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「もくもくと作業する」だけじゃない!プログラミングとコミュニケーション能力

就職や転職の求人で、必ずと言って良いほど求められるコミュニケーション能力

企業側の「環境が変わっても柔軟に対応できる人が欲しい」という望みはよく理解できるのですが、言葉の範囲が広すぎて、いまいち分かりにくいのも事実です。

コミュニケーション能力が高いとは、どのような状態をさすのでしょうか?

素直な子どものように、誰とでも仲良く、友だちになれる事でしょうか。

もちろん、それも大切な能力です。しかし、職業人としてはちょっと物足りないようにも思いませんか?

今回は、世界を生き抜くプロフェッショナルとしてのコミュニケーション能力について説明します。


日本人のニガテとは

日本人は、仕事で対等にコミュニケーションをとることが得意ではありません。とくに、ディスカッション(議論)が苦手です。

議論をどうしても勝ちか負けかで考えてしまう、意見が対立すると、まるで自分自身が否定されたように感じて、傷付いてしまう……。

そのようなタイプの人は、つい相手の要求をそのまま飲んで後味の悪い思いをするか、自分の要求をごり押しで通してしまいがちです。

また、日本の技術者といえば、無口で無愛想だが、腕は確かな職人気質のおじさん……そんな旧き良き時代の理想像が、まだ残っています。


日本的職人気質を「かっこいい」と思っていると、「技術者は技術のこと以外には無頓着で、人間嫌いの人がなるもの」と考えてしまいがちです。

それが、「黙々と作業するパソコンワーカー」のイメージになったのかもしれません。

しかし、仕事の議論とは、目的を達成するための共同作業です

ときには意見がぶつかることも、お互いの利害に踏み込むこともあるでしょう。性別、年代、国籍、人種、ハンディキャップの有無など、自分と違う立場の人の要望を正しく理解するためには、話し合いなしでは難しいはずです。

日本人は「議論を通して自分たちと違う人を受け入れる」ことが得意ではありません。しかし、これからの世界では、避けて通れない道となるでしょう。


一人でする仕事はない


機械に向かって黙々とプログラムを打ち込む作業は、工程のごく一部にすぎません。技術者には、それ以外のたくさんの仕事があります。

たとえば、ひとつの製品を完成させる「プロジェクト」のなかには必ず、

・なんのために、どんなものが欲しいか
・どんなふうに作れば良いか
・時間(お金)をかけすぎていないか
・すぐに対策する必要はないが、気にしていること、心配事はないか


など、仕事のしかたを考えて、全員が認識を共有する「レビュー」の時間があります。

定期的なレビューの他、「緊急で対処するべきと思われること」は現場の個人が気付き次第リーダーに報告します。リーダーは緊急度・優先度を判断し、組織的な対応方法を指示します。

レビューと対策の流れがうまく働いていないと「リコール隠し」などの不祥事に繋がり、結果的に、企業そのものが社会から信用を失う危険性が出てくるのです。


仕事がうまく進んでいる組織では、それぞれのメンバーが仕事のやりかたや進み具合を共有するため、頻繁にコミュニケーションをとっています。

コミュニケーションの結果が実務に落とし込まれ、落とし込まれた実務を消化するのが「黙々打ち込み作業」の時間です。

目的は「お客さんが必要としているものを理解し、限られた時間と予算のなかで、関係者全員が納得できる完成品をつくる」こと。

そのためには、専門知識に精通したうえで、技術を社会やお客様にどう役立てるかを、仕事相手の要望から汲み取る力がなければなりません。


このように、エンジニアには「プロフェッショナルとしてのコミュニケーション能力」が不可欠です。

一人で黙々と作業しているように見えても、その作業はたくさんの人とのコミュニケーションによって成り立っているのです。
 

作品づくりを通して学ぶ

専門知識を活用する仕事は、本当に面白いものです。仕事の面白さ、仕事のやり方を知れば、学校で教わる勉強の重要さも再確認できるでしょう。

現在、多くのプログラミングスクールで、定期的にブートキャンプ」や「ハッカソンなどのイベントが開催されています。
 

ブートキャンプ

数日間プログラミングにどっぷり浸かる強化合宿です。普段の授業ではできないディープな作り込みに挑戦したり、仲間と技を交換しあったりして、プログラミングスキルを磨きます。

 ハッカソン

少人数(3人~8人程度)のチームを組み、1日~数日間の開催期間中に一つの作品づくりをするイベントです。チーム内で積極的に意見を交換させ、各自の特技を活かして作品の完成を目指します。

いずれのイベントも、仲間とコミュニケーションをとりながら、作品の完成を目指すものです。

完成までの工程は大人が会社で進めるプロジェクトそのもの。仲間と一緒にものを作る面白さを体験するチャンスでもあります。


現在、世界的に有名な大企業の多くが、学生のうちに起業しています。

Apple、Google、Facebook、SoftBankなどの創業者たちは皆、大学生時代に自分のビジネスの原型を作っています。

これは、仕事のやりかたや面白さを子どものうちから知っていたからこそできたことではないでしょうか。

まとめ

 「コンピュータエンジニア」、もしくは「プログラマー」と聞いて、誰とも話さずパソコンに向かって、なにか得体の知れない文字を打ち込んでいる怖い人……というイメージを持っている方もいるかもしれません

しかし、海外では、ITエンジニアは専門知識を駆使して高度な頭脳を持つ人たちと交流する、最高にクールな職業と考えられています。

IT技術者の不足は世界的に深刻化しており、20代で日本の平均的サラリーマンの2倍以上の年収を獲得する人材も珍しくありません。

シリコンバレーのあるアメリカはもちろん、世界一数学に強いインドや、子供の教育福祉を国の最優先事項に置くフィンランドでも、プログラミングを授業に取り入れています。

日本も乗り遅れまいと、2020年から授業にプログラミングが必修化されることになりました。

いまの子どもたちは20年後、どこで、どんな国の人と、どんなシステムを開発しているのでしょうか。まったく想像のつかない、楽しみな未来のお話です。

公開日:2018.10.18

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