この記事では、ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会の参加条件や直近の大会について詳しく紹介します。
ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会とは?

ヒューマンアカデミー株式会社が主催しているのは、ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会です。子ども同士がアイデアを出し合い、切磋琢磨することで科学への興味関心を持つことを目的としています。
YouTubeで大会の様子はライブ配信されるため、全国の視聴者が楽しめる大会であることが特徴です。例年、全国の子ども達の想像力に溢れたロボットは、審査員達を驚かせています。審査委員長は、ロボット教室アドバイザーである高橋智隆氏が務めます。
過去の大会について
2020年9月6日の第10回大会では、アイデアコンテストとテクニカルコンテストの2つの部門に分けて開催されました。コンテスト内でも、ベーシック・ミドル・アドバンス・プライマリーの全4コースに分かれていることが特徴です。なお、大会にエントリーした時点で「チャレンジャーバッヂ」が参加賞としてプレゼントされます。受賞者には、embotやタブレット型PCなどの豪華賞品が贈られました。2020年の大会から、感染症対策としてオンライン配信で開催されています。
ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会の競技内容は?
ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会では、規定のロボット教材を扱います。それぞれの競技内容を理解してから、応募を検討してみましょう。アイデアコンテスト
アイデアコンテストでは、規定のロボット教材を用いて、コンセプトのユニークさやデザイン性などが審査されます。プライマリー・ベーシック・ミドル・アドバンスの4つのコースに分かれるため、スクールで受講しているコースをもとに参加できるコースを選択しましょう。コンテストでは、教材を使用して恐竜やエレベーター、コマ回しやだんご虫など、創意工夫に溢れたロボットが制作されます。
最も難易度が高くなるアドバンスコースの部では、プログラミングによるロボットの制御技術も求められることが特徴。ロボットに輪ゴムやひも、少量の画用紙を使用することは可能ですが、他の材料を使用すると減点対象となるため注意しましょう。
テクニカルコンテスト
テクニカルコンテストは、アドバンスコースの受講生のみが参加できます。コンテストでは、指定の標準キットとアドバンスプログラミングキットのパーツ各1セットのみを使用可能です。コースは競技者自身が作成する必要があり、ラインが動かないよう固定するなどの規定があります。技術力だけではなく、ロボットの動きの正確さやミスの少なさなどが審査の対象となります。なお、直近の大会では、自宅または教室からZoom配信で実演できる環境がある参加者に限られました。
ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会の参加資格は?
ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会に参加するためには、ヒューマンアカデミーロボット教室に通っていることが条件となります。年齢は未就学児から15歳までと幅広く、小学生が気軽に参加しやすいロボットコンテストだといえるでしょう。直近の大会はどのような形式で行われた?
直近の大会はエントリーが開始されたのは2021年6月22日、エントリー締め切りは7月21日まででした。本戦は、8月21日に開催されています。発表されたのは、東京・名古屋・大阪の会場で、YouTubeチャンネルでライブ配信も行われています。ライブ配信は未来をイメージした仮想空間のような演出となっているため、視聴者も出場者も楽しめる映像となりました。
賞 | 学年 | 作品名 | 作品の特徴 |
MVP | 小学5年生 | アートくん | 筆圧を上手にコントロールした文字を書けるロボットを制作 |
アイデアコンテスト/プライマリーコース最優秀賞 | 年長 | ロボヘリコプター | テールローターが回転する工夫が取り入れられたロボットのヘリコプターを制作 |
アイデアコンテスト/ベーシックコース最優秀賞 | 小学3年生 | ビー玉くんの大冒険 | ビー玉が階段を1段ずつ上がったり飛んだりする仕組みがあるロボットを制作 |
アイデアコンテスト/ミドルコース最優秀賞 | 小学4年生 | 犬型ロボットはっぴーくん | 言葉の長さで何と言ったのかを聞き分けるコミュケーションロボットを制作 |
アイデアコンテスト/アドバンスコース最優秀賞 | 中学1年生 | 機織りロボ | 交互に糸の高低を逆転できる機能を搭載した機織りロボットを制作 |
テクニカルコンテスト優勝 | 小学6年生 | ー | スムーズなロボットの走行で完璧なトライアルを披露した |
テクニカルコンテスト2位 | 中学1年生 | ー | 減速してからストップする仕組みを搭載したロボットを制作 |
テクニカルコンテスト3位 | 中学2年生 | ー | 長いアームを有効に使えるロボットを制作 |
全国で約25,000人の生徒のなかから本戦に出場したのは、わずか27名。年長から中学2年生までのアイデア豊富な参加者達が制作したロボット達が、熱い戦いを繰り広げました。
ライブ配信の様子はアーカイブとして残されているため、見逃してしまった人も大会の様子を観られるようになっています。
ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会の公式サイト
ヒューマンアカデミーロボット教室に在籍している場合には、ぜひ大会にも参加したいですね。教室で学んだことをアウトプットできる貴重なイベントとなっています。ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会の公式サイトはこちら。まとめ
未就学児や小学校低学年の生徒も本選に参加しやすい大会として、ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会は人気を集めています。低年齢の子どもにとって、大会出場するために創意工夫することやプレゼンテーションなどを行う経験は、貴重な財産となるでしょう。大会への出場を希望する場合には、ヒューマンアカデミーロボット教室への入校も検討したいですね。