オンライン授業を受ける場所は基本的に自宅以外でも問題ない

まず「オンライン授業は、自宅以外でも受けても大丈夫なの？」と疑問に思う方もいますよね。結論からご紹介すると、オンライン授業は、基本的に自宅以外で受講しても問題ありません。
例えばご家族からオンライン授業中に声をかけられてしまって集中できない場合や、学習へのモチベーションが保ちにくいと感じる場合。そんなときは、自宅以外の場所でオンライン授業を受けてみると解決するかもしれません。

もちろん受講場所が指定されていたら、それに従う必要があります。あらかじめ受講場所の指定の有無をチェックしておきましょう。

オンライン授業を自宅以外で受けるメリット・デメリット

続いて、オンライン授業を自宅以外で受けるメリット・デメリットを紹介していきます。


自宅以外でオンライン授業を受けると、テレビやゲームなどの余計なモノがないため、集中して取り組めるのがメリットです。自宅よりも気持ちの切り替えがしやすく、モチベーションも高く取り組めるでしょう。

デメリットとしては、周囲があまりに騒がしいと集中しにくくなってしまうことなどがあげられます。授業の音声を聞いてしっかりと参加するためにも、また周囲やお店に迷惑をかけないためにも、イヤホンの準備は必ず行いましょう。

オンライン授業を受ける場所の選び方

オンライン授業を家以外の場所で受講する際には、以下のようなポイントを念頭に置いて選びましょう。

• Wi-Fiが利用できる
• Wi-Fiの時間に制限がない
• 机が大きい
• オンライン授業を受講する人が他にもいる
• パソコンの使用を認めている

場所選びで最も重視したいポイントは、Wi-Fiが利用できるかという点です。Wi-Fiが利用できたとしても、電波強度が弱ければ音声が聞き取れないことがあるでしょう。そのため、利用する際には、オンライン授業を受けるために電波強度が十分であるかをあらかじめ確認しておきたいですね。

また、オンライン授業を受ける際に、ノートパソコンや筆記用具などが広げられる程度のスペースは確保したいもの。自由に使えるスペースがどれくらいあるかも、チェックしておく必要があります。

オンライン授業を自宅以外で受講するときに必要なもの

オンライン授業を自宅外で受講する際には、以下のようなアイテムを用意する必要があります。

• 小型のモバイルWi-Fi
• モバイルバッテリー
• パソコン
• Webカメラ
• マイク
• ノートなどの筆記用具

パソコンを長時間使用する必要があるオンライン授業では、どこでも充電可能なモバイルバッテリーを携帯しておくと安心です。モバイルバッテリーは、20,000～30,000mAhほどのバッテリー容量があれば、複数回フル充電することが可能です。

モバイルWi-Fiは、利用料が0～7,000円ほどのリーズナブルなものを利用することがオススメ。選ぶ際には、月額料金のほかにも対応エリアや通信速度などを確認しましょう。なお、通信速度が速いことで知られているのは、docomoやWiMAX、Rakuten MobileなどのモバイルWi-Fiです。

オンデマンド形式のオンライン授業でおすすめの場所

オンデマンド形式とは、あらかじめ収録された授業を指します。オンデマンド形式を受講する際には、教師とやり取りする必要はありません。そのため、多くの人が集まる場所でも、授業を受けやすいことが特徴です。ここでは、オンデマンド形式の授業でオススメの場所を説明します。

大学内の自習スペース・空き教室

大学内の学習スペースや空き教室は、オンデマンド授業を受けるのにおすすめの場所です。大学の中には、オンライン授業を視聴できる場所として、学生に自習スペースや空き教室を開放しているところもあります。

大学内にあるため活用もしやすく、また無料で利用できるのも大きなメリットです。自宅以外でオンライン授業を受ける際は、検討してみてはいかがでしょうか。
参考：大学生におすすめの資格

図書館

発言する必要がないオンデマンド形式の授業なら、静かな環境である図書館が利用しやすいでしょう。図書館を利用するなら、Wi-Fiや電源があるかなど、設備が整っているかを確認したいですね。ただし、図書館によっては、オンライン授業を受講する人向けのルールを設けているケースがあります。

なかには、サイレントエリアを設けている図書館もあるため、オンライン授業を受講する前にチェックしておきましょう。
なお、利用状況によっては無線LANがつながりにくくなる図書館もあるため注意が必要です。

コワーキングスペース・レンタルスペース

コワーキングスペースとは、共同オフィスのことを指します。プリンターやWi-Fiなどの設備が整っているため、オンライン授業を受けるのに最適な環境だといえるでしょう。場所代を支払うコワーキングスペースは、気兼ねなくオンライン授業を受けられることがメリットです。

大学生が利用する場合は、学割を利用できるコワーキングスペースもあります。Web会議用ブースがあれば、対面式授業が受けられる場合も。仕事や学習を目的に利用している人が大半であるため、コワーキングスペースで新しい仲間や同士と出会い、コミュニティを形成できる機会もあるでしょう。

インターネットカフェ

インターネットカフェは個室が設けられているため、オンライン授業に集中しやすいことがメリットです。集中力を高めたいなら、オープンシートを選ぶと良いでしょう。多くのインターネットカフェでは、ドリンクが飲み放題で食事を注文することも可能です。

そのため、長時間オンライン授業を受けたい場合でも、利用しやすい場所だといえるでしょう。集中力が切れたらマンガやインターネットを楽しむなど、オンとオフを切り替えやすい場所であることも魅力の1つです。

ホテル

ホテルもオンライン授業の受講におすすめの場所です。オンライン授業のイメージはあまりないかもしれませんが、電源やWiFi環境、静かな環境が整っていて、オンライン授業の受講に向いています。

中には学生向けに日中の数時間利用できるプランを打ち出しているところもあり、思っているよりも安価に利用できる場合もあります。「温泉入り放題」など、リフレッシュがしやすいのも嬉しいポイントです。

対面形式のオンライン授業でおすすめの場所

対面形式の授業を受ける場合は、教師とリアルタイムでやり取りをする必要があります。そのため、声を出しても迷惑がかからない場所を選びたいですね。ここでは、対面形式の授業でオススメの場所を説明します。

大学の空き教室

大学生なら、大学の空き教室でオンライン授業を受ける方法があります。大学の空き教室は、机が大きく学習しやすいことがメリットです。さらに、大学では、オンライン授業を受けたとしても浮くことがなく、他者の目を気にする必要はありません。

ただし、空き教室は自由に使えるため、ほかの生徒が談笑している可能性もあります。そのため、集中力が続かないケースもあるでしょう。そのため、人が集まりづらい時間帯や教室を把握しておきたいですね。

車の中

費用を抑えてオンライン授業を受けたいなら、車の中も利用できる場所の1つです。移動時間が短く利用料もかからないため、手軽にオンライン授業を受けたい人に向いています。ただし、車の中で勉強するなら、小型のモバイルWi-Fiが必要になります。

駐車場で人目が気になる場合は、サンシェードを利用してプライバシーを確保したいですね。ポータブル電源を設置すればコンセントを利用できるため、長時間のオンライン授業でもパソコンのバッテリーを心配する必要はありません。なお、エアコンを長時間利用するとバッテリーが上がってしまうケースもあるため注意しましょう。

オンライン授業は電車など声を発することができない場所は避ける

オンライン授業を受ける際は、電車などの声を発することができない場所での受講は避けましょう。急に声を出すと周囲にいる方を驚かせてしまいますし、また周囲の雑音であなた自身の声が聞こえにくくなってしまいます。

映像を見るだけで声を発する必要がない授業やオンデマンド授業であれば問題ありませんが、そうでない場合には、声を出せない場所は避けて受講しましょう。

オンライン授業を受けるのにおすすめの場所まとめ

オンライン授業を受ける際には場所選びも大切ですが、周囲への配慮を忘れないようにしたいものです。声を出しても問題ない場所であるか、Wi-Fiなどの通信環境は整っているかなどを事前に確認しておきたいですね。