小1の壁が発生する原因とは?入学前の対策と入学後の対応を解説

小1の壁が発生する原因とは?入学前の対策と入学後の対応を解説

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いよいよ春から小学1年生。子どもの入学を機に時短勤務からフルタイム勤務に働き方を変えたり、パート社員から正社員に雇用形態の変更を検討する方も多いかと思います。
しかし幼稚園や保育園の時とは違い、小学校入学後のほうが育児と仕事の両立が難しくなったという声は少なくありません
間もなく小学校入学を迎えるお子さまのお父さま・お母さまの多くは、『小1の壁』という言葉を聞いたことがあるかと思います。小1の壁という言葉は聞いたことはあるけれど、小学校に入学することでいったいどんなことが起こるのか、どんな壁が立ちはだかるのか…。
本記事では、多くの共働き家庭が直面する『小1の壁』 について解説致します。

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小学校進学時に直面する『小1の壁』とは?

『小1の壁』 とは、小学生入学を機に子どもの生活リズムや環境に変化が生じ、保育園や幼稚園時代と比較して仕事と子育ての両立が難しくなることを言います。
親にも子どもにも大きな環境の変化が起こるため、どの家庭でも起こる得る問題です。

しかし入学前に自分の家庭・子どもに起こりうる要因を理解・整理し、対策に務めることである程度壁を緩和することができるでしょう。また入学後の変化に応じて柔軟に対応策を施すことで、上手に付き合いながら乗り越えることも可能です。

小1の壁が起こる原因は「子どもの壁」と「親の壁」

小1の壁が起こる原因には、「子どもに起こる壁」と「親に起こる壁」の2つの要因があると言われています。

子どもに起こる3つの「小1の壁」とは?

子どもに起こる壁とは、大きく入学に伴う生活リズムや環境の変化が挙げられます。

友人や先生など、コミュニケーション対象の変化

小学校に入学することで幼稚園や保育園とは違う友人・先生と新たな関係を築かなければなりません。大人でも新しい環境は緊張するものです。小学1年生であれば、その変化は精神的に大きな影響を与えるでしょう。
「知っているお友達がいない」「周囲と上手にコミュニケーションが図れない」などの理由から大きなストレスを抱えるお子さまも少なくありません。

勉強・登下校など新しいアクションの発生

幼稚園や保育園とは違い、勉強や登下校など日々の生活に新しいアクションが加わります。
もちろん、小学校も学校生活に慣れるためスモールステップで勉強や集団生活を進めますが、まだ6歳のお子さまにとっては難しく感じることもあるでしょう。

生活リズムの変化

小学校入学を機に、お子さまの家を出る時間が早まることもあるでしょう。
登校時間の兼合いで起床時間が早くなり、十分な睡眠を確保できなくなってしまうお子さまも少なくありません。
また慣れない環境や勉強で大幅にエネルギーを消耗してしまい、通学意欲が消失してしまうこともあります。中には学校に行くのが嫌になってしまうお子さまもいらっしゃいます。

親に起こる5つの壁とは?

親に起こる壁は主に託児時間と子どものフォローです。

保育園と学童保育の預かり時間の違い

親に起こる壁の1つに、保育園や幼稚園の延長時間と学童保育の預かり時間が違うことが挙げられます。
保育園は「延長保育」という制度があり、延長料金を払うことで預かり時間を延長することができます。しかし学童保育は保育園よりも終了時間が早いところが大半です。

そのため、お迎え時間を調整するため働く時間を変更したりやむを得ず一人で留守番をさせる必要も発生するでしょう。また兄弟がいる場合、学童と保育園や幼稚園の2ヶ所にお迎えが必要な場合も。そうなると時間的にも体力的にも辛く感じられてしまいます。

長期休暇がある

小学校には夏休み・冬休みなどの長期休暇が設けられています。保育園にはない長期休暇も小1の壁が起こる大きな原因です。特に夏休みは1ヶ月と長い期間続きます。学童に預ける場合でも毎日お弁当作りをしなければなりません。
また子どもを学童に預けられない場合、仕事時間中の子どもの過ごし方などに頭を悩ませることもあるでしょう。

お子さまの学校生活のフォロー

小学生では、体操服や給食セットなど持ち物が増えます。まだ子ども1人だけでは準備することが難しいため、親のフォローも必要です。また日々の生活だけではなく、勉学のフォローが必要な時も。
きちんと宿題が出来ているのか、お子さまによっては毎日の確認が必要となるでしょう。

時短勤務がなくなる

会社によりますが、時短勤務の条件が「小学校入学前まで」となっている場合も多く、フルタイム勤務に戻ることでお迎えに間に合わなくなり、やむを得ず退職・転職を考えるケースもあるようです。

学童に入れない

地域によっては児童が飽和状態にあり、学童に入れない場合もあります。
地域の学童に入所できない場合、民間の学童への入所も検討しなければなりません。民間学童の場合、託児時間の延長や晩御飯の提供など多様なサービスを受けられる一方で費用が高く付いてしまいます。

また小学校内に学童が設けられておらず、やむなく学校外の施設に通わせざる得ない場合もあります。
小さな子どもだけで小学校から学童への移動は、安全面の観点からも不安が残ります。

「小1の壁」に対する親の本音

2023年に行われた小1の壁に関する母親へのアンケートでは、小学校入学に当たって「働き方を見直した」と回答した人が50.7%にのぼりました。また、小学校入学に際して「子育ての負担(や悩み)が増えた」と感じている人は57.3%に及び、小学校入学が親の働き方や子育てに大きな負担となっていることが分かります。

同アンケートでは、84.7%の人が「子育てと仕事の両立は大変である」と感じつつ、95.8%が「今後も働き続けたい」と回答しています。また働く理由については、「自己実現」の17.3%、「スキルアップのため」の20.6%を押さえ、87.8%もの人が「家計のため」と回答しました。

子育てと仕事をうまく両立させるために必要な要素としては、「配偶者の理解(67.1%)」「放課後の子どもの居場所(53.6%)」「職場の理解(53.5%)」が上位となりました。小1の壁を乗り切るためには、子どもと親の取り組みだけでなく、周囲のサポートが不可欠であることを示す結果と言えるでしょう。
参考:「小1の壁」で過半数が働き方の変更を検討|特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール 

入学を見据えて幼児期からできる「小1の壁」対策

小1の壁は、入学を見据えて幼児期から対策しておくことで予防・緩和ができます。本項目では幼児期(入学前)にしておきたい対策をご紹介します。

働き方を見直す

小1の壁をうまく乗り切るために、まずは働き方を見直しましょう。時短勤務に切り替えられないか、テレワーク・フレックス勤務などの制度を活用できないか勤めている会社に相談してみましょう。
また転職を検討するのも選択肢の1つ。時間的に無理のないパートや派遣、テレワークできる会社に転職することなども視野に入れる必要があります。

自治体のサポートを利用する

子育て支援サービス(ファミリーサポート)など、自治体が実施している制度の活用を検討するのも良いでしょう。民間のシッターなどに比べて安価であり、学校生活に慣れるまでなど期間を定めての利用も可能です。事前に手続きや顔合わせが必要な場合もあるため、早めの準備がおすすめです。

民間学童の利用・併用を検討する

民間学童の場合、自治体が主体となって提供している学童よりも長時間の預かりが可能です。
施設によっては学校へのお迎えや指定の時間に自宅に送り届けてくれるサービスもあり、共働き家族にとってありがたいサービスが充実しています。
進学後の就業状況や学童の託児時間を鑑みて、事前に民間学童の利用も検討しサーチしておくと良いでしょう。

民間学童保育おすすめ一覧!公立学童との違いも解説

小学校入学と共に保護者を悩ますのが「放課後の過ごし方」です。共働き家庭では多くの場合、学童を検討するでしょう。 最近はさまざまな特色ある民間学童が注目されています。今回の教育トピックでは民間学童にフォーカスし、人気の民間学童一覧表と共に、公立学童との違いや料金設定、カリキュラムなど多岐にわたって解説します。

民間学童保育おすすめ一覧!公立学童との違いも解説
大橋礼
大橋礼

2025/02/05 14:57

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小学校生活を前提とした生活リズムをつくる

大人でも生活リズムに突然大きな変化が生じるとストレスを感じるもの。6歳の子どもであればなおさらです。
年長の1月頃から少しずつ小学生のリズムに慣らしておくのも良いでしょう。
また足し算や50音などの勉強まではいかなくても、点繋ぎや迷路など簡単な幼児遊びを活用し座る練習や鉛筆を持つ練習をしておくのも効果的かもしれません。

子どもへの声かけやフォローを減らし最低限にする

小学校入学の子どもは、少しずつ親の手から離れ、自分で考え行動することを覚える時期です。小学校生活へスムーズに移行できるよう、子どもへの声かけやフォローを少しずつ減らし、最低限にすることを心がけましょう。
とはいえ、急に声かけやフォローを止めるのでは子どももびっくりしてしまいます。少しずつ様子を見ながら減らしていき、自発的に取り組む姿勢を伸ばしてあげることが大切です。

同じ学校の親同士で情報を共有する

小学校は、保護者に向けての連絡などが保育園・幼稚園時と比べると少なく、必要な情報を十分に受け取れないことがあります。そんなとき頼りになるのが、同じ学校の保護者仲間です。
PTAやボランティア活動、上の子どもの繋がりなど、保護者によってさまざまなコミュニティに属しているため、繋がっておくことで幅広い情報を早いタイミングで得られるでしょう。働いていると親同士の繋がりを作るのもなかなか難しいかもしれませんが、同じ学校で情報共有できる仲間を数名作っておくと安心です。

「小1の壁」が起きた時の取り組みと対応

学童に入れなかった、学校行事が多すぎるなど、実際に小1の壁にぶつかった場合にはどのように解決すれば良いでしょうか。

夫婦で対策を話し合う

まずは夫婦でじっくり話し合い、役割分担を整理しましょう。
その上で、何を優先するのか、優先順位を確認します。
子どもとの時間や、お迎え時間の調整など各家庭により優先順位は異なります。優先順位の高い課題から解決に動き出すことが肝要です。

子どもとじっくり話す機会を設ける

親がどれだけ万全に対策を施していたとしても、先述の通り小1の壁は子どもの壁による要因で起こるケースもあります。小1の壁は、子どもの心構えも必要です。親だけで話やコトを進めるのではなく、子どもも当事者の1人として子どもの気持ちや想いに応えられるよう、何を求めているのかじっくり家族で話す場を設けることが大切です。

意外にも大人が思っている以上に、子どもが学校生活に順応しているケースもあります。子どもと話をする場を設けることで、子どもの成長を垣間見るシーンもあるでしょう。「親のフォローが必要!」と手を差し伸べるだけではなく、時には子どもに任せて見守る体制に変えてみるのも良いでしょう。

完璧を求めない

仕事や家事など時間に追われる日々ですが、完璧を求め過ぎず頼れるものは人でも物でも『何でも頼るキモチ』 も大事です。「たまにはカップラーメンでもいいや」くらいの気持ちで乗り切りましょう。

小1の壁に関するよくある質問

ここでは、小1の壁に関してよくある質問について見ていきましょう。

小1の壁が起こる理由とは?

保育園の場合、親の労働条件などによって最長で11時間子どもを預けることができます。一方、小学1年生の登校時間は8時から8時30分ごろ、下校時間は14時から15時ごろが一般的です。つまり、小学生になってから子どもが学校で過ごす時間は、保育園・幼稚園のころと比べると2~4時間も短くなるのです。
子どもが放課後に過ごすために利用する学童保育ですが、厚生労働省管轄の「放課後児童クラブ」では約4割が18時30分までしか開所していません。
このため、親が保育園・幼稚園時代と同じように仕事を続けることが難しくなってしまい、小1の壁が起こるのです。

このほかにも、PTAや学校行事などが多いこと、夏休み・冬休み・春休みという長期休暇の存在があること、宿題や日常生活のフォローが必要になることなども原因として挙げられます。

小1の壁を乗り切る方法は?

小1の壁を乗り切るためには、小学校の生活に合わせて働き方を見直す必要があります。現在働いている職場に時短勤務制度や在宅勤務やフレックス制度がある場合には、積極的に活用していきましょう。不要な残業を見直すなど、業務の効率化をはかることも大切です。

働き方の見直しと並行して、学童保育や民間保育、地域サービスやシッターサービス・家事代行なども活用しましょう。経済的な負担が増えることになるので、収入と支出のバランスを考えてサービスを選択できると良いですね。

小1の壁を解消するには?

仕事と家庭を両立させる以上、小1の壁を完全に解消することは残念ながらできません。しかし、小学校入学を見据えて早いタイミングから対策を立てることで乗り越えることが可能です。

具体的な対策としては、小学校の生活に合わせて働き方や生活リズムを見直したり、自治体のサポートや民間学童を利用・併用するなどの方法が効果的でしょう。また日常生活における子どもとの向き合い方を見直し、これまで行っていた声かけやフォローを少しずつ減らす、同じ小学校の親同士で情報を共有することも大切です。

それぞれの家庭によって状況はさまざまですが、地域のサポートなども活用しながら、夫婦や子どもとよく話し合って協力して乗り越えていきましょう。

「小1の壁」 入学前の対策と入学後の対応まとめ

小学校への入学は親も子どもも大きな環境の変化を迎えます。喜び溢れる一方で小1の壁にぶち当たり途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。
子どものために、これまでのキャリアを諦めようか悩んだり転職を考えたりすることもあるでしょう。
しかし小1の壁は、永遠に続くわけではありません。
季節を一巡する頃には、幼いと思っていた子どもも驚くほど成長して頼もしく感じられることもあるでしょう。
親も子どもも安心して小学1年生を迎えられるよう、学前から『小1の壁』 対策を実施し柔軟に対応できる体制・心構えを準備しておきましょう

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