小学生が外遊びしないのは大丈夫?減った原因と親の関わり方
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とはいえ、親としてはこんな不安やモヤモヤを感じたことはありませんか?
「ゲームばかりしている」
「外で遊ばないけど大丈夫?」
この記事では、いわゆるアルファ世代である小学生の外遊びが減った背景と、親ができる関わり方をお話します。
アルファ世代とは?親世代との決定的な違い

アルファ世代とは一般的に2010年代半ば以降に生まれた世代を指し、現在の小学生の多くが含まれます。
この世代の最大の特徴は、生まれたときからデジタル環境があることです。親世代は途中からインターネットやスマホを使い始めましたが、今の子どもにとってそれらは「最初から存在するモノ」です。
親世代との遊び方の違い

親世代と今の子どもでは、遊びの形そのものが変わっています。違いの本質は「遊びの場所」と「つながり方」です。
遊び方というのは個人によっても変わります。親世代でも「小学生の頃からゲームにはまっていた」「家でひとりで遊ぶほうが好きだった」という方もいるでしょう。
ただ、傾向として「アルファ世代にとっては、ゲームやオンラインでつながる世界観が当たり前にある」のが大きな違いです。
アルファ世代には、オンラインの世界は「現実とは別の場所」ではなく、「日常の一部」です。だから、外遊びをしないことを単純に「良くないこと」と決めつけるのは、少し難しい時代になっています。
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外遊び・集団遊びが減っている現状データ

「うちの子が外で遊ばない」というのは、気のせいではありません。

上記は、平日に家の外で友だちと体を動かして遊ぶのは週何回か、という調査結果です。外遊びは週1回、それ以下の割合は約44%にのぼります。つまり、小学生の半数弱が、平日はほとんど外で遊んでいない状況です。
公的調査でも、子どもの外遊び時間が十分でなく、スマホやゲームで過ごす時間が多いことがわかっています。

実際にスクリーンタイム(DVDやゲーム機、スマホなどを視聴している時間)を見てみると、3時間以上は実に40%近くになります。これは「外遊びは週1回かそれ以下」が約44%という調査結果ともつながりますね。
ちなみに、小学生ではスクリーンタイムが3時間以上になると、体力合計点が全国平均値を下回ります。
なぜ子どもは外遊びしなくなったのか?

外遊び減少は、本人の性格ではなく環境変化の影響が大きいと考えられています。
子どもが外遊びしなくなった主な理由
- 安全面の不安(交通・犯罪・猛暑など)
- 習い事で時間が少ない
- 近所に同年代が少ない
- デジタル遊びの魅力が高い
- 都市化で遊び場が減少
安全面の不安が高まっている
交通や犯罪などの安全面から、子どもだけで外出させることへの保護者の心配も大きくなっています。また、クマ被害や酷暑(熱中症)の不安などもあり、「家で遊びなさい」というケースも増えています。塾・習い事で時間が取れない
放課後の時間が学業や習い事で埋まり、自由に遊ぶ時間自体が減っています。一緒に遊ぶ友達が見つかりにくい
少子化や地域のつながりの希薄化で、近所に同世代の子どもがいないこともあります。デジタルコンテンツが魅力的すぎる
ゲームや動画が非常に面白く作られており、外遊びよりも「楽しい」と感じてしまうことも。一方で公園での遊び方ルール(ボール禁止など)が厳しくなり、遠ざかるという面もあります。自然や外の環境への接点が少ない
都市化によって、気軽に遊べる広い場所が身近にない地域も増えています。外遊びや集団遊びが育てる力とは

外遊びが大切と言われる理由は、単なる運動不足の問題ではありません。集団遊びには、社会性の基礎を育てる働きがあります。
社会性の土台ができる経験
- 順番待ち → 自制心
- 勝敗経験 → 挑戦力
- 衝突と仲直り → 対人力
- 役割分担 → 協働力
たとえば、公園の遊具を使うには「並んで待つ」「ズル込みをしない」といったルールを守らないとなりません。子どもたちはルールを守ることや、「我慢をする」体験をします。
何人かで集まって外遊びをすると、たいていは何かしらの揉め事がおきます。仲裁する子もいれば、自分の主張を訴える子もいるし、何も言えずに苛立ちを抑え込む子もいるかもしれません。
外遊びは相手とリアルに対面しながら、楽しむことやうまくやっていくこと、時には思い通りにならないことを学んでいきます。コミュニケーション能力と社会性が、自然と養われるのが外遊びの特徴といえるでしょう。
非認知能力が伸びる
非認知能力とは、テストの点数では測れない「やり抜く力・協調性・自己管理力」などの力です。粘り強さや挑戦心、失敗から立ち直る力、感情を整える力といった内面的な部分と、他者を理解し協力し合う姿勢や対話力などの対人面の力は、知識や成績とは別に将来を支える土台となります。
外遊びはもちろんですが、誰かと関わり、一緒に遊ぶことじたいが、非認知能力を伸ばすには不可欠と言われています。
子どもの成長に必要な「非認知能力」とは?非認知能力を育むおすすめの習い事35選
ゲームばかりでも大丈夫?

結論から言うと、完全に悪いわけではありません。
「うちの子はゲームしかしない」と心配になる気持ち、よくわかります。
オンラインゲームで「うわっ!なんだよ」「お前、へたくそだな」とひとりで怒鳴っている(実際にはオンラインの相手とやりとりをしているわけですが)状況に初めて遭遇したとき、親はギョッとします。
「ちょっと!なんてことを言っているのよ」と親が注意するのも、あるあるですよね。
オンラインゲームには次の要素があります。
- 協力プレイ
- 役割分担
- 問題解決
- コミュニケーション
これは、ある意味現代型の集団遊びです。子どもたちが「一緒にやろうよ」とお互いを誘い合い、協力しながらゲームを進める姿は、かつての外遊びと近いものがあります。
ただし外遊びにしかない体験もあります。
- 身体を動かす体験や感覚刺激は、外遊びにしかない
- 天気や場所など、「思い通りにならない環境」への適応は外遊びならではの経験
- 直接的なコミュニケーションは、対面でしか得られない
「デジタル遊びは悪」でも「外遊びだけが正解」でもありません。大切なのはバランスです。
デジタルの遊びを全否定せず、その中にある良さを認めながら、外での体験も取り入れていく。「どちらも活かす」発想が、アルファ世代の子育てには合っているのかもしれません。
学校が「外遊び」と「仲間との接点」を担っている

外遊びそのものがなくなったわけではありません。
鬼ごっこ・ドッジボール・縄跳び・だるまさんが転んだ。今も子どもたちに人気の遊びは健在です。
ただ、ボール遊びが禁止されている公園があったり、一緒に遊ぶ人数がなかなか揃わなかったりで、「外遊びは学校の休み時間に」という流れになっているのが実情のようです。
コミュニティが、子どもの「生きる力」を育てる
「徒競走で順位をつけない」という方針が話題になったとき、なんとなく釈然としなかった方も多いのではないでしょうか。喧嘩や言い争いも、度合いによって止めるでしょうが、子ども同士では当たり前にあることです。負けて悔しくて泣いた経験、そこから立ち直ったこと。あるいは誰かと喧嘩して、落ち込んで、仲直りしてケロッと元気になったこと。
子ども時代のそうした小さな積み重ねこそが、人と生きていくためのコミュニケーション力を育ててくれます。
外遊びの機会が減っていること自体は、現代の環境ではある程度避けられないことかもしれません。
それでも子どもたちは、友だちとのやりとりのなかで「自分の気持ちをどう伝えるか」「どこで折り合いをつけるか」「ここだけは譲れないと感じたらどうするか」を、体をぶつけながら少しずつ身につけていきます。
そう考えると、外遊びが減った今だからこそ、学校は勉強の場であると同時に、人との関わり方を実体験で学べる貴重な場所になっているとも言えます。
学校になじまない場合でも、習い事や、同じ趣味でつながれるコミュニティ、あるいはオンラインでの出会いが、その子にとっての「居場所」になることがあります。誰かとつながることで、社会性はどんな場所でも育っていくのです。
「3時半に公園で!」という約束も「4時にオンラインゲームやろう」という約束も、誰かとつながろうとするという意味では、実は同じこと。そう思うと、子どもの「遊び」の見え方が、少し変わってくるかもしれません。
今日からできる親の関わり方5つ

では、親としては子どもの「遊び方」にどのように関わっていけばいいのでしょうか?ゲームだけでなく、外へ出てみる、違う体験をしてみる“きっかけ作り”のために、親が今すぐできる5つのポイントをまとめました。
週末に「外に出るきっかけ」をひとつ作る
ずっと家にいてゲームをしているなら、親の声かけひとつで、ひとまず「いったんゲームをやめて別のことをする」きっかけになります。「コンビニまで一緒に行かない?」など小さなきっかけで十分です。目的があると動きやすくなります。
子どものゲームに興味を持つ
「またゲームして」ではなく、「何をしているの?教えて」と聞いてみてください。普段、あまり話をしない子も、自分の得意なことや大好きなことについては、案外と話してくれることも。親が子どもにしてほしいこと、ではなく、子どものやりたいことに関心を持ってみましょう。
そこから、話を広げて「だったら、ゲームのコンテストとか参加してみない?」「ゲームを自分で作る体験会があるよ、興味ある?」と聞いてみたら、新しいワンステップになりますね。
地域のイベントや体験活動に参加してみる
習い事や学童以外にも、地域の遊び場や自然体験イベントなどを活用する方法があります。「一緒に行ってみない?」という親のひと押しが、子どもの世界を広げることがあります。「一緒にやろうよ」とグイグイ誘ってみる
小学校低学年くらいまでは、親から「よし!今日は外で遊ぼう!」と誘われると、けっこうついてくるものです。高学年でも「バドミントン対決する?」と言われると、「えー、なにそれ〜」なんて言いつつも案外と一緒にやるかも、ですよ。「別に」「今いいや」と言われるにしても、親からグイグイっと押してみるのも悪くありません。
「スクリーンタイム」を責めるより「切り替えのルール」を一緒に決める
ゲームをやめさせるのではなく、「30分やったら外に出よう」「夕ご飯の前はオフにしよう」など、子どもと一緒にルールを作ることで、自己管理の練習にもなります。まとめ|重要なのは遊びの種類ではなく体験の質
ここまでの要点を整理しておきますね。- 外遊びしない子は増えている(約4割)
- 原因は時代と環境の変化
- ゲーム=悪ではない
- 外遊びには独自メリットがある
子どもの遊びは親が「こうしなさい」と決めつけるものではなく、子ども自身が「面白いな」と思って始めること。
結局、子どもたちが集まれる「遊び場」があればいいのです。それが公園ならいいし、学校の校庭解放でもいい。「遊び場」が必要なのだと思います。
ひさしぶりに、近くの公園に行ってみました。注意書きがあったので見てみると、ボール遊びは禁止となっています。
大声で騒いではいけません、なのは近隣への配慮でしょうし、必ずしも子ども向けというわけではないのかもしれませんが。
公園に限らず、子どもたちにとっての「遊び場」は、これからどんどん消えていってしまうのかな……と、ふと、さみしく思いました。
だからこそ、大人である私たちは「子どもたちの遊び場」を作ってあげる必要があるのではないでしょうか。たとえば自宅で「友だち呼んで、みんなでホットケーキを作ろう!」とかだって、遊び場の提供です。
忙しい日々ですから、無理をする必要はありません。思いついた時に、思いついたことで、子どもの「遊び場」を作ってあげられたらいいな、と思います。
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