「お金おろしてないしね、急に言われてもね!!!」なんて言い合いになるのも避けられます。
早めに言ってもらえれば、「だったら、5,000円を別に渡すようにするけど、家計全体のお金は限られているから、今月買う予定だったスニーカーは来月以降にするよ」と調整することもできます。
日本ではあまり「お金の教育」に対して積極的ではありませんでした。しかし最近は金融教育の重要性が見直されています。 人生設計とマネープランが重要なことは明らかなものの、いったいどうやって小学生や中学生の子どもたちに教えればいいのでしょうか? 今回の教育トピックでは手軽に利用できるマネー教育アプリ・サイト・ゲームを紹介。親子で遊びながら、金融リテラシーを身につけていきましょう!
2026/08/03
お小遣いの「足りない」は、親子でお金と友だちについて話すチャンス
中学生のお小遣いは月3,000円台が相場ですが、「正解の金額」はありません。「足りない」と言われたら、まずは出費の中身を一緒に整理し、友だち関係の不安が隠れていないかにも目を向けてみてください。そのうえで、わが家のお金の考え方を伝え、限られたお金をどう使うかを子ども自身に考えてもらいましょう。
「大きな出費は早めに言う」という約束ひとつでも、親子の言い合いはぐっと減るはずです。金額を上げても上げなくても、親子で話し合った経験は、子どもが将来お金と向き合うときの土台になるでしょう。
Amazonギフトカードプレゼント中!
あわせて読みたいガイド
RECOMMENDこの記事を読んだ方へおすすめ
-
子どもが話してくれない!相談してくれない!親子のコミュニケーションについて考えてみよう|2月の教育トピック②
「ふさぎこんでいるので、どうしたのと聞いても何も話してくれない」「学校や友だちのことを聞いても〝別に〟〝わかんない〟しか答えない」子どもが悩みや学校のことを話してくれないと気をもんでい...
2025.09.10|大橋礼
-
子ども向けお金の勉強アプリ・ゲーム!投資の金融教育もおすすめ
日本ではあまり「お金の教育」に対して積極的ではありませんでした。しかし最近は金融教育の重要性が見直されています。 人生設計とマネープランが重要なことは明らかなものの、いったいどうやっ...
2026.08.03|大橋礼
-
東京23区、子育て世帯は「世帯年収1,000万円」が平均?データと家庭のリアルから考える
都内23区での子育て世帯といえば「世帯年収1,000万円」が当たり前。そんな空気を感じたことはありませんか。実際のところ、年収1,000万円は子育て世帯の“標準”と言えるのでしょうか。...
2026.08.06|大橋礼
-
クレヨンから「肌色」が消えた? 子どもも大人も考えたい、 多様性と差別意識|4月の教育トピック①
多様性、ダイバーシティ、ジェンダーニュートラルにインクルージョン、なんとなく耳にしたことはあるけれど、きちんと意味を把握している人は意外と少ないのではないでしょうか。 これからの時代...
2025.09.10|大橋礼
-
KAPLA(カプラ)のメリットとは?おすすめの種類や公式直伝の遊び方もご紹介
欧米では「まほうの板」とも呼ばれる、KAPLA(カプラ)ブロック。公式サイトでは「プログラミング的思考力が伸びる」と紹介されています。4歳と3歳の息子をもつ私は、3か月前にKAPLAを...
2025.05.26|原 由希奈