ただ淡々とスクールで授業をこなすだけではなく、さらに高みを目指すには実戦を積み、負けたくやしさや成功した嬉しさなどをバネに成長し、実力をつけていきたいですね。
この記事では、子ども向けのプログラミング大会・コンテストの種類や実際に開催されている大会について詳しく紹介します。
子ども向けのプログラミング大会・コンテストにはどのような種類がある?
子ども向けのプログラミングの大会・コンテストは、大きく分けて4つの種類があります。以下で、それぞれの大会の特徴について解説します。ロボット
アイディアに溢れた独創的な作品が求められるのは、ロボットコンテストです。子ども向けのロボットコンテストでは、テーマがなく自由に作成できるコンテストが多くあることが特徴です。ロボットコンテストにエントリーされるのは、困っている人を助けるロボットや動物を模したロボットなど、形や種類もさまざまです。
材料が決められていなければ、ストローや紙、毛糸や発泡スチロールなど、自宅にあるものを使ってロボットを制作できますね。
アプリ制作
スマートフォンには、SNSやゲーム、地図など豊富な種類のアプリがあります。アプリ制作の大会では、既存のアプリにはない、新たなアイディアが詰め込まれた作品が多数応募されます。アプリ制作の大会に参加するなら、「困っている人の役に立つ」「隙間時間を利用して楽しめる」など、目的を明確にしてアプリを制作するようにしたいですね。
プログラミング言語は、iPhone向けのアプリならSwift、Android向けのアプリならJavaが多く用いられます。学校やスクールで習ったプログラミング言語を用いて、アプリという形にできる喜びを体験してみましょう。
ドローン
ドローンの大会は、初心者向けの大会からドローンレースを体験している上級者向けの大会まで開催されています。ドローンのレースは、年齢問わず同じフィールドで戦えることが強み。決勝大会で小学生の参加者が大人と対戦し、小学生が優勝した大会もありました。指先で繊細に操縦することが必要となるドローンは、大会に出場するために地道な練習を重ねることが大切です。
スピードを競い合うレースや障害物を避けるレース、ドローンのプログラミングを行うレースなど、大会によって内容もさまざまです。
その他
その他には、プログラミングのスキルを競い合う大会があります。なかには、大人顔負けの高度なプログラミングスキルが求められるハイレベルな大会も。コーディングのスキルをゲームのなかで競い合う、ユニークな大会もあります。プログラミングやコーディングのスキルに自信がある人は、腕試しに参加してみても良いですね。
プログラミングスキルを競い合える大会は、エンジニアを志す子どもからも人気を得ています。
誰でも参加できる?
子ども向けのプログラミングの大会は誰でも参加できるのか、気になるポイントですね。以下で、大会の参加資格について詳しく解説します。大会ごとに参加資格が異なるので注意
各大会によって、参加資格は異なるので注意しましょう。基本的には学年や年齢などで分けられることがほとんどですが、子どもから大人まで幅広く参加できる大会もあります。
「大人と一緒だと、自分の作品が埋もれてしまう?」と不安になる参加者もいますが、上級者の作品や実力を間近で見られるメリットも。
過去には、子どもが大人顔負けの実力を発揮して優勝した大会もあるので、自身のスキルを試したいと思ったときには、是非参加したいですね。
・ロボットは遊びじゃねえ!大人も叫ぶぜ!タミヤロボットスクールフェア
・第8回 ヒューマンアカデミー ロボット教室 全国大会イベントレポート
・MVPは小学6年生!ヒューマンアカデミーロボプロ全国大会レポート
スクール在籍生しか参加できないものもあれば、誰でも参加できるオープンなものもある
プログラミングスクールが主催している大会のなかには、スクール在籍生のみが参加できる大会があります。多くの大会は誰でも参加できるオープンな大会となっていますが、応募する前に参加資格を必ず確認しておきましょう。実力を試せる!全国のプログラミング大会・コンテスト26選
ロボットコンテスト
ロボット制作とプレゼンスキルを試せる!『FIRST LEGO LEAGUE』
日本では2003年からはじまった、小学生~高校生までが対象のコンテスト。年齢別に3つのカテゴリーに分かれています。LEGOを用いたロボットコンテストですが、チームとしての活動やプレゼンテーションを重視した内容で、日本大会を勝ち抜くと世界へも挑戦することができます。
ロボットだけではなく、社会人になってから必要となるチームビルディングやプレゼンスキル力も試したい子は必見です。
レゴ教材を使った国際的ロボットコンテスト『WRO(World Robot Olympiad)』
2004年から開催されている国際的なロボットコンテスト。「LEGO®MINDSTORMS ™を使うこと」が条件で、4つの競技があり対象年齢がそれぞれ異なります。
毎年テーマが変わり、当日に1からロボットを制限時間内に組み立てるところから始まるため、高い技術力を求められる大会です。
今まで培った力を試したい!という子にはおすすめです。
JAXAのフライトディレクターが審査員!『スペースロボットコンテスト』
『子どもの理科離れをなくす会』主催のコンテスト。自立型ロボットでさまざまな課題をこなしていき、優勝者には賞金が贈られます。
毎年、JAXAのフライトディレクターが審査と講演もしてくれるので、宇宙に興味のある子は参加してみましょう。
日本で勝ち抜き世界へ挑戦!『ロボカップジュニア』
1997年から開催されている「ロボカップ」の19歳以下を対象にした、ジュニア部門の大会。ノード、ブロック、日本大会を勝ち抜くと「ロボカップジュニア世界大会」 にも参加できるという本格的なもので、ワールドクラスのロボットを見ることができるのも魅力の1つです。
大会だけじゃない!最先端ロボットも登場『全日本小中学生ロボット選手権』
和歌山県御坊市で毎年同時開催される、「全日本小中学生ロボット選手権」と「きのくに高校生ロボットコンテスト」。小中学生向けで、市販のキットで参加できることが特徴です。
競技だけではなく、高専ロボコン出場チームや、企業の最先端ロボットのデモンストレーションもあるのでロボット好きの子はぜひチェックしてみては?
自作ロボットの映像で「いいね」を勝ち取れ!『EV3 ロボット動画コンテスト』
株式会社アフレルが主催する、小中学生対象のコンテスト。大人気の教育版レゴ®マインドストーム® EV3で制作したロボットを動画で撮りYouTubeにアップしたものを審査されるため、制作技術だけではなく映像の魅力なども同時に評価されます。
ロボットだけでなく、映像にも興味のある子はぜひ挑戦してみましょう。
未就学児から参加できる!『ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会』
ヒューマンアカデミー株式会社が主催するのは、ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会です。大会では、アイデアコンテストとテクニカルコンテストの2部門があります。なお、アイデアコンテストは、未就学児から15歳までの年齢に合わせて4つの部門に分けられています。テクニカルコンテストは、アドバンスコースの受講生(15歳以下)であることが参加資格となっています。
スクールで使用しているロボットキットを使用できるため、新たに材料を用意する必要がないことが嬉しいポイント。手元にあるパーツで、テーマに沿ったデザイン性が高いロボットを制作して参加してみましょう。
全国大会の様子は、YouTubeで全国に配信されます。
アプリ制作コンテスト
アスキー主催!『全国小中学生プログラミングコンテスト』
「全国小中学生プログラミングコンテスト」は、株式会社角川アスキー総合研究所などが主催する、小中学生対象のコンテスト。PCやスマートフォン、タブレットで動くプログラムやアプリ、ゲームやムービー(ソフトウェア部門)、またはロボットや電子工作(ハードウェア部門)を制作・発表し、「発想力」「表現力」「技術力」 を競います。
すべてのこどもにプログラミングの機会を!『PCNこどもプログラミングコンテスト』
PCN(プログラミング・クラブ・ネットワーク)主催の小中学生向けコンテスト。ソフトウェア部門とロボット・電子工作部門があり、オリジナルの作品であればジャンルや言語、作成ツールは自由に選べます。
多くの応募の中からノミネートに選ばれた作品の中から、「発想力」と「技術力」の優れた作品に賞が贈られます。
クリエイティブ力をカタチに。『アプリ甲子園』
中高校生向けのスマートフォンアプリ開発コンテストでしたが、現在は小学生も参加できるようになった「アプリ甲子園」。独創性や新規性、技術やデザイン、さらに消費者からの支持度も考慮して審査され、大人顔負けのアプリをプレゼンする子ども達も多い大会です。
アプリ制作に興味のある子にはおすすめです。
世界とアプリを競える『App Jamming Summit』
アジア17カ国の子ども達が参加可能なのは、App Jamming Summitです。アプリを制作する際のプログラミング言語は、ScratchやCodePen、App Inventor2などが用いられます。主宰は香港のプログラミング教室「First Code Academy」で、2014年からコンテストはスタートしました。例年、日本代表の参加者は、世界の代表者達と共に熱戦を繰り広げています。
8歳以上であることが参加資格となっており、最大4人までのチームで参加することが可能です。2021年の大会のテーマは、「Apart but Together(離れていても一緒)」でした。
ドローンプログラミングコンテスト
小学生が優勝も!『SUPER DRONE CHAMPIONSHIP』
国内でもトップクラスの選手が競い合う、日本最大級のドローンレースです。大会は屋内で開催され、スピードとテクニックを競います。First Person Viewゴーグルを着用することが定められ、ゴーグルに映る視点で機体を操作することが特徴。参加者にとって没入感が味わえることから、高い人気を得ているレースです。
「SUPER DRONE CHAMPIONSHIP2021」では、小学6年生の上関さんが優勝を収めたことで注目を集めました。大会では難関コースが用意されるなか、プロの選手達の熱戦が繰り広げられます。
ハイレベルなドローンレースが楽しめる『JAPAN DRONE LEAGUE』
レースを行うためのミーティングも開催しているのは、JAPAN DRONE LEAGUEです。大会ではスキルに合わせて、プロクラス・エキスパートクラス・オープンクラスの3つに分けられています。レースに使用できるドローンの機体には、レギュレーションが細かく定められています。参加を検討している際には、フレームやモーターなどの規定を確認しておきましょう。
直近では、2021年4月から10月にかけて4都市でJAPAN DRONE LEAGUEが開催されました。ドローンプロチームにおける、JAPRADAR®の選手達の活躍が光る大会となりました。
ドローン操縦無料体験会も開催!『DRONE IMPACT CHALLENGE』
観戦費無料で世界トップクラスのドローンパイロットのレースが観戦できるのは、DRONE IMPACT CHALLENGEです。直近は、2019年8月18日に富士通スタジアム川崎で開催されました。大会内では、初心者向けにドローン操縦無料体験会や産業ドローンのデモンストレーションなども行われています。大会のレースには、世界各国の腕自慢のドローンパイロットが参加します。
固定翼型ドローンによるウィングレースや自由飛行が競われるフリースタイルクラスなど、見ごたえがあるレースが魅力です。
埼玉ナンバーワン決定戦!『埼玉 DRONE CHALLENGE』
ドローンレースとドローンプログラミングを競い合うのは、埼玉 DRONE CHALLENGEです。優勝者には、Telloの小型ドローンが副賞として授与されます。参加費は無料で、埼玉県内に在住または在学している小学3~6年生が参加することが可能です。参加するためには保護者の同伴が必須となり、2人1組のチームでエントリーする必要があります。
ドローンを所持していなくても会場にドローンが用意されているため、参加しやすいことが魅力です。ビジュアルプログラミングを競うため、小学生でも簡単にドローンを操作できることが特徴です。
北海道の魅力も満喫できる!『親子でふれあいKIDSドローンレース』
親子で気軽に参加できるのは、『親子でふれあいKIDSドローンレース』です。小学3年生から中学3年生までなら誰でも参加できますが、募集人数は36人までに限られています。ドローンは会場に用意されており、未経験者でも参加しやすいドローンレースです。北海道の特産品も用意されているため、イベントに参加する感覚でレースも楽しめるでしょう。
大会では、マイクロドローンを操作し決められたコースを1周します。速くゴールできた参加者がトーナメントを勝ち進み、優勝者を決定します。
その他のコンテスト
ステップアップを狙うなら『U-22プログラミング・コンテスト』
小学生でも参加できるのは、U-22プログラミング・コンテストです。応募する作品は、未応募のオリジナル作品であれば、ジャンルやプログラミング言語は問いません。作品は、プロダクト・テクノロジー・アイデアの3つのカテゴリーで審査されます。テーマは自由であるため、ゲームやAIなど幅広い作品を制作することが可能です。
最高賞は経済産業大臣賞の賞金50万円が授与され、未踏事業への推薦が受けられるなど、ステップアップの道も用意されています。コミュニティに参加することで、エンジニア同士で交流を持てることもU-22プログラミング・コンテストの強みです。
WebDish素材を上手に使おう!『HSPプログラムコンテスト』
プログラミング言語のHSP(Hot Soup Processor)を用いて制作した作品を応募できるのは、HSPプログラムコンテストです。応募作品はすべて無料でダウンロード可能であるため、過去の作品をみることもできます。2003年から続く大会で、長年にわたってプログラミングの楽しさを広く知ってもらうことを目的に開催されています。直近の大会では、2021年1月1日以降に更新されたHSPを利用した作品であれば、年齢や職業を問わず参加可能となっています。
応募できるプログラムは、一般プログラムとWebブラウザ実行プログラムの2部門。WebDish素材と呼ばれるアイコンやイラストなどは、作品のなかで自由に使用できることがメリットです。
自由な発想で作品を作ろう!『全国選抜小学生プログラミング大会』
社会課題の解決につながる作品が多数応募されるのは、全国選抜小学生プログラミング大会です。2022年3月に催されるオンライン大会のテーマは、「みんなのみらい」です。応募資格は小学6年生までで、作品に使用するプログラミング言語は限定されていません。ドローンやアプリ、映像など、さまざまなジャンルの作品を応募可能です。
作品は、発想力が40点、表現力30点、技術力30点で審査されます。発表時間の3分間で、作品に対する思いや工夫・苦労した点などをプレゼンテーションする必要があります。
『TECH KIDS GRAND PRIX』
直近の大会で3,122もの作品がエントリーしたのは、TECH KIDS GRAND PRIXです。小学生のためのプログラミングスクール「Tech Kids School」が大会を主催しています。エントリー可能なのは、コンピュータプログラミングを用いて開発されたオリジナル作品に限ります。小学生であれば誰でも応募可能であるため、参加しやすさが魅力だといえるでしょう。
参加者全員に「参加証明書」と作品に関するフィードバックがもらえることも、参加するうえで嬉しいポイントです。
AIのスキルを競いたいなら『SamurAI Coding』
ゲームをテーマに人工知能やプログラミングスキルを競い合うのは、SamurAI Codingです。参加するチームの人数に上限はなく、年齢制限もありません。直近の2020年の大会は、AIプログラムに制御される侍と犬で、埋蔵金を相手よりも多く掘り当てるというゲーム内容でした。ゲームのルールは細かく設定されているため、詳しくは公式サイトをチェックしましょう。
決勝はトーナメント方式で行われるため、観戦者も興奮に包まれる大会だといえるでしょう。
プログラミングの知識を競い合えるのは『PG BATTLE』
直近の大会で全423チーム、1,269名が集結したのは、PG BATTLEです。小学生から大人まで参加できる大会であり、1チーム3名で参加可能です。出題された問題をその場で解くプログラムで、豊富な知識やスキル、臨機応変に対応できる力が求められます。なお、2021年の大会は、リモートで開催されました。
各部門、1位に入賞すると24万円が授与され、スポンサー賞や個別賞なども用意されています。チームでプログラミングスキルを競いたいという意欲がある人は、是非参加してみましょう!
ゲームが得意なら参加したい!『スモウルビー・プログラミング甲子園』
全国の小・中・高生を対象として開催されているのは、スモウルビー・プログラミング甲子園です。ビジュアル・プログラミングツールの「スモウルビー」を使用して、ゲーム攻略をするためのAIプログラムを作成し、相手と対戦する内容です。大会には、個人だけではなく、グループ参加(人数制限なし)も可能です。大会内ではIT体験コーナーやRubyプログラミング体験なども開催されるため、興味がある人は参加したいですね。申し込みは不要で、観戦は無料となっています。
大会では、予選上位12組が決勝大会に出場でき、決勝大会ではトーナメントが行われます。優勝者には、賞状と盾、副賞としてPCまたは図書カード15万円分相当が授与されます。
豪華な副賞を授与されるのは『天下一Game Battle Contest』
年齢問わず個人でも参加できるのは、天下一Game Battle Contestです。大会では、4時間以内に獲得された得点を競い合います。HTTPSによる通信ができる必要がありますが、プログラミング言語の制限は設けられていません。1位には表彰用クリスタルボール(台座付き)とギフトカード100,000円分が授与されますが、発送先は日本国内のみであるため、注意しましょう。
直近の大会は2021年9月23日に開催され、YouTube配信されました。
全国のキッズプログラマーが集う『ゼロワングランドスラム』
キッズプログラマーが一堂に会するのは、ゼロワングランドスラムです。1st STAGEでは制限時間内にScratchを用いた問題を解き、成績優秀者は2nd STAGEへ進出できます。2nd STAGEは3人1組のチーム対抗戦で、Scratch・Minecraft・ロボットのなかから得意種目を選んで対戦できます。各ブロックの上位2チーム(計4チーム)がFinal STAGEへと進出できます。直近では1st STAGEが2021年12月20日~2022年1月23日、2nd STAGEが2022年2月20日と2月27日、Final STAGEは2022年3月20日に開催されます。
全国の小学生が参加可能で、参加費は無料となっています。プログラミングスキルに自信がある場合には、是非エントリーしてみましょう。
Scratchのスキルを試したいなら!『キッズAIプログラミングコンテスト』
ScratchとAIを用いたプログラミングを行うのは、キッズAIプログラミングコンテストです。直近では、2021年10月にオンラインでファイナルイベントが開催されました。参加資格は小学1年生から中学3年生までであり、応募は保護者が行う必要があります。グループで応募する際には、4人以下で応募しましょう。
応募する際には、3分以内のデモとScratchで制作したプロジェクトを提出します。ファイナリストになった場合には、プレゼンテーションの準備のためにGoogle社員によるサポートが受けられることがポイントです。
まとめ | 腕試しに大規模大会に参加してみよう!
小・中学生のうちに大規模なプログラミング大会に出場することは、プログラミングスキルを伸ばすだけではなく、子どもにとって大きな財産となります。友人と切磋琢磨することや1つの作品を長い期間かけて制作することで、協調性や創造力なども育めるでしょう。ゲームやロボット、アプリなどさまざまなジャンルのなかから、好みの大会を選びたいですね。
自分の今のレベルにあったものを選び、今よりもさらにステップアップできるように挑戦してみましょう!