タミヤロボットスクールについて
タミヤロボットスクールとは?

タミヤロボットスクールは、世界各国で子どもたちへのSTEM教育*の重要性が高まっているなか「モノづくり」「プログラミング」の体験と学びを通しての「生きる力」の獲得を目標とするロボットプログラミングスクールです。
講座は、ロボットを思いのままに制御する基礎をしっかり学ぶ「ロボットプログラミングコース」と機械の組み立てを通して仕組みや構造を理解する「ロボットメカニックコース」があります。
いずれもタミヤが長い間、モノづくりの世界で積み重ねてきた膨大な経験を生かした実践的で、夢にあふれた学習機会となっています。
使用機材は、
プログラミングコースでは、こども用プログラミング専用パソコン「IchigoJam」と「カムプログラム工作セット」
メカニックコースでは「ぷるぷるテントウムシ」「アームクローラー工作セット」「リモコンロボット製作セット」(タイヤタイプ)を使います。
ミニ四駆、ラジコン、プラモデル、ダンガンレーサーなど、保護者世代の人々が、モノづくりの楽しさと感動を知るきっかけとなったタミヤならではの教室展開。考えただけでもワクワクしますね。
作品発表の機会は?
タミヤは以前より、モノづくりの楽しさだけでなく、ミニ四駆の大会などを開催して競い合う感動も伝えてきました。その経験を生かして、タミヤロボットスクールでも全国の生徒が知識と技と創造性を競いあうイベントを開催しています。タミヤロボットスクールフェア
ロボットメカニックコースの生徒が「選手」となって、みずからがつくったロボットの実力を競う大会です。
参加者は2人1組になり、ペア(ロボット2台)で自分達のエリアにある得点アイテム(ペットボトルキャップ)を相手のコートに入れる競技を行います。
2019年には3月9・10日と9月29日の2回にわたって開催され、終日会場は、大歓声に包まれました。
カムロボ★ダンスコンテスト
ロボットプログラミングコース、2019年春のチーム課題として「カムロボ・ダンスコンテスト」が行われました。
定点撮影、演習なし、課題曲は「ジ・エンターテイナー」30秒というテーマに従って「踊るロボット」を競いあい、スタートを合わせるために距離センサーを使ったアイデアが評価されて、ツクロ益田教室のカムロボファイブが見事に最優秀賞を受賞しました。

単にプログラミング知識や学校のための勉強だけでは夢中になれない子もいるでしょう。タミヤロボットスクールの各種イベントでは、子どもたちは大きな感動を得ます。イベントに向かって全力投球をする、そして成長するというサイクルが一人ひとりの学習効果を大幅にアップしてくれるスクールと言えるでしょう。
教室はどこにある?
2018年に開校したばかりのタミヤロボットスクールですが、すでに全国に約100ヵ所の教室が展開されています。子どもたちが暮らす同じ町のどこかで、いまこの瞬間に「すごいロボット」を実現しているライバルがいるかもしれない、そんな気持ちが一人一人を奮い立たせてグングン成長させています。
お住まいの近くにあるかどうかは、このボタンから探せますよ。
タミヤロボットスクールの料金体系(費用・月謝・授業料)は?
タミヤロボットスクールはフランチャイズ(FC)で展開しているため、受講料は教室によって異なります。料金の詳細は各教室にお問い合わせくださいね。教材は?
プログラミングコースの教材(※基礎クラス)
こどもパソコンIchigoJam・こどもモーターボードMapleSuger

IchigoJam(いちごじゃむ)は初心者向けプログラミング言語「BASIC」を現代風にアレンジしたプログラミング専用こどもパソコン。
テレビとキーボードをつなげば、すぐにプログラミング学習がはじまります。
MapleSugar(めーぷるしゅがー)は、モーターやサーボモーターを制御する基板で、IchigoJamを使ってモーターをプログラムします。
カムプログラムロボット工作セット(IchigoJam搭載版)
使用ロボットは「カムロボ」のニックネームで親しまれるタミヤのカムプログラムロボット。戦車のようなフォルムがタミヤらしく、子どもが夢中になってしまうデザインです。教材を収納する専用ケース
このケース一つあれば、自宅でもプログラミングができます。散らかりがちな教材キットもコンパクトに収納しておけるので、紛失してしまう心配もなくて安心ですね。
メカニックコースの教材(※基礎クラス)

ぷるぷるテントウムシ
その名のとおり、ぷるぷると震えるような動きで移動するてんとう虫型ロボットです。組み立てはパーツを切り離してビスで止めるだけ。構造が単純なので、紙やシールを貼り付けて自分好みにアレンジする子も。初心者でも抵抗なく取り組めるメカとなっています。アームクローラー工作セット
2本のアームにも本体にもクローラー(キャタピラ)がついたメカ。かなりの角度の障害物も乗り越えることができるパワフルな教材となっています。リモコンロボット製作セット(タイヤタイプ)
キャスターと2本のタイヤを使ったリモコンロボット。複雑な動きをさせたり、段ボールやプラスチックで作った部品を取り付けて拡張するなどカスタム性の高いメカとなっています。以上、プログラミングコース、メカニックコース、どちらの教材も、つくる楽しさと自由度に徹底的にこだわった教材が厳選されています。
まさにスーパープログラマー、スーパーメカニックを夢見る子どもたちがSTEM教科を学んでいくプロセスを支える教材たちですね。
どんな力が身につく?

プログラミングコース|本格的なロボットプログラミングを楽しく!
こどもパソコン「IchigoJam」を使ってBASIC言語によるプログラミングを学びます。ロボットを自由自在に制御するために必要な基礎知識をしっかり身につけられます。
「言語」を使って「機械」と対話する本格的プログラミングの知識とセンスを獲得できます。

メカニックコース|じぶんの手でつくって機械の仕組みと構造を理解する
ロボットを組み立てを通して、機械の仕組みと構造を理解していきます。競技要素をカリキュラムに取り入れてあり、向上心や探究心を呼びさまします。
また、豊かな発想力、課題解決力を習得し、他者との関わりの中で自身の可能性も発見できます。

探究心と競争心を組み合わせながら、遊びを超えた情熱に変えていく、ミニ四駆やダンガンレーサーで子どもたちを熱狂させてきたタミヤならではのモノづくりの思想が、子どもたちの成長を加速させていくようです。
タミヤロボットスクールのカリキュラム・授業内容は?
タミヤロボットスクールの授業はどのようなカリキュラムで構成されているのでしょうか?以下にまとめます。プログラミングコース 基礎クラス(1年目)90分/24回 (月2回・12ヵ月)
目的 | 内容 |
【はじめに】 プログラミングとは? |
IchigoJam入門 |
【工作の基礎を学ぶ】 モノづくりの基礎を学びます。 |
ロボットを組み立てよう |
【プログラミングの基礎を学ぶ】 自分で組み立てたロボットを使って プログラミングの基礎をしっかりと学びます。 |
いくつものコマンドをまとめる |
プログラムの速さをコントロールする | |
変数を使いこなす | |
IFコマンドを使いこなす | |
タイピングマスターになろう | |
お助けロボを作ろう | |
座標を使いこなす | |
くり返しを使いこなす | |
チーム課題 (ダンスコンテスト) | |
色んな入力・出力を使いこなす | |
サブプロシージャを使いこなす |
プログラミングコースのカリキュラムは、タミヤロボットスクールを運営する株式会社ナチュラルスタイルの現役プログラマーがプログラミングの基礎概念を体系化したものです。
基本クラスを修了した生徒は、応用クラス(2年目、90分/24回、月2回・12ヶ月)に進めます。
メカニックコース 基礎クラス(1年目) 90分/24回(月2回・12ヵ月)
カリキュラムを構成する4つの要素
目的 | 内容 |
【基礎知識・技能の習得】 |
ミニロボットの製作 (ぷるぷるテントウムシ) |
ミニロボットの製作と改造 (アームクローラー工作セット) | |
【自ら学ぶ力】 | 大型ロボットの製作 (リモコンロボット製作セット) |
【創意・工夫する力】 | 大型ロボットを競技用に強化、改造 (公認競技大会に出場) |
【基礎知識・技能の習得】
工具の正しい使い方や、説明書を読み取り、完成形をイメージして効率よく作業を進める手順を楽しく学びます。
【自ら学ぶ力】
工程を各部ごとで丁寧に理解を深めながら製作を進めていきます。自分がロボットのどの部分を製作しているのか、どういった動きや働きをするのか機械の基礎を体験を通して学びます。
【創意・工夫する力】
機械の基礎をしっかりマスターした上で、一人ひとりの発想や創造性を引き出しながら、それを形にするための論理的なプロセスを学びます。
メカニックコースのカリキュラムは、昨年発売されたタミヤの「ムカデロボ」の原型となったi-CentiPotを開発した工学博士 大須賀公一大阪大学大学院教授の監修によります。
基本クラスを修了した生徒は、応用クラス(2年目、90分/24回、月2回・12ヶ月)に進めます。

単に楽しいだけではなく、
1.必要な知識と技術はしっかり学ぶ
2.なによりも試行錯誤を重視する
3.コミュニケーションもたいせつにする
タミヤロボットスクールでは、講義を通して正しい知識をきちんと学ぶ、それによりもっと楽しいロボットが生まれる、という好循環を生み出しているというわけですね。
授業の流れは?
プログラミングコースの場合(90分)
学んで、定着して、挑戦をして、でも最後にかならずみんなで歓声を上げて遊ぶ時間がある。
90分の授業を通して技術とマインドの両立を図っていくところに、タミヤロボットスクールの大きなメリットがあるようです。

タミヤロボットスクールの教室のメリット/デメリット
メリットは?
タミヤロボットスクールのメリットは、なんといっても何十年にもわたって子どもたちを夢中にさせてきたタミヤの経験がフルに生かされている点にあります。保護者のなかにも、ミニ四駆選手権に出場し、レース直前にタイヤやモーターやギア比をどうするか、ワクワクとしながら改造した経験のある方は多いでしょう。
そのワクワクが、そのままロボットプログラミングとメカニックに生かされているのがタミヤロボットスクールというわけです。
また、メカニックコースのようなカリキュラムを提供するスクールは全国にもほとんどなく、これもまたタミヤロボットスクールならではといえます。
子どもより親が夢中になってしまわないよう、要注意かもしれませんね!
デメリットは?
タミヤロボットスクールの料金体系は全国の教室によってことなります。そのため一概は言えないのですが、他のロボットプログラミングに比べるとやや高額になる教室が多いようです。
授業内容には申し分ないものの、やはり金額が気になって「行かせたいのはやまやまだが、断念せざるを得ない」という判断を強いられる場合もあるかもしれません。
しかし、子どもの夢中度・熱中度を考えると、コストパフォーマンスはけっして悪くはないと思われます。
「行かせてあげるから、おこづかいから1,000円出しなさい」と子どもと交渉する……そんな解決策もあるかもしれませんね。
運営会社はどこ?怪しい会社じゃない?

株式会社タミヤの全面的な協力のもと、実際に教室運営を行っているのは株式会社ナチュラルスタイルという会社です。
もともとはソフトウェアの開発会社で、タミヤロボットスクールで使用するIchigoJamやカムロボを開発したのもこの会社。
ナチュラルスタイルでは、IchigoJamを使った子ども向けプログラミング講習やワークショップを全国各地で多彩に展開しています。
総務省による「平成28年度第2次補正予算『若年層に対するプログラミング教育の普及推進』に係る提案公募」にも選定されています。
その一方で、その名も「ミニ四部」というセクションでは全国で開かれるイベントのためにミニ四駆サーキットを設置・レンタルする仕事もしています。
そのナチュラルスタイルが株式会社タミヤの協力のもと、2018年開講したのがタミヤロボットスクールです。
モノづくりのたいせつさと楽しさを知りつくした上でのダイナミックな活動が見ものの会社ですね。
タミヤロボットスクールの無料体験会はこちら!
モノづくりに興味のある保護者なら、「タミヤ」という名前を聞いただけで興奮してしまう人も少なくないと思います。そんな保護者にとって、タミヤロボットスクールはかなり気になる存在なのではないでしょうか。
無料体験授業なら、授業で使うロボットや工具、プログラムツールを使って、実際にロボットづくりを体験できます。
本当に子どもが夢中になるか、本当に役立つか、保護者視点でしっかりと見定めてくださいね。
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コエテコでは、全国7,000教室からお住まいの近くにある教室をみることができます。「ロボット」「STEM」「KOOVで学べる」……など、お好みの特徴で検索が可能!
ぜひお子さんに合った教室を探してみてくださいね。
タミヤロボットスクールのコエテコ独自の取材記事はこちら
コエテコでは各スクールに直接お邪魔する突撃取材レポートを行っています。プロのライターがしっかり取材してきた記事だから、お子さんのスクール選びに役立つ情報がいっぱい!
安心と信頼の取材記事はこちらです↓
ミニ四駆、ラジコン、ダンガンレーサーなど保護者世代にも超有名なタミヤが企画協力したタミヤロボットスクールがネットワークを拡大しています。
ここでは、タミヤロボットスクールについてまとめます。
記事のいちばん下には直接!スクールに伺ったコエテコ独自の取材記事もありますので、あわせてどうぞ!