結論からお伝えすると、希望の条件を叶えるには、機械設計の求人を扱うメーカー特化型を軸に、IT・コンサル特化型を併用するのが近道です。
現在、機械設計技術者の有効求人倍率は3.21倍に達しており、転職市場は圧倒的な売り手市場が続いています。
しかし専門性が高い職種である分、求人票の文字情報だけで、自身のスキルが活かせる環境かどうかを見極めるのは簡単ではありません。
この記事では、転職エージェント利用者323人への口コミ調査や各社への独自取材をもとに、機械系エンジニアにおすすめの転職サイト・エージェントを厳選して紹介します。
メーカーに特化したサービスから、最新の市場動向、機械設計エンジニアが年収を上げるための具体的なコツまで詳しく解説します。
掲載サービスの検証ポイント
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1
求人・キャリアアドバイザーの質
求人の質や非公開求人の状況、アドバイザーの支援体制などを総合的にチェックしています。
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2
マッチング精度・フォロー体制
求人紹介後の選考支援やフォロー内容を確認し、伴走型の支援が行われているかを見ています。
-
3
利用者満足度
独自取材や口コミアンケート情報をもとに、利用者の評価傾向を分析し判断しています。
機械系エンジニア・機械設計の転職市場と最新動向

機械系エンジニアの転職市場は、需要の拡大と若手人材の減少が重なり、求職者に有利な売り手市場となっています。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和8年5月分)」によると、製造技術者(開発)の有効求人倍率(パートを除く)は2.16倍で、職業全体の1.11倍の約2倍にあたります。
同省の職業情報提供サイト(job tag)における「機械設計技術者」の有効求人倍率は3.21倍(令和6年度ハローワーク求人統計)に達しており、機械設計を専門とする人材が強く求められていることがわかります。
一方で、人材を供給する側は細っています。
総務省の「労働力調査」によれば、製造業の就業者数は2002年の1,202万人から2025年には1,033万人へと約14%減少し、34歳以下の比率も31.4%から25.0%へ低下しました。
中小製造業の従業員数過不足DIも▲17.9の不足超過です(2026年版ものづくり白書)。
ここまでの需給データを整理すると、以下のとおりです。
| 機械設計技術者の有効求人倍率 | 3.21倍 |
| 製造技術者(開発)の有効求人倍率 | 2.16倍(職業全体は1.11倍) |
| 製造業の就業者数の推移 | 1,202万人 → 1,033万人(約14%減) |
| 製造業就業者に占める34歳以下の比率 | 31.4% → 25.0% |
| 中小製造業の従業員数過不足DI | ▲17.9(不足超過) |
IoT・AI化に伴う機械系エンジニアの需要変化
IoT(モノのインターネット)やAI技術の産業実装が進み、成長分野における機械系エンジニアの需要は高まっています。半導体製造装置の日本製装置販売高は2025年度に5兆1,986億円に達しました(SEAJ調べ)。
産業用ロボットの2025年受注額は、会員と非会員を合わせた全生産ベースで1兆456億円となり、前年比25.7%の増加です(日本ロボット工業会)。
医療機器の国内生産金額は、令和6年(2024年)で2兆6,642億円となり、過去10年で約37%増加しました(厚生労働省薬事工業生産動態統計年報)。
高度な制御や精密な機構が求められるこれらの分野では、機械設計エンジニアの知見が不可欠です。
成長産業へ挑戦したい方は、機械設計の求人に強い転職エージェントへの相談で好条件の求人に出会いやすくなるでしょう。
制御やソフトウェアの領域に踏み込むなら、機械とソフトの境界にある組み込み分野が現実的な選択肢になります。
この領域に強いサービスは「組み込みエンジニア転職エージェントおすすめ10選」で比較しているので、あわせて参考にしてください。
機械設計スキルを活かしたキャリアチェンジという新たな選択肢
機械設計の経験は、製造業の枠を超えてITやソフトウェア領域でも評価されうる選択肢があります。とくに自動車業界では、ソフトウェアが機能を定義するSDV(Software Defined Vehicle)への移行が進んでいます。
経済産業省の2025年時点の推計では、自動車のソフトウェア領域で本来必要な3.2万人に対し2.1万人が不足しているとされ、日系企業のSDVシェア3割が2030年・2035年の政策目標に掲げられています。
ハードウェアの構造を理解したうえでソフトウェア開発に携われる人材は貴重です。
論理的思考力やプロジェクト推進力が求められる機械設計の経験は、ITコンサルタントなどの領域でも評価される可能性があります。
メーカーの営業や製造現場から未経験でエンジニアへ転職した事例もあり、異業種への挑戦は決して不可能ではありません。
理化学機器メーカーの営業・製造から、30歳・未経験でエンジニアへ転職したIさんは、前職で培った力が今の仕事に直結していると語っています。
製造職で培った「細部まで慎重に確認する癖」は、エラーの少ない信頼性の高いコードを書く上で直結しています。
出典:メーカー営業・製造から未経験でエンジニアへ転職した女性の体験談!30歳・異業種のリアル
とはいえ、ソフトウェア領域の経験がないまま飛び込むのは不安が残るところです。
必要なスキルの習得順序や年収の実態は「未経験からでも組み込みエンジニアになれる?ロードマップや年収事情を解説」で具体的に解説しています。
機械系エンジニア向け転職サイト・エージェントの選び方

機械系エンジニアが転職を成功させるには、自分の専門性を正しく理解し、希望に合う求人を保有するエージェントを見極めることが重要です。
ここでは、次の3つの基準を解説します。
- 機械設計など専門性の高い求人を豊富に扱っているか
- IT・コンサルなど異業種への知見がある担当者かどうか
- 複数のエージェントを併用して相性を比較できているか
機械設計など専門性の高い求人を豊富に扱っているか確認する
登録前には、自分の職種の求人を扱っているかを必ず確認してください。エージェントの得意分野によっては、機械系の求人がまったく存在しないケースも珍しくないためです。
たとえばIT・Web業界に特化した転職サイトやエージェントでは、システムエンジニアの求人は豊富でも、機械設計職の求人は扱っていないことがよくあります。
実際に次章で紹介するおすすめの8社のうち、機械設計の求人を明確に扱っているのは2社(タイズ・Geekly)で、扱う可能性があるのが1社(アカリクキャリア)です。
自社で実施した転職エージェント利用者323人の口コミ調査でも、利用者が直面した課題として最も多く挙げられたのが「求人の充実度」でした。
「希望する求人がなかった」と後悔しないためにも、公式サイトの求人検索機能などでターゲットとなる求人の有無を事前にチェックすることが大切です。
コエテコキャリアが転職エージェント利用者323人の口コミを分析した調査でも、求人の充実度は4分野のなかで評価が伸び悩んでいました。
最下位となった「求人の充実度」は、9点以上の高評価が34.8%と唯一3割台にとどまっています。
出典:転職エージェント利用者323人の口コミ調査|満足度1位は「アドバイザーの対応」、課題は「求人の充実度」
求人の絶対数を優先して探したい場合は、エージェントより求人サイトのほうが自分のペースで比較しやすくなります。
エンジニア向けの主要サイトは「IT転職サイトおすすめランキング10選|エンジニアに強いサイト比較」にまとめています。
IT・コンサルなど異業種への知見がある担当者を選ぶ
キャリアチェンジを視野に入れている場合は、ITやコンサルティング領域に強いエージェントも有力な選択肢となります。ただし、これらの異業種に特化したエージェントは、純粋な機械設計の求人を扱っていないことがほとんどです。
「機械系の専門職としてキャリアを積むか」「知見を活かして異業種に挑戦するか」によって使い分ける必要があります。
前述の自社調査では、利用者の満足度1位が「アドバイザーの対応」でした。
同じ調査では「求人の充実度」が最下位となっており、分野ごとの評価差がはっきり表れています(下図)。

機械系の転職においては、3D CADやCAE解析(コンピュータを用いた工学支援システム)といった専門用語や技術スキルを正確に理解できる担当者かどうかが重要になります。
自分のスキルレベルを正しく評価し、適切なアドバイスをくれる担当者を見つけることが、転職活動をスムーズに進める鍵といえるでしょう。
IT領域への転職を本格的に視野に入れるなら、この分野を専門に扱うエージェントの比較も欠かせません。
各社の求人傾向やサポート内容は「IT転職エージェントおすすめランキング10選|エンジニアに強い」で詳しく解説しています。
複数のエージェントを併用して相性を比較する
総合型と特化型を組み合わせて2〜3社を併用することをおすすめします。並行して利用することで、求人の重複を避けながら選択肢を最大化し、担当者との相性を比較できるからです。
自社が行ったITエンジニア67人の口コミ調査では、エージェント利用の満足度平均は10点満点中8.1点と高い水準でした。
これは利用者全体の平均7.99点を上回る水準です(下図)。

複数のエージェントから自分に合うアドバイザーを見つけ、手厚いサポートを受けた結果と考えられます。
まずはメーカーや機械系に強い特化型エージェントを軸に登録し、その上で総合型や異業種に強いエージェントを併用して、もっとも信頼できる担当者を絞り込んでいく進め方が効果的です。
機械系エンジニア・機械設計転職エージェントおすすめ8選

機械系エンジニアにおすすめの転職エージェントとして、この8社にはメーカー・機械設計の求人に強いサービスと、機械系の知見を活かしてIT・コンサル領域へ広げるためのサービスの2タイプが含まれます。
機械設計エンジニア向けの転職サイトを探している方はもちろん、これまでのモノづくりの経験を活かして異業種へ挑戦したい方にも適した選択肢を揃えました。
ご自身の目指すキャリアの方向性に合わせて、複数のサービスに無料登録し、情報収集を進めることが転職成功への近道です。
| サービス名 | タイプ(機械・メーカー系/IT・コンサル系) | 得意な領域・業界 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| Geekly | IT・コンサル系(メーカーもあり) | IT・Web・ゲーム、ディープテック、機械・運送用機器 | IT業界とメーカーの両方を視野に入れたい人 |
| マイナビ転職 IT AGENT | IT・コンサル系 | IT・通信・SIer・Web・金融など | IT・Web業界へキャリアチェンジしたい若手〜中堅の人 |
| テックゴー | IT・コンサル系 | ITエンジニア、ITコンサルタントなど | 新しいIT特化型サービスでIT職へ挑戦したい人 |
| レバテックダイレクト | IT・コンサル系 | IT・Web業界 | スカウトを待って効率的にIT業界へ移りたい人 |
| タイズ | 機械・メーカー系 | 電気・電子・半導体・機械・自動車など | メーカーで機械設計の専門性を高めたい人 |
| MyVisionコンサルティング | IT・コンサル系 | コンサル・金融業界 | 論理的思考を活かしてコンサルタントを目指す人 |
| 社内SE転職ナビ | IT・コンサル系 | 事業会社の社内SE・情報システム部門 | 社内SEとしてIT企画やインフラに関わりたい人 |
| アカリクキャリア | 機械・メーカー系 | 製造業・IT・半導体・エネルギーなど | 大学院での研究経験を活かしたい院卒の人 |
Geekly
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界やAIなどのディープテック領域に強い転職エージェントです。
IT領域が中心のサービスですが「機械・運送用機器メーカー」のカテゴリも設けており、機械設計職の求人も扱っています。
全体の求人数は46,000件以上と非常に豊富で、幅広い選択肢の中から自分に合った企業を探すことが可能です。
コエテコでGeeklyの転職面談を利用者に徹底取材した記事でも、アドバイザーの専門性の高さと丁寧なヒアリングが評価されていました。
ソフトウェア技術とハードウェア技術の両面から、今後のキャリアを幅広く検討したい機械系エンジニアにおすすめです。
機械・運送用機器メーカーの求人がどの程度あるかは、登録後にアドバイザーへ希望条件を伝えると具体的に確認できます。
利用は無料ですので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
| 運営会社 | 株式会社Geekly |
| 得意な職種・領域 | IT・Web・ゲーム業界。「機械・運送用機器メーカー」のカテゴリもあり |
| 機械設計求人の取り扱い | 扱いあり |
| 求人数 | 46,000件以上 |
| 料金 | 無料 |
エンジニア/コンサルの方+ハイクラスの方におすすめ
コエテコがGeeklyの利用者に取材した記事では、Iさんがサポートの手厚さについて次のように話しています。
Web系の求人数が多かったことと、担当キャリアアドバイザーのサポートが手厚かったことです。ITに特化した知識を持ったうえで対応してくださっている印象があり、安心して転職活動を進められました。
出典:Geekly(ギークリー)転職面談の内容を利用者に徹底取材!IT求人に強い
マイナビ転職 IT AGENT
マイナビ転職 IT AGENTは、IT・通信・SIer・Web業界などに特化した転職エージェントです。
こちらはIT・Web特化のため機械設計職の直接的な求人は扱っていませんが、機械系の経験を活かしてIT領域へ移りたい場合に力を発揮します。
SEやシステムエンジニアの求人総数は31,204件に上り、若手から中堅層のサポートに定評があります。
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを目指す20代や30代の方に最適で、大手ならではの充実したサポート体制を活用し、初めての異業種転職でも安心して選考対策を進められるでしょう。
機械設計の求人は扱っていないため、設計職として転職したい場合はメーカー特化型のサービスとの併用が前提になります。
IT領域も候補に入れるなら、まずは無料で登録して求人の傾向を確かめてみてはいかがでしょうか。
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 得意な職種・領域 | IT・通信・SIer・Web・ゲーム・広告・金融など |
| 機械設計求人の取り扱い | 扱っていない(IT・Web特化) |
| 求人数 | SE・システムエンジニア求人 31,204件 |
| 対象層 | 若手〜中堅 |
| 料金 | 無料 |
IT業界に強い大手サービス!非公開求人を無料で受け取る
テックゴー
テックゴーは、エンジニアやITコンサルタント、WebディレクターといったIT領域の職種に特化した転職エージェントです。
機械設計職の求人は扱っていませんが、これまでの経験を活かしてIT領域へキャリアチェンジを図りたい方に適しています。
2025年にサービスを開始した新しいエージェントであり、キャリアアドバイザーの手厚いサポートを受けながらIT職への転身を目指すことができます。
機械学習などの先端IT技術に関心がある機械系出身者にとって、新たなキャリアを切り拓くための強力なパートナーとなるはずです。
同じ株式会社MyVisionが運営するMyVisionコンサルティングとあわせて、IT・コンサルの両方向を検討できます。
まずはキャリアアドバイザーとの面談で、これまでの設計経験がIT領域でどのように評価されるかを聞いてみてはいかがでしょうか。
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
| 得意な職種・領域 | ITエンジニア、ITコンサルタント、Webディレクターなど |
| 機械設計求人の取り扱い | 扱っていない(IT領域に特化) |
| サービス開始 | 2025年 |
年収交渉力が魅力!無料登録で有料求人をチェック
レバテックダイレクト
レバテックダイレクトは、IT・Web業界のエンジニアやデザイナーに特化したスカウト型の転職サービスです。
こちらもIT特化のため機械設計職の求人はありませんが、異業種であるIT領域へ移りたい場合に有効なサービスです。
最大の特徴は、企業から届く全スカウトメールの95%が面接や面談を確約している点にあります。
現職が忙しくて自分から求人を探す時間が取れない方でも、プロフィールやこれまでの経験を登録しておくだけで、IT企業からの直接スカウトを効率的に待つことができます。
メーカーで設計職を続ける前提であれば、このサービス単独では求人が見つからないため、メーカー特化型との併用が必要です。
登録は無料ですので、まずはこれまでの経験を登録して、どのようなIT企業から声がかかるかを確かめてみてはいかがでしょうか。
| 運営会社 | レバレジーズグループ |
| サービス形態 | スカウト型の転職サービス |
| 得意な職種・領域 | IT・Web業界のエンジニア・デザイナー |
| 機械設計求人の取り扱い | 扱っていない(IT・Web特化) |
| スカウトの特徴 | 全スカウトメールの95%が面接・面談を確約 |
| 料金 | 無料 |
エンジニア系職種orクリエイター職経験のある方におすすめ
タイズ
タイズは、電気・電子・半導体や機械、自動車などのメーカー専門に特化した転職エージェントです。
メーカーに特化しているため、機械設計職の求人を明確に扱っており、研究開発や生産技術といった職種の求人も豊富に揃っています。
公開求人8,450件、非公開求人5,000件以上を保有しており、機械設計エンジニア向けの転職サイトを探している方にとって本命となるサービスといえます。
メーカー各社との太いパイプを持っているため、企業の社風や働き方といった詳細な内部情報を得たうえで、ミスマッチのない応募を検討できるのが魅力です。
他社と比較する前提でも、自身の経験がメーカー各社でどう評価されるかを早い段階で把握できます。
利用は無料ですので、まずは登録して非公開求人まで含めた選択肢を見せてもらってはいかがでしょうか。
| 運営会社 | 株式会社タイズ |
| 得意な職種・領域 | メーカー専門。電気・電子・半導体、機械、化学・素材、自動車・輸送用機器など |
| 機械設計求人の取り扱い | 扱いあり |
| 公開・非公開求人 | 公開求人8,450件/非公開求人5,000件以上 |
| 料金 | 無料 |
MyVisionコンサルティング
MyVisionコンサルティングは、コンサルティング業界や金融業界に特化した人材紹介サービスです。
コンサル特化のため機械設計職の求人は扱っていませんが、機械系の経験を活かしてコンサル領域へ移りたい場合に活用できます。
製造業での設計開発経験やプロジェクト管理のスキルは、製造業向けコンサルタントやITコンサルタントとして高く評価される傾向があります。
機械系エンジニアとして培った論理的思考力や課題発見力を武器に、ビジネスの上流工程から企業の経営課題解決に携わりたい方におすすめです。
機械設計の求人は扱っていないため、設計職として転職したい方の受け皿にはなりません。
設計開発で培った課題整理の力をコンサルティング領域で試したい方は、まずは面談で自身の経歴がどう評価されるかを聞いてみてはいかがでしょうか。
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
| 得意な職種・領域 | コンサルティング業界・金融業界 |
| 機械設計求人の取り扱い | 扱っていない(コンサル・金融に特化) |
| 同社が運営する他サービス | テックゴー(IT領域に特化) |
コンサル経験者があなたの経歴に合うファームと選考戦略を提案
社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビは、事業会社の社内SEや情報システム部門に特化した転職エージェントです。
IT特化のため機械設計職の求人はありませんが、機械系の経験を活かして社内IT領域へ移りたい場合に適したサービスです。
保有求人数は10,000件以上あり、開発やインフラ、IT企画など幅広い社内SE求人を揃えています。
コエテコが同社の運営担当者へ取材した記事でも、社内SEならではのキャリアプランの描き方について詳しい解説がありました。
自社のシステム環境を支える立場で、腰を据えて働きたい方にぴったりのサービスでしょう。
利用者は30代が38%、40代が34%と中堅層が7割を超えており、年齢を理由に相談しにくいサービスではありません。
電話やweb面談は全国から無料で利用できるため、地方のメーカーに勤めながら情報収集を始めたい方にも向いています。
| 運営会社 | アイムファクトリー株式会社 |
| 得意な職種・領域 | 事業会社の社内SE・情報システム部門(開発・インフラ・IT企画など) |
| 機械設計求人の取り扱い | 扱っていない(IT職に特化) |
| 求人数 | 保有求人10,000件以上(うち社内SE求人は5,000件以上) |
| 面談の対応エリア | 電話・web面談は全国対応。対面は東京本社・大阪支社 |
| 料金 | 無料 |
社内SE転職ナビを運営するアイムファクトリー株式会社の山﨑季也氏は、社内SEのキャリアで大切な姿勢を次のように語っています。
自ら現場に出て課題を抽出する能動性や、課題を自分の仕事に落とし込んで解決に導くプロセスを踏めることが、とても大切だと考えています。
出典:社内SE業界のキャリアプランの描き方とは?「社内SE転職ナビ」山﨑氏に聞く|キャリア選択の羅針盤
アカリクキャリア
アカリクキャリアは、修士や博士、ポスドクといった大学院修了者に特化した転職エージェントです。
製造業やIT、半導体、エネルギーなどの領域に強く、トヨタやマツダ、デンソーといった大手メーカーの掲載実績があるため、機械設計求人を扱っている可能性があります。
利用者の99%以上が院卒であり、大学院での高度な研究経験や専門知識をビジネスの場で活かせる求人を厳選して紹介してくれます。
研究開発やロボット開発など、より専門性の高いキャリアを歩みたい大学院出身の機械系エンジニアにおすすめです。
大学院修了者に向けたサービスのため、学部卒の方は他のサービスを軸にしたほうが求人を紹介してもらいやすくなります。
院卒の方は、機械設計の求人を扱っているかどうかも含めて、まずは面談で紹介可能な求人を確認してみてはいかがでしょうか。
| 運営会社 | 株式会社アカリク |
| 得意な職種・領域 | 製造業・IT・半導体・エネルギー。研究開発、デバイス開発、ロボット開発など |
| 機械設計求人の取り扱い | 「機械設計」の明記は公式で確認できず。製造業の大手メーカーの掲載実績あり |
| 求人数 | 9,000件超 |
| 対象層 | 大学院修了者(修士・博士・ポスドク)。利用者の99%以上が院卒 |
機械系エンジニア・機械設計の年収相場と転職で年収を上げる方法

機械系エンジニアが転職で年収を上げるには、まず自身の現在年収が市場相場に対して妥当かを把握し、需要の高い分野へアプローチすることが重要です。
機械設計エンジニアの年収相場を年代別・企業規模別に把握する
まず相場を押さえておきましょう。以下は、厚生労働省の統計における職種小分類「機械技術者」(機械設計を含む区分)の平均年収です。
| 区分 | 年収レンジの目安 | 主な役割・求められる経験 | 年収を上げるための着眼点 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 約386〜505万円 | 基礎的な設計業務や補助、経験0〜数年程度 | 経験年数を積み、一連の設計プロセスを自己完結できるようになること |
| 30代 | 約592〜685万円 | 主担当としての設計実務、後輩の指導 | プロジェクトのリードや、需要の高い成長分野へのスキル展開を図ること |
| 40代 | 約739〜775万円 | プロジェクトマネジメント、部門の統括 | マネジメント経験の証明や、大規模プロジェクトでの実績をアピールすること |
| 大企業 | 745.5万円 | 大規模かつ細分化された開発の特定領域 | 賞与水準が高いため、基本給だけでなく賞与実績を含めた総年収で企業を選ぶこと |
| 小企業 | 525.4万円 | 幅広い業務領域をカバーする柔軟な対応力 | 企業規模にとらわれず、独自の技術力や高い利益率を持つ優良企業を見極めること |
※厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』の職種小分類「機械技術者」より作成。
※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で算出した値です。
※年代別は年齢階級ごとの平均値、企業規模別は企業規模ごとの平均値です。
※この区分には機械設計以外の機械技術職も含まれるため、機械設計職だけの数値ではありません。
出典:厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査』
同調査によると、機械技術者(機械設計を含む職種区分)の平均年収は659.0万円、平均年齢は42.3歳です。
ただし所定内給与の平均37.6万円に対し中位数は34.3万円で、平均値は上位層に引っ張られている点に注意が必要です。
年代別では20代が約386〜505万円、30代が約592〜685万円、40代が約739〜775万円と推移し、経験年数別でも所定内給与は経験0年の28.3万円から15年以上で44.1万円へ伸びます。
企業規模による差も大きく、大企業745.5万円、中企業610.4万円、小企業525.4万円です。
主な要因は賞与額の違いで、大企業の年間賞与186.9万円に対し小企業は89.3万円と約2.1倍の開きがあります。
一方で、求人ボックスの平均年収490万円(正社員ボリュームゾーン326〜395万円)やスタンバイの459万円など、求人ベースの相場は在職者ベースより低く見えます。
これは求人票の提示額が未経験・若手を含む募集条件であるためで、両者を混同しないことが大切です。
年収が上がりやすい業界・職種と、伸び悩みやすいケース
年収を上げるには、需要が強く人材不足が顕著な分野を選ぶことが有効です。マイナビ転職の「職種別モデル年収平均ランキング2025」では、機械・機構設計のうち分野が特定できる区分では、工作機械・ロボット・機械系が588万円と最も高く、精密・医療用機器系576万円、自動車・輸送用機器系564万円、家電・コンピューター・通信機器系538万円と続きます(分野を特定しない「その他」は590万円)。
求人ボックスの条件別データでも、FAロボット関連は全体比プラス5%、半導体製造装置関連はプラス3%です。
設計派遣(技術者派遣)の年収水準は、大手3社の有価証券報告書ベースで約460〜600万円です。
労使協定方式における機械技術者の時給下限も、経験0年の1,534円から20年の2,721円へと段階的に設定されています。
こうした背景には製造業全体の人材不足があります。
労働政策研究・研修機構(JILPT)の2026年調査では、ものづくり人材の定着に向けた取り組みで最も多い回答が「賃金水準の向上」(71.5%)でした。
企業が賃上げで人材をつなぎ止めようとしているため、転職市場での価値も高まっています。
転職エージェントの年収交渉を活用して市場価値どおりの条件を得る
自身の市場価値を把握し希望条件を引き出すには、機械設計エンジニア向けの転職サイトやエージェントの活用が有効です。とくに、自分では言い出しにくい年収交渉をキャリアアドバイザーに代行してもらえる点は大きな価値といえます。
エージェント経由で応募すると、面接での評価や他社の選考状況を踏まえ、内定時に企業側と条件のすり合わせが行われます。
必ず年収が上がるとは限りませんが、希望額を論理的に伝えてもらうことで相場に見合った条件を引き出しやすくなるでしょう。
なお、ITや社内SE、コンサルティングへキャリアを広げた場合の年収変化は一概には言えません。
Web系エンジニアの事例では、自社開発企業への転職で年収が約100万円アップしたケースもあります。
まずは機械設計に強い転職エージェントに無料登録し、自身の適正年収やキャリアの選択肢について客観的なアドバイスを受けてみてください。
こちらは機械系ではなくWeb系エンジニアの事例ですが、受託開発から自社開発企業へ転職したHさんは、条件面の変化を次のように振り返っています。
約1年間じっくりと活動し、約20社に応募して3社から内定をいただきました。自分に合う企業を見極められた結果、転職後の年収は前職と比べて約100万円アップしました。
出典:受託開発はやめとけって本当?自社開発へ転職したエンジニア体験談
転職エージェントを活用して機械系エンジニアの転職を成功させるコツ

機械系エンジニアにおすすめの転職サイトやエージェントを活用して理想のキャリアを実現するには、自身のスキルの棚卸しと担当者との密な連携が不可欠です。
エージェントは求職者から提供された情報をもとに企業へ推薦を行うため、実績や希望条件を正確に伝えることがミスマッチの防止につながります。
職務経歴書で機械設計の具体的な実績をアピールする
職務経歴書では、担当した製品や使用ツール、関与した工程を数値を用いて具体的に記載することが重要です。採用担当者は自社の開発環境ですぐに活躍できるかを判断するため、曖昧な表現ではスキルレベルが伝わりません。
たとえば「産業用ロボットの機械設計を担当。
3D CADを使用して部品設計を行い、量産化に貢献した」という記載ではなく、「産業用ロボット(可搬質量50kgクラス)のアーム部における機械設計を担当。
使用CADはSolidWorks。
基本設計から詳細設計、試作評価、量産立ち上げまでの全工程にメイン担当として関与し、部品点数の15%削減と製造コストの10%ダウンを実現した」のように、具体的な数値や役割を盛り込みましょう。
キャリアアドバイザーとの面談前に希望条件を整理する
初回面談の前には、年収や勤務地、今後のキャリアパスなど、絶対に譲れない条件に優先順位をつけておきましょう。自社調査では転職エージェント利用者の満足度1位が「アドバイザーの対応」であり、担当者とどのようなすり合わせを行うかが結果を大きく左右するからです。
希望条件が曖昧なまま面談に臨むと、的外れな求人を紹介される原因になります。
以下の項目を事前に整理しておきましょう。
- 希望する年収の最低ラインと目標額
- 許容できる通勤時間やリモートワークの希望
- 携わりたい製品分野や身につけたい技術
- 転職時期の目安(すぐにでも、良い求人があれば、など)
希望条件を詰めきらないまま進めてしまうことは、転職後のミスマッチにつながりやすい典型的なパターンです。
どこでつまずきやすいのかは「エンジニア転職の失敗例!失敗する人の特徴や成功するためのポイントも解説」で事例をまとめているので、面談前に目を通しておくと安心です。
推薦状を活用して企業へのアピール力を高める
機械設計に強い転職エージェントを利用する大きなメリットは、担当者からの推薦状によって、書類だけでは伝わらない人物面やポテンシャルを企業へアピールできる点です。企業は技術的なスキルだけでなく、チームでの協調性や困難な課題に対する姿勢も重視して合否を判断します。
面談の場で語った仕事への熱意や、トラブルを乗り越えたエピソードは推薦状に反映されます。
アドバイザーと話す際は単なる条件の伝達で終わらせず、自分の長所や仕事に対するスタンスをオープンに伝えることが内定獲得への近道です。
機械系エンジニア転職サイトや機械設計転職エージェントに関するよくある質問

Q. 機械系エンジニアからITエンジニアへの転職は未経験でも可能ですか?
機械設計で培った要件定義や、図面を通じた仕様調整の経験はシステム開発の上流工程と共通点が多く、未経験からITエンジニアへの転職も可能性はあります。実際に自動車のソフトウェア領域では、経済産業省の2025年推計で本来必要な3.2万人に対し2.1万人が不足するとされ、国レベルで人材を求める動きがあります。
ただし、難易度は企業によって異なるため注意が必要です。
メーカー営業・製造から未経験でエンジニアへ転職した事例もあるため、実際の体験談も参考にしてみてください。
未経験からの転職に的を絞ってサービスを探す場合は「未経験者におすすめのIT転職エージェント11選」もチェックしてみてください。
Q. 機械設計技術者試験などの資格は、転職で有利になりますか?
機械設計技術者試験(1級33,000円/2級22,000円/3級8,800円)や、CAD利用技術者試験(2次元2級7,150円など)は、基礎知識を体系的に学んだ証明になります。ただし、選考では資格以上に実務経験が重視されるのが実情です。
具体的には、担当した製品や工程、使用CAD、量産までの関与範囲といった実績が評価の軸となります。
そのため、資格だけで有利になるとは考えず、実務実績の裏づけとして履歴書に併記する使い方が現実的でしょう。
Q. 30代後半の機械系エンジニアですが、今から転職を考えるのは遅いでしょうか?
30代後半からでも決して遅くはありません。厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、機械技術者の平均年収は35〜39歳で約685万円、40〜44歳で約739万円と年齢とともに上昇します。
また、経験15年以上の所定内給与は44.1万円と、0年(28.3万円)から大きく伸びます。
特に設計リーダーや量産立ち上げの経験は高く評価される傾向にあります。
ご自身の強みを活かせるおすすめの転職サイトを探してみてください。
30代の転職事情や年代に合った選び方は「30代におすすめのIT転職エージェント14選|目的別の選び方も解説」で掘り下げています。
Q. メーカーの機械設計から社内SEへ転職する際、年収は下がる傾向にありますか?
年収が下がるケースもあります。求人サービスが公表する機械設計の平均年収は、求人ボックスで490万円、スタンバイで459万円となっており、未経験や若手を含むため在職者ベース(機械技術者659万円)よりも低い水準です。
転職時の提示額は企業規模や業界によって大きく変わります。
なお、今回紹介した「社内SE転職ナビ」はIT職種に特化しており、機械設計職の求人は扱っていません。
機械系エンジニアから社内SEを目指す場合は、条件面の変化を慎重に見極める必要があります。
社内SEという選択を具体的に検討するなら、平均年収や転職難易度まで踏み込んだ「社内SE転職エージェントおすすめランキング16選|ヘルプデスクも解説」が参考になります。
Q. 機械系特化の転職エージェントと、IT・総合型エージェントはどのように使い分けるべきですか?
メーカーでの同職種転職を目指すなら、機械設計の求人を明確に扱うタイズ・Geeklyを軸にするのがおすすめです。大学院修了者であればアカリクキャリアも選択肢に入ります。
一方、ITやコンサル領域へキャリアを広げたい場合は、その分野に特化したサービスを併用しましょう。
今回紹介した8社のうち、機械設計の求人を明確に扱うのは2社で、残る6社はIT・コンサル特化(アカリクキャリアは院卒特化)です。
当サイトの口コミ調査(323人)では、利用者の課題1位が「求人の充実度」でした。
複数登録することで、ご自身の市場価値を多角的に把握しやすくなります。