※ 本コンテンツにはプロモーション(PR)が含まれています。また、詳しい最新情報については公式サイトをご確認ください。
プログラミング言語というと英語で書かれていて分かりにくいというイメージが持たれがちですが、日本語を使ってプログラミングできるソフトがあります。子どもにも扱いやすく、学校の授業で活用されていたり教材に採用されていたりしています。この記事では、代表的な日本語プログラミング言語を2つ紹介します。
日本語プログラミング言語ってどういうもの?
プログラミング言語とは、プログラミングをする際にシステムを動かすための命令(コード)が記述されているものです。通常は英語や記号を使うため、プログラミングをするときにコードの内容を理解したり、エラーメッセージを読み解いたりするのが難しいケースもあります。それに対し、日本語プログラミング言語は、文字通り日本語を使って普段使う言い方と同様の文法で記述することができるものです。
日本語で書かれているため、命令や指示がわかりやすく、プログラミング学習を始めようとする子どもにとっても学びやすいのが特徴です。
日本語プログラミング言語が教育に効果的な理由
日本語プログラミング言語の大きな特徴は、日本語を使ってコードを記述できることです。「~を表示する」「歩く」など普段使っている日本語と同じような言葉遣いで書けるため、指示したい命令をスムーズにコードに移行することができます。
初めてプログラミングを学ぶ子どもでも書かれている命令の内容がわかりやすいため、プログラミング学習に取り組みやすいのがメリットといえるでしょう。
日本語プログラミング言語にはどんなものがあるの?
ここでは代表的な日本語プログラミング言語の種類を紹介します。
ドリトル
ドリトルは教育目的に特化して作られた日本語プログラミング言語です。カメのオブジェクトに様々な命令を出して動かしていくことで、プログラミング初心者が、プログラミングに必要なスキルを身につけることを目指して設計されています。【ドリトルサンプルコード一例】
- かめのオブジェクトを歩かせて90度左を向かせるコード
かめた!200 あるく。
かめた!90 ひだりまわり。
- 紫色の円を描くコード
かめた!100 (紫) 外接円。
公式URL:https://dolittle.eplang.jp/
小学校向け特設ページ:https://dolittle-es.eplang.jp/
開発者:大阪電気通信大学兼宗研究室
価格:無料
なでしこ
「誰でも簡単プログラマー」を目標に作られたプログラミング言語です。ウェブ上でさまざまなプログラムを動かしたり、ExcelやWordとの連携など、パソコン上でする事務的な作業を自動化させたりすることも可能です。【なでしこサンプルコード 一例】
- こんにちはと表示させるコード
- 20-5を計算するコード
公式URL https://nadesi.com/top/
開発者 くじらはんど
価格 無料
日本語プログラミング言語の教育分野での活用例
中学校の技術科の教材としても採用されている 「ドリトル」と「なでしこ」の活用例をご紹介しましょう。ドリトル
「ドリトル」はプログラミング教育用に作られたプログラミング言語で、小学校の授業や、中学校の技術科の副教材などに利用されています。なでしこ
実践的なプログラミング言語の「なでしこ」は、中学校や高校のほか、大学や専門学校の授業や部活、研究などさまざまな環境で利用されています。2021年度の技術の教科書にも採用されました。
日本語プログラミング言語を学ぶには?
日本語プログラミング言語は家庭でも学ぶことができます。「ドリトル」や「なでしこ」は、はじめてプログラミングをする人でも使えるようなマニュアルをインターネット上に無料で公開しています。
子どもがプログラミングに興味をもったら、一緒にマニュアルを見ながら簡単な命令を作って、コードを記述してみると良いでしょう。
解説書や入門書などの書籍も販売されています。
ドリトルマニュアルURL:https://dolittle.eplang.jp/manualjs
なでしこマニュアルURL:https://nadesi.com/top/index.php?%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB
まとめ
プログラミング学習に苦手意識をもってしまうのは、プログラミング言語が分かりにくいということが一つの理由としてあるかもしれません。日本語プログラミング言語は、普段使っている日本語に近い言語を使うため、初心者でも命令の意味が分かりやすいのがメリットです。
子どもでも扱いやすいため、本格的なプログラミング学習を始める前の準備体操として、プログラミングの楽しさを知るところから始めるのも良いかもしれませんね。