ドリトルってどんなプログラミング言語?できることやおすすめのプログラミングスクールを紹介

ドリトルってどんなプログラミング言語?できることやおすすめのプログラミングスクールを紹介
プログラミング学習というと、英単語や数字の羅列……というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?ドリトルは、そのようなイメージを打ち破る「日本語プログラミング言語」の一つです。

「コードの意味を理解しながら命令を出せる」「構文がシンプルで分かりやすい」などのメリットがあり、子どものプログラミング学習の現場で広く活用されています。

この記事では、プログラミング言語・ドリトルの概要や特徴、ドリトルでできること、さらにはおすすめのプログラミングスクールをご紹介します。

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小中学校でも導入!「ドリトル」ってどんなプログラミング言語?    

ドリトルは、子どものプログラミング学習に最適化されたプログラミング言語です。誕生は2000年代初期にさかのぼり、現在では多くの小中学校・プログラミングスクールで教材として活用されています。

ここからは、ドリトルの概要や特徴を見ていきましょう。

教育現場向けの「日本語プログラミング言語」    

ドリトルは、現・大阪電気通信大学教授の兼宗進らのチームによって開発された日本語プログラミング言語です。処理系はJavaによって記述されており、Javaが動作する環境で利用できます。

ドリトルは、「子どもでも学びやすいこと」を目的として開発されました。子どもがプログラミングを実践・理解しやすいよう、以下の特性が盛り込まれています。

  • オブジェクト指向言語であること
  • 簡潔であること
  • 日本語で書けること
  • 理解が難しい構文を避けること
  • 予約語がないこと

オブジェクト指向言語であること

オブジェクト指向とは、簡単にいうと「プログラミングを【モノの集まり】としてとらえること」です。

オブジェクト指向言語には「プログラム全体の構造を把握しやすい」「分業しやすい」などの特徴があり、現在開発現場で使われているプログラミング言語のほとんどがオブジェクト指向言語となっています。

すなわちドリトルでのプログラミングは、開発現場で実際に行われていることとほぼ同じ。ドリトルを学ぶことは、実地に近いプログラミングを体験することにつながります。

簡潔であること

ドリトルは、1行だけである程度必要な動作が打ち込めるよう設計されています。シンプルな言葉のみでコンピューターに命令を出せるため、複雑な理屈が分からない子どもでも学習につまずきにくいのが魅力です。

日本語で書けること

ドリトルは、英語を学んでいない小学生が使うことを想定して作られています。英語ベースの構文は排除され、日本語のみで記述できるのが大きな特徴です。

ドリトルの構文は、言葉の並びもできるだけ日本語に近づけてあります。子どもの頭の中のイメージを言語化しやすく、小学生でも本格的なテキストプログラミングが可能です。

理解が難しい構文を避けること

一般的なプログラミング言語と比較してシンプルで分かりやすい構造が採用されていることも、ドリトルの特徴の一つです。

プログラミング言語の習得が難しい理由として、プログラミング構文が複雑な入れ子構造になっていることも挙げられます。例えば変数が階層的に組まれている構造は、プログラミング言語ではごく一般的です。ただしこれを子どもが正しく理解・実行することは、容易ではありません。

ドリトルでは動作を細かく分類・記述することで、複雑な入れ子構造が起こらないよう設計されています。

予約語がないこと

予約語とは、英語ベースのプログラミング言語においてすでに役割が固定されている文字列です。予約語に指定されている文字列は、変数名や関数名としてプログラミングで使うことはできません。

予約語の概念はプログラミングではごく一般的ですが、子どものプログラミングには難し過ぎます。ドリトルでは、予約語という概念そのものが排除されました。

日本語プログラミング言語についてはこちらでも詳しく説明しているので、ぜひチェックしてみてください。

日本語プログラミング言語「ドリトル」「なでしこ」とは?サンプルコードや活用例

プログラミング言語というと英語で書かれていて分かりにくいというイメージが持たれがちですが、日本語を使ってプログラミングできるソフトがあります。子どもにも扱いやすく、学校の授業で活用されていたり教材に採用されていたりしています。この記事では、代表的な日本語プログラミング言語を2つ紹介します。

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ドリトルでプログラミングに挑戦。どんなことができる?    

ドリトルでは、「!」でコンピューターに命令を出すことで、オブジェクトを動かせます。ドリトルにおけるオブジェクトは、かわいいカメです。カメを使ってどのようなことができるのか、見ていきましょう。

まずは主役の「カメ」を作る

ドリトルではじめるプログラミング|ドリトル
ドリトルでプログラミングを行うときは、まずオブジェクトである「カメ」を作ります。まずは以下のコードを実行しましょう。
    かめた=かめ!作る。 
プログラミング画面に、緑のカメが現われれば成功です。ドリトルではこのカメを動かして、線を引いたり図形を描いたりします。

アニメーションを作る

ドリトルでアニメーションを作るとき使うのが、「タイマーオブジェクト」という機能です。タイマーオブジェクトとは、一定の間隔で同じ命令を繰り返す機能のこと。「時計=タイマー!作る。」で実行できます。

タイマーで繰り返す間隔と回数を適切に指定すれば、オブジェクトを上下・左右、自由自在に動かすことが可能です。

楽器を演奏する   

ドリトルは、MIDI音源を利用して楽器演奏も行えます。

例えば「きらきらぼし」を演奏したい場合は、「きらきらぼし=メロディ!作る。」というメロディオブジェクトを作成するだけでOKです。「“…“」で旋律を追加していくと、旋律に沿って音楽が鳴ります。

楽器はピアノがデフォルトですが、オルガンやギター・トランペットなども選択可能です。

ゲームを作る

オブジェクトを動かしたり繰り返しの動作を組み合わせたりすることで、簡単なゲームも作成できます。

ドリトルで作れる主なゲームは「宝物拾いゲーム」「シューティングゲーム」「ピンポンゲーム」などです。ネットワーク機能を使えば、同じ教室の子ども同士で対戦型に拡張して遊ぶこともできます。

はじめてのテキストプログラミングに!ドリトルを学べるプログラミングスクール    

日本語でテキストプログラミングを学べるドリトルは、プログラミング初学者の子どもにぴったり。着実なステップアップを目指すなら、プログラミングスクールでプロのフォローを受けながら学びましょう。

ここからは、楽しくドリトルを学べる「TENTOオンライン」をご紹介します。

TENTOオンライン

出典:TENTOオンライン
小・中・高校生を対象とした、コミュニティ型のオンラインプログラミングスクールです。子どものレベルや好みに合わせた多彩なカリキュラムがそろっており、ドリトルを学べるコースもあります。

TENTOオンラインの特徴は、自社開発のオンライン授業ツール「noiz」を利用していることです。ツールの利用により、講師や子どもはグループ内で双方向にやり取りできます。オンライン授業にありがちな「受け身一方」になる心配がなく、対面式にも劣らない積極的な学びが可能です。

より本格的なテキストプログラミングにチャレンジしたくなった子どもには「Python」「Java」などを学べるコースもあります。
コース グループ授業(月4回)
対象学年 小学校3年生以上(相談可能)
月額料金 18,150円(税込)
授業時間 60分
入会金 16,500円(税込)
生徒数 講師1人あたり2~5人
TENTOオンラインはこちら

まとめ    

ドリトルは、教育用に開発された日本語プログラミング言語です。小中学校の授業でも多く取り入れられており、英語の理解が不十分な子どもでも楽しくプログラミングを学べます。

注意したいのは、「日本語だから簡単にプログラミングをマスターできる」というわけではないことです。ドリトルはシンプル&分かりやすく設計されていますが、アニメーションやゲームを作るには必要な手順を正しく理解しなければなりません。

プログラミングのカンを養ったりプログラミング的思考を習得したりするためには、プロのサポートが必要です。子どもに「適切なプログラミング学習を」と考えるご家庭は、ぜひプログラミングスクールの受講を検討してみてくださいね。

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