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では、実際にいつから、どのような英語学習を、どれくらい行っているのでしょうか?
さまざまなデータのほか、複数のご家庭から英語学習の内容を取材したのでご紹介します。「わが家も今のうちから英語をやらせたほうがいいの?」と迷っている保護者の皆さんの参考になればと思います。
小学生の習い事ランキングで「英語・英会話」が3位に!
引用:キッズ調査レポート「習い事」/キッズ@nifty2021年の「小学生の習い事ランキング」調査結果を見ると、英語が第3位で27%です。同じ調査で習い事をしている小学生の割合は9割近く。クラスが30人だとすれば27人がなんらかの習い事をしている。そのうちの約3割弱と考えると、クラスで6〜7人が英語を習っているとも考えられます。
習い事の調査は対象地域や学年などでかなり順位に変動はあるのですが、ちなみに学研教育総合研究所の「小学生白書Web版(2021年調査)」でも、総合で英会話は4位。この調査は学年・性別でも結果が出ており、学年別にみると小6が18%ともっとも多くなっています。
もうひとつ調査結果を見てみましょう。
「授業以外でも英語を学ばせたい」小学生の保護者は70%
学校の授業以外に英語を学習させたいか?という問いに、させたい・ややさせたい保護者の回答は70%近くになっています。いま現在はまだ英語をやらせていなくても、自宅学習なり英語教室なりで学ばせたいと考えている親がかなり多いことがわかります。引用:子どもの英語学習に関する小・中学生の保護者調査/一般社団法人NEA 株式会社アルク
引用:プログラミング学習とパソコン使用実態に関する調査/NECパーソナルコンピュータ
未就学児や小学生の親を対象とした調査でも、やらせたい習い事のトップに英語・英会話がランクインしています。
実際に小学生のいる保護者に聞いてみると、英語教室に通わせていない場合でも、自宅で多少なりとも英語の勉強をやらせている家は多いんですね。そこで次に、取材させて頂いた「なんらかの英語学習をさせている」ご家庭の学習内容についてご紹介します。
小学生「英語学習」いつから、何をどれくらいやらせている?
プレイスタイルの英会話スクールと市販ドリルの自宅学習
小2/公立小学校女子通っている習い事 |
・英会話/週1回/60分 カードやプレイスタイルで英会話を学ぶ |
・スイミング/週1回/60分 | |
英語の自宅学習 |
・市販の英語ドリル(小学生低学年向け) やれる時だけ、1回20分くらい |
いつから英語学習を始めたか
小1の夏休みから市販の英語ドリルをスタート。小2の4月から英会話教室へ。親の感想
英会話教室はネイティブと日本人の先生がいて、カードゲームなどを行いながら簡単な英会話の学習をしている。子どもは遊び半分で喜んで通ってはいる。ただし、英語学習という感じでもないので、アルファベットとローマ字を覚える市販のドリルに取り組ませている。英語学習の成果について
英会話スクールは月謝が高めなので、習っている内容を考えると微妙。ただし英語が楽しそうなので、苦手意識を持たずに英語好きになってくれたらと期待。好きな映画を英語で視聴!小5から文法・英検対策の英語教室に通塾予定
小4公立小学校男子通っている習い事 | 英語関連はなし |
・サッカー ・くもん | |
英語の自宅学習 |
・チャレンジタッチ 英語もあるが気が向いた時だけ ・アニメ/映画を英語で視聴 リスニング力のアップ |
いつから英語学習を始めたか
アメコミやカートゥーン(アメリカの漫画やアニメ)を英語で見るようになったのは幼児期から。小3くらいから映画も視聴。本格的な英語教室へは小学校高学年で始める予定。親の感想
MARVELの映画が大好きで、字幕つきで見ているうちに英語への興味が広がった。留学した私の経験上、英会話を聞き続けていると「単語と単語の切れ目」がわかるようになり、英単語さえ覚えれば会話の内容がつかめる瞬間も出てくる。そのため、吹き替えではない映画視聴も一種の英語教育だと考えている。あとは、もともとチャレンジをやっていたので、最近になって英語にも取り組んでいるが、こちらは気が向いた時だけ。
英語学習の成果について
今の自宅学習だけでは足りないと感じている。英会話と中学の英語授業(文法等)は違うし、英語の成績が悪いと高校受験にも影響が大きいと思うので、小5になる前にくもんを卒業し、英語教室(文法・英検対策)に通わせるつもりでいる。小学校では、歌や簡単な挨拶・自己紹介をグループで行う程度で英語のテストがあるわけでもない。高学年では英単語などもやるようだが、授業数がそもそも少ないし、学校での英語学習にはあまり期待していない。
中3の姉が英語で苦労|下の子は小学校のうちに英単語1,500暗記が目標
小5公立小学校女子習い事 | 英語関連はなし |
・バレエ | |
英語の自宅学習 |
・英単語ドリル 単語とごく簡単な文章のドリル 毎日1ページが約束 ・単語カード 10分程度、朝と夕方に行う約束 ・単語テスト サイトからDLしたり手作りの単語 テストで暗記をチェック・復習 |
いつから英語学習を始めたか
小4の終わりくらいから英単語の暗記をスタート。当初はカードで遊び半分だったが、夏休みには私がドリルや小学生向け英語の参考書を選んで、計画的に進めている。親の感想
中3の姉がいるが、中学では大量の英単語を暗記しつつ文法を学ぶ中で、be動詞の過去形やto不定詞の問題でつまずき苦手になった。中学に入ったとき、授業や家庭学習でも英文法に集中できるよう、小学生のうちに英単語を丸暗記するのが良いと感じた。下の子は小学生だが、中学生向けの英単語ドリルを利用し、学ばせている。英語学習の成果
小学生では700語程度の英単語を習得するようだが、学校の授業でそこまで進んでいるようには見えない。下の娘はだいたい800語ぐらい暗記済み。中高あわせて英単語は2,000語以上暗記すると聞いたので、小学生のうちに1,500語くらいは暗記できている状態にするつもり。英単語の暗記は家庭でも教えられるので英語教室に通わせる必要はないと思っている。
転勤族だがオンライン英語学習や通信教育を活用し英語学習を定着
小3公立小学校男子習い事 |
・ベルリッツ・キッズ マンツーマンのオンライン 1回40分 |
・Z会通信教育 だいたい1時間くらいかかる | |
英語の自宅学習 | ・Z会通信教育の英語 |
いつから英語学習を始めたか
4歳からフォニックス(アルファベットを日本語の五十音のように覚える)の幼児教室に通っていた。親の感想
英語を話せる・使いこなせるのはこれからの時代に必須だと思い、幼稚園からフォニックスをやらせていた。小1から個人の英語教室に通学させていたが、転勤先には子どもが通いやすい範囲に教室がなく、今はオンライン学習で行わせている。小学校の外国語学習はアルファベットカードで遊んだり歌を覚えたりする程度で内容も今ひとつ、自宅学習でカバーするしかない。英語学習の成果
ベルリッツキッズは時間は短いが、マンツーマンなのでしっかり話している印象はある。Z会の通信教育もある程度は管理しないと適当にこなすので、わたしか夫がチェックしている。いずれ都市部に戻るので一応、中学受験も視野には入れているが、多少でもいいので何らかの形で英語学習は継続させたい。小学時代に英語を先取り学習!中学入学後「やっておいてよかった」と娘も納得
小6公立小学校女子(当時)習い事 |
・個人経営の英語教室 スピーキング&ヒアリングの時間と 文法で合計80分。週1回。 |
・補習塾 受験用ではなく授業の復習と 中学に向けての基礎 | |
英語の自宅学習 |
・英語教室の宿題プリント 主に英単語の暗記 |
いつから英語学習を始めたか
小4終わり(春休み)から英語教室に通い始めた。親の感想
英会話と英語(中学などで良い成績をとる)の学習法は違うと感じており、その両方を教えてくれる個人経営の英語教室を選んだ。フリーで英語で話すような時間があり、さらに中学の参考書をメインに文法をみっちりやってくれたのがよかった。英語教室・補習塾ともに宿題もあり、自宅学習のペースも作りやすかった(学校の宿題がとても少なく中学進学後が不安だったので、塾で宿題を出してくれたのは助かった)。
英語学習の成果
現在、娘は中2だが、数学と英語の成績は常に良いので他の教科をカバーする時間もでき、良い成績を保っている。共働きなので帰宅後に家庭学習のフォローをするのはとても大変だったが、小学生のうちにやらせてきたことは無駄ではなかったと思う。英語は小学生のうちに必要ないと考える家庭の意見は
「英語をやらせている家はそれなりにやっているなぁ」と思ったかもしれませんね。しかし、一方で「小学校のうちは授業や宿題以外に英語を学ばせる必要を感じない」としている家庭も少なくありません。その理由を見ていきましょう。
- そもそも国語もおぼつかないのに外国語をプラスして学ぶ必要性を感じない(Aさん/子ども・小3)
- 週1回程度の、しかも歌をうたったりゲームをするような英会話教室ではリスニング力など身につくとは思えないから(Rさん/子ども・小3)
- 学校の英語授業がしっかりしており宿題もけっこう出るのでそれで十分と感じる(Hさん/子ども・小6)
- 英会話のスキルは意欲さえあれば高校からでも十分間に合う。科目としての英語は中学で落ちこぼれそうなら塾なりサポートなり必要だろうが、小学校では必要ないと思う(Sさん/子ども・小4)
- すでに習い事で週4日埋まっている。英語までは無理……(Mさん/子ども・小5)
- 今高校の息子がいるが小学校で通わせた英語教室について「楽しかったけど特別、今の英語で役立つことってないな」と言っている(Oさん/子ども・高校生)
小学校の英語学習に不安な親が多い
引用:子どもの英語学習に関する小・中学生の保護者調査/一般社団法人NEA 株式会社アルク
小学校の英語授業に対して不安を感じている親は半数を越え6割以上います。
新学習指導要領により、2020年から小学校での英語学習は推進され、今では小学校で600から700語の単語を学びます。旧制度では高校卒業時点で3,000語程度だったのが、現在は4,000から5,000前後の単語習得を目標としています。
とはいえ上記で見てわかる通り、公立小学校では週に1〜2回の授業しかなく、物足りなさを感じる保護者もいることでしょう。
取材したご家庭からは「授業数も少ないみたいだし、何をやっているかもよくわからない」「薄いドリル1冊のみで提出の必要もない。他の教科と比べて外国語(英語)はなんか中途半端」「動物の名前を英語で覚えるとか、幼稚園の英語クラスと同じレベル」という厳しい声もありました。
一方で高学年では「ローマ字やアルファベットをしっかり覚え、簡単な文章も書いている」「先生が手作りのカードで授業を行い、単語帳で英単語も繰り返し学習をしている」と評価が高い意見もあります。
ちなみに、中高の英語免許状を所有しているの小学校教師はわずかに6%。
最近は一定の英語力を要する専科指導員やネイティブスピーカーの招聘なども行われていますが、各学校によって、あるいは担任によって英語の授業内容にギャップもあるようです。そこに保護者の不安が生じる理由があるのではないでしょうか。
参考:令和元年度「英語教育実施状況調査」/文部科学省
親が「小学生のうちにやっておけばよかったと後悔している」それが英語!
引用:小学生の子をもつ親の子どもの頃の「後悔」についての意識調査/株式会社小学館集英社プロダクション
上記は「親が子ども時代にやっておけばよかった!」と思っていることの調査結果です。
ちょっと見づらいのですが、トップは「もっと英語をしっかり勉強すればよかった」です。さらに、同調査の「こんな力を身につけておけばよかった」でも1位は英語力、2位がコミュニケーション力となっています。
小学生から英語を学ばす理由4つとは
- 自分自身「英語の勉強をもっとやっておけばよかった」と思っているから
- 小学校から英語が必修化になり自宅学習が必要と感じるから
- 中学で英語を苦手科目としないように先取りで学ばせたいから
- 将来「英語のスキル」は必要だから早いうちから学ばせたい
こうしたことから、英語を自宅で学習させたり英会話に通わせたりする家庭が増えています。
小学生の英語学習は「英語嫌い」にならないように
これからの時代は英語力が必要とされることは必須です。中学で英語を一斉スタートというのは少し前の時代。いつから英語を、どのように学ぶかは家庭の考え方にもよりますが、今は中学入学前になんらかの英語学習を経験している生徒がかなり増えています。
これはいわば、小学校入学前に「とりあえず、ひらがなは書けるように。数字とできれば簡単な足し算引き算はできるように」と準備学習をさせているのと同じようなパターンと言えそうです。
実際には中学で英語を一から学ぶのですから必要はないのですが「出遅れないように」「最初からつまずかないように」と思う親の気持ちは理解できますね。
英語学習については「英語というよりグローバル社会を生き抜けるように、異文化との交流を積極的に増やしてほしい」「英語を学ぶことで、英語で日本を紹介できるように日本についてももっと学んでほしい」など、さまざまな意見もあったことを付け加えておきます。
いずれにしても小学生のうちは「かえって英語が嫌いになるような学習」は避けることがポイントです。