そこで「コエテコ」編集部はママさん達とのランチ会を開催!
前回は、プログラミング教室にはなんとなく「高い」イメージがあること、家庭ではママが中心になって習い事を決定していることが明らかになりましたが、「高い」といえば塾のお月謝。「数万円かかる」上に、大半の時間が塾中心になるとのことですが……?
今回は中学受験ママを中心に、塾との兼ね合いや学びのスタイルについて語っていただきました。
ママ達のプロフィール
空田さん:
11歳(小5)の女の子。習い事は週3+土曜の塾。なかなか時間が取れないため他の習い事は小4でストップ。
陸川さん:
8歳(小2)の女の子。習い事は、ピアノ、バレエ、絵画教室。
海野さん:
陸川さんと同じく8歳(小2)の女の子。習い事は英会話、チア、そろばん。
下にきょうだい(幼稚園・女の子)がいる。
塾との兼ね合い
編集部:空田さんは受験生ママですけど、塾との兼ね合いってどうですか?お金もそうだし、宿題で時間が取られるイメージがありますが……。
空田:はい、もう宿題の量がえげつないんですよ。塾に影響が出ない程度に、って考える方であれば、宿題が出るタイプの習い事は難しいかもしれないですね。マインクラフトも誕生日に買ったんですけど、それすらやる暇がないんです。
陸川:そこは学年で大きく違うかもしれないですね。
空田:そうですね。うちも塾に通わせる前は、ピアノ、そろばん、チア、英語……っていろいろ習わせていたんですけど。
海野:高学年になると塾がメインになるので、必要最低限になっていきますよね。他の習い事は自然とお遊び程度になっちゃうのかな。プログラミングも必修になるとはいえ、優先順位はまだまだだから。
空田:そうそう。うちは塾に行ったら「他の習い事と併用は無理ですよ」って言われて。
陸川:うちの小学校は、半分くらいが受験をしますね。でもうちの子はあんまり勉強が好きじゃないから、習い事は教養を身につけられるものにして、学校はずっと都立でいこうかなと考えています。逆にいうと、そこまで考えないと習い事って選べないですよね。
空田:そんなつもりはなかったのに、6年生になると子どものほうから「受験する!」って言ってくるケースもありますよね。そこから塾……となるとバタバタみたい。
海野:周りがみんな受験すると、しない子は暇になっちゃいますからね。
オンライン受講は「とても興味あり!」
編集部:最近だと「進研ゼミ」がプログラミング教材を始めましたよね。オンライン受講にはご興味あります?
全員:えっ、やってみたい!
海野:知らなかったです。あとで確認してみます!
空田:オンラインでいうと、英会話を申し込んだことはありますね。ネイティブの先生と話せるやつで。
いつでも受講できると聞いて「いいじゃん!」って思ったんですけど、いつでもできる=やらない、なんですよ。
教室で受けるやつは曜日が決まってるから行くんだけど、家でいつでもできるってなるとやらなくて。結局、外国人の先生とは一回もしゃべらずに終わってしまいました(笑)。
海野:アラームが欲しいですよね。「そろそろやりましょう!」とか。
空田:「やらないとスタンプもらえないよ!」とか。
海野:「この時間ならスタンプ2倍!」とかね(笑)。
空田:行く手間も省けるし、魅力的なんですけどね。
陸川:ただ、親が張り付いてなきゃいけないかどうかは心配ですよね。うちは通信教育をさせてはいるんですけど、結局、親が全部見なきゃいけないんです。「やった?」って毎日チェックしたり、教材を開いて持たせたり。塾に行くお金は節約できるけど、負担がね。
勉強は紙?パソコン?
編集部:オンライン受講はどうしてもタブレットやパソコンで受けることになりますが、紙に書かせるほうが、という方もいますよね。皆さんはどうですか?
海野:うちは、低学年のあいだは紙に書かせるようにしてますね。書き慣れてないと早く書けないし、問題を早く解けないので。
空田:紙は紙でいいところがありますよね。
陸川:低学年でも、すごい量を書かされますよね。うちの子は疲れて宿題を途中でやめちゃったりする(笑)。休んでからもう1ページ、みたいな。
編集部:受験を見越して紙に慣れさせる、って感じなんですね。じゃあ学校教育がCBT(Computer-Based Testing、コンピュータを使った成績評価)になって、タイピング必須ってことになったら、タイピングに変える?
海野:うーん。それはそうかもしれないですね。
まとめ
ママ達にとって、中学受験する?しない?は大きな要素。「うちはいいかな」と考えていても、周囲の雰囲気によっては子どもから希望するようです。
塾との兼ね合いに関しては「家での時間がどれくらい必要か?」も重要な判断材料とのこと。ママ達はかなり先の進路まで考えて習い事を選んでいることが分かりました。
オンライン受講は忙しい子どものニーズを満たす形態ではあるものの、保護者の付き添いが必要かどうか、きちんと取り組めるかどうかに不安があるそうです。
次回は「ズバリ、わが子をエンジニアにさせたいか?」。プログラミングやエンジニアに対するイメージです。かつては「オタク」と見なされることも多かったエンジニア像に変化がみられました。
⇒「コエテコ」ママランチ会 Vol.4 〜わが子をエンジニアにさせたいですか?〜