子どもたちにドキドキわくわくしてほしい!「夢を実現するチカラ」を育む『プログラボ』
株式会社JR中央ラインモール プログラボ武蔵小金井 室長 小野靖夫さん(左)
これまで関西で14校を展開し、2018年4月には関東でも3校が開校する「プログラボ」。プログラミング教室なのにプログラミングの習得以上に大切なものがある、と他とは少し違った指導を行っている「プログラボ」ですが、ここでは一体何を学ぶことができるのでしょうか?
「プログラボ」の関東教室開校の準備を進めている、株式会社ミマモルメ 教育事業部教務グループ 課長補佐 勝山裕子さん、株式会社JR中央ラインモール プログラボ武蔵小金井 室長 小野靖夫さんにお話をうかがいました。
身につけてもらいたいのは、これからの社会で生きていくための考え方
勝山さん:「プログラボ」で子どもたちに身につけてもらいたいのは、ロボットが作れる、プログラミングができるということだけではなくて、これからの社会で生きていくための考え方です。『学びに対する喜び・意欲』、『視野や興味の幅を広げ、それを深く追求する心』、『自らの力でやり抜く精神』。これがある子どもは、自分の夢を実現する力を持つようになるんです。

勝山さん:プログラミングそのものに加えて、論理的に物事を深く考える力や最後までやり抜く強さを育てていくことを意識したオリジナルのカリキュラムを作っています。例えば、1回90分の授業にロボット制作、プログラミング、発表・プレゼンテーションを盛り込みながら、子どものやる気を刺激していきます。発表の際、最初は緊張してなかなか言葉が出てこない子どももいますが、回を重ねる中で自分が作ったロボットに対する思いを口にするようになります。話したい、伝えたい、と思うことがあれば自然と言葉が出てくるんです。
教室で使用するロボット教材は、「教育版レゴ®マインドストーム®EV3」です。教材やパソコンなど必要なものはすべて無料で、月謝以外の費用はかかりません。保護者の経済的負担を少しでも減らし、子どもが学ぶきっかけを増やしていきたいという考えです。
「思考力・判断力・表現力」を育む授業
授業では1人1台のロボット教材がきちんと用意されています。毎回授業時間になると、子どもたちは待ちきれないように教室に駆け込んできて、ロボットを作り始めるそうです。
単なるブロック遊びやゲームにならないように、「プログラボ」のオリジナルテキストにはさまざまな工夫が凝らされ、想像力が膨らむストーリーが用意されています。
なかでも子どもたちに人気があるのは火星探検。自分の作ったロボットが地球から火星に行くという展開を考えてプログラミングする、ワクワクするストーリーです。これを通じて、「思考力・判断力・表現力」が育まれていきます。

プログラミング教室の室長が元・鉄道職員?
「プログラボ」各教室の運営には、株式会社ミマモルメ(阪神電鉄100%出資会社)、株式会社JR中央ラインモール(JR東日本100%出資会社)、東京メトロ(東京地下鉄株式会社)など、みなさんもご存知の鉄道会社の名前が並んでいます。
小野さん:鉄道というのは、そもそも沿線の価値創造を担っています。地域に深く入り込みそのエリアの生活を活性化させるためには、次世代の育成は永遠のテーマと言ってもよいでしょう。株式会社JR中央ラインモールも、三鷹~立川間の中央線沿線活性化を目指し、駅だけでなく高架下を活かしたイベントや商業施設の運営など、暮らしと鉄道を結びつけ、周辺エリアを活気ある街にする役割を担った会社なのです。
子どもの教育と鉄道はまったく違うもののように思えますが、子どもが元気にイキイキと暮らせる街こそが鉄道会社の理想なんです。だから、どの鉄道会社も子どもの教育への関心は高いですよ。

今回インタビューさせていただいた勝山さんは車掌や駅の助役、小野さんは駅員の実務経験者。お二人ともまさか自分がプログラミング教室の先生になるとは思ってもみなかったと言いますが、鉄道職員としてたくさんの人たちと接してきた経験が「プログラボ」でも活かされているそうです。

ロボットプログラミング教室に通う多くの子どもたちが参加し、入賞することを目指すWRO(World Robot Olympiad)という国際的なロボットコンテストがあります。
WROの予選会は国内各県で開催されるのですが、2016年に兵庫県で「プログラボ」教室が立ち上がった時、まだ兵庫では行われていませんでした。「だったら私たちが兵庫大会を作りましょう!」と企画、実施しました。ちなみに勝山さんは、兵庫大会で司会を務めていますが、ここでも車掌時代のアナウンスの経験が役立っているとか。
いまの子どもに必要なのは、自分で考えたことをチャレンジできる環境
勝山さん:「プログラボ」では子どもたちが自分で考えることに重きを置いています。与えられたミッションに対して、最初はどうすればいいか分からない、という子どももいます。でも、「そんなん、自分で考えないかん!」とやっているうちに、子どもは本当に変わっていきます。ロボットに付けるセンサーは何を使うのか?なぜそれを使うのか?答えは一人ずつ違っていて、子どもが考えて作ったものは全部正解。自分の考えを肯定された子どもたちは前向きに考えるようになり、そこから新たな創造力が生まれる。そういう教育って今の日本にはあまりないですよね。
社会に出てから必要とされることと学校で教わることのギャップを、どうやって埋めていくか?それを解決するのが「プログラボ」だと思っています。

子ども一人ひとりと向き合う「プログラボ」
勝山さん:従来の詰め込み教育において、教材としてロボットを使うだけでは、子どもたちの学びとしてはあまり意味がありません。これから社会で必要とされる人材は、覚えたことを吐き出すだけでなく、自ら考えて、答えを生み出していける人。大事なのはなぜそうなるのかを考える、プロセスを大事にすることですね。だから教える側はちゃんと子どもの顔を見て、話をして、共感してあげることが大切です。
子どもはだんだんへりくつをこねるようにもなるけれど、へりくつをこねてもらいたいんです、こっちは。そのためには、先生は結果だけを見るのではなく、子どもがやっている過程を見て、適切にアドバイスすることが大切です。その結果、子どもたちとの信頼関係が生まれてきます。
小野さん:1か月間、私も大阪でみっちりとそのための研修を受けました。駅の業務もそうですが、お客さまをしっかり見るというコミュニケーションの基本は、相手が大人でも子どもでも同じですね。
「プログラボ」では教室だけでなく、小中学校への出張授業も行っています。これも、鉄道会社がミッションと考える地域の価値向上につながっているんです。こうやって我々が積極的に飛び出していけば、プログラミング教育の裾野がどんどん広がっていきます。プログラミングは身近なところにあるんだよと示し、子どもたちの新しい発見に貢献できる。やりがいのある仕事です。
勝山さん:プログラミング教育はすぐ成果が出るものではありません。何のために通わせるの?と考える保護者の方も多いと思います。2年間教室をやってきた中で、保護者の方からはお子様の変化について、「今まではちょっと躓くとすぐにあきらめていたけれど、何事にも粘り強く取り組むようになった」とか、「じっくり筋道立てて考えるようになった」などのお話をいただきます。ぜひ体験会にお越しいただき、体験した子どもの目の輝きを見て、その価値を実感していただければと思います。ちなみに、お家で宿題が終わらないとプログラボに来れないというルールを作ったお母様から、「毎日、学校から帰ったらすぐに宿題をするようになりました」というお声もいただいています。(笑)

編集部コメント
「プログラボ」では、ロボットやプログラミングは力を身につけるためのツールであり、子どもたちが味わう達成感を学習の成果としています。教材費も入会金0円、支払うのは月謝のみ。一人でも多くの子どもが通える教室にするため保護者の負担を減らしたい、という方針は保護者にとって本当にありがたいですよね。
未来を担う子ども達に「夢を実現するチカラ」育んでほしい、という熱い思いを抱いた先生たちが集っている「プログラボ」。その魅力を実感するために、ぜひ無料体験会に足を運んでみてはいかがでしょうか?
<公式サイト>
阪神電車と読売テレビがはじめる、ロボットプログラミング教室「プログラボ」
http://www.proglab.education/
<無料体験会>
体験会 (ロボット制作+プログラミング)/ 時間:約1時間~1時間30分
授業体験(実際の授業に参加)/ 時間:約1時間~1時間30分
※教室によって体験会の日時・種類(体験会または授業体験)が異なります。
無料体験会のお申込みはこちら
https://secure.proglab.education/experience/input.php
【体験レッスン+口コミ投稿でAmazonギフトカードプレゼント】口コミ掲載数No.1!プログラボの口コミ・評判・料金をわかりやすく紹介。カリキュラムや特徴など、気になる情報が満載
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