赤ちゃんにクラシック音楽を聞かせるとどんな効果がある?おすすめ曲も

赤ちゃんはお腹の中にいるときから、音や声が聞こえているといわれます。胎教の一環でクラシック音楽を赤ちゃんに聞かせているママも多いようですが、実際にどんな効果をもたらすのでしょうか。

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赤ちゃんにクラシック音楽を聞かせるとどんな効果がある?

クラシック音楽を聞かせる効果について、胎教の場合、乳幼児の場合についてそれぞれ解説します。

胎教の場合

東洋大学が運営するウェブマガジン「LINK@TOYO」に掲載された、乳幼児期から児童期にかけての子どもと音楽の関わりを中心に研究する山原麻紀子准教授へのインタビューによると、お腹の中の赤ちゃんの聴覚器官は5カ月くらいで完成するといわれています。

この頃から外の音が聞こえるようになり、母親の声や、心臓の音を認識し始め、生後6カ月でほぼ成人と同じくらいにまで発達するとか。ママ・パパ、どちらの声も認識しており、より高い声を好むともいわれています。

モーツァルトの音楽を聞くと頭が良くなるという「モーツァルト効果」については、胎教による効果に科学的根拠がないとされています。一方で、モーツァルトの音楽は高周波数の音に富み、聞く人の心と体をリラックスさせるという効果への期待もあります。

ベネッセ(Benesse)が運営する、妊活・妊娠・出産から子育て中のママ・パパを応援する情報メディア「たまひよ」に掲載された産婦人科医杉本充弘先生監修の記事では、音楽を聞くということについて重要視されていたのは、ママがリラックスできるかどうかでした。

乳幼児の場合 

モーツァルトなどのアーティストや、クラシックというジャンルに限らず、音楽全般にはさまざまな効果への期待があります。先に紹介した山原麻紀子准教授の話によれば、乳幼児期でも繰り返し聞くことで音楽を記憶したり、言語を習得することに繋がるといわれています。そのため、音楽をトピックに親子が会話をすることも大切です。とくに母親の声は子どもに伝わりやすいとか。

また、名門小学校や幼稚園の受験指導で半世紀以上の実績をもつ長時間託児「伸芽’Sクラブ」によると、音楽に反応して体を動かすことが運動能力の発達にもつながるといわれています。リトミックなどで音楽に反応して体を動かす体験は、直接運動に結びついているため、身体にも良い刺激を与えられそうです。

赤ちゃんにクラシック音楽を聞かせる際の注意点

赤ちゃんにクラシック音楽を聞かせるときは、音楽を聞かせるだけでなく親子のコミュニケーションも大切にしたいところ。どんな注意点があるのかを紹介します。

「モーツァルト効果」は科学的に立証されているわけではない

先に紹介した「モーツァルト効果」について改めて紹介します。この効果は、子どもにモーツァルトの音楽を聞かせることで頭が良くなっているかどうかを測ることはできず、科学的根拠はないとされています。

1993年にモーツァルトの音楽を聞いた後、大学生の空間認識能力が一時的に向上したという実験結果が科学誌「Nature」で発表されましたが、後の検証では、再現性に欠け、その効果は限定的で極めて小さなものであることが明らかになっています。

この研究結果から誤った考えが広まり、モーツァルトやクラシック音楽の効果が必要以上に誇張される傾向もありますが、一方で「音楽のレッスンが(特に幼児の)IQ の発達を促すとする主張については、あまり強く否定されていない」といわれています。

幼児期に音楽のレッスンを受けたり、楽器の演奏をしたりすることが脳の発達を促すとする研究結果は多数紹介されています。ふだんの遊びや生活に音楽を取り入れることは、身体能力への刺激となるほか、親子の絆を深めて子どもの豊かな感性や情緒を育む方法の1つといえるでしょう。

音楽を聞かせるだけでなく親子のコミュニケーションが大事

一般的には、胎教に良いからといって無理やりモーツァルトの曲を流したとしても、母親が聞き慣れない音楽を聞くことで不安になったりストレスを感じてしまえば意味がないといわれています。つい赤ちゃんのために「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」と思いがちですが、妊娠中はつわりがあったり、気持ちに余裕がもてる状況ではないこともあるでしょう。

そんな時は、モーツァルトやクラシックにこだわるよりも、母親がリラックスした環境で、普段から聞いている好きなジャンルの音楽を聞くほうがよいといわれています。そのほか、お腹の赤ちゃんに話しかけたり、ママの声を通じて音楽を聞かせるようにハミングしてみたり、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみ、安らぎを感じながら過ごすことが大切でしょう。

さまざまな情報が溢れていますが、ママが心から安らぎ、楽しめる方法を取り入れることが大切ではないでしょうか。

赤ちゃんに聞かせたいおすすめクラシック音楽6選

赤ちゃんにおすすめのクラシック音楽を探すと、ママが赤ちゃんと一緒に聞くために選曲された胎教や育児用のCDが多数販売されています。ここでは、6曲ピックアップして紹介します。好きな曲があれば、赤ちゃんとのふれあいや寝かしつけの時にいっしょに聞いてみましょう。

①G線上のアリア

「G線上のアリア」は、クラシック音楽の中でも人気のあるバッハの名曲で、バッハの作曲した管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068第2楽章の「アリア」を編曲したものです。G線とはヴァイオリンの4本ある弦の最低音の弦のことで、このG線のみで演奏できることに由来し、数々の映画やドラマなどでも使用されています。温かみのあるゆったりとした落ち着いた曲調で、赤ちゃんも穏やかな気持ちで、すやすや眠れそうです。

・作曲者:バッハ
・演奏時間:5:15
・収録されている主なCD:赤ちゃんクラシック「育児のクラシック」DISC1  10曲目など

②カノン

卒業式や結婚式などのイベントでよく用いられる楽曲。3つのパートがメロディーを奏でる「カノン」は、同じ旋律を輪唱のような形で順番に2小節ずつずらしながら演奏する形式です。ゆったりとしたテンポから始まり、次第に盛り上がっていくドラマチックな展開は耳馴染みがよく、メロディの美しさから赤ちゃんもリラックスできそうです。

・作曲者 パッヘルベル
・演奏時間 7:12
・収録されている主なCD 赤ちゃんクラシック 「育児のクラシック」DISC1  1曲目

③アヴェ・ヴェルム・コルプス

モーツァルトが晩年に完成させた合唱曲。「アヴェ・ヴェルム・コルプス」はラテン語で、賛美歌の一つとして歌われています。終始、厳かでゆったりとしたテンポで演奏され、3分少々の楽曲ながら、澄み切った音色がくつろぎの時間を提供してくれます。 天使が舞い降りてくるような美しいハーモニーは、赤ちゃんもよく眠れそう。子守唄にもぴったりです。

・作曲者 モーツァルト
・演奏時間   3:34
・収録されている主なCD 赤ちゃんクラシック 「育児のクラシック」 DISC2 19曲目

④アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525 第2楽章

数多くのモーツァルトの作品の中でもポピュラーな楽曲です。4楽章で構成され、第2楽章は、ゆったりとしたテンポと親しみやすいメロディが印象的。温かい音色にやさしく包まれるような心地よさを与えてくれます。赤ちゃんといっしょにリラックスしたい時におすすめです。

・作曲者 モーツァルト
・演奏時間   6:08
・収録されている主なCD 赤ちゃんクラシック 「胎教のクラシック」 DISC1 1曲目

⑤《四季》 より 「春」 第1楽章

ヴィヴァルディの代表曲である「四季」。「四季」は、「春」「夏」「秋」「冬」の4つの協奏曲から構成され、その中でも「春」はとりわけ有名な楽曲として知られています。第1楽章 冒頭の春の訪れを表すヴァイオリンの躍動感のあるメロディは、小鳥のさえずりを表現し、春の美しく色彩に満ちた情景を連想させます。暖かい春の陽気が伝わってくるようなリズミカルで楽しげな楽曲は、きっと赤ちゃんのお気に入りになることでしょう。

・作曲者 ヴィヴァルディ
・演奏時間    3:38
・収録されている主なCD  赤ちゃんクラシック 「胎教のクラシック」DISC1 12曲目

⑥メヌエット

作曲家であり、チェロ奏者のボッケリーニの作品で最も有名な「メヌエット」。メヌエットは、フランス発祥の宮廷舞曲の一つで、器楽曲として多用されるようになり、バッハやヘンデルの組曲にもなっています。

チェロの名手だったボッケリーニのメヌエットは、優美で軽快、爽やかなテンポが心地よく、数々のシーンで親しまれている楽曲です。曲全体が可愛らしい雰囲気で、赤ちゃんも安心感に包まれてぐっすり眠れることでしょう。

・作曲者 ボッケリーニ
・演奏時間  3:33
・収録されている主なCD 赤ちゃんクラシック 「胎教のクラシック」DISC2 8曲目

赤ちゃんや幼児におすすめの音楽教育の習い事 

ここでは、リトミックなどを中心に、赤ちゃんや幼児におすすめしたい音楽教室を5つ紹介します。

【ピアノ・リトミック】Beeピアノ教室

東京に7校展開している「Beeピアノ教室」は、年齢制限なく子どもから大人まで、初心者からプロ志望までと目的に合わせたレッスンが可能な教室です。「子供のピアノコース」は3歳以上が推奨となっていますが、「リトミックコース」は3歳前から初められます。

ピアノのレッスンではピアノを弾くことはもちろん、歌やリズムなど音楽に関わる総合力を育てられるレッスンを行なっています。子どものペースやご家庭の事情などに合わせてレッスンの内容を決めていくので、無理せず続けることができます。

リトミックのレッスンでは講師のピアノに合わせて体を動かしたりするリズム遊びなどで楽しみながらリズムを学んでいけます。初めのうちは親子一緒にブースでレッスンを受講していきますが、徐々に子ども一人でレッスンを受講する時間を増やし、自立心やコミュニケーション能力も育てるレッスンも行われています。

きめ細かいレッスンを行うため、全てマンツーマンのオーダーメイドレッスン。講師を指名することができるので、目的や子どもの性格に合った講師を選ぶことが可能です。参加自由の発表会やクリスマス会など定期的にイベントも開催されているので、成長過程も実感できます。無料体験レッスンもありますので、気になる場合は活用してみましょう。

Beeピアノ教室はこちら

【ピアノ・リトミック】カワイ音楽教室 リトミックコース

全国に教室がある「カワイ音楽教室」では、1歳からを対象にリトミックコースを開催しています。1歳からの「クーちゃんランド」、2歳からの「くるくるクラブ」など、五感をフルに使って音楽に親しめるよう、年齢に合わせたレッスンが行なわれています

カリキュラムは、リトミックの創始者エミール・ジャック=ダルクローズ博士の理論を応用。1歳では五感を目いっぱい使って音楽を楽しみ、2歳では音楽表現の基礎を作り、協調性も少しずつ身につけられるように組まれています。

1歳、2歳のグループコースは2人の講師が担当し、メイン講師がフロアで親子を誘導、もう一人がピアノ伴奏をします。音楽を通じて、幼児期の子どもの心身の成長に寄り添うことに責任と喜びをもって取り組んでいる講師が、一人ひとりにしっかりと目を行き届かせているので安心です

【ピアノ・リトミック】世田谷ピアノ・リトミック成城教室

東京都世田谷区の成城・経堂エリアで4教室を展開している「世田谷ピアノ・リトミック成城教室☆FUN」リトミック教室とピアノ教室を運営しており、リトミック教室は0歳から5歳まで、ピアノは3歳から受講できます

ピアノのクラスでは、初めてピアノに触れる子どもから本格的なレッスンを希望する子どもまでレベルや性格に応じた指導を行い、教材や楽曲もクラシックメインかポピュラーか、好みに合わせてジャンルを選ぶことができます。幼児の場合は、基礎作りのソルフェージュやリトミックを組み込んだピアノレッスンも選択可能。ピアノもリトミックもオンラインに対応したレッスンを行なっています。

すべての教室でグランドピアノを使用しているのが特徴で、幼い頃からグランドピアノに触れることで音楽の土台を育み、演奏感覚や音楽性、表現力を養うことができます。日頃の練習の成果を披露する場もあり、発表会やイベントに出ることで、子ども自身も達成感を得られ、さらなる成長意欲や向上心につながることでしょう。

【ピアノ・バイオリン】ラミューズ音楽教室

 「ラミューズ音楽教室」は、東京のベイエリア、月島・豊洲・晴海の3校展開しており、対象年齢が幼児から大人までと幅広い教室です。ピアノのほかに、バイオリン、声楽、ミュージカルの指導も行っており、音楽を奏でる楽しさや表現する喜びを伝えています。

ラミューズ音楽教室では、「1 読譜力(楽譜を読む能力)」「2 美しい楽器の音色を奏でることができる」「3 音楽で自由に自己表現できる」の3つを重点目標としています。

ピアノ指導で特に力を入れているのが「読譜力」。指の使い方の基礎を指導し、美しい楽器の音色を奏でる技術を習得することで、耳と読譜力を養います。また、自宅練習用にレッスン中の動画を撮影するサービスも行っています。

ピアノコースは入門から上級まで7段階にレベル分けされ、対象は2歳から上は90歳代まで無制限。小さい子どもの場合、ピアノを弾く力がまだ弱いので、バイオリンから始めて耳を鍛えるのもおすすめです。

春はソロ、秋はトリオやアンサンブルなどさまざまな演奏形態を体感できる年2回の発表会もあります。教室でのレッスンに加え、自宅で継続してコツコツ練習することで楽器の技術はもちろん、忍耐力や集中力、表現力が身につくでしょう。

リトミック「リトミック教室 ウィズダムアカデミー」


習い事つきの民間学童「ウィズダムアカデミー」のリトミック教室は、未就学児が対象の教室です。リトミックは、音に合わせて身体を動かしたり、手遊びすることでリズム感や音感などの音楽的素養を養うほか、子どもの心を豊かにする情操教育の側面もあるといわれています。

ピアノの音が響きわたる教室内では、子どもたちが音楽に合わせて思い思いに体を動かしたり、ボール遊びと歌を組み合わせたアクティビティーを楽しみます。体を存分に動かした後は、お絵描きの時間。ピアノから流れてくる音にイメージを膨らませながら画用紙の上に自由に表現します。レッスンを通じて友だちと協力し合う力や思いやりの心も育みます。

「ウィズダムアカデミー」のリトミック教室の授業は、毎回子どもたちと先生のオリジナル。音楽、スポーツ、創作と一つのレッスンに多様な要素が含まれているのが特徴です。音楽を全身で感じて表現し、感じたことを創作で表現することで、創造力やコミュニケーション力、運動能力なども培われるでしょう。

保護者の送り迎えが難しい場合は、ウィズダムアカデミーの学童利用の追加で前後の預かりと送迎付き添いサービスも利用可能です。

まとめ

クラシック音楽を聞くことでリラックスしたり、子どもの感性を育てるために音楽体験に触れたりすることで、親子のコミュニケーションはより豊かになるかもしれません。ぜひここで紹介した楽曲や教室を参考にして、生活に音楽を取り入れてみてください。

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