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プログラミング的思考とは
本来、プログラミングを学ぶということは、プログラミング言語を用いてプログラムのコードを記述する「コーディングスキル」を身に付けることです。コーディングスキルを身につければ、プログラマーやWEBエンジニアになることができます。しかし、今それ以上に注目されているのが、プログラミングを学ぶ過程で、自分の考えを実現する方法を論理的に思考し、最も効率が良い手段を選択する力である「プログラミング的思考」です。思考は、何度も繰り返し行うことで自分のものにすることができ、どんどんブラッシュアップしていくことで、より知恵を絞れるようになっていきますので、少しずつ積み重ねていきたいスキルです。
実は仕事でも活用されているプログラミング的思考
そんな「プログラミング的思考」ですが、実は仕事でも活躍するスキルなのをご存知でしょうか?効率良く仕事をこなしている人が、何気なく仕事で使っているものであり、。その共通点として、自分の取り組んでいる仕事の業務内容を抽象的に捉え、より効率的に仕事を行うための優先順位をつけることが挙げられます。逆に、仕事の効率が悪い人は、自分のやるべき業務の流れが曖昧で、完全には把握できていません。上記の例えのように、「プログラミング的思考」はいろいろな言葉で表すことができますが、今回は「問題を解決するために、知恵を絞ること」と意味でご紹介していきます。例えば、売れる営業マンは、数打てば当たるという考え方ではなく、自社の差別化ポイントや他社の弱みを抑え、顧客の分析をした上で戦略を考え行動します。商品の開発においても、適当にたくさん試作品を作ってみるのではなく、商品のアイデアを出し、テーマを決め、試作品を作るといった作業を明確にし、順序立てて実施します。どんな仕事においても、多くの情報を収集し知恵を絞ることで、ゴールまでのより最適なルートを選択することができ、無駄な作業を減らすことができるのです。このように仕事の場においても活用できる「プログラミング的思考」を意識して使えるようになることで、ものの見方が変わるようになります。
日常生活にも役立つプログラミング的思考
では、このプログラミング的思考を子どもが身に付けることで、日常生活や将来にどのように影響するのでしょうか。例えば、新しい漢字を覚えようとしている子どもがいたとしましょう。ノートに何度も書いて学習しようとしたり、声に出して読みを覚えたり、いろいろな方法がありますよね。しかし、プログラミング的思考が身に付いている子どもは、漢字の部首や由来を理解してから例文や熟語を作って暗記することができます。漢字を学習するとき、意味を理解していない状態で覚えようとすると、なかなか頭に入らずすぐに忘れてしまいがちです。けれど、意味を調べる過程は、一見遠回りをしているように思えますが、ただの記号であったものが意味のあるものに変化することで、身近なものに捉えてイメージしやすくなり、記憶に残りやすくなります。意味を理解することは、学習時間の短縮だけがメリットではなく、漢字の知識が広がるため、テストでひっかけ問題としてよく出題される同音異義語、同訓異字にも自然と強くなれる効率の良い覚え方なのです。このように、プログラミング的思考が働くと、漢字一つを覚えるときでも、より効率の良い方法を選択できるようになります。
また、子どもがプログラミング的思考を発揮できるのは、学習面だけではありません。日常生活にありがちなバタバタしている忙しい朝。時間が無いのになかなか準備を終えられない子どもにイライラしてしまうことはありませんか。「好きなテレビに夢中になってしまう」「ゆっくりと朝食を食べている」「着ていく服がなかなか決まらない」など、様々ななことが原因となります。。
ですが、子ども自身がその原因に気付くことができるようになると、朝余裕のある時間を過ごすために前日の夜に自分が何をしておけばいいのか、何時に起床したらいいのかなどを考え、効率が良い時間の使い方をできるようになります。プログラミング的思考は将来だけでなく、日常生活でも子どもが考えて行動できる人材へのスキルなのですね。
まとめ
いかがでしたか?日常生活だけでなく、子どもが将来働くようになっても活用できる「プログラミング的思考」。どんなときでも効率の良い選択ができるようになれば、子どもにとってもパパママにとっても、生活の質は向上するでしょう。プログラミング的思考を身に付けると、今後どんな生活が待っているのか、ぜひ楽しい想像を膨らませてみてください。文/もりさき